過去の日記置き場です。
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いえ、7月とは何の関係もない絵ですが、ケータイ変えた記念にと思って。(笑)


8月2日(金): 組み合わせ

8月8日(木): うだってます!

8月10日(土): 実録!地獄のねこねこ集会

8月19日(月): 花火

8月22日(木): 父の威厳

8月24日(土): 省エネの勝利

8月28日(水): 忘れてた・・・

8月31日(土): 恐怖の毒ガス猫


 組み合わせ
(8月2日)

 突然なぞのタイトルでお送りする、盛夏8月の日記でございますが、組み合わせっていうとアレだね旦那。ウナギと梅干はいけねぇとか、スイカとテンプラはいけねぇとかいう。っておまえバカだねぇ。それは食い合わせだよ。それじゃナニかい、なにがなんでも出席しますっていうあの。おいおい、それは「万障繰り合わせて」だろう。・・・などとわけもなく落語風にスタートしてしまうのも、やっぱり暑さで脳がへろんへろんになっているからということで。(←?)ねぇご隠居さん。

 ああだめだ、違う違う。これじゃ話が進まない。そうじゃなくって組み合わせの話である。といっても甲子園の組み合わせ抽選会のことではなく、猫の組み合わせのことだ。
 猫もいっぺんによっつもいれば色んなペアが出来る。たとえばスオミとこゆめは美人姉妹ユニットだし、あかおとこゆめはばか夫婦ユニットである。ちなみに、美人姉妹のほうは見ていると「うーん、かわいい♪」とココロもなごみ目にもやさしいので大変よろしいが、ばか夫婦のほうは「な、なんでこんなオトコにこゆめが・・・だけどなんだか仲がいいよコイツら・・・なぜなのこゆたーん!!!」とアタマの中は疑問符の嵐になり、なんだか釈然としない思いが込み上げてくるのであまり夏向きではない。(←?)
 とにかく!我が家においては、猫同士の仲のよしあしとはまた微妙に違ったさまざまな組み合わせが確実に存在しており、見るものにもまた前述のごとくさまざまな思いを抱かせる。

 ためしにもうちょっと例をあげてみよう。我が家伝統の組み合わせに、スオミとアイノのむりやり仲良しユニットというのがある。こいつらを見ているとホントすおちゃんがあわれでしょうがないのだが、幼少のみぎりから多分5キロ超えた現在まで一貫して妙にすおちゃんを慕っているアイノは、とにかくやたらとスオミ様にくっつきたがる。アイノの重量が「たぶん」というのは、こいつがあまりにもびくびくものなのでなかなか体重が量れないからである。な、なさけない・・・
 このユニットがまた異様に暑苦しい。くっつくだけならまだしも、たいていはひとりでゆったりくつろいでいるすおちゃんに「おねえちゃーん」とばかばかアイノがTPOもわきまえず思いっきりなついていって、ざーりざーりと毛づくろいしまくるわべたべたくっつくわ、しまいにはかかえこんで愛のアイちゃんキックをかますというわけのわからなさなのである。さんざんな目にあったスオミは、しまいに「もうやってらんないってば!」と逃げ出してしまうことになるのだが、面白いことにすおちゃん、アイノから逃げ出すときも余程機嫌のわるいときを別にすれば「怒っている」というより「ホントしょうがない子ねぇ」とひっそりあきらめているというカンジだったりする。
 そうなのだ。アイたろうは、我が家のお局様すおちゃんにご無体をはたらいても唯一許されてしまうお得な子なのである。つまりコイツら、ホントに仲良しさんといえないこともないこともないこともない。(←どっちだ!)

 そして異色の冷え冷えコンビを忘れてはいけない。もちろんナミダの決裂ユニット・アイノとあかおである。
 以前はほんっっっとーーーに仲良しで、我々におホモだち疑惑を抱かせたばかりかホントにあかおがアイノをおそっちゃった過去まであるというのに。ふたりの愛は季節のように移ろった・・・ヒトの心は、いや猫の心は変わるものなのである。っていうか、ほんの2ヶ月弱お留守にしただけで、アイノのちっちゃいのうみそからはカールあかおの記憶は砂のように零れ落ちてしまったのであった。あ、アイノ・・・・・・オマエはほんとうにおばかちゃんだねぇ・・・
 結局アイちゃんの記憶は戻らず、あかおは今日も片思い。ついさっきも、あそぼうとしてアイノにとびついてみたあかおが「うーーーっ・・・」とアイノのマジ切れの低音唸りと本気パンチを食らうのを目撃してしまった。なんてフビンなんだ、あかお・・・しくしくしく。

 まぁ、そんな決裂ユニットはどうでもいい。(←ひどい) 今日こんなタイトルではじめた理由は、我が家でもっとも意表をつく取り合わせについて語ろうと思ったからである。
 それはスオミとあかお!!

 思えば最初からすおちゃんはこのヘンな赤いヤツがキライだった。
 とびつかれれば「しゃーっ!」とすごみ、近くに寄ってくれば「こっちこないでよ」ときっとにらみつけて、尻尾もおヒゲもだらーんとたらしたまま不快感もあらわにその場を立ち去る。あかおのほうはどちらかというとすおちゃんちゅきちゅきー♪だというのがまたひときわ哀れを誘うのだが、多分あかおくんはそういう星の下に生まれついているんだろう。(・・・・・) 強く生きていってくれ、あかお。
 とにかくすおちゃん、最近のアイノほど激しく拒否反応を示すことはないものの、「このヘンなヤツとは出来るだけ距離をとって、係わり合いにならないように生きていこう」とひっそり決意しているらしいことは誰の目にも明らかであった。

 そんなふたりがなぜユニット結成か!?

 それは、すおちゃんとあかおに共通するある性癖(?)から来るものだった。
 すなわちスオミとあかおはとっても暑がりなのである。

 毎日猫ズ見ていると、同じふさふさ猫といえどもそれぞれ暑さへの耐性とか冷房耐性が違うことがわかってくる。たとえばアイノは一番ふさふさなくせに意外と暑さに強くて、むしろずっと冷房にあたっているのはイヤらしい。ニンゲンにもいますよね、クーラー苦手なタイプの人。どうやらアイノはニンゲンでいえばそういう体質らしく、いつもある程度涼んだあとは必ず玄関の冷たい石の上とか北側の部屋のすみっこなどでぬくもりながら(?)寝ていることが多い。
 こゆめはもっとも中庸というかなんというか、クーラー直撃の部屋ではないがそこそこ冷えている隣の部屋でのんびりしている健康的な子である。
 そしてスオミとあかおは!!

 そうなんです。すおちゃんもあかおもクーラーの風がもろにあたる場所でそよそよと耳毛をなびかせながらへたれ寝りするのが大好きな、我が家の暑がりユニットなんです。
 おかげでこの夏、涼しさ一等地を求めてやたら接近しては思い思いのはらだしポーズですやすやと眠るなぞのツーショットが頻繁に見られるようになってしまった。すおちゃんのラッコ寝りとあかおのドラえもん模様のはらだし大の字寝りが同時に視界に飛び込んでくるさまはもう、筆舌に尽くしがたいというかなんというか。(・・・・・・) とにかくコレ、見ているだけで人生に対する前向きなキモチであるとか「おれはやるぜ!」という気合であるとか「仕事するぜ!」というやる気みたいなものがすべて根こそぎ持っていかれるような兇悪ドレイン攻撃なのである。

 イヤなツーショットだなぁ・・・

 まぁアレですね。ニンゲンどんなにキライな相手でも、どこかしら歩み寄れるところってのがあるもんなんですね。いや、ニンゲンじゃなくて猫だけど。あははは。
 とりあえずこの謎ユニット、秋まではもちそうである。それまでニンゲンの気力がもつかどうかは猫の神様のみが知る。早く冬にならないかなぁ。いろんな意味で・・・



 うだってます!
(8月8日)

 今日は暑かった。昨日もおとといもさきおとといも(確か)暑かったが、今日はまたひときわ兇悪に強烈に暑かった。個人的には、静岡で39度までいったとかいう昨日と同じくらい暑い一日であったと思う。こんな暑い日を、ハゲたりとはいえど長毛の猫であるうちの連中はいったいどのように乗り切ればよいのだろうか。まさに試練
 ・・・と思った皆さん、だいじょうぶなんですよ!我が家はたびたび触れたようにくやしいことに猫ズのために常時クーラー稼動状態であり、でんこちゃんもびっくりの反・省エネまっしぐらな悪徳系のご家庭であったりするのである。ああいやだいやだ。
 この常時冷やしまくり体制のよいところは、外から帰ってきたときに最初から部屋がひんやり冷えていて快適!という点であり、わるいところは「ああっ、電気代が電気代が電気代が・・・」と小心者のワタシが夜も眠れなくなるという点である。
 まぁいっか、これなら猫ズも安心だしね!
 でもニンゲンは全然安心じゃないよ・・・電気代・・・・ぶつぶつ・・・(←まだいってる)

 そんなわけで、こんなアチアチだらだらな真夏の一日にも、うちの猫ズは相変わらず快適にクーラー効いた部屋でのんびりと優雅にお気楽にお過ごしあそばしている。はずであった。

 そう、世の中には絶対なんてことはない。まさに一寸先は闇、なにが起こるかわからないのであるし、油断大敵火がぼうぼうなのである。まぁきいてくださいな奥様。

 今日の夜、7時すぎ。何も知らないワタシはのんきにてくてくおうちに向かって歩いていた。・・・とはいっても「日が落ちたってのになんでこんなに暑いんだ!ふつう朝晩は少しは涼しくなるもんじゃないんですか気象庁さん!?ああ暑い暑い。責任者でてこーい!!」・・・とアタマの中で負け犬の遠吠えのような呪詛を繰り返しながら歩いてるのがのんきかどうかはよくわからないが、とにかく暑さでぐったりしながらバイトから帰りついたワタシは、いつも涼しい我が家のドアを開けたのだが。

 そこに待っていたのは想像を絶する事態であった。っていうか、超絶かわいい三毛猫ちゃんのしっぽぴんぴん姿だったりするんだけど。うふっ。(・・・・・)
 ああ、今日もなんてカワイイのスオミ様!ちゅきちゅきー!とにこにこしながら扉をくぐったワタシは突然強い違和感に襲われた。
 ・・・・・・
 ??????

 なんだろう、この空気。なにかがヘンだ。明らかにいつもと違う。
 そう!!!
 どうしてウチの中がこんなに暑いんだ!?!?!?

 そうなんです。いつもなら、超冷えとまではいかなくとも「ひんやり」という程度くらいには気持ちよく冷えているはずの我が家が、そりゃもう外気温なみもわーんとした暑さで満たされていたんです警部!(←?)
 見ればすおちゃんの毛並みもなんとなくぺたーっとしているし、いつもならスオミと一緒にしっぽぴんぴんで迎えにくるこゆめの姿もない。いったい何事かと部屋に飛んでいけば、じんわりと強烈に暖かい部屋にでろーーんと寝そべったままうらみがましい目でワタシをじろりと見上げる、弱った野生動物状態のこゆめがぁぁ!そして、キャットタワーの最上段でゲル化しかかっているあかおがやる気なさそうにこっちを見ているぅぅ!!
 ついでに、いつもなら逃げまどうアイノの動作もこころなしか鈍く、めずらしく逃げずにとことこお出迎えだ!!・・・いや、アイノはもともと暑さに強いなぞのフサフサ猫だからいいとして。(いいのか?)

 とにかく、クーラーが切れている。いつからかわからないがすっかりしっかり切れまくっており、そのために室内が東南アジアのようなもわもわ感で満たされまくっている!!

 な、なんてことだ。期せずして猫ズが天然ゆでゆで状態になっているではあーりませんか!
 そ、そんなバカなぁぁぁ!!!!

 今朝たしかにクーラーつけていったのに。間違ってリモコン踏んで暖房になっちゃったりしたらやばいので(やりかねない・・・)リモコンはちゃんとテーブルの上のうんとすみっこのほうに置いて・・・
 置いて・・・・・・

 ない!!!!

 っていうか、朝はたしかに置いてあったんだけど(・・・)帰宅時にはその周辺にあったワタシの大事なゲームボーイアドバンスなどと一緒におもいっきり床にぶち落ちてました。き、きみたち・・・
 踏んだね。よりによってこんな酷暑の日に、クーラーの停止ボタンを踏んだね!!!

 ちなみにうちのクーラーのリモコンには室温を表示する機能があるのだが、呆然とみつめるワタシの目にうつった表示は「33度」であった。さ、さんじゅうさん・・・
 それを見たワタシが、超音速でぴぴぴぴっと設定温度を下げまくったうえ全開でクーラーを作動させたことはいうまでもない。やっと冷風が吹き出してくるやへろへろとやってきて、ドラえもん模様のおなか丸出しでごろごろ転がりながら歓喜を示すあかおの姿が非常に感動的かつ印象的であったことをここでご報告しておきたい。

 しかしキミたち、ホントやってくれるね・・・もしかして最近日記をさぼっているワタシのためにネタを提供してくれたのだろうか。そのキモチはうれしいが、はっきりいって余計なお世話である。それにしてもいったいいつから電源が切れていたんだか、冷やしても冷やしてももわーんと暖かい空気の層が存在して、なかなか家の中が完全に冷え切らないのがなんともおそろしかった。

 明日からはクーラーのリモコン、引き出しの中にしまっていこう・・・

 だけどね、だけどね。今回つくづく思ったのだが、こんなうでうでアチアチ状態で、他の子が「やってらんねぇよー」とぐだぐだ寝っころがって怠惰に過ごしていた中さえも、「あっ、かえってきたー!」と元気に走って迎えにきてくれたすおちゃんってなんてなんてかわいいんでしょう!これってですよね、愛。ワタシはすおちゃんに愛されている・・・ぽっ。(←シアワセなおやばか)
 そしてアイノ。あんたはどうして暑いの平気なんだろうねぇ。うちで一番もさもさフサフサしている子だというのに、ホント謎である。もしかしてあまりにぽーっとしているので、暑いとか寒いとかっていう変化をぜんぜん感じていないんじゃないかという疑いを抱く我々であった。

 とにかく皆さんも猫によるクーラー強制終了にはくれぐれもご注意ください。

 あ、もうひとつ感想が。なんかあかおのしっぽが、一日で細くなったような・・・!!
 細くなったらますます犬みたいです。あ、あかお・・・



 実録!地獄のねこねこ集会
(8月10日)

 今日は世にもおそろしいものを見てしまったので、予定を変更して・・・っていうか、予定なんて別になかったけど(・・・)とにかく「特別ルポルタージュ・突然写真日記」をお届けしたいと思います。

 昨夜のんびりと涼みながら見るともなしにテレビなぞ見ていたときのこと。ふと異様な気配を感じて部屋の隅を見れば、なぜかうちの猫ズが大集合していた。
 おや、どうしたんだろう。これはなかなかめずらしいなぁ。なかなかこんなふうに全員が同じアングルの中におさまることはないんだけど。よしっ、これは写真だ!デジカメデジカメ。かしゃっ。でも何やってるんだろう。みんなで真剣な顔して・・・

いつになく真剣な猫ズの図。(←シャレにあらず)
これはめずらしい、ねこねこ大集合。

 ・・・・・・・・
 
あれっ?
 キミたち、なにを見ているの?????

あっ。
拡大図。

 !!!!!!!!
 っていうか拡大してもよくわかんないというのがアレだが、そこには黒くてちっちゃくってつやつやとした無視山河、いや虫さんがぁぁぁぁ!!!!!
 これってもしや!
 この世で一番おそろしい、ワタシが究極に苦手とするあのアレ
 名前を呼ぶことすらはばかられるあのアレですかぁぁあぁ!!!!!?

 たちまち烈しい恐怖に固まり、思わず「よし、いけー猫ズ!いまこそのほほんとタダメシ食らってきたオマエらが働くときだ!コラーなにをぼやぼやしている、ただちに粉骨砕身追いつめんかい!全身全霊をかけてすみやかに確実にトドメをささんかーい!」・・・とちょっぴりヒドイことを考えてしまったワタシであったが、どうもこの虫、なんかあのアレにしては動きがとろい。
 あれっ?と冷静になってよーく見ると、それはアクマ虫ではなかった。ちっちゃくってつやつやしていて黒いが、なんというか体が微妙にベース型をしているし少し緑っぽい硬質な光沢がある。虫の種類には全然くわしくないが、おそらくこれはコガネムシとかいう類のものではないだろうか。

 なーんだ!ほっ。

 アクマ虫でないとなるとたちまち余裕綽々になるワタシだったが、さすがにこの形状の虫さんはあんまり好きではない。もしこんなのが知らないうちにフトンの中にいたりしたら、いくらアクマ虫でなくても「うぎゃーーー!」もんである。
 野放しにしてヘンなところで出くわすのはイヤなので、たいへんお気の毒ではあるがキミの運命は猫ズに委ねることにしたよ。猫ズもとってもたのしそうだし。ごめんね、コガネムシくん。
 ちなみにこれがテントウムシちゃんなら、ついかわいそうになって救出してあげたりするんだから現金なもんだ。虫も猫もニンゲンでも、ルックスがかわいいイキモノというのはつくづくお得なのである。

 かくて見るも凄惨な猫ズの宴は続いた・・・逃げようとする虫を追いつめる猫手!猫手!猫手!!
 ちょっと素早い動きをされると、ついガマンできずに繰り出されるあかおのパンチ!
 思わず「ぱっ」と両手でつかみかかってしまうこゆめ!!
 必死の逃走をはかる虫の退路をふさぐしっぽぶんぶんのスオミ!!!
 じーーっとみていたら両足の間にちょろちょろ虫が入り込んでしまって、「アレ、どこ?どこ??」と見失ってきょろきょろするアイノ!!!

 ・・・アイちゃん。あんたは本当に野生動物じゃなくてよかったね。

 しかし四名もの天敵に囲まれて逃げ場を失った虫さんの姿はあまりにも悲惨であった。虫の立場になってみたら、もう生きた心地もしないというかオマエはすでに死んでいるというか、とにかく最早運命は決まったも同然だというのに、なかなかトドメをさされず生殺しにされるカンジはホントおそろしいものがある。ああ、虫に生まれなくてよかった・・・
 あわれなコガネムシくんよ、キミが迷い込んだ家はまさに虫の鬼門!危険動物満載のヘルハウス!!だったのだよ。というわけで運が悪かったと思ってあきらめてください。ごめんなさい。

 その後猫ズはかなり長い間みんなで虫さんを囲む楽しいひとときを過ごしていたようだったが、ふと気がついた時にはいつのまにかねこねこ大集会は解散していて、みんな思い思いの場所ででろーんとくつろいでいた。もちろん虫の姿は影も形もなくなっている。ってことは・・・

 誰が食べたの?怒らないからいってごらん。・・・・・・

 ああ、遺体なき殺人。いや殺虫。これってつまり、お盆も近いというのに殺生してしまったってことになるんだろうか。まさに未必の故意ってヤツですかね。しーーん。
 虫さんのご冥福を心からお祈りいたします・・・生まれ変わってももうウチには来るなよー。

どうでもいいけどこゆめの毛並みがぺったりしている・・・その理由は8日の日記参照(笑)
どこに逃げても地獄のふさふさ動物の魔の手からは逃げられない・・・
キャーーーーーー!!



 花火
(8月19日)

 この一週間、世間はすっかりお盆休みでしたねぇ。都内の道路はガラガラだし電車もガラガラだったが、皆様は無事に夏休みが取れていただろうか。うちもおかげさまで木曜からお休みモードに突入することができまして、毎日遊びまくりの更新さぼりまくりの猫とごろごろりんな日々を送っていた。いやー、猫と一緒にクーラーの効いた部屋でごろごろーんと転がって昼間っから惰眠をむさぼったりする生活のなんと楽しいこと!

 しかし我々にもヒト族としてのプライドがある。やる気も気合もゼロってかんじの猫どもと一緒になってひねもすのたりのたりしているようでは、地球におけるヒトの覇権も長くはないのである。(←?) 

 そこで一念発起した我々・ばかばか撮影隊は、久々に取材を観光した!いや、敢行した!
 名づけて夏休みスペシャル企画・第一弾!っていうか第二弾の企画はなんもないのだが!!(・・・)
 それはっ!!!

緊張の夏!いや、金鳥の夏!!
どどんぱ!

 そう!ニホンの夏を彩る華麗な風物詩、どーんと轟音響けば犬もびっくりして飛び上がるが猫はわりと平気な顔で「・・・・・」と淡々と見ていたりするあのアレ!

 花火である。

 実はもともと我々はかなりの花火好きで、北海道に引っ越すまではほぼ毎年ゴザとビールもってどこかに打ち上げ花火を見物に出かけていた。花火はいい!やはり夏の思い出といえば花火!久しぶりに地元に戻ってきたこの夏、一度も花火を観ずしていかに心穏やかに秋を迎えることができるであろうか。

 しかし主要な大花火大会もすべて終わってしまった今となっては一刻の猶予もない。手遅れにならないうちに今すぐ速攻でとっとと花火見に行くぞー!・・・というわけで、毎年お盆に行われているご近所の花火大会に皆様お誘い合わせの上突撃したのである。
 これが実はご近所とはいえなかなかの規模のもので、運良くナイスな見物場所もゲットできたため非常に楽しくウキウキと花火を観賞できました。

 ・・・でもね。
 見物した場所は確かに位置的にはナイスだったが、かなーり傾斜のきつい土手の上だったので、一歩間違ったらごんごろりーんと滑落して多摩川のタマちゃんと一緒にちゃぷちゃぷ泳いでいたかもしれないなんてことはもちろんナイショである。(←ぜんぜんナイショじゃない)

 ところで「花火というものはやはりナマで観なければいけない。なにがなんでもナマで観賞すべし」というのが自称花火フリークの我々の持論である。いかに隅田川の花火が立派であろうとも、東京湾大華火が華麗であろうとも、テレビ越しでは全然ダメなのである。なぜなら花火の魅力とは夜空を彩る視覚効果だけではないからだ。あの、空気を震わせて「どん!」とお腹の底に響く重低音なくしては、花火の楽しみは半減してしまう。まぁだまされたと思って是非一度ナマで花火を見に行ってみてください。あの音がもうクセになっちゃうんですって!いいですよぉ、ナマ花火。

 能書きはおいといて、とにかく花火だ。ワタシのデジカメはそんなに高性能な品ではないので、微妙にぴんボケ気味になってしまったことは否めないが、とりあえず我がばかばか撮影隊が激写してきた花火写真の数々をご覧ください。


どーん!

どどーん!

そーれ、どんどこどーん!

 意味もなくクレッシェンドかかってるカンジで写真がだんだん大きくなってきてるのがアレだが、まぁそれなりに雰囲気はわかっていただけるかと思う。今回行った花火大会は、玉の数はそこそこながら短時間に一気に打ち上げる形式だったので、休む間もなく次々と花火があがりまくってなかなか壮観で綺麗だった。

 うーん、やっぱり花火はイイ!
 まだ今年の花火が終わっていないうちから、ひそかに「来年も来よう」と決意する異様に気の早いワタシであった。


川面に映る花火の影がいいカンジ!

 さて、今年の花火のお話はこれでおしまいだが。
 実はこの花火観賞の際にタイヘンなお客様がやってきて、タイヘンなことが起こったのである。
 それはルーくんの里帰り!!!!

 なんと体重4.2キロにまで成長したでかでか仔猫ルーくんの到来に、我が家はたちまちパニック!?
 そのとき母・こゆめと父・カールは?そして、お局さまスオミとびくびくアイノの反応は???
 ・・・と引っ張っておいて、次回に続く。括目して待て!って、こればっかり・・・




 父の威厳
(8月22日)

 前回の引きを受けて、予定通り今日の日記はルーくんの里帰りのお話である。

 実はルーくんには過去二回も我が家に里帰りした経験があるのだが(これが一回目でこれが二回目)、その頃はまだルーくんもちっちゃかったし、ルーくんのおうちには他に猫がいないのが良かったらしく、ルーくん・うちの猫ズ両者の反応はいずれもきわめて良好なものであった。
 しかし今回はどうか。はっきりいってワタシは非常に不安であった。

 なにせルーくんはこれまでのルーくんとは違う!まだ仔猫の域にあるとはいえ、4キロ越した図体といえばほとんどオトナではないか。っていうか4キロ超の猫を「仔猫の域」というのは激しく間違っているような気がする今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。(←?)

 ここでワタシが思わず連想したのは、かつて父・カールあかおが味わった悲劇であった。

 思えばあかおはうちに初登場したときからめっちゃデカかったので、ちっちゃいうちにお引越ししてきたアイノやこゆめと違って先住猫ズに受け入れてもらうのにそりゃーもう苦労したもんである。スオミお姉様には嫌われ、アイノからはおホモだちにされ、こゆめからは「殿方?殿方なの?」とアコガレの目でみられ・・・って、これじゃあんまり苦労しとらんやないけ!ゴホゴホ。もとい!!(・・・・・・)

 そのような試練(?)を経てやっとうちに馴染んできたかと思った頃に、いろいろあって(・・・・)2ヶ月ほどホームステイに出されたあかおは、帰還の際もまたまたタイヘンな目に遭う羽目になった。スオミとこゆめはまぁヤツのことを覚えていたようなので特に態度に変化はなかったが、あれほど仲良しさんでべたべたいちゃついていたアイノからキレイさっぱり忘れられてしまったのだ。
 考えてみれば、脳みそ極小でミクロン単位の海馬しか持たないアイちゃんに「2ヶ月前のことを思い出せ!」というのはあまりにも酷であった。要するにアイノにとってカールあかおは「なんかよくわかんないけど突然うちにやってきた5キロくらいあるでっかい余所者」だったのである。
 対照的にあかおはアイノのことをちゃんと覚えていて、「アイちゃん、ただいまー!またなかよくしてね」と友好的にふるまったというのに、冷たいアイたろうは吹きまくり殴りまくり怒りまくりであかおをおもいっきり威嚇した。「きゃー、アイちゃーん!!」と困惑して逃げるあかおをパソコンデスクの下にまで追いつめて、眉間にしわを寄せたオニのような形相で「しゃーーーっ!」とすごんでいたアイノの姿にはナミダを禁じえないものがありました。ああ、アイノ・・・あんたホントにひどい子だね・・・・・・

 なんだかどんどん前置きが長くなっているが、とにかくこのように猫というのは基本的におばかちゃんなものなのである。さらにあかおはツイてないヤツなのである。(←?) そうでなくてもまだ仔猫のルーくんにとって、4ヶ月は長い。長すぎる。オトナの4ヶ月とコドモの4ヶ月は密度からして違うのだ。考えてみればあのかしこいスオミ様でさえ、小さいときは数日おうちを空けただけですぐワタシのことを忘れそうになって泣かされたもんだ。(・・・・・) しかしオトナになった今は、何日空けようとちゃーんと覚えていてくれるのである。うふふふ♪

 とにかくルーくんが我が家とうちの猫ズのことを忘れているのは明らかである。さらにうちの猫ズにとっても今のルーくんは「でっかい知らない猫」である可能性が高い。

 ああっ、どうしよう!こゆめママが「しゃーっ!」とかいっちゃったりしたら!
 そしてあかおがルーくんに「こっちくんなオヤジ、しゃーっ!」とかいわれたりして中学生の家庭内暴力みたいな目にあっちゃったりなんかしたら!!!そんで「もゎ〜ん・・・」なんてかなしくむずかり鳴いちゃったりなんかしたら情けなさすぎるー!!!

 それって・・・・・・
 お、おもしろい・・・?(←鬼ですか!)

 そんな関係者一同の危惧(・・・・)をよそに、その日ルーくんは元気にうちにやってきたのである。

 キャリーからあらわれたルーくんは想像以上にでかかった。こゆめを軽く凌いでいるのはもちろん、あかおと並んでもあまり体格に差がないくらいでっかく見えたのには驚きであった。・・・でもさわってみたらまだ中味はきゃしゃで仔猫っぽいカンジの感触で、でっかくみえたのはほとんど毛だったことが判明しました。ああそっかぁ、あかおはハゲだからね!そこらへんで差が出たんだね。あははは!・・・・・・さらになさけなさ上乗せな父・あかおよ・・・しくしく。

 さて、でっかい仔猫ルーくんを目の当たりした一同の反応は!

 っていうか、予想通りこゆめは怒って逃げちゃったしアイノはお客さんにびっくりしてウサギさんのように隠れちゃったしスオミは「ああ、うんざり・・・またヘンなのが来たわ。まさかこの子、ずっといるんじゃないでしょうね?」とあからさまにイヤそうな顔で成り行きをうかがっていました。す、すおちゃん・・・あんたはほんとうに苦労人、いや苦労猫だね・・・しくしく。

 そして、いまだかつてただの一度も怒ったところを見たことがないという謎の究極友好猫・あかおは!

 こんなんでした・・・

あかお、そのポーズなさけない。
「あそほ?あそぼ??」「・・・・・・」

 あ、あかお・・・なんで父が先に転がっておなか出してじゃれつくんだよ・・・・・・

 正しい父としての威厳のカケラもないその姿に、我々は心の底からがっくりした。
 とはいえ、日頃のあかおの性格からしてこの反応はじゅうぶん予想できたことである。ああ、やっぱりね!というのが一同ならびにワタシの素直な感想であったといえよう。
 しかしこの後、事態は予想もしなかった意外な展開を見せたのである。



 ほのぼの4コマまんが・息子と私 


「あっ、あそぶ?あそぶの??」「・・・・・・・」

「ちょいちょい」「わくわくわく」

あれ?お耳が・・・

ガチョーン



 ちなみにルーくんは別に怒ったり吹いたりしていたわけではない。ただ異様にコーフンしていたのだ。
 そのコーフンは並みのものではなく、走ったり暴れたりしたわけでもなんでもないのにルーくんのお鼻はそりゃもう濃ゆいピンク(というかまっかっか)になり、心臓はどきどきと早鐘をうち、しまいには息まで切れてきてお口をあけて犬のようにハァハァいいはじめるという危なさなのである。

 たしかに男の子ってわりとおばかちゃんだから、限界を超えて遊んだり走ったりしたために息が切れちゃって、犬みたいにベロだしてはぁはぁいうことありますよね。
 でも、なんにもしてないのにただ激しく興奮したためにハァハァいってる子って初めて見ました。
 なんだかすごーーく体にわるそうである。ルーくん、だいじょうぶ・・・?ごめんねー。

 さらにルーくん、「びろーん」とおなかを出して「あそぼ」ポーズをとったあかおに、コーフンしたまんま「ぶー!」とかなんとかいいながらいきなりがぶーりと襲いかかってしまったのだ。

 あかお、アンタいきなり臓物食われてるよ。
 野生動物だったらオマエはすでに死んでいる・・・ああカール、オマエはほんとうにマヌケな子だった・・・きみのことは忘れない。ふぉーえばー!

 じゃなくってぇ!!
 自分でおなか出したとはいえ、急に遠慮なくかぶりつかれたあかおの驚くまいことか。
 なんと一気に機嫌を悪くしたあかお、コーフンしてぶーぶーいうルーくんに向かって「しゃーーっ!」と吹いたのである。

 あかお!!
 あかおが吹いたぁ!!!

 これにははっきりいって我々もものすごーーーく驚いた。初めてみたよ、あかおが怒ったところ。あんた、ちゃんと吹き方しってたんだね・・・少しほっとしたよ。(←?)

 しかし初めて吹いた相手が息子・ルーくんだというところが微妙に泣ける。母に吹かれ、父に吹かれてしまったルーくん!実はルーくんのほうはぶーぶー・んぎゃんぎゃとナゾの音声を発しているだけで一度も吹いていないというのに、なんてことだ!!

 このあとすっかりルーくんを嫌ってしまったあかおは、ルーくんちのご主人さまにさんざん遊んでもらっている間も、背後でルーくんの「ぶー!」という声がしただけで「しゃー!!」と条件反射的に中空へ向かってひとりで吹いているのがめちゃくちゃ情けなかった。
 その姿を見ていると、なんというかあかお、半分くらいはルーくんに吹いてるっていうよりも「しゃーって吹くのってこんなに楽しかったんだ!ああ、なんだかカタルシス!」とすっかり気に入ってしゃーしゃーいってストレス解消してたような気がするのはワタシだけだろうか。

 このようにルーくんの久々の里帰りは、ルーくん心臓バクバク大興奮とあかおのしゃーしゃー初体験という波乱の展開となったのであった。
 ルーくんごめんね。急にでっかい猫がいっぱい現れてびっくりしたんだよねぇ、やっぱし・・・

 しかしルーくん、ニンゲンから見ても何考えてるのか全然わかんないヘンな反応をするヤツではあったが(・・・)とりあえず怒ったり怖がったりしているというカンジではなかったことを書き添えておきたい。ただ激しくコーフンしてハイになっていただけである。・・・あれっていったいなんだったの??ほんっとうーーーによくわからないお子である。ニンゲン語も出来ないが猫語もわすれちゃってまるっきりコミュニケーションとれてないってカンジだったよね、ルーくん・・・さすがコドモの頃からの天然猫である。

 いずれにせよ、カールあかおの父としての威厳は地に落ちた。っていうか最初から落ちる威厳もなかったような気がするが、そこらへんはまぁ適当に。(←!?)
 あかお、どこまでもフビンなやつよ。だははは。

「いいもん、ぼく、よそんちの子になってやる」「・・・・・・」
ルーくんの入ってきたキャリーにひきこもる、威厳ゼロのあかお



 省エネの勝利
(8月24日)

 きのうは通常の会社の給料日でしたが、皆さん立地ですか!いや、リッチですか!(・・・・・)
 そういえばわが勤め人時代も、給料日直後というと妙に気が大きくなって「よし、そんじゃウナギくいにいくぞー!」などと豪華なランチを楽しんだもんである。そんで給料日直前になるとずるずるーっとウドン食ってたりとか。(笑) うーん、ダメダメですね。こんなことでは通知表に「もっと後先考えて行動するクセをつけましょう」と書かれてしまうぞ!よい子は真似しないでね。

 さて、給料日といえば思い出すのは公共料金の支払いである。・・・なんだか強引な展開だが、そこらへんはあまり気にしないでいてくれるとありがたい。(←?)

 とにかくこの一ヶ月というもの、ワタシはひどくおびえていた。日記にも何度も不安を吐露するくらいおびえていた。もし今ワタシが富士の樹海で自殺体で発見されたら「電気代請求を苦にして」と報道されてしまうというくらいおびえていたのである!

 なんせこの猛暑の夏に、猫ズを冷やすためとはいえ、昼といわず夜といわず留守中含めてずーーーーーっとクーラーフル稼働の一ヶ月を送ったのだ。クーラーといえば消費電力の大きさでは家庭内で一、二を争うことで知られており、ちょっと油断するとすぐブレーカーをとばしまくってご家庭を阿鼻叫喚の坩堝に叩き込む悪の家電(?)の代表格である。きわめて善良で小市民なワタシが、「このままではいったいどうなってしまうのだろう・・・」と今月の電気代請求を激しく恐れたとしてなんの不思議があろうか。

 ああっ、電気代!いったいいくらなのー。
 ワタシの予想では3万円くらい??いや、もしかしたら4万円!?!?
 おそろしい、おそろしすぎる。

 っていうか、ホントにとことん小市民な自分が情けない。地球温暖化とか牛肉偽装問題とか、もっと他に心配することや憂えることや深く考えるべきことはないのか霊長類!!(・・・・・・)

 霊長類の意義についてはまぁそのうち考えることにして本題に戻る。8月のくそ暑いある日、ついに運命の通知はやってきた。そう、我が家に今月の電気代請求が届いたのである。

 ああ、大学の合格通知を見るときだってこんなにどきどきしなかったというのに!!
 ワタシは極度に緊張しつつ封を切った。

 そこに書かれていた数字を見てワタシは驚愕した!!!!

 やすい!!!!!
 なぜだ、やすいぞ!!!!!

 はっぴょうーー。使用電力量851kWh、19,938えーーん!!

 ・・・・・・・
 いや、十分高いんだけどね。あははは。
 でもマジで3万覚悟してたので、まさか2万切るとは思わなかったんです。
 だってだって、買い換える前のクーラーを使っていた頃のことを考えてみると、普通に家にいるときだけ使ったって1万なんてかるーーく超えていたし。っていうか、真夏にがんがん使うとすぐ1万7、8千円いってたような気がする。
 今年の使用量は明らかにあの頃の比でないはずなのにこのくらいでおさまってしまうとは、どう見てもおととし買い換えたクーラーのおかげだとしか思えない。省エネクーラーの威力・おそるべし!!しかもこれだって2年前の型なわけで、最新型の最高級品というわけではないのである。これで今年の最新型の20万くらいするクーラー使ってたりしたらいったいどうなってしまうのだろう。考えただけでおそろしい。いや、うらやましい。

 思えば今のクーラーを購入するとき、微妙にケチってランクを落とそうとするワタシに「いや、こっちのほうがいい!」と少し上のを買うことを主張したダンナには先見の明があった。クーラーなんてそう簡単に買い換えるようなもんじゃないから、この調子でいったら購入時の数万の差なんてあっというまに回収できてしまいそうだ。やっぱしヘンにケチるといいことないんですね。いろいろと勉強になりました!

 とにかく、年々進歩しているらしい省エネ型のクーラーとはかくも偉大なものだったのである。
 ありがとう省エネクーラー!キミは最高だ!!

 これで今日からは、クーラーの風にそよそよ耳毛なびかせてまぬけに涼む猫ズの姿も、きわめて穏やかな気持ちで見守ることができそうです。
 長毛の猫と暮らしておられる皆さん、クーラーの買い替えの際はなるべく最新型の省エネ機能が強化されまくった機種を購入されることを強くおすすめいたします!(←電機屋のまわしもの?)



 忘れてた・・・
(8月28日)

 すでに十日以上前のことになるのだが、何故かこの日記ではほんの数回前にとりあげた花火の話をおぼえているだろうか。ヘンですねぇ、どうやらこのページ周辺で時空が歪んでるみたいですねぇ。あははは。(←コラ!) っていうか、覚えてない人は今すぐこのページをしゅるるーっと上にスクロールさせてみよう!ほらほら、花火の写真あるでしょ??

 とにかく。そこでも力説したとおり、ワタシは花火が好きだ。とても好きだ。なぜかこのトシで「NH○・青年の主張」に出場させられたとしても(・・・・)誰はばかることなく堂々と熱弁をふるえるくらい好きだ!
 だから、ウチから見える花火なんてものがあったならばそりゃもちろん忘れるはずがないのである。
 米粒みたいにしか見えない横浜港の花火だって、ぱーんと鳴れば・・・っていってもほとんど音は聞こえないのがアレだが、とにかくぱーんと上がればたとえそれが直径2センチ大にしか見えないとしても「おおっ!」と心は踊り、いそいそとベランダに出てウキウキわくわく眺めるくらいの花火ファンなのである。(参考資料・新年の米粒花火

 そんなワタシが。そんなワタシがよもや!!!
 ウチから見えるステキな花火大会のことをすっかりきっぱり忘れていたなんてぇぇぇ!!!

 そうなんです。いつもはとっても地味でこきたないタダの川なのに、いまはタマちゃんで話題沸騰中のあの鶴見川の花火大会が、ちょうどウチのベランダからベストアングルで見えたんですのよ奥様!

ああっ、手ブレが手ブレがぁ!!
ほらほら。

 ・・・・・・
 はっきりいって大会の規模もあまり大きくないようだし、至近距離で撮影した前回のアレに比べると相当しょぼいのが気になるが、それでも労せずしておうちの中でクーラーにあたりながら花火を見られるというのはポイント高い。写真だとよくわからないと思うが、実はかなりの大きさで見えるので臨場感もなかなかのもんで、「どーん!」と下腹にひびくような打ち上げ音までしっかり聞こえるのである。

 なんでこんなのを忘れてたんだ!!
 っていうか、よーーーく考えてみたら前にも見たことある!!(当然です・・・)

 初めて見たときはたまたまダンナはいなくてワタシひとりだったのだが、どこでやってるんだかわからない花火の意外な大きさと音の近さに驚きつつそれは楽しく見物したのだった。それで次の日会社で横浜周辺にお住まいの皆さんに聞いてみたところ、「昨日は鶴見川の花火大会だったよ」という有力証言を得ることが出来たのであった。

 そうかぁ、鶴見川!それは盲点(?)だった。
 しかしこれはイイぞ!ベランダに椅子ならべてビール飲みながら見るのにピッタリだから、来年はトモダチでも呼んで花火見物だー!

 ・・・とまで考えたような記憶までじわじわと甦ってきたりして。あははは。
 しかし、その後の怒涛のような北海道植民(?)とめくるめく北の生活の楽しさのおかげですっかり記憶喪失になっていたワタシ、今日の今日まで鶴見川花火のことをすっかり忘れ果てていた。

 ああ〜、しまったぁ!トモダチ呼べばよかったぁ!!

 と嘆いてもあとのまつりである。まぁはじまってしまったものはしょうがないので、とりあえず花火がよく見えるようにテレビも室内の電気も消して、クーラーで涼みながらゆっくり見物させていただきました。いやあ風流風流。

 ちなみに猫ズは、どーんと鳴ろうとピカピカ光ろうとまったく関心ナシってカンジで「なんだかおへやがくらいね」「くらいわね。ビンボーで電気つけられなくなったのかしら」「いやーね。わたしたちのゴハンはだいじょうぶかしら」などと冷たく目で会話しながら、いつも通りごろごろ転がって涼んでました。ああっ、なんかイヤだー。

っていうか、この写真だとヨコハマの花火より小さく見えるような気が・・・ちがうんだよぉぉ!ワタシの写真がヘタなんだよぉ!!
それなりにいいカンジ

 さて、これで今度こそ今年の花火のお話はおしまい。のはずですが。
 あのアザラシのタマちゃん(鶴見川にきたからツルちゃん??)って、もしかしてすごい花火好きなのでは・・・多摩川の花火大会が全部終わってから鶴見川にやってくるとは、もしかしてあの子、花火を追って川を移動しているんじゃないだろうか。
 じゃあ次の花火はどこの川!?っていうかもう今年の花火はほとんど終わっているので、今後花火を見られる場所は非常に限られてくるはずである。ということは。

 わかったぁ!!
 次の出没ポイントは、浦安洞爺湖だ!!(三毛党調べ)
 まちがいありません。取材陣のみなさん、いますぐレッツゴー!



 恐怖の毒ガス猫
(8月31日)

 夏である。っていうか、暦の上ではもう秋だけど、ココ関東地方はまだまだ連日猛暑が続いているので気分は完全に夏である。
 夏といえば納涼怪談話!(・・・・・・)なんか異様に強引な展開だが気にしないように。
 そうなんです。ワタシは見た死後の世界!じゃなくって、ワタシは目の前で見てしまった!ヘタなユーレイさんやオカルト話よりおそろしいものを・・・
 それは恐怖の生物化学兵器!ニンゲンの眼前で撒き散らされた恐怖の毒ガスである。
 まぁきいてください。ワタシの怪談を。

 (ココからフォント変更。HG正楷書体を持ってる人は実際に変えてみよう!)

 それは雨のしとしと降るある蒸し暑い夏の日の深夜のことでした。・・・ちなみに雨はタダの効果ですのでうそっぱちです。(・・・・)
 つい夜更かししてパソコンに向かい、HPの更新作業などしているうちに時刻はすでに午前2時を回っていました。夏休みとはいえ平日の夜、見るともなしにつけている深夜テレビ以外はしんと静まりかえっており、起きているのはワタシと猫だけ。そう、なにが起こっても不思議のないような、そんな不安をかきたてられる夜だったのです・・・
 そのとき。突然背後から神経にさわる異様な音が響いてきました。

 ざくっ・・・ざくっ・・・

 これは・・・!

 ざくっ、ざくっ・・・ざくざくっ・・・

 気のせいではありません。一心になにかを掘りかえすようなこの音は・・・!!
 恐怖に駆られて振り返ったワタシは、見てはいけないものを見てしまいました。
 闇の中にぼんやりとうかびあがるその赤い影。それは今まさに猫トイレでブツを出そうと踏ん張っているカールあかおだったのです。

 ワタシは反射的に「小でありますように」と祈らずにはいられませんでした。なぜならあかおのウ○コはほんとーーにクサイからです。
 しかしケツをうかせてふんばるあの姿は、どうみても大です。イヤな予感は的中し、たちまちトイレのほうから殺人的なニオイが流れてきたのでした。

 く、くさい・・・くさすぎる。まさに殺人ガス
 ああっ!こんなおそろしい事態にはこれ以上耐えられない!!

 ワタシはナミダ目になりながらも「じゃきーん!」とスコップをふりかざし、さっそくトイレを掃除することにしました。
 ところが、トイレの前に立ったワタシをさらにおそろしい事態が襲いました。なんとそのウ○コは魔女・・・じゃなくって、久々のゆるゆるウ○コだったのです!
 な、なぜだあかお!最近はすっかり固まっていたというのに・・・

 異様な存在感を放つスライム状の強烈毒々ウ○コに耐えながら、ワタシは必死で考えました。
 そういえば最近たまたま高級系フード・ソ○ッドゴールドをいただいたので、いつものアイ○スのかわりにソリッドをあげていたんだった・・・そうなんです、なぜかあかおはお手軽なアイ○スが妙に体質に合うらしく、アイ○スではピーピーにならないくせに、もっと高級なフードをあげると不思議とウ○コがゆるくなるという意味不明なヤツなのです。とはいえ、オトナになって腸もじょうぶになったあかおはそのくらいのことではゆるゆるにはなりません。では何故?!って、昨夜あかおは大量の猫缶をむさぼり食っていたんでした。ああ、アレだ・・・

 要するにこのゆるゆるウ○コはソリッドと猫缶の複合攻撃による悪魔の産物だったのです。

 次回からは気をつけよう・・・諦念とともにそう考えながら、ワタシは「びよーん」とスコップからたれ落ちそうになる出したてホカホカの無気味な物体をゴホゴホ咳き込みながらも一生懸命回収しました。
 するとワタシの背後にまたもやあやしい気配が!
 なにかがうしろに立っている・・・そしてワタシをじっと見ている!
 なにかを訴えるかのような視線を感じてワタシはぞっとしました。こんどこそ霊か!?

 っていうか、またもオレンジ色のにくいヤツでした。(・・・・・)

 ヤツは、まだスコップにぎって汚れた砂を回収中のワタシの横をすたすたとすりぬけると、なんと再びトイレに入ったのです。
 おいおい、まだ出すのかい・・・
 いいんだけど、せめておしりはあっちに向けて。

 そんなワタシの祈りもむなしく、あかおはワタシの鼻先にケツを向けたまま「うーーん」とふんばりポーズになりやがりました。今度こそ小か、と期待(?)するワタシが見たものは!いや、見て聞いたものは!!

 ぶばばばばっ!

 キャーーーーーーー!!!
 あかおったら、あかおったら、ガスと一緒に本体だしやがったよ。しかもワタシのほうにケツむけて・・・

 衝撃のあまり遠ざかりそうになる意識を必死に持ちこたえながらワタシは妙に冷静に悟ったのです。
 そうか。猫も下痢便出すときは、でっかいオナラといっしょに排泄したりするものなんだ。

 その後ワタシが泣きながら追加分のスライムう○こを回収したことはいうまでもありません。

 以上、納涼企画・真夏の恐怖体験でした。がっくり。(・・・・・・・・・)
 猫がオナラするのはもちろん知ってたし、あかおがあやしいこともよくわかってたのだが、まさか目の前で本体つきの毒ガス浴びせられる羽目になろうとは想像もしてなかったよ。ああ、またひとつワタシの中で「高貴で敏捷で美しい生き物」という猫のパブリックイメージが崩れていく・・・!がっくりがっくり。



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