
毒も(たぶん)愛もある言葉達
鬼畜の辞典・は行
- ハウリング・ブル
- 近年ではLOUDPARKの開催にも携わっていることで知られるレーベル。EAT magazineのANVIL発言を覚えていた自分は、第1回LOUDPARKでANVILが出演した事にえらく驚いたが、いつのまにやら会社の形態自体が変わっていた。過去の汚点を暗黒へ葬って、“ヘヴィメタルファン”を取り込もうとしているようである。納得したし間違っていないが、なんだか複雑な心境だ…。
- ハードコア/パンク
- アティテュードの音楽(と、他界したハードコアの重鎮は言った)。メタル者が見習うべきこともけっこうある。
- バンドロゴ
- ブラックメタル系はトゲトゲや飾りで装飾が楽しいが、解読不可能なものが多い。「読めないかな?」読めてたら、読めないっていいません。
- 美形
- それほどいない。でもいたらいたで婦女子が大勢押しかける。これが良いと、主要メンバーでなくても愛でてもらえる。ルックスがそれほどでもないヴォーカリストは、たとえソングライターでも無視される。
- ビッグ イン ジャパン
- 本国ではそうでもないが、何故か日本ではやたら人気のあるバンドの事。人気がないよりはいいけど、あまり耳触りのいい呼び方ではない。
- 広瀬和生
- この人には、なんだかものすごく嫌悪感を感じていたのだが、最近になって、それは一種の同族嫌悪ではないかと思うようになった。昔は、たまーに出てたんだよな、同人臭が…。
- ファン
- 1:バンドの励み
- 2:バンドの足かせ
- 3:こう名乗っていれば、そのアーティストが誰か知らなくても写真をとったりサインをもらったりできる。
- フィンランド
- 1:この国の人の名前を発音するのには勇気がいる。
- 2:じわじわと、スウェーデン勢を凌駕しつつある気がするが、どないなもんでしょう?
- ブラックメタル
- 1:火吹きはたしなみ。
- 2:売れるとメイクが薄くなる。
- フランス
- 個人的恨みで八つ当たりした某漫画家が「メタルのない国」と暴言を吐いた。あやまれ!!LYZANXIAとANOREXIA NERVOSAにあやまれ!!
- ブリティッシュジョーク
- 嫌味、皮肉、スノッブ
- プロモーター
- 1:来日できるもできないも、彼らのやる気次第。
- 2:立ち席時代はうっとおしかった。すなわち「人の前に立つな!!しゃがめ!!」
- 3:今でも多少エラそうである。
- 4:でもこの人たちがいないと、我々は日本でライヴが見られないのだ…
- プロレス
- 「ヘヴィメタルファンにはプロレスファンが多い」と以前から言われていた。今はどうなのかわからないが、最近ヘヴィメタルとプロレスの共通点をつとに感じる。…お互い斜陽ジャンルだけど、好きな人間は、アツい。
- ヘヴィメタル
- 1:基本的にアティテュードの音楽ではない。技術は高いがそのためか、何をおいても上手い下手、という評価が第一にされやすく、このあたりに世間に広まらない一因があるんじゃないかと思ったりするが、そうは思ってない人間の方が多い。
- 2:世間一般のメタル像と、我々当事者の思うメタルには相当の距離がある。
- 3:アメリカ進出はやめておけ。
- 下手くそ
- Low IQを露呈する低俗な批評用語。ときどき愛情のこもった使用もあるがどっちにしろ稀だろう。タチの悪い事に、これを使う人間は「自分はメタルを知りつくしている事情通」という自己陶酔に陥るようである。
- ヘビメタ
- ヘヴィメタルの略称のはずだが、あまり歓迎されてない。身内かどうかの確認には役立つ。あまりアレルギーを起こすのもどうかと思うが、カンにさわる。このあいだ会社で、久しぶりにこう言われて苦笑した。
- ベーシスト
- ソングライターという訳でもないのに、テクニシャンでしかもカッコよかったりすると、設立メンバーであるヴォーカリストを差し置いてインタビューされたりする。遠慮するそぶりぐらいはしてほしかったなあ、Sharlee…。
- 邦訳
- デス/ブラックの場合、日本語に訳す、という以外のことにも気を遣わなければいけないことが多々ある。BEHEMOTHの訳には唸らされた。