2.収束列の定数倍の極限

数列{an}が収束列ならば
 それを定数c倍した数列{can}も収束列

数列{an}が実数αに収束するならば
 それを定数c倍した数列{can}は、実数cαに収束する。

 記号を用いて表現すると、

 cRにたいして、「anα (n→∞)   can→cα (n→∞)」 

 
 




 cRにたいして、「  lim an=α    lim cancα=c lim an 」
n→∞ n→∞ n→∞

 ※なぜ?→証明
 ※数列{an}が収束しない場合→詳細 

 





[文献]
 ・細井『はじめて学ぶイプシロン・デルタ』2章例2.3(pp.16-17)証明付
 ・黒田『微分積分学』§2.5.3定理2.8-式2.38(pp.47-8):積の公式から導出する証明。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』定理2(2)(pp.8-9):証明略
 ・赤『実数論講義』§5.3問2(p.118)
 ・青本『微分と積分1』命題1.16(p.13):証明は数列の具体例についてのみ。
 ・永倉・宮岡『解析演習ハンドブッ ク[1変数関数編]』3.1.7(p.91):証明略。


 ・瀬山『「無限と連続の数学」−微分積分学の基礎理論案内』定理3.1.1(pp.79-80):0に収束する数列に限定して。

 




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証明:「収束列の定数倍の極限」





 右記の文献を参照。

 





[文献]
 ・細井『はじめて学ぶイプシロン・デルタ』2章例2.3(pp.16-17):証明付。
 ・瀬山『「無限と連続の数学」−微分積分学の基礎理論案内』定理3.1.1(pp.79-80):0に収束する数列に限定して。


 ・黒田『微分積分学』§2.5.3定理2.8-式2.38(pp.47-8):積の公式から導出する証明。
  
 




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