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2001/08/31

 また仕事場の席替え。ディスプレイが重い。資料も山積みなので重い。

 『ゲッベルスの贈り物』(藤岡真 著/創元推理文庫)読了。
 「わたし」はある有名人を殺し、「おれ」は上司の頼み(命令、とも言う)で謎のアイドル「ドミノ」の正体を調べる羽目に――
 不必要に重くならない文章で、さくさくと読ませる。「正体さがし」がきっかけで巻き込まれる事件も(不謹慎ではあるが)興味深い。悲劇がいきなり現実に引き戻されるところは、読んでいて気持ちが良かった。
 そっけない書き方になってしまった。文体と話が進んでいく調子(時々本筋から微妙に外れるところも含めて)がとても好みなので、著者の2作目(『六色金神殺人事件』(徳間文庫))を探し中。去年の12月に出て、最寄り書店に置いてないのは何故だ。


2001/08/30

 「FinalFantasy10」クリア。
 「泣けるって何処が?」という感想も多かったが、私は充分泣けた。とは言っても陰惨な感じはない。最後は「明るくてよかった。「FF7」の答えのようなラストでした」。
 (心残り)雷平原の最後の一種類は何だったんだろう……あとは全部集めたのになぁ。


2001/08/29

 『不安な童話』(恩田陸 著/祥伝社文庫)読了。
 彼女はある画家の遺作展で「はさみが自分の首に突き立てられる」幻を見て気絶した。後日、彼女を訪ねてきた男は、画家の息子であると名乗り、彼女に「あなたは私の母の生まれ変わりではないか」と言う。画家は、はさみで首を刺されて死んだというのだ。他にも、彼女と死んだ画家のあいだには奇妙な共通点があった。彼女は画家の生まれ変わりなのだろうか。捕まらなかった犯人を、彼女は「思い出せる」のだろうか。
 事件はミステリとして解決される。その部分は読み手が読んだものだけである程度導くことができる。
 けれど事件のそとがわの話は……ああ、だから「不安」なのか。

 H-2A打ち上げ成功。


2001/08/28

 電車のなかで、二人連れの会話。
 「このまま行って間に合うかなぁ?」
 「さあ。俺、地形にうといから」
 ……地形?(言いたいことは分かる)

 「本当に役立つ? MSの新しいセキュリティー診断ツール(上)」「同(下)」を読む。
 うっ……可哀相で思わず涙が出てしまった。特にこれ。
 「必要なパッチや修正が32もあるって! 全部入れたつもりでいたのに。月に1度はマイクロソフト社のセキュリティー情報サイトをチェックして、推奨されたものは片っ端からダウンロードし、インストールしてきたんだ」
 「だけど今は、マイクロソフト社がリリースする修正プログラムを全部チェックして採り入れるなんて作業は、人間の能力をはるかに超えたことなんじゃないかと考えるようになった」(ウェブデザイナーのジェロームさん)
 絶望の叫びの後に、悟りが仄見える(もらい泣き)。


2001/08/27

 競走馬にパブリシティー権なし/アスキー勝訴(東京地裁)。いわゆる「ダビスタ」は勝訴。「ギャロップレーサー」シリーズ(名古屋地裁)とは逆の結果になった。(関連日記:2001/02/092001/03/08

 「これは森博嗣版『戦闘妖精雪風』である」
という説(大森望氏の8月18日の日記)に惹かれて、書店で『スカイ・クロラ』(森博嗣 著/中央公論社)を手に取る。

 『夜想曲』(依井貴裕 著/角川文庫)読了。
 数ヶ月前に、古い仲間達と泊まった山荘で殺人事件が起きた。桜木にはしかしその時の記憶が無い。しかも、殺人事件のあとの数ヶ月の記憶も無いのだ。事件がどうなったのか分らない彼のもとに、郵便物が届いた。その中には「山荘の事件に関して真犯人を推理した」という原稿が入っていた。桜木は、自分の手に残る感触、その記憶に脅えながらも、原稿を読みはじめる――
 真犯人はわかった(こういう部分を読み解くのは好き)が、「原稿の束を送ってきそうな女性」(p.11)の正体は見当がつかなかった。
 将来註釈が必要になりそうなところがいくつかあるなぁ(ネタばれになる部分は隠しました)。


2001/08/26

 「FinalFantasy10」いつまでやってるんだろう。新しい召喚獣を手に入れた。強いなあ。これを鍛えれば、あのひとに勝てるかも!というところで時間切れ。


2001/08/25

 『散りしかたみに』(近藤史恵 著/角川文庫)読了。
 その舞台に毎日花びらがひとつ、降る。降るべきでないときに、誰の意識にとどめられることもなく落ちてくる。この謎を解くように――花の降る舞台で八重垣姫を演じている師匠、瀬川菊花にいいつけられた女形・小菊は、大学の同級で今は探偵をやっている今泉を訪ねた。まずは現場をと言う今泉に、ふたりで歌舞伎座に行ってみたのだが――
 ささやかな謎が隠してきた月日と、壊れてしまったものが、悲しかった。語り手が語りながら、聞き手にはそれと気づかせない謎。歌舞伎に親しいひとになら、分かったのだろうか。
 シリーズ前作は『ねむりねずみ』


2001/08/24

 『光の帝国 常野物語』(恩田陸 著/集英社文庫)読了。
 不思議な能力を持つ「常野」のひとたち。全てのことを記憶しつづけるひと、先を見ることのできるひと、はるか昔から生きているひと……。彼らは、人の間に隠れてひっそりと暮らしていた。その能力を隠し、目立たないようにして。そんな「常野」のひとびとを書いた、連作短編集。
 読んで涙をこらえながら、でも、心のどこか片隅で、昔読んだディックの短編が「そうかな?」と泣く心を冷めさせる。あれは強烈で、未だにこの系統の善意の人たちの話を読むと、背後でちりちりと鳴るのが聞こえるほどだ。その音を抑えてくれるような、「草」にまつわるふたつの話が好きだ。「手紙」で、だんだんと文がなめらかになっていくのも、読んでいて楽しかった。
 私も書見台が欲しいなあ。


2001/08/23

 『R.P.G.』(宮部みゆき 著/集英社文庫)読了。
 ふたつの殺人事件。ふたりの被害者は知り合いだった。そして、いっぽうの被害者には現実の他に、ネット上の「家族」がいた。かれは「お父さん」と名乗っていた。そこには「娘」や「息子」、「妻」との奇妙に明るいやりとりがあった。
 最後に現れるこの感情を、理解できるひとは、あまり幸福ではない。「それに弁明の名前をつけた彼女」と「彼女のそれを探り当て、ただ言葉にし、理解した男」。もし出会わなければ、と、もし出会えていたら、が交じり合う最後――これを朝の通勤中に読み終えたので、仕事場についても作業を始める気分になかなかなれなかった。
 読書は場所と時間を選びましょう、ということか。


2001/08/22

 台風11号は速度をやや速めて北海道へ。

 「いまだ蔓延の収まらないワーム型ウイルス『サーカム』の脅威(上)」「同(下)」。この記事によると「サーカムに組み込まれた電子メールプログラムは、偽のアドレスを作成できる」。

 『都市のイメージ』(ケヴィン・リンチ 著/丹下健三 富田玲子 訳/岩波書店)読みたいなー。


2001/08/21

 台風11号が本州に上陸した。相変わらずむちゃくちゃ進みが遅い。

 『三月は深き紅の淵を』(恩田陸 著/講談社文庫)読了。
 その本『三月は深き紅の淵に』を、この屋敷のなかから捜してみないか――平凡な会社員の鮫島は、週末に招待された会長宅で、賭けを持ち掛けられる。賭け金も魅力的だったが、それ以上に魅力的なのは、週末の客が語るその本の内容だった。匿名の作者、私家版として刷られ、そのほとんどがある事情により回収されてしまった、謎めいたいきさつの本。そして、本について、ただひとりにだけ、一晩だけ貸し出しを許すという独特の決まりがあったために、直接それを読んだ人はごくわずかしかいない。鮫島はその本を読みたいと思うのだが……(第一章「待っている人々」)
 全4章の、『三月』にまつわる物語。私は1章と4章が面白かった。
 本好きが反応してしまう話がそこここに出てきて、それが歩くくらいの速さの間で繋がれていく。少し読んでは「私の場合はどうだったかな」と意識が飛んでしまうので、なかなか読みおえられなかった。読んでいる間中いろいろなことを思い出して、楽しかった。
 本と思い出話をしているような感じだなと思う。

 昨日の日記で「星雲賞の知名度はどうなのか」とつい書いてしまったけれど、星雲賞がどういう成り立ちの賞なのかが説明してあれば、買う側の目安にもなるのではと思う。(SFファンに対して普段どう思っているか、によって、多少反応は違ってくるかもしれないが。)
 たくさんの人が支持した、ということだけでも、興味を抱くきっかけになるんじゃないかな。


2001/08/20

 台風11号接近中。暴風域が広いので、天気図で見ると朝からたいして進んだように見えない。(台風が進む速さは 15km/h)

 Solomon Fefermanの"Penrose's Goedelian Argument: A Review of Shadows of the Mind by Roger Penrose"を読む。
 人工知能つながりで進化する人工知能:『国際人工知能会議』レポート。人のように間違うプログラム"ハル"(映画「2001年宇宙の旅」のHALにちなんでつけられた愛称)の話など。

 ガンパレード・マーチが「星雲賞メディア部門」を受賞
 これについて、製品のパッケージにシールは貼られるのだろうか?(「日本ゲーム大賞ノミネート・優秀賞受賞」の時は貼られていたけど)星雲賞(※)の知名度はどの程度なのかなぁ……

※ 日本SF大会(今年は40回目。8/18〜8/19)参加者のファン投票で決められる。ヒューゴー賞をお手本としたもの。日本でネビュラ賞に当たるのは日本SF大賞とのこと。(参考:『新SFハンドブック』の「世界のSF賞 2001」)


2001/08/19

 日本初の直線重賞、アイビスSD(G3)をTVで見た。直線だけのレースは目新しくて面白かった。走っている馬はどんな感じだったのだろう。
 「いつ曲がるのかなー」
と考えているうちにゴールだったのかな。文字どおりあっという間のレースで、いかにも短距離走という感じだ。
 レース直前に上空からの眺め……とヘリコプターで中継していたが、馬にあの音はちょっとどうかなと思う。(気にならない程度に上空だったのかもしれないけれど)
 レースが始まったとたん、実況の音を消してしまった。久々に聞く青嶋アナウンサーの実況は耳にこたえた。


2001/08/18

 「FinalFantasy10」サボテンダーと遊びつつ経験値稼ぎ。このままだと、クリアする前に攻略本が発売されそうだ。


2001/08/17

 ささやかな夏休みのいちにち。ほとんど寝ていた。

 HotWiredの夏休み特集「コンピュータ関連」から増加するコンピューターへの「虐待」(上)(下)。(2001年6月6日の再録)普通殴って直すかな……でも確かそういう修理方法をどこかで読んだ記憶が……。(これ。殴るではなく叩く、でその対象もディスプレイではあるが、それでも……なんだかなぁ)


2001/08/16

 常駐プログラムになっている夢を見た。楽しかった。

 HotWiredの夏休み特集「環境編」から携帯電話の普及で急増する有害ゴミ。(2001年3月8日の再録)


2001/08/15

 『繭の夏』(佐々木俊介 著/創元推理文庫)読了。
 夏の一日。新居のアパートの天井裏に、姉弟は古ぼけた操り人形を見つけた。その部屋には8年前に自殺した従姉が住んでいたのだ。人形は彼女のものなのだろう、と姉は言い、そのなかからいちまいの紙を手繰り出す。それには不思議なメッセージが書きつけられていた。
 ―ゆきちゃんはじさつしたんじゃない。まおうのばつでしんだんだ―
 姉弟は過去の事件を調べようと思いつく。ほぼ時期を同じくするふたつの"自殺"ということばは、偶然ではないように思われたのだ。彼らはまず、従姉の学生時代の友人に会って話をきくことにする――
 人物と謎のバランスがいい。人物描写に厭味が無く、するりと読める。端正なミステリという印象。本好き描写が面白かった。本を片づけようとして、ついつい読みふけってしまうとか、読みかけの本を片手に持った時、人差し指を頁のあいだに挟むところとか。そういうさりげない描写がきいている。
 姉弟の役割分担がいまひとつはっきりしないのがちょっと残念。話の転がりかたは良く、最終章への切り換えかたは奇麗だった。


2001/08/14

 Netscape 6.1の評判を読んで、入れてみようかな、という気になる。

 朝の駅で、小学生が栄養ドリンクを飲むところを見た。


2001/08/13

 『デッドリミット』(ランキン・ディヴィス 著/白石朗 訳/文春文庫)読了。
 誘拐犯が人質の代償として要求したのは、「ある殺人事件の真犯人を探し、被告の無罪を証明すること」だった。期限は陪審員が評決をくだすまで。人質は英国法務総裁、そして彼の弟は首相という立場にあった。既に評決を出す話し合いに入った陪審員。話し合いの開始時点で、被告の有罪を疑う人間は、12人の陪審員のうちほんのわずかしかいない。いっぽう、兄を助けたい思いで、犯人の要求を自ら受けて調査にのりだす若き首相。被告が無罪である可能性は全く無いかのように見えた。しかし……
 はっきりと定まらない期限と、真実が明かされていく過程とで、いっきに読ませる。最後の"彼"の台詞、自分自身の正しさを謳いあげない、淡々とした言葉がいい。

 帰宅途中、薄暗い道の片隅でしゃがんでいる人がいた。何しているのかなとのぞいたら、20代前半くらいの男性が、白い猫と遊んでいたのでした。のどかだ。


2001/08/12

 昼過ぎに起き出してTVをつけたら、渋滞する高速道路の様子がうつっていた。

 「FinalFantasy10」どうやってもやられてしまうのは鍛えかたが不足しているからだろうと判断して、全世界行脚の旅に出ることにした(※)……が、眠たくて2時間ほどで中断。

※ 行脚という単語が「旅」と「各地を巡る」意味を含んでいるので、この書き方は「馬から落ちて落馬した」より更にひどいのであった。まあ、経験値稼ぎしに行ったと素直に書けばよかった訳です。とほほ。(2001/08/14)


2001/08/11

 CodeRedがHotmailサーバに感染。
 Microsoft社の広報担当者いわく「Microsoftがなぜ同ワームの犠牲者になったのか分からない」(ZDNN 8月10日の記事より)……いや、分かりすぎるくらい分かる!と全世界のシステム管理者の叫びが空耳に聞こえてくる……ような。

 新聞の勧誘を断わるときの決まり文句。

  1. 会社で読めるので。
  2. ネットで読めるので。
  3. 私は高校野球が嫌いなので、関連記事を一切載せない新聞しか読まないことにしています。

 1、2は本当だが、3は方便。

 墓をすすめる電話勧誘には、こう言った。
 「山の上に家の墓がありますから」
 これは本当のことなのだが、冗談ととったらしい担当者は、両親にかわってくれ、と言った。いやもう、その程度の日常的なことで両親に判断を仰ぐ歳では無いのですがね……


2001/08/10

 午前中はCodeRed対策の続き。私が使っているのはNT4.0 Workstationなので、パターンファイルだけ更新したのだが、その後「念のため」あれこれとやるように指示がきた。以下、その指示より抜粋。
 NT4.0 WorkstationでIISをいれている人は、マイクロソフト社からpatchが出ていないのでアンインストールして下さい
 ……これって対策なのか?
 その後も管理者から3通ほどメールがくる。ずいぶんと大変そうだ。

 高校野球開幕。職場でもそういう話題が増えてくる。
 「トオカマチ高校だって」
 「ふーん。それって何処(の県)?」
 「さあ。あ、ちょっとまって。住所が書いてある。えっと……十日町市XXX……」
 「何処の県か書いてないと分かんないじゃないですか」
 「電話番号か郵便番号(書いて)ないの?」(←聞いて分かるのか?)
 正解は新潟県でした。


2001/08/09

 システム管理者からのメール2通を読んで、CodeRed対策をした。

 飲み会。青島ビールと杏露酒を飲む。

 『利己的な遺伝子』読了。感想は後日。


2001/08/08

 立っていても寝られる、という程度には寝不足。電車はいい具合に空いてきた。ハードカバーを持ったまま、うとうとするのが気持ちいい。

 『利己的な遺伝子』補注をあともう少し。


2001/08/07

 仕事の合間に、新種のCodeRed IIを解析した文書(PDF)を読む。分かりやすい英語、だとは思うが、私は英語は苦手で……よろよろと読みすすめる。英和辞書が手元にあればもう少し楽だったのだが、会社にはあいにく置いていなかった(自宅には2冊もあるのに)。それでも、ソースコード的な記述になると読む速度が上がる。何事も慣れかなぁ。
 今度のCodeRed IIは、これまでのCodeRedとは別物とある。一般ユーザ(感染対象かどうかは自分で確認をすること)は感染こそしないものの、モデムやルータによっては、CodeRedの攻撃で誤作動を起こすようになる場合もあるらしい。
 私が情報チェックをしているのは次の場所。

 『利己的な遺伝子』本文は読み終えた。あとは補注だけ。(これが100ページちかくある)


2001/08/06

 『暗号解読 ロゼッタストーンから量子暗号まで』(サイモン・シン 著/青木薫 訳/新潮社)をぱらぱらとめくる。
 ENIACの前にアタナソフ博士にふれていないのが、ちょっと残念……(参照:『ソフトウェアの20世紀』(翔泳社)の人類史上初のコンピュータとプログラマ)。
 このこと自体は、この本の本筋とは関係無いので、それがどうというわけではない。そうではなくて、こういう平積みされるほどの本に書かれていたら、もう少しこの人の名前もメジャーになるのになぁ、と考えてしまった。それで、残念だな、と。
 私は『Inside The AS/400』(F・ソルティス 著/インフォクリエイツ)ではじめてアタナソフ氏のことを知ったのだが、スポーツカーの運転とコンピュータの設計を考えるのが好きだったとか。コンピュータのことで行き詰まると、車を運転してスピードを思い切り出して、そうすると運転以外の事を考えなくて済む、コンピュータのことを考えないでいられる、というエピソード(『Inside The AS/400』より)がとても良かった。

 CodeRed、いちぶの常時接続者もやられているという報道あり。HotWiredのIISはパッチが多すぎて、つぎはぎジーンズみたいになっているって笑えるけれど笑えない……


2001/08/05

 「FinalFantasy10」今日で終わるかなと思っていたが……あなた強過ぎです。前座が拍子抜けするほど弱かったので、油断してしまった。挫折。クリアは来週に持ち越し。


2001/08/04

 ガンパレード・マーチドラマCD「夢散幻想2」が届いた。あとで聴こう。

 「FinalFantasy10」先週の続き。露出過多のお方に卵が先か鶏が先か、と質問をしたくなる。5回ゲームオーバーを食らった。


2001/08/03

 Code Red感染者を馬鹿にしていると……を読んだ。普通のPCユーザにとっても、興味深い内容になっている。特に初級者〜中級者にはおすすめ。一通り読んで損はないだろう。
 ここで取り上げられているCode Redや最近流行のSirCam、どちらもより凶悪になれるはずが、実際の動作は今のところそれほどでもない、らしい。とすれば、これ(ら)はワクチンである、という記事の指摘はもっともだとも言える。
 ところで、Hybrisのコードを読んだある人によると、あまり"良い"出来ではなかったそうだけれど、SirCamはどうなんだろう?

 『利己的な遺伝子』第一次大戦中の前線でのイギリス兵とドイツ兵のエピソードに驚く。ノンゼロサムゲームか。まるで御伽噺のよう。でもそうなる理由が利他的だからとか人類愛に満ちているからとかいうんじゃないのが、愉快だ。
 最終章では、この章を読むより『延長された表現型』(R・ドーキンス 著/紀伊国屋書店)を読んだほうが面白いよ!と書いてあって、でも、未読本が……うう、でも面白そうだなぁ……

 などと仕事の合間に書いていたら、後ろからいきなり声をかけられた。息抜きがばれた訳です。それをはっきりと指摘せず、遠回しな厭味を言われて気持ち悪かった。まだ、怒鳴られる方がマシだ。

 ポール・アンダースン死去。『脳波』(ハヤカワ文庫SF)の最後の場面が好きでした。


2001/08/02

 五分刈りのプードルを見た。涼しそうだった。プードルの飼い主(男性)もハーフパンツで涼しそうだった。

 『利己的な遺伝子』囚人のジレンマ。後悔する試み屋、という名前はとても可愛い。


2001/08/01

 円周率3問題について、ふたつの文章を読んだ。

 計算に使う数値が、計算での使い方を教えてもらえない。だから「円周率が3になる」は結果としてデマではないだろう。新しい学習指導要領にそった教え方では、小学生が計算に使えるのは3.14ではなく、小数点以下2桁を含まない3のほうなのだから。
 学校で教わることがこれほど貧弱になっても、必要な基礎知識をどこかで学んでくる人は確実にいるだろうけれど、そういう人と学べない人、何を学べばいいのか見当もつかない人との格差は開く一方だろうなあ。
 なんだか嫌な感じだ。

 『利己的な遺伝子』後もうちょっと。背中を踏みつけられた後にミーム。(章題のままだこれじゃ)

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