春季彼岸会

平成19年3月21日の記録

霊廟・霊園・納牌堂・各地域墓地

合同大法要

今年は、穏やかなお彼岸でありました。昨年はワールドベースボール、一昨年は福岡地震、その前もイラク戦争と、春のお彼岸の中日に何か併せるように慌ただしい中日でした。今日は天候も快晴、桜が丁度開花し、先祖のご供養に相応しい一日でした。毎年、いえ毎日がこんなにポカポカした日和だといいですね。そんな国に日本がなるよう、皆さんと共にお祈り致します。   合掌 

山首 佐野前延

 

今年の法要を掲載します。広報 前岳

 

スナップ

 

役員と婦人会が早朝から集合して参拝者の受付やお彼岸団子を配ります。(団子は有料) 

  

だんだん賑やかになる境内。

 

本堂は檀徒の方々でいっぱい。

 

 

午前11時

御前様を御導師に式衆が入堂

共にお経を読まれる参拝者

聲明が本堂に流れます。

 

 

参拝者もともに読経。

  

 

厳粛に行われる法要と、読み上げを礼盤でされる御前様。

 

 

お焼香が始まり、列をつくる参拝者。

 

 

本堂中央拝殿      今年も、沢山の方々がこられました。    本堂東拝殿

本堂の外でも合掌するかた達が…。

 

山首謝辞

今年は、もしかしたら参詣が少なくなるのではないか?などと心配しておりましたが、

本堂に入れず外にも沢山の方々がいままで以上に来られ、大変有り難く存じます。実は

今年の初めに唐突に檀家の皆様に、大信徒会館建築計画を発表し、そのご負担等をお願

いする運びとなりましたことに「お寺にはもう行かん!」などとボイコット運動でもさ

れるのではないかと本当に思っていたのです。それが、本日はご供養また御寄付までさ

れ、こうして額ずかれる皆様に、住職として喜びこれに尽きるものはありません。一段

と読経、修行精進するつもりでございます(笑)。さて、春シーズンは卒業式ですが、

最近は「仰げばと尊し、我が師の恩…」を歌わず、旅立ちの歌を歌うそうですね。学校

の体質が変わったとのことですが、そんな事で変えてもいいのですか?私は思います。

「恩」に報いるとこは、供養の原点でもあり、悪人成佛や畜生成佛、草木成佛を包含し

て行いますので、一時的現象によって、教えて頂いた方に恩を感じるよう歌で表現する

ことを辞ていいのでしょうか。資質の問題と混同せず、日本人の心として是非復活して

歌って欲しいものです。また「縁」もそうです。少子高齢化を旗印にするように、最近

永代供養の依頼が多くあります。しかし、私は、現世での縁を大切にすることこそ、来

世での果実があると信じています。実は、昨年この法要で、正面に座って拝んでおられ

た方が、その二週間後に逝去されました。一人暮らしでしたので、身よりもなく、寂し

い葬儀を私は致しました。でも、お焼香には、いつも本佛寺にお参りに来られる方が、

沢山来られ追悼したのです。そして過日、一周忌を身よりもない精霊の為、隣に座られ

て拝んでいた方が施主となって追悼しました。即ち、現世での縁とは、お題目を共にお

唱えした信仰仲間でもあり、それは来世への架け橋としても充分繋がっているものなの

です。お寺とはそんな場所ですから寶城ともいいます。どうぞ、本日は自分たちだけの

供養でなく、たまたま隣に座っておられる方の先祖様の供養でもあるとお考え頂き、静

かに合掌して頂きますようお願いし、私の本日の御礼に変えさせて頂きます。  合掌

 

昼食のヒトコマ。

 

 

お世話をする婦人会役員。

 

 

 

仏舎利塔での法要。

 

 

納牌された方達が、パゴダの中でお参りをしました。

年に一度の開扉です。

 

ご参詣、誠にありがとうございました!  

来年も健康で、参拝されて下さい。

ご覧頂き感謝申し上げます。

広報 前岳

 

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