●ポケット大苦戦![]() これがとりあえず位置出しのためにおいてみた状態です。アイロンをかけたポケットはプリーツがとれたんで印象が全然変わりました。ふふふ。いー感じじゃないですか!しかも、ここまででジャケット本体にかかっているお値段はたったの1800円!電車賃を入れても2000円ちょいくらいしかかかっていません。ひゃっほー! ![]() しかし、下のポケットをあわせた瞬間トラブルはやってきました。横の長さが2cmばかり違うのです。げっ!みっともねぇ!別のポケットを付けたのがばればれ!はぁー...この辺は仕立て屋さんに相談してみることにしましょう。 ●仕立屋に相談に行く 最近、仕上げは仕立屋で仕上げることにしています。仕立屋っていっても駅ビルとか、商店街にある「服のリフォーム引き受けます」って看板のでているような「洋服直し屋さん」のことですね。 自分で縫ったら?って思う方もいるかもしれませんが、こういう部分はプロに任せたほうが断然きれいになります。値段もそれほど高くはありません。ただし、全部任せちゃうと結構な値段になってしまいますのでプロの技術が必要な部分だけ任せることにしています。それでは材料を持って仕立屋さんに出かけましょう。 仕立て屋さんのカウンターにジャケットをどかっとおいて改造の相談と見積もりの開始。よけいなことかもしれませんが仕立屋さんに出すのはアドラーとかつける前の方がいいです。ドイツ軍マークがばりばりに入っている状態で持っていきますと受付のおねーちゃんもさすがに引きます。以前ドイツ海軍のジャケット改造の時は「こ・これ本物なんですか?」とかびびられました。本物だったら改造なんかしませーん! それでも、ポケットの位置とかボタンの位置とかを非常に細かく指定していると受付のおねーちゃんはたいてい不思議そうな顔をします。そりゃそうですよね。そこで、私は最近はこんな言い方をしています。 「この服は映画の撮影用の衣装として作るので外観が指定通りになっていないとダメらしいんです」(おっと、なにげに他人事だ)「舞台に使う用の衣装なんで外観重視でお願いします」 大筋で間違ってはいませんし「ボク、ミリタリーマニアなんでドイツ軍の軍服作るんです。げへへへへ」とかいって会話が止まっちゃうのもアレでしょ? ちなみに今回は「舞台用の衣装なんで外見重視でポケット内部などの機能性はある程度犠牲にします」と伝えて作成してもらいました。ええ、舞台は舞台ですよ。ミリタリーイベントはおいらの人生の晴れ舞台ですから!(笑) ●ポケットは横に付ける さて、問題となっていたポケットの長さ問題ですが仕立屋さんに相談したところ非常にいい意見が出ました。 「この布地を分解して縦横を逆にした状態で作り直しましょう」 なるほど!縦が多少短くなっても横は長さが合う計算か!さすがプロ。 ただし、縫いつけ方式がミシンではやりづらいということでポケットを作る整形だけやっていただいてあとは私がまつり縫いで仕上げることになりました(あくまで予定。まつり縫いがうまくいくかどうかは今後に期待)。 ・仕立て屋の改造 胸ポケット2カ所。解体したポケットを整形して取り付け 下のポケットは整形のみ 1500円×2 下のポケットのボタンホール。胸の第一ボタンのボタンホール増設。 700×3 計5100円 |