中小企業白書を読む(総論)

作成日:1999-12-02
最終更新日:

中小企業白書は、日本の中小企業について知る上で欠かすことのできない基礎文献です。

使われ方の一つとして、中小企業診断士なる資格を取るための参考書、という位置付けがあります。

中小企業診断士の資格を取るためには、全部で3つの試験を通らなければなりません。 旧制度では、第1次試験、第2次試験ともに、中小企業白書のデータや記述から多くの問題が出されました。 新制度でも、第1次試験の科目には中小企業政策があり、中小企業白書に関する記述を尋ねられます。 記述式の問題が出た場合は、たとえ答案者が書いた答のほうがまっとうであっても、 中小企業白書とは違う、という理由だけでペケにされかねません。 そこで、受験者のほとんどは、中小企業白書を読むわけです。それも、白書の内容を覚えて、理解して、 表現するためです。

わたしも受験者の一人でした。理解して表現するために中小企業白書を読まねばなりません。 しかし、なぜかむなしい。官僚の作文をまる覚えして未来があるのか。 そんなたわごとは試験に受かってから言え、そういう声が聞こえてきそうです。 しかし、まる覚えするだけではつまらないと私は叫びます。 数多の指導者は、覚えるんじゃなくて理解するんだよ、と諭しますが、 結果としているのは試験に受かることだと言います。 うーん、つまらん。そこで、以下のリンクに記しているのは、 中小企業診断士の試験合格に全く役に立たない分析です。 分析にすらならないかもしれません。

中小企業白書が中小企業診断士の受験参考書としてしか使われない、と書いたのは理由があります。 現役診断士の方でも買っていない人がいるからです。たかだか 2000 円と少しの金をケチることが あるでしょうか。

下は白書と価格の関係です

付表:ページ数と価格の関係
発行年本文講じた施策講じる施策付表・付図・付注資料総ページ価格(税別)
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MARUYAMA Satosi