5.よくある質問

ここでは、ウォーキング、歩き旅についてよくある質問をまとめておきます。

Q1.ウォーキング用の靴について
Q2.「街道歩き」の楽しさとは
Q3.「1日に30Km歩く」という感覚
Q4.「一人旅」のよいところ 
Q5.ホテル、旅館の選び方
Q6.歩き旅の格安交通手段 
Q7.旧街道の道筋がわかる地図 new

Q1.これから本格的にウォーキングをはじめようと思いますが、靴はどのようなものを選んだらよいですか

A1.ウォーキングにとって靴は大変重要なので、少し詳しく説明しましょう。

靴選びのポイントは次のとおりです。
●かかと
 ウォーキングで着地するとき、靴のかかと部分にかかる衝撃力は体重の1.5倍にもなります。この衝撃力を吸収できるクッションが効いていないといけません。靴のかかとはやや硬めで、衝撃を受けるのに耐えられることが必要です。

●大きさ
 ウォーキングを続けていると、血液などの体液は足のほうへ下りていって足が大きくなります。それを考慮して少し余裕のある大きさの靴を選びます。靴の先端に足先をいっぱいにつけて、かかと側に人差し指を入れてみます。人差し指がかろうじて入るくらいの余裕がある靴を選ぶとよいでしょう。靴の幅も大切です。足が地面についているときは、宙に浮いているときよりも1センチほど幅広になります。できれば幅広の靴を選びましょう。

●靴の前部
 着地した足は、最後につま先で地面を踏み返します。このとき、つま先は反り返るように屈曲します。靴の前の部分は、簡単に折れ曲がるような柔らかさが必要です。靴の先が柔軟に動いてくれないと、つま先で地面をしっかり蹴り出すことができません。ウォーキング用の靴は、かかとはやや硬めで、先は柔らか目がよいのです。

●大体お値段はどのくらい?
 山の用品店などでウォーキングシューズとして販売されているのは、大体1万2千円くらいからあります。多少高価でも実際に履いてみて、自分にあったものをじっくり選びましょう。

この項は、「決定版 快適ウォーキング」(湯浅景元著 岩波アクティブ新書)を参考にしました。