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ヤウイの動物たちの素顔は?
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ヤウイの動物たちはみんな実在しています。今、日本でヤウイをコレクションされている方たちは、多くがコレクション・グッズの対象としてヤウイをとらえていて、実際の動物の方はあまりご存じないことと思います。

私は逆に、もともとオーストラリアを訪れていて、「現地で見てきた動物がフィギュアになっているから集めている」というクチです。ここではヤウイのシリーズに含まれている動物たちが実際にどんなものであるかをご紹介しようと思います。

INDEX
種類別の特徴
哺乳類爬虫類両生類鳥類昆虫類海の仲間

動物たちの特徴的な生態
カンガルーカモノハシタスマニアン・デビル

ヤウイの動物たち、ひと言コメント集

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種類別の特徴

ヤウイのキャラクターには「何でこんなものが?」と思ってしまうかわいくない動物もラインナップされていますが、現地ではそれが案外貴重だったり、好まれていたりというものもあります。哺乳類、爬虫類といった種類別に私の知る範囲でコメントを加えてみました。

哺乳類

オーストラリアの哺乳類の最も大きな特徴は、数多くの種類が「有袋類である」という点です。

有袋類とは文字通り「子供を育てるための袋を持つ動物たち」のことですが、彼らは未熟児の状態で子供を産み、袋の中である程度の大きさになるまで保護しながら育てるという子育てを行います。致命的な存在となる天敵が存在しなかったオーストラリアの環境ゆえの進化ですが、200年前にヨーロッパ人が入植してからはずいぶん多くの種類の有袋類が絶滅したようです。

ヤウイにはまだ「タスマニアン・タイガー」のような絶滅したと考えられている種類の動物はラインナップされていませんが、それでも全ての動物たちを実際に自然の中で見ようというのは難しいことです。

爬虫類

案外知られていないことと思いますが、オーストラリアは毒蛇の宝庫(?)です。正確な数は忘れてしまいましたが、毒性の強い蛇のランキングを作った時、トップ10のうちの多くがオーストラリアの蛇であり、しかもトップ3を独占していると言います。

ヤウイに蛇が含まれていることに疑問を感じられた方が少なからずいらっしゃると思いますが、理由は上記のようなことと想像されます。

両生類

ヤウイにはカエルもたくさん含まれますが、やはりカエルもオーストラリアのメジャーな動物のひとつです。お土産物屋に行けばカエルをあしらった置物はたくさんありますし、ぬいぐるみ製品にもカエルものは多く見られます。

鳥類

私は別にバード・ウォッチャーと呼ばれる種類の人間ではないのですが、オーストラリアに行くようになってずいぶんと鳥のことが分かる(判別できる)ようになりました。オーストラリアには実に多くの、特徴をもった鳥が生息しています。

ヤウイの鳥でよく特徴をつかんでいると思うのは、Pelican(シリーズ1、No.52)、Wedge Tailed Eagle(シリーズ2、No.32)、Comb Crested Jacana(シリーズ2、No.36)などです。もちろん他の鳥も、見ればすぐにそれと分かるくらい忠実なできですが、これらのモデルは形や特徴をうまく表現していると思います。

昆虫類

蛾や蝶はよく見ることがありますが、他の昆虫についてはあまり見た記憶がありません。たぶん熱帯雨林の限られた場所とか特定のシーズンにある決まった植物の近くで見られる、というようなことがあるのかもしれません。

1種類だけ印象の強いバッタ(シリーズ3、No.7のLeichardt Grasshopper)がいますが、ついに実物は見ることができませんでした。ヤウイの説明書には「世界で最も美しいバッタ」というように記載されていますが、本当に鮮やかなオレンジ色の体色を持つバッタのようで、オーストラリア北西部のアーネムランドという地域に生息しています。

アーネムランドとは先住民族のアボリジニの人たちのための居住区で、観光客はもちろんオーストラリア人も立ち入りを厳しく制限されている土地なので、アーネムランドのものを目にするチャンスはなかなかありません。私は1998年の7月に運よくここを訪れることができたのですが、このバッタは生写真では見たものの実物とは出会えませんでした。

※後日TBSテレビの「神々の詩」でこのバッタが取り上げられていましたが、どうやら雨期の限られた期間にだけ観察できるもののようです。

海の仲間

世界的にも貴重なグレートバリアリーフをもつオーストラリアは、海の動物たちにも様々な種類のものがあります。シリーズ3に登場するポテト・コッドPotato Cod(No.8)は、グレートバリアリーフのリザード島の近くの「コッド・ホール」と呼ばれるダイビング・スポットで出会えると、人気の高い魚です。

またロブスターは南オーストラリアのカンガルー島やパースの北部海岸で捕れます。大部分は日本に輸出されているそうです。

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動物たちの特徴的な生態

どの動物もそれぞれにユニークな生態を持っていますが、ガイドから聞いて特に印象に残っている動物たちの生態を紹介します。

カンガルー

オーストラリアといえばカンガルーを思い浮かべるほど、この国とシンボルとも言えるようなメジャーな動物ですが、日本では生態についてまではよく伝えられていませんね。

カンガルーはその子育てに特徴があります。まず妊娠から出産までですが、生活環境が厳しい場合、出産をずっと遅らせたり流産してしまったりして、種の保存を図るのだそうです。また出産後はお乳の成分を変えて子供に与えることができるそうで、お腹の袋の中には2つの乳首があります。

カモノハシ

以前、人工飼育で双子の子供が産まれたというニュースが日本でも流れていましたが、カモノハシは卵で生んでお乳で育てるので「双子」という表現は正しくないでしょうね。巣は川の土手の下の方に出入り口が作られている上、外界の刺激に敏感なため、野生のものを目撃するのはたいへんです。

飼育が難しいため、まだまだ生態は分かっていないようですが、水中で餌を探す時には目は閉じてしまい、くちばしの感覚だけで探すという行動が確認されています。実写映像も見ましたが、闇雲に川底をさらっているように見え、「これで本当に餌を食べているのかな」と思ってしまいました。また雄は後ろ足にかなり強力な毒を出す(人間が刺された場合、死ぬほどではないがかなりの痛みを覚え相当に腫れるらしい)蹴爪を持っています。縄張り争いやメスをめぐる争いで使われるのではないかと言われています。

タスマニアン・デビル

黙っておとなしくしていれば可愛げもあるのですが、食事の時間になると大騒ぎでまさにデビルと呼ばれる獰猛さを見せます。アゴの噛む力がとても強いそうで、骨まで完全にかじって食べてしまいます。

スカベンジャー(ハゲタカやハイエナのように屍肉を食べる動物)なので、生きた動物はあまり襲わないそうですが、動物園でうかつに手を出したりすると噛まれる危険性があるから気をつけるように言われます。ただのブラック・ジョークかもしれませんが、以前、タスマニアン・デビルのオリの中にうっかり手を入れたら手首に飛びつかれた人がいて、どうやっても噛みついたアゴを外せないので、結局デビルを殺してあごを外したという話を聞きました。

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