尾瀬の花 コース案内015_2
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 尾瀬ヶ原:牛首三叉起点 竜宮2 



015_2至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)〜竜宮〜竜宮十字路

このコースの見所・撮影ポイントは、

至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)裏の大きな池塘逆さ至仏山
竜宮入口の光景
竜宮入口〜メーンルート間の逆さ至仏山(雪解け時期)、ホロムイソウの群落、ヤチスゲの群落
竜宮出口の光景
竜宮出口の中、ミズバショウの水中花、小魚
竜宮出口付近のサギスゲの群落
分岐〜竜宮十字路のコタヌキモ
クロバナロウゲの連続する群落
木道脇のリュウキンカの大群落 などです。

このコースには数多くのベンチ・テラスは設置されていますが、トイレ・水場はありません。

5月末〜6月中旬にはミズバショウ、6月末〜7月初旬にはワタスゲの綿毛、7月中旬にはニッコウキスゲ、9月にはズミの実が真っ赤に実る至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)を後にしてメーンルートに戻ると直ぐにコースの左手の大きな池塘が見え、

  
ズミの実

秋には真っ白なシラカバの幹が池塘に映っていますが、

池塘に映るシラカバ

直ぐ先でメーンルートから分岐している池塘周遊路があります。この池塘には風が弱いと至仏山が映り、池塘を覗き込むと真っ赤な腹をしたイモリも見つかります。

池塘と燧ヶ岳 5月初旬は氷

池塘に分岐した周遊路と、メーンルートが再び合流した直ぐ先:左手にテラスがあり、そこにはロの字型のベンチが設置されていますので、多くのカメラマンのリュック置き場となることもしばしばです。

ロの字型ベンチ

先に進むと前方右手に、茂みと小高い木が、木道に近づいているのが見えてきます。そこが私と仲間とが中田代A地点と呼んでいる場所で、

右手:中田代A地点

その手前には竜宮出口から流れ出た小川が、左から右へと流れていて、イワナなどのサカナが多い小川で、春先には右手:下流側にミズバショウの水中花が見られます。

左手:上流側の手前(下の画像で赤丸の個所)には、尾瀬ヶ原ではなかなか身近で見られないオヒルムシロが生えています。

赤丸:オヒルムシロ

湿原と潅木の茂みの境界を進む木道の周囲には当然に山野草の種類が多いのですが、そこを右に曲がりながら通り過ぎ、

入口〜出口は地下水路
@コタヌキモ Aサギスゲ
Bホロムイソウ、ヤチスゲ
Cオヒルムシロ

今度は左にカーブした先に、右手に分岐した竜宮入口周遊路があり、メーンルートから分かれて入っていくと、ミズバショウが見頃の雪解け時期には、大きな渦巻きが幾つも見え、

5月初旬の竜宮入口 5月末、竜宮入口の渦巻

ヤチスゲホロムイソウの多い中を通る木道を進んで、メーンルートに戻って今度は竜宮出口に向かうと、

5月初旬の竜宮出口 5月末、湧き出しが凄いです

やはり雪解け時には湧き出しているのが分かるほど水量が多く、中に数多くいる小魚、ミズバショウの水中花を見ていると飽きません。

竜宮出口の横には尾瀬でも群落は珍しいサギスゲの群落があり、そこからメーンルートに戻る辺りから木道はリュウキンカの群落の中を進み、

分岐路・リュウキンカ

右手の湿原の中を探すと、尾瀬以外でもそうそう簡単には見つけられないコタヌキモ、平地でも珍しくはないのですが尾瀬ではあまり見かけないネジバナも見つけられる、隠れた花の名所です。

やがて前方に数多くのハイカーが休んでいるベンチ群(数えてみたら13ヵ所のテラス&ベンチが~o~)が見えてくると、

燧ヶ岳と沼尻川拠水林

竜宮十字路に到着となります。

竜宮十字路は、東西南北の木道が直角に交わる、文字通りの十字路で、下田代十字路(見晴)、沼尻平十字路のように変形十字路とは違います。


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