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第4章 論撃バトル

5)自己弁護

特殊な論撃手法として、先攻側だけが論撃時に【自己弁護】することでMGを回復させることができます。

自分の【魂の履歴】に触れて、自身の恋愛観を再確認することで心の平穏を取り戻そうとする発言をしてください。ただし、内容は攻撃的なものであってはいけません。原作第4話「愛と青春のラブラブショー」で、テンタを見せられた後、追い込まれた状況でのキャット・ザ・ティーチャー(青野静果)の喋り方を参考にしてください。

自己弁護の場合、判定には絵札のカードを単体で使うことしかできず、達成値計算時には絵札は能力レベルと関係なく、絵札修正のみになります。自己弁護をする場合、論撃フェイズでカードを出す時点で、表を向けて出してください。

自己弁護の際の達成値と、MGの回復値は、次の式で計算します。

【達成値】=【愛情属性】+【絵札修正】

【回復値】=【愛情属性】+【絵札修正】

愛情属性の高い論撃使いなら、かなりのMG回復が期待できますが、自己弁護は論撃バトルの流れの上では相手に隙を見せることにつながりますので、大技を叩き込まれて、一気に負ける可能性もあります。もちろん、慣れてくればGMはこれを利用してNPCの論撃使いに「きれいな負け方」をさせることもできるでしょう

さて、それでは判定です。

聴衆ポイントがキャプテン・ラヴ側に2枚入っていますので、【魂の履歴】についてはキャプテン・ラヴがボーナスを獲得できたことになります。選考の蓬田が自分の【魂の履歴】をさらけ出して攻撃したものの撃退された格好なので、パターンはBになります。

まず、蓬田の論撃ですが、【理論3】+【保身4】でカードはダイヤのQ。達成値は10+4=14になりました。

キャプテン・ラヴの論駁は計算が煩雑です。【気合2】+【本気3】+【論撃能力相性補正−2】+【魂の履歴ボーナス+3】+【聴衆ポイントボーナス+6】。切ったカードはクラブの8とJなので、達成値は(8+1)+3−2+3+6=19です。

予想通りでしょうが、キャプテン・ラヴがこのターンを抑えることに成功しました。ちなみにこの達成地価亜判断すると、キャプテン・ラヴはクラブの5以上、ダイヤ(理論)かスペード(行動)なら3以上、ハート(感情)なら1以上で判定勝ちできていたことが分かります。数字の大きいカードを出すことよりも、【魂の履歴】を駆使し、聴衆を味方につけるほうが重要なのです。もっとも、スートが異なれば論撃の戦術も変わるので、聴衆の指示を同じように得られたとは限りませんが。

次に、ダメージを計算します。

蓬田の判定負けになりますから、蓬田のダメージは【基礎点1】+【聴衆ポイント2】+【魂の履歴ボーナス+3】で1+2+3=6点。1ターンで6点のダメージはそうそうありませんが、何とか踏みとどまりました。

ちなみに蓬田がキャプテン・ラヴの論駁に抵抗せず、敗北宣言をしていればダメージは【基礎点(任意)】+【魂の履歴ボーナス+3】なので、(1〜4)+3=4〜7となり、もう少しダメージを低めに抑えることも可能でした。

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