第一次ベビーブーム世代の現在

 
 
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  Post Baby Boomer    
         
    50年代前半生まれの人々    
        ⇒参考:マクロデータ
 生息状況:出生数出生地人口人口構成比死亡自殺結婚出産
 仕事の状況:就業/失業/非労働、 
 家庭環境:母親の世代
 経済環境  
   
  水谷孝次    
     1951年名古屋生まれ。アートディレクター。
 ※『Merry』 『Merry in Kobe』
Merry Project  
   
  高橋源一郎:    
     1951年広島県生まれ。私立灘中高卒。高校時代から文学と学生運動にはまり、大学進学後、学生運動の関係で東京拘置所に収監。69年横浜国大除籍。拘置所拘留以降、いわゆる「失語症」期に陥り、読み書き思考から離れ、肉体労働で生活したとされる。80年ごろから文学での活動を再開、81年『さよならギャングたち』が群像新人長編小説賞優秀作に。88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島賞受賞。⇒資料1/2    
  大田房江:    
     1951年広島県呉市生まれ。東大経済学部卒。97年まで通産省勤務。岡山県副知事を経て、2000年から大阪府知事。    
  立花ハジメ:    
     1951年?生まれ。グラフィックデザイナー。ミュージシャン。
 ※『Welcome Plastics』 ※『ザ・ベリー・ベスト・オブ・立花ハジメ』 ※Deathclock  
   
  坂本龍一:    
   

 1952年1月東京生まれ。新宿高校卒、71年東京芸大音楽部作曲家入学・卒業。78年YMO参加。

 ※「未来派野郎 」が一番好き.

 

 
『音楽図鑑』 『未来派野郎』
 
  中島みゆき:      
     1952年2月札幌生まれ。74年藤女子大学国文学科卒。75年「傷ついた翼」でヤマハ・ポプコン入賞、同年「時代」で同グランプリ受賞、「アザミ娘のララバイ」でシングル・デビュー。翌76年ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」リリース。
  今では伝説と化している「オールナイト・ニッポン」のパーソナリティは79-87年。
  ボク的には、聴くに値したのは「生きていてもいいですか」「臨月」「寒水魚」 「予感」「はじめまして」の頃(80年代前半)だけだと思うのだけど、どうでしょう?
 ところで、2001年学園祭に中島みゆきを呼ぶ慶應義塾大学って?!中島みゆきって夜中にこっそり一人で聴くものだと思ってた...。最近はNHKプロジェクトXテーマ曲で新たなファンを掴んでるらしい。ところで中島みゆきの場合「おとなの隣を追い越せば しらけた世代と声がする 子供の隣を追い越せばずるい世代と声がする」(「成人世代」in『臨月』)という風に自分の世代を認識しているらしい。
 
生きていてもいいですか
臨月
寒水魚 はじめまして
 
  村上龍:      
     1952年長崎県佐世保生まれ。69年高校屋上をバリケード封鎖し無期謹慎処分。70年高校卒業。72年武蔵野美大入学。76年デビュー作『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞・芥川賞受賞。その後の活躍はご承知の通り。学園紛争時の高校の様子は『69』に詳しい。
  ボク的には、1作目『限りなく透明に近いブルー』・2作目『海のむこうで戦争が始まる』は非常にイイ。でも、その後の作品、『テニスボーイの憂鬱』だの『悲しき熱帯』だの『トパーズ』だのを読むと、この人もう力出し尽くしたのかなあ、という感じ。で、最近のは全く読んでない。また、最近の彼の社会的発言も、浮ついていて嫌だ。文学やる人は、もっと「個」を見つめて、社会的発言したほうがいい気がする、村上春樹みたいに。
     
  渡辺香津美:      
     1953年渋谷生まれ。ジャズ・ギタリスト。71年、アルバム「インフィニット」でデビユー。
※NHK教育『アコースティックギター入門
   
  隈研吾      
     

 1954年神奈川生まれ。79年東京大学建築学科大学院修了。建築家。2001年から慶応大学理工学部教授。
梼原町地域交流施設:'94グッドデザイン賞施設部門受賞,'97新いなかデザイン賞大賞受賞
亀老山展望台:'95JCDデザイン賞文化・公共施設部門最優秀賞受賞 。
※ 「森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館」 日本建築学会賞受賞
※ 「水/ガラス」: '97アメリカ建築家協会デュポン・ベネディクタス賞受賞。
※ インタビュー記事1/2/3

  新・建築入門
建築的欲望の終焉
反オブジェクト
負ける建築
 
  荒井-松任谷 由実 :      
     1954年八王子生まれ。デビューアルバム『ひこうき雲』が出たのは73年。初期のアルバムの参加ミュージシャンを見ると、細野晴臣、山下達郎、大貫妙子、鈴木(矢野)顕子などの名が  
『ひこうき雲』
 
           
   
         
  Baby Boomer      
           
    団塊の世代(厳密には(47〜49年生まれ)の人々      
        大学紛争の当事者世代。
⇒参考:景気変動の中の人生:47年生まれ / 
     
           
 

北野武:

     
     1947年1月東京生まれ。コメディアン。映画監督。東京芸術大学大学院映像研究科教授。      
  細野晴臣:      
     1947年東京生まれ。
  はっぴいえんど(70-73)。YMO(78-83)。Sketch Show(2002-)。
 プライベート・レーベル:デイジーワールド
  ナーガ
N.D.E
マーキュリック・ダンス
 
  島森路子:      
     1947年秋田県生れ。立教大学社会学部卒。
 講談社を経て天野祐吉氏のマドラ・プロダクションに入る。
 79年、『広告批評』の創刊に副編集長として参加。88年より同編集長。
※『コマーシャルをかんがえる―あるCMディレクターの 仕事
 

岩波新書
  『広告のヒロインたち
銀座物語―福原義春と資生堂文化


 
  糸井重里:      
     1948年群馬生まれ。法政大学中退。コピーライター。そういえばボク、小学生のころ、教育テレビ土曜夜10:30『YOU』を毎週見てたなー。   mother1+2
オトナ語の謎
 
  橋爪大三郎:      
     1948年鎌倉生まれ。1977年東大大学院社会学研究科博士課程修了。社会学者。85年『言語ゲームと社会理論:ヴィトゲンシュタイン・ハート・ルーマン』でデビュー。『はじめての構造主義 』の出版は88年だった。89年から東工大助教授、現在教授。      
  上野千鶴子:      
   

 1948年富山県生まれ。京大大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了、京都精華大学助教授などを経て、九三年より東大文学部教授。社会学者。学術書として、90年『家父長制と資本制』(岩波書店)、94年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)、 98年『ナショナリズムとジェンダー』(青土社)、2001年 『構築主義とは何か 』(勁草書房)など。軽めの本も『私探しゲーム』『ミッドナイトコール』など多数。賛否両論引き起こしながら、相変わらず大人気。

     
  ねじめ正一:      
     1948年東京高円寺生まれ。青山学院大学中退。詩人・小説家。ウチの母、若い頃、高円寺に下宿してて、ねじめさんの鰹節屋⇒民芸品店で、しばしば買ってたみたい。どうでもいいけど、なんかご縁よね。
※インタビュー1(PoetryCalenderTokyo)/2(高円寺商店会)/3/
  ※『ねじめ正一詩集  
  柳井正:      
     1949年山口生まれ。早稲田大学卒。株式会社ファーストリテイリング社長。
 ユニクロ1号店出店は84年広島にて。ユニクロ原宿出店⇒東京ブレイクは98年のことだった。
  個人的なユニクロ主義
一勝一敗
 
  山影進:      
     1949年生まれ。新宿高校卒。1972年東大教養学部卒業。74年同大学院修士課程終了(国際学修士)。1982年MIT Ph.D。国際政治学者。東大教養学部教授。地域統合の理論研究、ASEANのケーススタディで有名。たぶん全ての意味で最もスタイリッシュな政治学者。えっ、山影なんてやつ、聞いたことない?! なら、『対立と共存の国際理論』に一度目を通してください。ファッションアイテムとしても重宝する逸品。      
  村上春樹:      
     1949年芦屋生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ジャズ喫茶経営を経て、79年群像新人賞受賞作『風の歌を聴け 』でデビュー。      
  重松理:      
     1949年生まれ。ユナイテッドアローズ会長 。企業理念は、新しい「日本の生活・文化の規範」となる価値観を創造しつづけることらしい。   記事:1/2/3/  
           

 

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  pre-Baby Boomer      
    47年以前生まれの人々      
               
 

田中真紀子:

     
     1944年1月生まれ。68年早稲田大学第一商学部卒。衆議院議員初当選は、93年。
     
  野沢正光      
     1944年生まれ。東京芸大建築学科卒。建築家。京大工学部建築学科講師。        
  山本耀司:      
     1943年東京生まれ。1966年慶應義塾大学法学部卒業。1969年文化服装学院デザイン科卒業。ファッションデザイナー。株式会社ヨウジヤマモト代表取締役社長 。
  ※Wim Wenders 監督ドキュメンタリー作品 『都市とモードのビデオノート
  ※Yohji Yamamoto, Carla Sozzani, Kiyokazu Washida, Yohji Yamamoto: Talking to Myself,Steidl Publishing. (2002年11月出版予定)
  ※音楽 02/01/99/99/98/97/97/95/
   ※インタビュー 1 / 2 /
   ※その他資料 1/2/3
     
  山下洋輔:      
     1942年2月東京生まれ。1960年麻布高校を卒業するが、大学受験はせず、プロ・ミュージシャンの道を目指す。1962年に国立音大作曲科入学、67年卒業。70年前後、唐十郎の劇団状況劇場公演、若松プロの映画作品、舞踏家麿赤児などとコラボ、東京アングラカルチャーの中心に踊り出す。      
  角川春樹      
     1942年生まれ。國學院大学文学部卒 。1975年、僅か33歳で、角川書店社長就任。自ら映画会社も設立、出版・映画・音楽のメディア融合戦略に成功。飛ぶ鳥も落とす勢いでメディア界に君臨。1993年、薬物疑惑で逮捕、角川書店から追放。実刑判決が確定し、2001年秋〜2004年服役。出所後、角川書店とは別に新たに設立した出版社「角川春樹事務所」会長として活動再開。   犬神家の一族』(1976)
人間の証明』(1977)
セーラー服と機関銃』(1981)
時をかける少女 』 (1983)

 
  荒木経惟:      
     1940年台東区三ノ輪生まれ。都立上野高校卒、千葉大学工学部写真印刷工学科写真映画専攻卒業(63年)。63年電通入社。三河島の古い都営アパートの子供達を、一緒に走り回りながら撮った『さっちん 』で64年第一回太陽賞受賞。陽子さんとの新婚旅行を綴った写真集『センチメンタルな旅』出版は71年。72年電通を退社、「天才」となったのち「写狂人」に。      
  唐十郎 (大鶴義英):      
     1940年生まれ。明治大学卒。劇団状況劇場が花園神社に紅テントを張ったのは67年。88年状況劇場解散、唐組結成。『少女仮面』で岸田戯曲賞(69年度)、「佐川君からの手紙」で芥川賞(82年)受賞。横浜国大教育人間科学部教授(1997-2005)。
 ※唐ゼミ(@横浜国大) ※唐組
 ※インタビュー1/2/
     
  青木昌彦:      
   

 1938年生まれ。62年東大経済学部卒業。ミネソタ大学Ph.D。スタンフォード大学、ハーバード大学、京大助教授、同教授を経て、スタンフォード大学経済学部教授、経済産業省経済産業研究所所長。ゲーム論をベースとした比較制度分析で世界に名をとどろかす青木教授だが、60年安保闘争ではブントの中心的メンバーの一人として姫岡玲治の名で活動していたらしい。

     
  中平卓馬      
   

 1938年生まれ。東京外国語大学スペイン科卒。森山らとともに、1960年代プロウ゛ォークを発行、前衛写真運動の中心的存在に。その後、記憶喪失の時期を経て、図鑑の写真を理想とする作風に移行。
※『きわめてよいふうけい』 ※記事1/2/
※作品・著書:

     
  森山大道:      
     1938年大阪生まれ。父親が住友生命の社員で転勤が多かったため頻繁に転校。70年代以降の日本を代表する前衛写真家の一人。68年『にっぽん劇場写真帖』(寺山修司との企画)。この後、写真概念の解体を追及し、74年『写真よさようなら』でその極地に達したという。このことが皮肉なことに彼の写真家としての活動を困難な状況に至らしめ、麻薬におぼれる生活に。82年『光と影』によって完全復帰。98年から全米で2年に渡る大規模な巡回回顧展が行われる。
 ※ドキュメンタリー映画『≒森山大道』 01年渋谷イメージフォーラムで公開。02年DVD/VHS発売。
 ※写真集『新宿』 上記ドキュメンタリー映画のなかで制作されていた写真集。たぶん。2002年7月発売。
 ※エッセイ『犬の記憶』 
     
  見田宗介(真木悠介):      
     1937年生まれ。社会学者。真木悠介の筆名で出版された『気流のなる音』『時間の比較社会学』『自我の起源』はロングセラー。『自我の起源』、泣けます。      
  つげ義春:      
     1937年4月東京葛飾生まれ。漫画家。『ねじ式』は68年。つげブームは、70年と、竹中直人監督『無能の人』ベネチア映画祭受賞後の90年代に起きた、ということらしい。      
           

 

 

第一次ベビーブーム世代の現在


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  昭和一桁世代      
           
           
        1933.4 - 34.3生まれ(昭和8.4-9.3生まれ)が、旧制中学最後の入学生。これ以降、新制中学に。      
           
 

筑紫哲也:

     
     1935年大分県日田市生まれ。59年早稲田大学政治経済学部卒、朝日新聞入社。71-74年ワシントン特派員。74-84年『朝日ジャーナル』副編集長、84-88同誌編集長として、「若者たちの神々」「新人類の旗手たち」「元気印の女たち」などの主に文化に軸足を置いた企画で成功。89年朝日新聞退社、TBS夜11時のニュースを担当。      
  大江健三郎:      
     1935年愛媛県生まれ。59年東大卒。「飼育」の良さは分かる。でも、その後のはどうなんでしょう?作品が悪いのか、それとも読んでる自分の頭が悪くて良さが分からないのか、と高校生のボクは悩んでたけど、目下の結論としては、「_______」の方です。      
  寺山修司:      
     1935年1月青森県弘前市生まれ。1954年早稲田大学教育学部国文学科に入学、腎炎で入院し、56年中退。      
  大橋巨泉:      
     1934年3月東京都墨田区生まれ。早稲田大学政治経済学部新聞学科中退。66年の11PM出演から、90年までテレビ界に君臨。      
  オノ・ヨーコ:      
     1933年2月生まれ。大学の哲学科に入るまで、ずっと学習院ざます。      
  石原慎太郎:      
   

 1932年生まれ。一橋大学法学部卒。『太陽の季節』で芥川賞を受賞したのは56年。国会議員初当選は68年。99年から東京都知事を務める。
 ※『太陽の季節
 ※『国家なる幻影―わが政治への反回想 文春文庫
 ※『東京都主税局の戦い―タブーなき改革に挑む戦士たち

     
  大島渚:      
     1932年3月31日京都生まれ。1954年京都大学法学部卒。松竹大船撮影所入社。59年『愛と希望の街』(ゴダール『勝手にしやがれ!』と同年)。安保闘争に荒れた翌60年は『青春残酷物語』、そして左翼セクト内の抗争を描いた『日本の夜と霧』。日本ヌーベルバーグの旗手ともてはやされる。
 ところが、日本社会党委員長浅沼稲次郎氏が右翼青年に刺殺された事件から、松竹は自粛措置として『日本の夜と霧』上映を四日目で中止。この件で大島は松竹退社、独立プロ創造社設立。創造社時代の作品として、66年『白昼の通り魔』、67年『日本春歌考』、68年『絞死刑』、69年「アタリヤ」一家を主人公とした『少年』、68年学生運動荒れ狂う新宿を舞台に横尾忠則、唐十郎ら、アングラ・スターたちが登場する『新宿泥棒日記』、71年『儀式』。
 創造社を解散し、75年大島渚プロダクション設立。76年、巨匠による世界初のハードコア・ポルノ映画(その定義はカメラの前で本当にやってしまうということらしい)として『愛のコリーダ』(⇒サイト)をぶちあげ、いわゆる「コリーダ裁判」に。日本では原型をとどめないほどカット・修正された上での上映となったらしい。78年には懲りずに続編『愛の亡霊』。これが、カンヌ映画祭で監督賞受賞に輝く。83年『戦場のメリークリスマス』。
 ところでボクは、大島の映画はほとんど見ていない。深夜テレビ放映された「マックス・モン・アムール」をたまたま見たことがあるだけ。「マックス・モン・アムール」については、何がいいのか、よくわからなかった。最近ノーカット版『愛のコリーダ2000』が渋谷で公開されていたが、これも見そびれた。大島は本物の巨匠なのか?それとも、自己とその作品を大きくぶち上げる宣伝に長けた人間に過ぎないのか?一度は全作品を見届けてみたい。
 
『戦場のメリークリスマス』
『愛のコリーダ』
 
  JLG[Jean-Luc Godard ジャン・リュック・ゴダール]:      
     1930年12月生まれ。      
  野坂昭如:      
     1930年神奈川県生まれ。50年早稲田大学文学部仏文科に入学。放送作家、作詞家、シャンソン歌手などで活躍、63年「おもちゃのチャチャチャ」でレコード大賞作詞賞受賞。66年処女長編小説『エロ事師たち』を刊行。      
  網野善彦:      
     1928年山梨県生まれ。1950年東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授を経て、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特認教授。日本中世史、日本海民史。      
           
           
  大正生まれ      
           
    以下未整理       
               
           
 

安部公房:

     
     1924年生まれ。東大医学部卒。93年逝去。彼が、思想家でも哲学者でもありえた最後の小説家となるのではないだろうか。機能分化が進み「文士」が解体してしまった感のある現在では、彼のような存在はもはや現れえないように思える。処女長編『終わりし道の標に』、芥川賞受賞作『』。『砂の女』『箱男』は読み返すたびに考えさせられます。安部公房が近代化以降の日本が生んだ最大の文士であったと私は信じて疑わない、今のところはね。。      
  黒澤明:      
     1910年3月23日生まれ。1998年9月6日死去。
     
  小津安二郎:      
     1903年12月12日生まれ、63年12月12日死去。以前は食わず嫌いで避けていたのですが、『生まれてはみたけれど』を見てハマってます。
     
           


(2001.9.10-)