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2000/12/31

 ファイナルファンタジーをちまちまと遊ぶ。思ったより画面は暗くない。それになかなか綺麗。しかし遊ぶ姿は家人に評判が悪いので、音は消して遊んでいる。……遊んでいるうちに年を越しました。ファイナルファンタジーで年越しするとは思わなかった。まあ、らしいかもしれない。


2000/12/30

 映画「バトルロワイアル」を見る。「中学生を配置したヤクザ映画」だった。一緒に行った人は原作を読んでいなかったのだが、「いっきにばたばた死んで誰が誰だか良く分からなかった」そうである。主人公格の2人と川田だけ分かったとの話。周囲があれほど騒ぎ立てなければそんなに話題になる「映画」ではないように思う。あの「ナレーション字幕」はなあ……笑いそうになってしまった。宮村優子が「おねーさん」として出てきた時にはなかなか燃えたのだが。キタノ(監督教官)の最後の台詞は、気が抜けた。言い訳はいいんだよ、もっと悪くなってくれ。あれでは燃えない。

 ワンダースワンcolorと、WS専用ソフト「ファイナルファンタジー」を購入。


2000/12/29

 仕事納め。

 JR「みどりの窓口」でJALのプッシュフォン予約チケットを呼び出してもらうが、呼び出せない。確か数年前も似たような状態だった。予約が切れたわけではないらしい。なのに「う〜ん、うちはただ呼び出すだけなんで」と穏やかに微笑む窓口係。わかった、JALは無理ならそう書いてくれ、JR。おかげで1時間並んだのが全く無駄足だった。隣の旅行会社カウンターに移動したら10分で買えたので、なんとなく腹が立った。

 納会、先輩とのお茶会、と移動していたら、時間が無くなって、あわてて空港に移動。機内誌で南阿蘇の特集を読む。チカラシバの写真が美しい。


2000/12/28

 年末になると留守電が大活躍する。「XXさ〜ん、いないの?いるんでしょ?出て!出て!……本当にいないのかなあ」「こらXX!電話に出ろ!」「まだ帰ってないのか。何してるんだ」折り返すと「嘘。そんなに長く風呂に入っているはずがない」「こんなに遅く帰ってくるなんて何してるんだ。仕事?なんでそんなに遅くなる」「ご飯を食べながらでも電話は出来る」とか散々言われるので気が重い。今年、電話をかけた回数が最も多い相手をつらつらと考えてみたら、宅配便配達センター(不在連絡票対応)と仕事場(休暇連絡)だった。


2000/12/27

 『ねむりねずみ』(近藤史恵 著/創元推理文庫)読了。
 歌舞伎の若手女形、中村銀弥は、少しずつ言葉を思い出せなくなっていると妻に打ち明ける。妻はその言葉の真意をはかりかねるが、ある日……。
 いっけんさらさらと書かれた関係が、話が進むにつれて別の面を見せる。その描写が面白い。

 「ガンパレード・マーチ」2回目の2周目を終了。クリアランクA。最終撃墜数295。……途中データからもう一回やりなおすかなあ。3月いっぱいは司令やってて1機も落とさなかったから無理だろうと思っていたデータでこれだから、Sランクを狙えないことも無いみたい。一応4月はじめのデータはまだある。

 九州人とそうでない人(特に本州人)とでは、「ガンパレード・マーチ」の舞台についての受け止め方や気分は違うのかなと思う。ゲームの設定でも、熊本であるこだわりが時々すごく強く感じられるし、それは気になる。私の場合はいい意味で気になった、のだけど。(以下、「」内はねたばれ気味なので伏せます)「図書館データの内容とか士魂号の配備の特殊性とか、多目的結晶体の装備(?)割合が本州と九州で違うとか……妙に分けている(ように感じられる)のは何故なのか。アルファシステムが熊本にあるからだとしても、このこだわりを、本州人はどう感じているのかな、と。東京周辺の人間は特に日本全国東京の拡大版が正解とか常識とか言う傾向が強いように思うし……あ、印象です。根拠はないですね、この「東京が特殊」っていう事については。ただ、舞台設定があまりローカルだと拒否反応が出てくるんじゃないかな。電撃プレイステーションのあるコラムでも「次があるなら舞台は東京にして欲しい(熊本の人には悪いけど)」と書いてあったし。九州人である私には、熊本は嬉しい設定だったけれど。ああ、東京だったら人型戦車は無いんだったっけ。首都防衛軍が配備を要求しているけれど芝村は出さないだろうという森精華の言葉がある。あ。でも世界として真実かどうかはまた謎ですね。誰が本当のことを知っているかなんて分からないのだから。
 ゲーム世界の九州に黄砂は吹くのだろうか。春の知らせというと桜よりまず黄砂。


2000/12/26

 とある事情で久しぶりにFAXを動かしたら、感熱紙が変色していた。


2000/12/25

 『エアフレーム―機体―』(マイクル・クライトン 著/酒井昭伸 訳/ハヤカワ文庫NV)読了。
 (あらすじ)ある航空機で「乱気流」による事故が発生し、乗客3人が死亡した。しかし事故原因は「乱気流」によるものではなく、航空機そのものにあるのではないかという疑いが出てきた。そこで当機を作った航空機会社は機体について調査をはじめるが……。
 航空機の問題を指摘するというより、それを報道する側の、型にはめた作り方に目がいく話だ。「原因はある→原因はひとつである」「事故がおきた→責任者は誰か」「〜だから、飛行機は危険な乗り物である」「大会社の公式見解は嘘ばかりだ」等々、報道する側の作りは、見ている側の望むかたちでもある。「善良な一般市民」は、わかりやすく口当たりのいい答えをすぐに欲しがるのだ。……とマスコミは決めつけているし、それは、ある程度あたっていると思う。

ルールを作るのはマスコミだ。連中のふけるゲームは、正確さとは関係ない。事実とも、現実ともな。いってみればサーカスみたいなもんだ
 『エアフレーム−機体−』より、エイモス老の言葉

 これが書かれた当時(1996年)と比べると、現在(2000年)は、ニュース報道にWWW(インターネット)という要素が加わった。今は「マスコミ」だけが情報を流しているわけでは無い。そして「事実とも、現実とも」判別できない事柄は(オフレコや匿名という形で)確実に増えている。判断材料が増え、自分でその真偽を見極めなければならなくなった、というのは悪い事ではない、と思う。
 ただ、その一方で自分の責においてという考えはあまり普及していない。
 話がかなりずれた。小説に話をもどすと、この航空機の事故はさまざまな原因が組み合わさっておきたものであり、そこにたどりついた瞬間は爽快だった。


2000/12/24

 有馬記念。馬券購入のため、外出。馬券売り場までたどりついて、書く物を何も持ってきていないことに気付く。新聞売りのスタンドでペンを買い、周辺にいる人の新聞をちらっとのぞいてマークシートに書込む(馬番を控えていなかった)。結果、テイエムオペラオーをはずして買っていたので、全敗。おお、テイエムオペラオー、お前はどうしてそんなに勝つのだ。しかし「勝負」強いとか言われて少し不憫な気もする。立場としてはナリタブライアンだろうか(全盛期においてライバルが不在という点で)。

 気晴らしにゲームで遊ぶ。ちまちまと未だ「ガンパレード・マーチ」を。幻獣育成にせいを出した結果、今回は阿蘇のお山でミノタウロス6、スキュラ8という素晴らしい編成に出会えた。ひぃひぃ言いながらミノタウロス2頭をようやく倒したその直後に、スキュラ5が増援として出現。……は、反則……いや、素晴らしかった。うっとりしながらダメージをくらって操縦系故障(しかし戦闘中は動く。根性で動かしているんでしょうか)。熊本南部は真っ赤。ちょっと育てすぎたかもしれない。これ今年中にクリアできるのかな。正月いっぱいやってるかも。
 しかし、私がゲームを黙々とやる姿は、家人にはめちゃくちゃ評判が悪い。寝ているように見えるらしく、時々後ろから頭をはたかれる。


2000/12/23

「メモリーカードください」
「PSとPS2とどちらですか?」
だったのが
「メモリーカードください」
「純製とそうじゃないやつとどちらですか?」(PSはデフォルトになったらしい)
に変化する店頭。あんまり売れてないのか?PS2。(というかPS2ソフト)
 キラーソフトが出てくれば少しは変わるだろうか。


2000/12/22

 今週号「電撃プレイステーション」掲載「ガンパレード・マーチ」特集(ネタバレ注意!)の人間関係図は、(以下「」内は伏せ字)「ネタバレというより裏設定なのでは……。ゲームをSランククリアしてもわからない部分まで書いてあるようだし。」このゲームでの魅力のひとつである人間関係間の自由度の高さを、殺しているように思える。(設定は設定として面白いんだけれど)「こういう関係は公式と違うから間違い」とファン内で言われそうで、ちょっと辛い。公式設定にこだわりのない人間には、「公式」にこだわる気持ちはいまひとつ分かりづらい。まあ確かに公式設定が神様であるフィクションもあるけれど、このゲームはそうじゃないと個人的には思っていたので、公式印で印刷物になると、ちょっと抵抗があるかな。ネットでは既出のことだから、何をか言わんや……だとしても、紙だと残り方や広まり方がネットとは違って固定しやすいように思う。


2000/12/21

 手伝いで行っていたプロジェクトの忘年会に出席する。鍋料理だった。店の隣はクリーニング店で、窓際のアイロン台に巨大なとらじま猫が座っていた。かわいい。

 瀬戸口厩舎にゴッドスピードという障害馬がいた。1999年の中山大障害(JRA、G1)を制し、同年の最優秀障害馬に選ばれた馬である。(2000年11月17日をもって中央登録を抹消。地方競馬に転出、現役続行)ゲームやりながら突然思い出して笑った。そういえば瀬戸口だったなと。


2000/12/20

「EXCELってファイルサイズが大きくなると、動きは重くなりますか?」
 そう質問した後輩が作っていたのは、プログラムチェックリスト(EXCEL使用)。サイズを見せてもらう。……印刷すると3ページ程度なのに、なぜか5.2MBもあった。どうやってこんなのを作ったのか訊くが、本人にもわからないと言う。シートのどこかにゴミが入っているのではないかと思い、行削除を指示するが、「1行削除するのに5秒くらい固まる→反応無し→強制終了」……繰り返すこと3回。とほほほほ。
 後輩は結局また作り直していた。作り直したファイルのサイズは145KBだった。

 MS-WORDファイルの巨大化はよく見るけれど、EXCELのは、はじめて見た。


2000/12/19

 現行プロジェクトの忘年会の日。鍋だったので座敷内に熱気がこもる。風に当たろうと窓を開けたら、隣は墓地だった。


2000/12/18

 『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(広崎悠意 著/電撃GS文庫)読了。これは同名タイトルのPlayStation用ゲームを小説化したもの。ゲームを小説化したもの自体あまり読んだことがないので、そういった意味での評価は私には出来ないが、これは話として面白かった。登場するキャラクターはある程度絞り込まれている。メインとなるのは表紙の「芝村、速水、壬生屋、滝川」それに瀬戸口、ののみ、善行、若宮、原が出てくるが、メインは「」内のキャラクターたち(と瀬戸口か)。小説もゲームから派生したひとつの選択として読めるし、そう納得して楽しんだものの、正直言って小説の後半は、良い意味できつい展開になっている。(以下「」内はねたばれ気味なので伏せてます)「特に、熊本城攻防戦からラストに至る部分。善行とののみが好きだったのでラストシーンはこたえた。話のながれとしては納得できるだけになおさら。さらりと流してある怖さがいいんだけど、いいと思いながらも……。善行のとった行動について。どちらを選択しても死ぬしかない状況なのに、これが中間管理職の辛さなのか。ちょっとやりきれないけれど、あの選択の結果、彼の立場が元のままだったらそれはそれで……だから納得。特定のキャラクターにいれこまないでいたら、もう少し軽い気持ちで読めたと思うが……」確かにきついけれど、それを納得させるつくりだと思う。いい感じです。

 『少年法は誰の味方か』(佐々木知子/角川oneテーマ)は興味のある事柄だったのでついあとがきを読まずに買ったのだが、その読まなかった部分が、すみからすみまで素晴らしく愉快だった。以下に一部を引用する。

日本も一読しただけではどこの国の憲法かよく分からない国籍不明の憲法によって、まずは軍備を奪われ、教育基本法から伝統を尊重する教育や宗教的情操教育を奪われ、やがて心の支柱を無くしていきます。

 上記の文から次の問題文が作成可能である。
(1)「一読しただけでどこの国のものかわかる憲法」とはいかなるものか。具体例を表記せよ。
(2)(1)にあげた具体例は「何故一読しただけでわかるのか」その理由を200字以内で説明せよ。
(3)日本の現行憲法が「一読しただけではどこの国のものかよく分からない」とこの文が主張するその根拠を示せ。個人的な感情、および現行憲法の成り立ちは考慮外とし、それらの点を論拠としてあげた箇所は減点対象とする。あくまで憲法というテキストに対してのみ検証を行ない、結論を簡潔に200字以内にまとめよ。
(以上の設問における配点:各30点 標準回答時間:各20分 模範解答例は別紙1を参照のこと)

 今回得た教訓。あとがきはかならず書籍購入前に読みましょう。無駄な出費をしなくてすむかもしれません。


2000/12/17

 映画「バトル・ロワイアル」に関するTV報道をいくつか見る。だいたい「無人島で中学生が殺しあう設定で」としか言っていない。せいぜい「架空の未来で」が付け加わるくらい。劇中において「殺し合いをさせる「プログラム」は国家が制定したことであり、その国家の名前は大東亜帝国」と説明したらなにかまずいのだろうか。この映画を問題視している民主党議員が「こんなものを二度と世に出さないために」とか言っていたが、その前に「世の中をこんな(映画や小説のなかのような)状況にしないために」頑張っていただきたいものである。
 それにしても、批判する側の当然の前提条件として、原作は読んでいるのだろうか、この人。


2000/12/16

 『バトル・ロワイアル・インサイダー』(高見広春・「バトル・ロワイアル」制作委員会 監修/太田出版)購入。『バトル・ロワイアル』(以下、「小説版」)は出版されてすぐに評判をきいて読んでいたのだが、映画はなんだか感じが違うようなのでこれ(以下「サブテキスト」)で映画用の予習をしようかなと思ったのだ。「サブテキスト」には映画に関する情報、作者インタビューなどが載っている。「小説版」の評をネット上でひろっていくうちに「決して良い文体ではない」「読みづらい」という感想をいくつか見つけて、私にはどちらかというと読みやすい文章だったので、どうしてだろうと思っていた。それについて、「サブテキスト」掲載の著者インタビュー「文体について」を読んで、もしかしてこのせいなのかもと思う箇所をみつけた。以下引用。

僕が文体で影響を受けた人がいるんだとしたら、スティーブン・キングはもちろんですけど、ロバート・B・パーカーですよね。そのパーカーを訳している菊池光さんという人がいるんですよ。ディック・フランシスとかも訳してるんですけど。あの人の文体に、僕、影響くらってますね。ちょっと特殊な日本語だなって思わせるとこがあるんですよ。(中略)
そうですね、直訳体に近いような感じなんです。(後略)
(「サブテキスト」高見広春ロングインタビューより)

 いわゆる翻訳物は私には馴染みが深いので、読みやすかったのかもしれない。高見氏は文体で影響を受けた人として、他に矢作俊彦氏をあげていた。

 「サブテキスト」の一章、映画編でおおまかな筋を読んでいくと、どうも「小説版」とはかなり味が違うみたいだ。最大の違いは、このデス・ゲームの監督教官が「サカモチキンパツ」ではないことだろう。「小説版」に出てきた彼は、奇妙に間延びした口調でゆったりと喋り、にこやかに人を殺す教師で、その行為の背後にはなんの理由も持っていなかった。教師に殴りかかった生徒をにこにこと笑みを浮かべて撃ち、私語をした生徒の額にナイフを投げる。生徒を殺したことについての分かりやすい理由を全く持っていない彼はただ不気味なだけだったが、さすがに長く大人であった世代には、そんな描写をするのは無理だったのだろうか。それとも単に「3年B組金八先生」の可愛らしいパロディになるのを避けるためにやめたのだろうか。監督教官に言い訳を作ってしまった(らしい)映画の世界は「小説版」とどう違うのか興味がわく。

 「小説版」を引っぱりだしてめくってみた。驚いたことに本当に「42人」だった。一昨日の日記では適当に人数を書いたのだけれど、なんとなく覚えていたようだ。


2000/12/15

 朝のワイドショーを見る。
 インタビュアー「XXクンはこのままXXを続けていたらあんなことにはならなかったと思いますか?」
 年配の女性「ええ。汚名挽回していたと思いますよ」
誰も突っ込まない。いつ突っ込むのかと見入っていたら、電車に乗り遅れた。

 汚名返上、名誉挽回。


2000/12/14

 競馬月刊誌「競馬最強の法則」(2001年1月号)掲載の覆面トラックマン座談会を立ち読みする。そして思う……この雑誌では(笑)が句点の代わりなのだろうか。隣の棚にあった競馬月刊誌「サラブレ」も読んでみる。某コーナー(座談会形式)が(笑)の嵐だった。1センテンスに(笑)を2回含む文章もある。このとおりに笑っているなら今ごろこの人たちはそろいもそろって顎関節症に違いあるまい。まぁ、本当は鼻をふんと鳴らす程度の笑いなのだろうが。……それじゃアレルギー性鼻炎みたいだな。

 映画「バトルロワイアル」。この映画は国家公認の一回限定一名様ヒーローになるためがんばるぞー!な、ある中学校のあるクラス、42人の一大活劇です。

 ↑嘘です。


2000/12/13

 『人は何故エセ科学に騙されるか』(カール・セーガン 著/青木薫 訳/新潮文庫)。この本がハードカバーで出た時のタイトル『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』は、ちらりと見て「ああ、カール・セーガンまでもがとうとうオカルトに走ったのか」と誤解して手に取らなかったのだが……ひどい誤解だった。原題の"demon"という単語に気づいてたらもっとはやい機会にこの本を読めたのに、もったいないことをしたものだ。
 この本、序章での父母のエピソード、「海の向こうで争っている人たちの姿は見えない」「ボール紙に小さい順に数字を書いていく」が、とても良い。

 「ガンパレード・マーチ」のエピグラフをぼーっと眺める。フォントの選び方と表示されるタイミングが好き。


2000/12/12

 的場均騎手が有馬記念でナリタトップロードに騎乗することになった。菊花賞コンビであった渡辺薫彦騎手に替わっての騎乗である。
 最近の乗り替わりの事例で思い出すのは、関東調教師会現会長の態度だが、あれはとても愉快だった。彼は自厩舎の馬の騎手を乗り替わらせる際、事情説明を「それどころではない」のひとことで済ませてしまった。ふーん、いいなあ。「システムが止まりました!これはバグなんですか?いったい誰が責任を取るんですか!!」「いまそれどころではない」いいなあ。「ちょっとこの単体テスト、0件データが抜けてるけど、どうするの」「それどころではないのです」いいなあ。あこがれるなあ。私が子供だったら連発しているところである。いや残念。
 冗談はさておき。
 私は的場騎手のファンで、この人が幾度か乗り替わりのごたごたに巻き込まれたこともあって、今回はかなり複雑な気持ちになっている。乗り替わられた側の気持ちは何度も味わったが、逆というのは今回がはじめてだ。

 「ガンパレード・マーチ」2周目をクリア(芝村舞でランクA)。このゲーム、使えるプレイヤーキャラ全部でクリアしてみようと思う。あと3人。来年までかかるかも。ゲームに浸っているあいだはそれは楽しいのだけれど、体力がついていかない。ちまちまとすすめる。


2000/12/11

 日記開始。

 電車のなかで誰にともなく喋る年配男性を観察する。
 「コンピューターグラフィックじゃなくてえーとえーと……(2駅経過)そうだ、バーチャルリアリティ。仮想現実ね、あーそうそう。なかなか思い出せなくってねー。コンピューターで好き勝手出来るってことだね」
 全然違います。

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