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標準和名 科・属名 漢字表記
サギスゲ カヤツリグサ科  ワタスゲ属 鷺菅
近畿〜北海道の低山・山地・亜高山の湿原・沼地に分布する多年草。

サギスゲの綿毛の様子が、シラサギ(白鷺)の群れが飛んでいるように見立てて、サギスゲと命名されたようです。
尾瀬ではワタスゲが圧倒的に多く、数年に一度は当たり年と呼ばれる大豊作の年があって話題ともなりますが、数が少なく地味なサギスゲは、話題になることは多くありません。

湿原の中をよく探してみるとサギスゲは見つけられますが、尾瀬ヶ原に一箇所だけ、大群落と呼べる場所があり、木道から近いため、ジックリと観察、或いはマクロ撮影ができます。

そこは中田代の竜宮出口付近で、竜宮十字路から牛首三叉に向かい、竜宮出口に寄り道できる周遊路に右折し、竜宮出口の左手前の湿原です。そこにはニッコウキスゲの見頃より若干早い7月初旬〜中旬、サギスゲの綿毛が一面に広がっております。

他には下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)付近、尾瀬ヶ原:上田代のアチコチに、中田代:竜宮入り口方向でもサギスゲはちょくちょく見られますが、竜宮出口付近のように群落を形成していることはないようです。
仲間のワタスゲ