春季彼岸会

平成25年3月20日

霊廟・霊園・納牌堂・各地域墓地合同法要

 今年はあいにくの雨でした。それでも多くの参詣者を頂きまして、厳かな法要を営なむことが出来ました。今年は御前様から興味深いお話を賜り、みなさん宗会議員のお仕事がよくお解りになられた様子でした。お彼岸の中日にあたっての心得なども勉強し、私達弟子も一層信仰の大切さと供養出来ることの有り難さが解りました。      合掌

恒例です!今年の法要の模様をスナップで掲載致します。

スナップ

  

雨の中、婦人会のぼた餅を求める参詣者。これを、お墓や納骨堂にお供えされる方もおられました。

  

中の励光閣受付では、役員の方々が対応されていました。

午前11時 法要開始

  

毎年の事ですが、お祖師様の真綿を読経の中、お外し致します。皆様の仏壇でもお彼岸に行ってください。

  

内弟子達で行う法要です。厳粛に執り行われました。 そしてお焼香。

  

本年も参詣者が多いため、外回りに行列を作って頂き、混雑を避けながら行いました。

  

お焼香の香炉を五台準備してのお焼香です。

  

御前様謝辞

  

  

足下の悪い中、遠近より沢山のご参詣を頂き感謝申し上げます。お気づきのように今年は既に境内の桜が咲いております。300本の古木が美しい

ですが、そのソメイヨシノや八重ではない、枝垂れ桜が漸く綺麗に咲きました。これは、平成13年に私が住職に就任した記念樹に神代守人様より

御真骨堂脇に三本、平成17年に宗会議員初当選記念樹を古賀道興様よりこの本堂の正面に二本、昨年励光閣落慶記念樹を土屋正男様より浄行堂前

と鬼子母神堂前に二本、そして今年妙見堂脇に古谷正彦様より三本と計10本の枝垂れが咲きました。祖山の身延の枝垂れは有名ですが、100年後

を目指し、力強く幹が大きくなることを祈る次第です。さて、三月は定期宗会がありまして皆様にもご迷惑お掛けしますが、ご存知のようにお寺を

留守にしました。本日は師父の銅像様の主管様もお越し頂いておりますが、この度は荒行堂の運営についての議論でした。大変な修行をする道場で

あることは皆さん承知しておられるでしょうが、秘伝を学ぶという趣旨の運営が、平成生まれの青年僧たちに教えにくくなってきました。ネット社

会に育った世代は、知らない事を図書館や人ではなく、パソコンで調べ覚えていきます。残念ながら当然ですが荒行の秘法は載っていません。そこ

に教える指導者の難しさが生じ、日蓮宗規則を替えなければならなくなって参りました。私は、当選した折りは与党でしたが、昨年の落慶で、小松

僧正が祝辞でお話になったように、野党幹事長です。落慶後皆さんから、「宗会議員に与党と野党なんかがあるんですか?」などと聞かれましたが

その通りです。ですので、私達はこの荒行の時代背景を見て、規定改正の議員立法を提案しました。勿論野党ですので否決でした。このように、従

来でいいとする組織と改めようとする組織があるのが与野党なんです。具体的にはそういうことです。お寺を空けますが一生懸命やっておりますの

で、ご理解下さい。(略)話は変わりますが、弟子をこの度結婚させます。いつの間にか11人になった弟子達も年頃になりました。これで二人目で

すね。立正大学に残して勉強させていましたので、あまり面識がないと存じますので紹介しておきます。前啓といいます。私のシンクタンクにして

東京に置いておこうなどの邪な考えが出る程優秀な子ですが、修行をあまりしておりませんで心配ですが、まあこれから檀信徒のお陰で生きていけ

ると現場を教えて参ります。(略)それでは本日は主管様がお越しですので、ご挨拶を頂戴し、私の御礼の謝辞を終えさせて頂きます。   合掌

 

御前様の長い話に聞き入る参詣者。

  

入りきれないお堂の外でも静に聞かれていました。   前啓さんを紹介する御前様。

  

荒行堂の正伝師を何度もされた主管様のご挨拶。      そしてお昼のお弁当でした。

  

 

お彼岸恒例仏舎利塔開扉法要

   

  

境内の桜を観賞しながらのご参詣。  新たな名所(池と石庭)も満開でした。

  

 

午後からは、雨も上がり、ゆっくりご先祖様にお参りされている参詣者を見ながらこちらも心が洗われました。

編集部

 

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