塗装関係 paint
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お問い合わせありがとうございます。模型について、かなりのスキルと知識をお持ちであると感じました。特に塗料塗装については、私よりもとても詳しくご存知と思われます。 私は塗装は苦手としているため、塗料や塗装の冒険はしていませんので、クレオスさんのMrカラー以外の塗料は使うことがありません。その為、他の塗料メーカーさんの製品をふまえての回答が出来ないことを前提に、これまでの経験からお話しさせてもらいます。 普段使っているサーフェイサーは、Mrベースホワイト1000です。ビン入りのサーフェイサーで、かなり薄めてエアブラシで吹いています。ゾイドはもともとそれほど色が鮮やかとは言いがたいくすんだ成形色なので、塗装後もくすんでいてもかまわないと思っています。カーモデルのようにきれいな色を再現しようとは考えていません。その為サーフェイサーは、 ゾイドは、1980年代のメカ生体の時代はスチロール樹脂でしたが、1999年の機獣新世紀以降はABSになっています。その為、塗料だけでなく接着剤にも気をつけなければなりません。しかし、1999年頃や2000年代前半では、ABSが塗装後に破損してしまうということは今ほど認知されていませんでしたので、1999年にゾイドがABSになってしまっていても普通にMrカラーで塗装することに疑問を持ちませんでした。そのままMrカラーを使い続けていますが、塗装が原因でABSのゾイドを割ってしまったという経験はありません。同じABSでもゾイドによってスチロール樹脂用の流し込みタイプの接着剤が効く場合と効かない場合があったという経験はあります。それでも、塗装はMrカラーで問題なく塗装できていました。 作業手順は、ランナーの状態のまま中性洗剤で一洗いします。このとき使っているのは家庭用の食器用洗剤です。一般的には離型剤を落とす工程と言われています。工作が終わったら再び中性洗剤で洗っています。作業中にさんざん手で触るので手の皮脂や汚れを落とす意味があります。乾燥をさせながら持ち手をつけます。サーフェイサーを吹く場合は、サーフェイサーを吹いたら一晩以上おきます。一色塗ったらまた一晩以上おきます。ここで言う一色とは、一回だけ吹くと言う意味ではなく、下地が透けなくなってきれいに吹き重ねが済んだところまでを言います。一晩以上おいてから場所に応じてマスキングをして、色を吹きます。また一晩以上おいてからマスキングテープをはがします。一色ごとに一晩以上おくのは、単に作業時間の確保が出来ないので、一日に一工程しかできないのと、必ずしも続きの作業を翌日に出来るとは限らないので一晩以上と言う言い方をしています。塗装が済んだら、デカールを貼って、クリアを吹き重ねます。クリアは、午前1層午後1層を3日かけて行います。作業時間が確保できなければ1層ずつ6日かけることもあります。ここで言う、3日も6日も3日連続、6日連続という意味ではありません。作業できた日のみを数えて3日や6日と言う意味です。この手順で作業する限りにおいて、Mrカラーでの塗装が原因でゾイドが割れてしまったり塗装がはがれてしまったという経験をしたことがありません。偶然にも、作業が遅いことで塗料の乾燥時間が確保され、破損問題を回避できていたのかもしれませんが判断できていません。 お手元のゴジュラスが、1980年代のメカ生体当時のもので間違いなければ、スチロール樹脂のはずなので普通に模型用の塗料であればいずれでも使用可能であるはずです。お手元のゴジュラスが、1999年以降製造のものであればABSです。一般的にトイドリ版と称される、パッケージを含めてのゴジュラスMk-2量産型の復刻版がありますが、これは商品はRBOZ-003でも、ABSであると思われます。私はこれを所持しておりませんので確認出来ておりません。残念ながら、リトマス試験のような、何かをすればスチロール樹脂かABSかを見分ける方法は存じ上げておりません。 スチロール樹脂でもABSでも、メーカーにより硬さの違いを感じることがありますし、使用目的により硬さを変えていることはあると思います。1980年代のゾイドは、スチロール樹脂でも他のプラモデルより軟質傾向かもしれませんが、海外の模型メーカーによってはスチロール樹脂でも1980年代のゾイドより軟質と感じるものもあります。1999年以降のゾイドはABSではありますが、他のホビー商品のABSよりも硬質傾向と感じます。また、同じ1999年以降のABSのゾイドでも生産国がタイ製のものと中国製のものでは、タイ製のものの方が軟質傾向で中国製のものの方が硬質傾向と感じます。 お問い合わせ内容に、直接的な回答になっていないとは思いますが、一助になれば幸いです。 |
ゾイドを塗装したところ、うまく動かなくなってしまいました。間違って、ギミック部分にプラカラーがついてしまったのがいけなかったようです。模型雑誌などで、はみ出た塗料はサンドペーパーで落とすといいとあったのでやってみたのですが、やはりうまく動きませんでした。なぜでしょう。 |
ゾイドのギミック部分に塗料がまわってしまった場合に、模型雑誌にあるようなサンドペーパーで塗料を落とすという方法は良くありません。 ゾイドのギミックにかかわる部分は、パーツどうしが擦れ合うため、あらかじめ滑りをよくなるように表面がきれいに整えられています。ギミック部分に塗料がついてしまうと言うことは、せっかくきれいに整えられている表面に塗料の分だけ厚みや凹凸を作ってしまうと言うことになります。このため、パーツどうしの滑りが悪くなり、思うように動かなくなってしまうのです。 一般的に、余分なところに塗料がついてしまった場合は、目の細かなサンドペーパーで落とすと良いと言われています。しかし、ギミックにかかわる部分にサンドペーパーをかけると言うことは、せっかくきれいに整えられている表面の部分にキズを付けるのと同じ意味です。また、サンドペーパーがけは、塗料のついた範囲以上にまでキズを広げてしまうと言うことでもあります。仮に、苦労をして表面をきれいに仕上げることが出来ても、その分だけパーツが削られた事になり、本来伝わるべき力が逃げてしまい、やはり動きが鈍る原因となります。
一般的に使われているプラカラーであれば、洗い落としに使う薄め液は、クレオス(旧・グンゼ)のMrカラー用の薄め液で十分です。ただし、模型用でない缶スプレーを用いて塗装をした場合、Mrカラー用の薄め液が適切であるかはわかりかねます。 ゾイドを塗装するときには、出来るだけギミック部分に塗料がまわらないように気をつけて塗装するのが良いです。エアブラシを用いる場合は、出来るだけ細かくマスキングをして、ギミック部分に塗料がつかないようにしておくのがよいです。 |
ゼネバスレッドってあるじゃないですか? あれの作り方を教えていただけませんか? |
ご質問の件につきましては、「高機動ウイング」と題しました、ハンマーロックの改造の塗装にまつわるページにおいて、私なりのやり方を説明しております。そちらを参照して下さい。 |
ゾイドの塗装をやってみたいと思ってるのですが、初心者のため、具体的な知識がありません。特にわからないのが、光沢、半光沢、無光沢という表面仕上げの使い分けです。ゾイドの塗装を考えるうえで、どんなトップコートが、かっこよく仕上がるのか、教えて頂けないでしょうか。 また、部分的に(特に牙や爪に)光沢っぽい処理をするのはアリでしょうか?素人考えですが、ゾイドというのは戦闘機械であると同時に生命体でもあるわけで、爪などは光らせてもいいかな?と思うのです。 |
結論から申しますと、光沢、半光沢、つや消しといった選択は、個人の好みの問題でありますので、特にこうした方がいい、というようなことはありません。ご自分が良いと思われた艶を選ばれるのが良いと思います。 ただ、ゾイドには、戦車や戦闘機などと同じく「兵器」という一面がありますので、これらのプラモデルと同じように、つや消しもしくは半光沢で仕上げられることが多いようです。 ゾイドや模型に使う塗料には何種類かありますが、色によっては最初からつや消しや半光沢になっているものがあります。これらの塗料は、ビンから出して塗装すればすぐにつや消しや半光沢の塗装面が得られます。これらの塗料を使えばトップコートのスプレーを使わなくてもよい場合もあります。 おっしゃるようにゾイドは生命体でもありますので、牙や爪などが光沢になっていたりするととてもカッコいいと思います。 武器など金属色に塗るところは部分的にツヤを変えるということも効果的です。特に、初期共和国ゾイドに顕著なパイプ状・シリンダー状のメカモールドに金属色を塗ってやると、いかにも動きそうな雰囲気が得られると思います。 アドバイザー・参号 |
夜光塗料の顔料をどういう所で買ってるか教えてもらいたいんですけど。 |
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