思い出の指揮者

演奏した回数が一番多い指揮者は、口髭&黒縁メガネがトレードマークの山本直純先生

「オーケストラがやってきた」やCMなど、TV出演が多い。作曲もしていた(寅さんのテーマ曲も有名)。小6の時、生まれて初めてのオケの指揮はその直純先生。「わあ、本物だ!」って感動したものだ。

でも、練習は正直怖かった。まるで雷おやじ。よく怒鳴られた。指揮棒もよく飛んできた(折れた指揮棒をちゃっかり頂いた事がある)。でも、本番の舞台では常に笑顔のエンターテイナー。お客さんを楽しませることにおいてはピカ一。指揮台では必ずジャンプする。終わった後はいつも指揮棒を客席に投げる。キッスも投げる。一般に広くクラシックを広めた功績は大きい。

桐朋学園を作った故斉藤秀雄氏の門下生。同門で親友の小澤征爾に「自分は音楽の底辺を広げる。お前は世界を目指せ」と。惜しくも5年前亡くなられた。葬儀では大勢の各界の著名人が参列していた。世話役の岩城宏之氏(故人)が力なく参列者一人一人に挨拶していたのを思い出す。

クラシック音楽の裾野を親しみやすく広げたユニークな方だった。

山本直純先生
山田一雄先生
小澤征爾先生
井上道義先生
ゲルハルト・ボッセ先生
大友直人先生/汐澤安彦先生
小林研一郎先生
大河内弘先生/金子健志先生/宇野功芳先生
オンドレイ・レナルド先生/飯森範親先生



Last update:Jun.2 2007
This page maintained by Takeru Kawai(Tp)
All contents copyright (C)
KOHOKU-KUMIN SYMPHONY ORCHESTRA
All Rights Reserved.