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第4章 論撃バトル

この章では、本作最大の目玉ともいうべき「論撃バトル」に関するルールを解説します。言葉のぶつかり合いで優劣勝敗を決する「論撃バトル」は「キャプテン・ラヴ」ならではの戦闘ルールであり、原作の世界観を最も色濃く反映したものといえるでしょう。

論撃バトルは主に言葉によって相手の恋愛観を否定し、精神崩壊や転向、そしてカップルの崩壊を図るものです。最大の特徴は、お互いのメンタルガードを削りあう判定を、ターン数の制限こそあるとはいえ、決着がつくまで続けるところにあります。

原作と違い、主人公(PC)サイドが論撃バトルに敗れ、自らの恋愛観に大きな疑問を抱えて論撃バトルが終了することもありえます。どちらかの恋愛観が破壊されるまで続く、論撃はまさに、待ったなしの真剣勝負なのです。

また、論撃バトルの特徴として、第三者による評価が上げられます。これは、論撃をトランプのカードによるランダム性の高い判定に終わらせるのではなく、言葉と言葉のぶつかり合いを正当に評価しようとする試みです。【魂の履歴】の引用にボーナスをつけるなどの工夫はされていますが、現状では言葉の格闘をもっとも適切に評価できるのは人間しかいないため、論撃に参加しないプレイヤーやGMが「聴衆」というかたちで評価するシステムを採用しています。あるいは論撃参加者自身が、相手の言葉に衝撃を受けたことを白状する「敗北宣言」もシステムとして盛り込んであります。単なるデータ(数字)上の戦いではなく、言葉によって魂を震わすことによってこそ、勝利を呼び込むことができるのです。

論撃バトルはターン制で行われます。1ターンとは、論撃バトルに参加する双方のキャラクターが各々意見を言い、その優劣を決定する1回の攻防を指し、1ターンごとにどちらかがMGにダメージを負います。最大ターン数は論撃参加者のうち最も高い論撃レベルの数になります。初期設定の5レベル同士の論撃なら5ターン、ラブラブ党幹部などの8レベル論撃使いと戦うなら、8ターンになります。

論撃には、普段の一般行為判定やアプローチ判定に用いているのとは別のトランプを判定に使います。論撃バトルが開始された時点で、バトル参加者にそれぞれ、論撃レベルと同じ枚数の論撃用トランプが渡されます。

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1) 論撃の流れ

2) 魂の履歴の活用

3) 判定

4) ダメージ

5) 自己弁護

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