1984/4現在のカタログ

 

ゾイドスタートから1年と2ヶ月。ついに帝国側ゾイドの登場である。名機レッドホーンが宣戦を布告。この表紙のゴジュラスも試作段階のものである。おわかりの通り、マーダの下にいるのがゼネバス皇帝。

 

共和国軍では、ゴルドスが登場。ここに載っている4体はメインフレームを同じものを使っているのは周知の通り。また、ゴルドス、ビガザウロ、ゾイドマンモスの側面を見ればわかるように、この3つは歩行について、同じ駆動系も用いているのも更に周知の通り。こうして4タイ並んだときに、同じメインフレームを使いながらそれを縦位置に配置しようとしたゴジュラスが、いかにアイディア賞ものの発想であったかが、想像できるのではなかろうか。また、ゼンマイゾイドでは、ハイドッカー、ゴルゴドス、エレファンタスの3体、ペガサロス、グライドラーの2体、ガリウスとゴドスの2体、グランチュラとガイザックの2体、これらもそれぞれメインフレームが共通している。ゾイドは、出来るだけ共通部品を用いることで、コストを押さえながら新しいモノを作ろうとしていたことがうかがえ、そんなおもしろさに気づくことがが出来れば、更に遊びも広がったことであろう。左上にいるのがヘリック大統領。

 

この時期のカタログには、まだヘリック、ゼネバスという言葉は登場していない。これは、ゾイドストーリーが、ゾイドというおもちゃを演出するための補助的要素にすぎないことを意味していると思われる。つまり、ゾイドは、あくまでも作って触って動かして遊ぶことに主眼がおかれていた事を示していると思われる。

 

 

今回初登場のゾイド

共和国側
帝国側

ゴルドス

レッドホーン

ゲーター

マーダ

モルガ

 

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 ゾイド商品添付のカタログより転載