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過去の日記置き場です。 いちおうしばらくは置いときます。 |
どこかで見たような・・・(1月1日) 皆様、空けまして・・・いや!明けましておめでとうございます。 年末からこちら、しばらく日記をさぼってしまったが、もちろんそれには理由がある。 ひとつ、さぼりまくって今年もギリギリの年賀状大作成! ふたつ、いまだに引越し荷物のころがる我が家の大掃除!! みっつ、こねこを眺めてニーコニコ!!! 大掃除のほうはダンナ主導というかほとんどダンナがやったというかワタシはちょっと手伝わされたという程度なんだけど(ひどい・・・)、おかげさまでやっと引越し荷物が全部なくなりましたぁ!ぱちぱちぱち!! ・・・・おそいですか?やっぱり?うちとしては、記録的に早かったと思うのだが・・・ そんなことより、こねこズだ。 いやー、ついこの間まで猫というよりネズミというカンジだったのが、ここ数日で一気に猫になってきた。前足をちゃんとふんばって立てるようになったので、いっちょまえに猫らしいおすわりポーズ(うちでは「三角すわり」と呼んでいる。シルエットが三角形だから)も出来るようになったし、ピーピーなきながらケージを脱走しそうになるし、二ひきでころころもつれて遊ぶみたいな行動も見せ始めたし。 もう、ケージの前で観察しはじめるといつまでも飽きずに見入ってしまうというかなんというか。 カワイイです。かーなーりーカワイイ。 さらにダンナは「あと数日すると『世界でいちばんカワイイ生き物』」になるぞー」というノストラダムスよりおそろしい予言をしており、ワタシは戦々恐々とココロ休まらぬ毎日である。(←?) こねこっていうのは確かに、あらゆる生き物の中でも屈指に可愛いですよね。こいぬだってこうさぎだって動物のコドモはみんな可愛いが、こねこというのはなかでも飛びぬけて可愛い生物だと思う。なんであんなにムダにかわいいんだろう、小さい猫ってやつぁ! ・・・なーんて思ってる時点でワタシはただの猫好きさんなのだろうか。でも!アイノは別だったぞ。それに関してはワタシは冷静な審美眼を失っていなかったといえよう。(・・・・・) 思えばアイノの小さいときはあまりにも人面なので「この子の将来はいったい・・・!」と不器量な娘を持った母のように心から行く末を心配したものである。それでもまぁ女の子ってのは年頃になればそれなりに可愛くなるもので・・・って、女の子じゃなくて猫だってば! とにかくかわいくなってよかったね、アイちゃん。見慣れただけというウワサもあるが。 日記も久しぶりなので、あかおがいなくなってからの猫たちの変化とか、こねことこゆめの話とか、いろいろとネタはたまっているのだが、ばかなことを書いているうちにまた長くなってきたし今日はとりあえず新年なのでさらっと終わろうと思ったのだが。 ちょうど0時をまわったころ、外で「どーん、どーん」という音が! おお、この音はもしや花火?! あわててベランダから外を見ると、横浜の方向に花火がばんばんあがっているではないか。 そういえばうちのベランダからは、極小ながらも横浜港の花火大会が遠く見物できるんだった。しばらく住んでないからすっかり忘れてたよ。(・・・・) っていうか、なんか既視感が・・・ 去年もこんなことがあったような気がするんですけど。ああ、去年はたのしかったなぁ。雪がいっぱい積もってて・・・しーん。思い出すと泣けるぜ。うわーん! とにかく、こんなものを見せられてぼーっとやりすごすようではばかばか撮影隊も今春解散だ。(←?)とりあえずデジカメひっつかんでベランダに飛び出し、ダメもとで撮影を試みた。 結果がコレです。
・・・去年以上にしょぼい写真である。もう新年早々どがっくりだ。 朝比奈先生はお亡くなりになっちゃうし花火写真はしょぼいし宝くじも多分当たってないし(未確認)、なんだかめちゃくちゃ幸先の悪いスタートといえよう。 初詣は大師さんで厄除けしよう・・・ ところで、トップページにもリンクをはっておりますが、コチラに新年のごあいさつページをおいてみました。こゆめとこねこがご挨拶しておりますのでよろしかったらご覧くださいませ。 では、本年も三毛猫党をよろしくお願い申し上げます! |
チャレンジ・ザ・ギネス(1月7日) またまた数日間のごぶさたです。しばし俳人・・・じゃなくって廃人になっていたワタシですが、今日ようやく復活しました。 しかしなぜ突然廃人だったのか。話しましょう話しましょう。(←?) ほかでもない、この魔の廃人ロードのスタートは楽しいオフ会であった。 オフ会といってももちろん三毛党オフではない。森のねこさんの有名ねこサイト「森のねこ屋のねこある暮らし」ではじめて開催されたオフ会に参加してきたのである。 さすが有名サイト、たいへんご盛会でありビンゴの景品はグレートであり皆の持ち寄った必殺・おやばか猫写真が嵐のように会場を飛び交うという非常になごやか・かつ楽しいオフ会であった。この大成功も主催者側のなみなみならぬ努力あってのものだろう。いやー楽しい会を開いてくださってありがとうございました! さて、そのオフ会も終わりに近づいた頃のこと。 こゆめの子たちがあまりにも奇妙な色合いをしているため、かねてからどう判断してよいものかわからなかったワタシは、たまたま隣に座っていたブリーダーさんに「うちにこねこを見に来てくれないか?」という話を持ちかけていた。するとその話をききつけたネット友達の皆様が「ぼくもわたしも見てみたい」と言い出したのである。 ワタシが軽い冗談のつもりで「みんな見に来ます?」と声をかけてみたところ、かなり大勢の手が挙がって「おお、さすがこゆたんの子!かわいさに期待されているのね♪やっぱりこゆたんはかわいい♪から、ムリもないわね♪♪」と能天気に喜ぶ平和なおやばかのワタシだったのだが。 まさか皆様が本気だったなんて。(笑) いざ会が終わってみると、「ホントに見たい」という人が数人ワタシのところにやってきた。どちらも知らぬ仲ではなかったので、「じゃあホントに来ますか」という話になって駅へ向かったのである。 その時点でかなり大勢がついてきてはいたのだが、ワタシは「せっかくだから駅まで一緒に行ってから解散するのだろう」くらいにしか思っていなかったのだった。 ところが電車の中で、同行していた人たちが「明らかに方向が違う電車に乗ってる人もいるよ」とこっそり教えてくれたのである。事ここに至ってワタシははじめて「どうやら一緒に歩いていた全員がウチに来るつもりらしい」という驚愕すべき事実に気づいたのである。 な、なにぃぃぃぃ。 点呼! いち、にぃ、さん、し・・・・ きゅう、たす、いち。・・・ちなみにこの「いち」はお子様である。 九人ーーーー!? ・・と、コドモひとり!?!? ワタシは思わず意識が遠ざかりそうになり、アタマの中で掛け算九九を唱えてしまった。 う、うち・・・ごく普通のこじんまりとした分譲マンションなんですけど・・・・・・・ 一度にこんなにうちに入れるだろうか。っていうかエレベータに一回で乗り切るかしら。 いやいやそんなことより、ティーカップすら足りないぞ。しーーん・・・ ホントにこんなに入ったら、我が家の来客数記録の大行進、いやさ大更新である。 ・・・おいおい、ちょっと待て。これだけじゃないぞ。肝心のブリーダーさんは別件の用事があったので、あとから遅れてやって来ることになっているのだ。・・・ってことは。 じゅ、十人・・・・とワタシ。 今だから言えるが、一瞬真剣に別車両へ逃げてそのままとんずらすることを考えてしまった小心者のワタシであったが、さすがにそれは人として許されないよなぁと思い直したことは幸いであった。(みなさん、ごめんなさい。だははは) しかしこうなると事前に電話してダンナを退避させたのは正解だったよ。ニンゲンの数はひとりでも減らしておいたほうがいいや。(・・・・・) よーし、こうなったら覚悟を決めたぜ。 なんのお構いも出来ないが、来るなら来ーい! というようなわけで、我が家に総勢11人の猫好きさんが大集結するという史上稀なるわけのわからない事態が実現してしまったのである。 これはまさに、営利を超えてカトリック国が集結したという中世の十字軍に比すべき事件! いうなれば猫十字軍!!!(・・・・・・)
ちなみに、ワタシのおそれたとおりエレベーター(9人乗り)には一度で収容しきれず、二回に分けて乗り込んだことを特に記しておきたい。 お集まりの皆様、ほんとうになんのおかまいも出来なくてすみませんでした。この場を借りておわびいたします・・・ ところでワタシ、心から後悔していることがある。 それはあの靴であふれかえって足の踏み場もなかった玄関を撮影しなかったこと!! あれほどビジュアル的におもしろい光景はなかったというのにーーー! これはばかばか撮影隊、一生の不覚!!(←?) ・・・ですので、皆さん、あのときと同じ靴はいてもう一回全員で来てもらえます?でもそれってもしかしてタダのやらせ?? さて、集結から3時間あまりが経過した夜の8時半ごろになって謎の猫十字軍はようやくお開きとなったのだが、このとき「あまりにも遠くまで帰るのにこんなに遅くなって気の毒だし、ここはひとつダンナを呼び戻してせめて新横浜かそこらまで車で送迎してあげよう」と考えたワタシはブリーダーさんをひきとめてしまった。 時間は遅いが、調べてみたところ終電は東京を9時半ごろ発車だ。十分間に合う!と思った。 しかしこれが大いなるマチガイのはじまりだったのである。 某iモードのコンテンツで確認した終電には確かにはっきりくっきり「ひかり」と書いてあったのに、ばかなワタシはそれを深く考えていなかったのだ。 おいおい、いつから「ひかり」号は新横浜に止まるようになったんだい・・・・・・ がぁぁぁあん。そうなのである。ブリーダーさんの真の終電は実は8時半過ぎにとっとと行ってしまっていたのだった。 ど、どうしよう・・・いや、ウチは泊まってもらっても全然かまわないんだけど、彼女の家には明日来客があるというし。なんとしても今日中に送り届けなければならない。 5時間近い放浪から帰ってきたダンナはちょっぴりもうろうとしていたが、ここはヤツにがんばってもらうしかなかった。だってワタシもブリーダーさんも免許もってないしー。(笑) ここまで読んで「まさか」と思われたアナタ。 そのまさかなんです。 結局夜の11時頃にスタートして、また行っちゃいました。夜行ドライブでブリーダーさんの家へ。 ばかだ・・・・・・・・ あっ、でも、2時半には現地に着いたし!また猫たちにも会えたし!! なによりカールとの感動の再会ができたし!!! ・・・そう。この「カールとの再会」話はぜひ次回じっくりと書いてみたいと思っている。カール・・・・ かくてブリーダーさんの家で一時間ほど仮眠させてもらったダンナは、ついにひとりでウチまでの長い道のりを走って走って走りまくったのであった。・・・いくらドライブが好きっていっても、キミはすごいよ。ホントにすごいよ・・・・・・ このように色々な意味でギネスに挑戦した二日間を送った我々は、週末をりっぱな廃人として過ごしたのであった。よい子はマネしないでね!つるかめつるかめ。 そうそう、これを書くのを忘れていた。突然11人のニンゲンに囲まれた我が家の猫たちはどうしたかというと! めちゃくちゃおびえてました。(笑) いつもお客さんにはすごく愛想がよくって知らない人がいても平気でおなかを出して寝るすおちゃんでさえ、見たことがないほどびびりまくって小さくなって椅子の下に隠れていたし、アイノに至ってはベッドの下の一番奥まで逃げ込んでしまっていてまったく姿を見せてくれなかった。アイノを見に来てくれた皆さんもいたのに・・・さすがは「マボロシのしろねこ」と呼ばれ、姿を見たものはシアワセになる(かもしれない)といわれるだけのことはある。アイノファン(←本気?)の皆様、どうもすみませんでした。 でもまぁ、普通はびっくりするよね。いきなりあんなに大勢ニンゲンが入ってきたら。ははは。 すおちゃん、アイちゃん、おさわがせしました。 しかし「母は強し」というかなんというか。こゆめはたしかに基本的にはお客さんを恐れたりはしない子だが、それにしたって本来スオミよりちょっと神経質でこわがりなところがあるというのに、さすがにこねこを見捨てて逃げられなかったらしい。ニンゲンに囲まれながらも終始隠れることなく頑張っていて、途中からは勇気をふりしぼってちゃんと「あたしの子になにするのよ!」と抗議までしていたのが印象的であった。 こゆたん、えらい!なんていいお母さんなのぉぉぉぉ!!感動した!(←総理の口調で) では最後に、今回の教訓。 終電の確認の際には停車駅のこともよく考えましょう。 ・・・・っていうか、それってもしかしてめちゃくちゃ常識・・・?がーーん。 |
ナミダの再会(1月8日) さて、昨日の日記の中で触れたとおり、ヘンな成り行きから我々は約2週間ぶりにカールあかおと束の間の再会を果たすこととなった。(カールあかおの臨時ドナドナホームステイ話についてはこのへんの日記参照) そうでなくても前日3時間しか寝ていなかったワタシにとって、深夜の大移動はかなりきつかった。しかし「目的地に着けばあかおに会えるのだわっ!」というヨロコビと「カールは我々をおぼえているだろうか・・・」という不安でいっぱいのワタシには長い行程もほんの一瞬に思えた。・・・なんてことがあるわけもなく、やっぱりえらく遠いところだよなぁとしみじみ思ったのであった。(・・・・・) そういえば、大移動後のカールについて全然書いていなかったですね。じつは!! ブリーダーさんも我々もまったく予想していなかった意外な事態が発生していたのである。 ワタシが帰るときに「あかおー!」と一生懸命呼びかけてもこねこに夢中で見向きもしなかったくせに、ふと我にかえって(?)「おいていかれた!」と気づいたとたん、カールはめちゃくちゃスネたらしい。 あのごろごろもみもみちゅぱちゅぱ小僧のカールが、いつもお気楽そのもので「ぽへーっ」としたのんびりやのカールがスネスネだとぉ!?うちにやってきた当日からあまえまくりだったゴキゲン野郎のカールが、スネスネ!?!? さらに驚くべきことに、最初の数日カールはハンストまでしたらしい。あの食欲大魔人2号と呼ばれたカールあかおがゴハンを食べないなんて信じられない(1号はもちろんこゆめ)。それはほとんどアイノが急に社交的に大変身してお客さんを大歓迎したうえごろごろ甘えまくった!なんていうのと同じくらい有り得ないことと思われた。 カール、意外と繊細だったのか!っていうか、ヤツは実のところそんなにばかではないのである。アイノはばかばかだがカールはまぁフツウなのである。突然知らないおうちに置いて行かれて、もしかしたらホントにドナドナされたのかと将来を悲観したのかもしれない。 ちがうんだ、ちがうんだよー!あかおーー!! それを聞いた我々は「ああ、カールーーー!!」とまたナミダにむせび、よっぽどすぐ迎えに行って連れ戻しちゃおうかと思った。でもこゆめが襲われちゃったら困るし。っていうかこの場合困るとか困らないとかいうレベルの問題ではない。イノチにかかわるので絶対にダメなのである。 やっぱりカールにはなんとしても少しの間耐え忍んでもらわなければならぬ。ごめんよカール。 それから数日のあいだすっかり世間に背中を向けて「・・・・・・」とふて寝する毎日を送ったらしいカールだが、元々がのんびりやで順応性も高いヤツのこと。すぐにゴハンも食べるようになったしついにはちゅぱちゅぱもするようになったらしい。 よかったよかった! ・・・・・・ それはそれでさびしいのはどうしたことだろう(笑)。つくづくニンゲンってのは勝手で邪悪なイキモノである。・・あ、それはワタシだけ?一般論ではない??人類の皆さん、しつれいしました。 とにかくカールとの再会である。あんなに毎日添い寝して、一日に何度も膝の上で恍惚のもみもみちゅぱちゅぱするという、濃密な愛の時を過ごしていたあかおよ。キミはあのワタシとの愛の日々をおぼえているだろうか! でも、もし覚えていたとして、「むかえにきたぁ!」と喜んでくれたのに連れて帰れないなんてことになったらかえってかわいそうかもしれない。ああどうしよう。 そんな葛藤をよそに、ついに再会のときはやってきた。 2週間ぶりに会ったカールは、なんと!ワタシの顔を見るなり甘え顔になって「にゃーん」と呼びかけてきたではないか。 しかもケージごしにワタシの手にスリスリ顔をすりよせてきて、棚のうえにコテンと横になっておなかを出してあまえている。 ああ、カールぅぅぅぅ。 いま俺は猛烈に感動している! やっぱりやっぱりワタシをおぼえていてくれたんだね!愛い奴じゃ愛い奴じゃ。よしよし、いまケージを開けてあげるよ。さぁおいでハニー、ぼくの胸に!! そして、ケージから出てきたカールは!!! ワタシには見向きもせずしゅたたたたーっと駆け抜けていき、「あー、出れた出れた」と部屋中をうろうろしはじめたのだった。 ・・・・・・ あのー。カルたろうくん?えーと、ワタシは?あまえたりしなくていいんですか?? っていうか、だっこして連れてきてみても「いやーん、ぼく今いそがしいんだからやめてよ」と逃げられてしまった。 カール、おまえはぁぁ。ケージから出たかっただけかい!! もしかしてワタシって利用されただけ?がぁぁぁん。 少しうろうろさせておけば、そのうちこっちに来て甘えてくれるんじゃないかと淡い期待を抱いたものの、ヤツは我々の滞在中ずっとこちらには見向きもしなかったのであった。 くそー、カールめ。 オンナの純情を踏みにじりやがってぇぇぇ! もうオマエなんか二度と信じないぞ。心配もしないぞ。もう知りませーん!ここんちの子になっちゃいなさーい!! ちなみに、今回もまた「じゃあね、あかお。また迎えにくるからねー!いい子にしてるんだよぉ!」とナミダで呼びかける我々にカールあかおがまったく無反応であったことはいうまでもない。・・・・ ああ、アナタにとっては誰でもよかったのね。ワタシじゃなくても、手近にいて甘えさせてくれる人なら誰でもよかったんだわっ!・・・と演歌かテレビドラマのようなことを訴えながら「うわあああん!」とむなしく夕日に向かって・・・いやさ朝日に向かって走り去るしかない我々であった。 いいんだいいんだ。わかってたもん。猫を愛するってのは無償の愛・・・愛は寛容であり愛は情け深い。ばーいコリント人への第一の手紙。あれ、第二だっけ???まあいいや。(いいかげん・・・) 怒ってないからはやくかえってきてね。ちょっとむかつくけどね。くそー。
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平和な我が家(1月9日) 近頃我が家は妙に平和である。 こゆめはほのぼのと子育てしているし、アイノは毎日添い寝に来るし、なんとスオミ様も毎日のようにワタシの膝やおなかの上に乗って寝てくれちゃったりしている。 なんというシアワセ!特にすおちゃんのサービスはヤンバルクイナよりも珍しいだけに嬉しさもひとしおだ! おみくじも凶だったのに、こんなシアワセでいいものだろうか。(・・・・) うううう、うれしいよう。 しかし。なぜこんなに急に我が家が平和になったのかといえば理由はひとつ。 カールの不在である。 思えばカール、図体はでかいわ幼な夫になりやがるわアイノをモーホーの道へ誘うわという発禁スレスレの危険な猫だったために我々でさえ忘れていたが、実はまだ生後9ヶ月の半こねこなのであった。 9ヶ月といえばまだまだ遊びざかりでうるさいお年頃。とにかく毎日他の猫を追い回して家中走り回ったり、赤ちゃんのように濃厚にあまえてみたり、発情声でニンゲンを閉口させたりしていたのもムリはないわけだ。・・・ん?発情声は仔猫のしるしだったっけ?まあいいか。(・・・・・) もっともカールはうるさいかわりにやたらと存在感のある子だったから、いなくなったときには急に猫の数が半分以下に減ったかのような錯覚すら覚えて非常にさびしかったものだが、そのかわりうちの猫社会はすっかりオトナのものに変貌したのである。 ああ、オトナ社会ってイイ。 静かだ。そして平和だ。 さらにニンゲン的にうれしかったのは、あかおがあまりにも幼く遠慮のない甘え方をしていたために甘え心をガマンしていた他の猫たちが「やったー、また甘えちゃおう!」とごろごろのスリスリでくっついてくるようになったことであった。あかおの甘えっぷりも捨てがたいが、他の子たちからの甘えもまた捨てがたい。ヒトの欲望は限りないのである。 でも・・・・・ ひとつ気になるんだけど。 スオミはあかおが来てから急に甘えたいのをガマンしたというわけではない。あかおがいようといまいと、元々こんなに膝に乗ったりしてあからさまに甘えまくってくれるような子ではなかったのである。もしかしてすおちゃん、「よしっ!あの赤いのをどっかにやってくれたのね。わたしのお願いきいてくれたのね。ありがとう♪」とお礼のつもりでサービスしているのでは・・・そんで、タンスの陰とかに「撃墜マーク」書いて「一機撃墜!次はしろいの、ヨロシク!」とか思っているのでは・・・・・・! お、おそろしい・・・ これであかおが帰ってきたら、怒ったすおちゃんからどんな仕打ちを受けることか。 あかお、ゆっくりしておいで。うちはあぶないからね。(・・・・・) |
かわいい・・・(1月12日) かわいい。どうにもかわいい。 なにがって、こねこズがである。 ホントはこねこのネタはこゆたんの育児日記のほうに書こうと思って今までガマンしてきたのだが、いっこうに出産にさえ行き着かない更新の遅れっぷりが災いして全然こねこの話を出来るところまで行きやしない。 もうガマンできない!!っていうか、どうみても早く更新しない自分が悪いんだけど!(・・・) というわけで、禁を破ってちょっとだけこねこ話をこちらに書いてしまうことにします。 年明けの頃にダンナが予言したとおり、今週になってこねこたちは一気にネズミさんから仔猫さんへと華麗なる変貌を遂げた。先週はまだちょっとよたよたしていた下半身も据わってきて、離乳食もがつがつ食べてるしトイレも覚えはじめたしですっかりこねこらしくなりました! 他のこねこと暮らしたことがあるわけじゃないので確信はないが、多分こいつらものすごく発育がいいんじゃないかという気がする。とにかくアクティブで好奇心も旺盛で、ピーピーいいながら走る走る!ちびっちゃいくせに移動速度が妙に速いため、「あれっ?」と思ったときにはもう足元にきてたりする。 独立心も旺盛というか怖いもの知らずというか、どんどん遠くまで遠征していってしまうので目が離せない。心配したこゆめがいくら「かえってらっしゃーい!」と呼んでも全然集まってこないので「なんなのこの子たち。あたしの言うことなんかぜんぜん聞きやしないんだから・・」とこゆママもかなり不満そうである。 そうそう、きょうだい同士のじゃれあいももちろん始まっていて、これはもう見ているだけでうっとりしてしまう環境ビデオのような可愛さだ。 ただ、ときどき誰かがマジで「いたーい!」と叫ぶのでこゆめが心配して「にゃーん・・」といいながら様子を見にやって来る。それ自体は「まあっ、こゆたんったらホントにいいお母さんね♪」というカンジで非常にかわいくていいのだが、その際に必ず「アンタうちの子になにかした!?したでしょ!まったくもう、油断もスキもありゃしない・・・」といいたげに「きっ!」とワタシをにらむのだけはカンベンしてほしい。ぬれぎぬだぁ!ワタシはなにもしてないぞー!!ただ見てただけなのに・・・しくしく。 このように、さんびきのこねこズはみんなかわいくてかわいくてカワイイのだが(・・・・)、成長するにつれて明らかになる衝撃の事実が。 くろことくろたは、あかおそっくりだよ・・・ これは喜んでいいのか悲しんでいいのか。似てるのは顔だけじゃなくって性格もそうみたいで、このふたりはとにかくひとなつっこくてぽへぽへーっとした憎めないやつらなのである。これで顔だけこゆたんに生き写しとかだったら悩殺猫になれたのにねぇ。惜しかったねぇ。 特にくろた、あんまりカールに似てるもんだから、こいつの顔を見ていると無性にカールに会いたくなる。ああカール、いまごろどうしているんだろう。カール、元気かぁぁぁ!!!(涙) じゃあ残りのいっぴき。トービーのとびちゃんはどうなのかというと。 これがこゆめそっくりなんです。 すわ「当たり」!?・・・と思うところなのだが、こいつがまた性格までこゆめに似てしまったようなのだ。さんびきの中で一番デリケートで臆病なところがあり、しかしやたらと食い意地だけははっているようなのが非常におそろしい。我々には既に「この子はおそらく将来こゆめそっくりのブラック魔性猫になるのではないか」という予感がある。 こんな奴らがそろってウチにいたら・・・ ぶ、ブラック親子・・・・・ 親子そろって「こんなゴハンがくえるかー!」「そうだそうだ、猫缶あけろー!」とにゃーにゃーにゃーにゃー訴えてくる姿を幻視したワタシは気が遠くなりそうになった。 ダメだ、なにがなんでもとびちゃんだけは里子に出さなくちゃ・・・! とにかくこんなちびちび猫ズがてけてけーっと走り回って、座ってるニンゲンにとりついてよちよち登ってきたり膝の上なんかですやすや寝ちゃったりするという天国的状況にある我が家です。 これこそまさに猫好きなら一度は夢見るパラダイス! ぱらいそである!!! 以上、家庭内天国からサワリだけ中継でお伝えしました。(・・・・)さらなるお話はいずれ育児日記で。
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スオミとアイノ(1月15日) すおちゃんはどういうわけかうちのねこズみんなから妙に愛されている。こういうのが猫好きのする猫ってやつなんだろうか、とにかくみんな不思議とスオミと遊んだりくっついたりしたがるんだよねぇ。 これぞまさに人徳、いや猫徳というべきか。(←?) しかしスオミが他の猫ズを愛しているかというとまったくそうは見えないところが色々な意味でフビンだ。カールなんかはもう明らかに嫌われているのだが、何度不条理に殴られても「しゃーっ!」とすごい形相でマジ切れされてもまったく懲りず、「みけのおねえちゃーん、ちゅきー。ぼくとあそぼうよぉ!」としつこく追いかけっこをしたがってはまた殴られるのである。(・・・・) ちょっぴりタカビーなお嬢様・こゆたんでさえスオミお姉さまには一目置いていて、ワタシに怒られても「いいもん、みてないときにまたやるもん」と捲土重来を誓っているのがミエミエのこにくらしい目でじろっとこっちをにらんでぷいっと立ち去るのみだが、スオミに怒られると一発でちゃんと言うことをききやがるんだ、これが。くそー。 ・・そういえばこゆたん、さっきもすおちゃんに怒られていたなぁ。スオミが食べている最中のカリカリのお皿に顔を突っ込もうとして、いきなり「べしっ!」と叩かれた。思わず「おおーっ」とパチパチ拍手したくなるような職人芸的クリーンヒットである。するとこゆめ、たちまち「しゅーん・・・」となって「ごめんなさいお姉さま、あたし反省するわ!」ってカンジで素直に順番待ちしたから驚きだ。 あの食欲大魔王のこゆめを待たせるとは! なんだよスオミ、あんたちゃんと自己主張しようと思えば出来るじゃないか。いつもしなさい。 っていうか、スオミのパンチって絶妙の間で繰り出されるんだよね・・・まさに生まれついてのナイスつっこみ!!ニンゲンに生まれていたら、やすきよのようなビッグな漫才師になれたかもしれない。 それにしてもすおちゃん、ホントはみんなに一目置かれているのに、そんな自分にまったく気づいてない様子でいつも回りに遠慮しまくっているのが哀れであるなぁ。ほろり。 ともかく、そんな猫嫌いのスオミ様にも弱いものが・・・いや、弱い猫がいる。 その名はアイノ! 伝説のばかばか猫であり、なぞのラッキー風水猫であり、いつもほのぼの・究極の癒し系と呼ばれたぼけぼけ猫・アイノ!! 他のみんなのことは容赦なくぶちまくるスオミ様だが、なんとなくアイノにだけはあまい。これは別にアイノのぼけぼけぶりにささくれだったココロを癒されているということはおそらく全然なくて、単にふたりの出会いのタイミングのせいではないかと思う。 思えばうちにやってきたばかりのアイノはとにかくちびだった。そのとろくさい性格とぽへーっとした雰囲気のせいもあってひときわあかんぼくさい猫だったアイたろうは、そのあまりの幼さが幸いしたのか、うちにやってきて三日目の朝にはなんとスオミ様のおっぱいをちゅぱちゅぱして一緒にねんねするという信じがたい光栄に浴したのである。 すおちゃん、いい子だねぇぇぇ! もっともコレはアイノが少し大きくなってからは断固拒否するようになったが、最初の頃にハハのように面倒を見た・・というか面倒を見させられた記憶のせいで、なんとなくアイノのことは庇護しなければならない存在であり、少々のことは大目に見てあげなくちゃいけない子なんだと認識してるんじゃないかと思うのだがどうだろう。 そのようにラッキーにも特別扱いで、いつも大目に見られるアイたろうくんは、きょうもすおちゃんのくつろぎタイムを容赦なく妨害してとっくみあいを強要し、結果的にすおちゃんの渾身の両足ねこキックを食らいまくって家中を白い抜け毛だらけにしながら走り回っているのであった。 アイノ・・・ それ以上ハゲないでね。(涙) |
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