尿管結石

尿管結石の経験談について記載します。これは痛いですね。

発症

私の場合、腰痛の痛みが第一位、二位が尿管結石だと思う。
初めて発症したときは、暑い夏で、仕事のストレスも溜まっていた頃だった。
ベッドにもぐりこんでから、背中に少し痛みを感じた。筋肉痛か筋違いかと思っていた。この時点で、尿管結石の「に」の字もない。しかし、痛みが増し続け時計を見ると、すでに午前３時だった。一睡もできなく、ベッドを離れてリビングへ向った。ほとんどの体勢をとっても痛みが和らがない。唯一しゃごんだ体勢が一番楽だった。家庭の医学を読んだ。手がかりなし。

午前６頃、妻が起きてきた。「背中が痛い」と言ったら「また腰痛？」とあまり相手にされなかった。「かもねー」。ソファーにうずくまった。少ししてから、突然吐き気がありトイレへ。
これには妻もビビッタらしく真剣に家庭の医学を読んだ。
しょうがないので、近所の内科に電話して特別に診て貰う事にした。午前７時、歩くこともままならなかったが何とか病院にたどり着いた。痛みの原因は判らずだったが、鎮痛剤を注射された。この鎮痛剤のおかげで、少し楽になり、大きい病院に行くことができた。

最初は、胃腸科へ行った。
尿検査を行った。
診察時、医者より「尿管結石の疑いがあるので泌尿器科へ行ってください」とのこと。このときはじめて「尿管結石」という言葉を耳にした。「オシッコが赤くなっていなくても、血液の成分が出ていました」

「泌尿器科」というのは初めてでした。
あまりよいイメージが無かったのですが、とりあえず行ってみることに。
痛みが再開してきた。
「泌尿器科」では、すぐに診断がくだされた。「尿管結石」。
「ガ〜ン」まさか自分がなるなんて。
「この病院には設備が無いので、できれば○○病院に行ってほしい」
その病院うちの近所じゃないか！

治療内容

専門病院では、すぐにレントゲン撮影され、「尿管結石」であることが確認された。

医者より「実は、石を割る装置がきょうは空いている。きょう以外だと予約して1週間待ちになるけど、どうしますか？」
この痛みから解放されるなら「すぐやります」と返事をした。
すぐに造影剤を注射して再度レントゲン撮影。

石を割る装置とは、「体外衝撃波腎尿管結石破砕術（ESWL）」です。

カラダを切ったりする必要がないのでとても楽なのです。
これによる石の粉砕は一応「手術」となるため、生命保険の対象になっている。
ただし、その病院では当座の出費として５万円くらいかかった。

「体外衝撃波腎尿管結石破砕術（ESWL）」による処置を行っても、石が粉々になって全部出るわけではないそうです。私の場合、若干のかけらが管に残った様で、あの詰まった感じの痛みがその後も残った。これ以外の大物は白くにごったオシッコで出てしまったらしい。
ただ、あの痛みの恐怖感があり、痛み止めの座薬や飲み薬はしばらく手放せなかった。

尿管結石を患ったことがある知人に聞いたところ、運動（縄跳び）したり、水分を多くとってオシッコの量を増やせばよいと言われやってみたが、効果は無かった。

「運転」は、運転中に痛みが襲うことを考えると避けた方がよい。しかし、私の場合、急用ができどうしても５時間のロングドライブが必要になってしまった。幸いにも運転中、痛みが出ることは無かったが、目的地に着いて、ホテルにチェックインしトイレに入ったところ、いつもより熱い感じのオシッコだなと思った瞬間出ました。痛みなどはなく、コチっという音を立てて。少し細長く薄い茶色、ぶつぶつの穴のある隕石のようでした。

原因と思われること

出た石を医者に分析してもらったところ、普通の尿管結石の石だとのこと。普通ということは、普通に痛み、今回のような処置を行うしかないそうです。普通ではない石の場合、薬によって溶かすことができるとのこと。ただし、普通ではない石は、腎臓などに問題があることが考えられるため、別途通院が必要になるらしい。

この原因は、よく判っていないと説明をうけました。
医者曰く、「医学的な根拠は無いがストレスということはあると思う」と。自分で調べてみたところ、古代エジプトのミイラからも石が見つかったらしい。コーヒーの飲み過ぎ、ほうれん草のシュウ酸が原因とか言われているが、過酷な労働やストレスも原因なのかもしれない（最近、ピラミッドを作った人々は強制労働ではなかったという説があり、私もそんな気がします。しかし、普通の労働であっても知らず知らずににストレスを感じるケースもあると思います）。

今思えば、当時、仕事でトラブルが発生し約半年ほど全国各地のお客様を回っていた。忙しく、夕食は就寝ちょっと前にとるなど生活は不規則、楽しんでやっているつもりであったがストレスは多かったと思われる。飲酒量も増え、日中はコーヒーがぶ飲み、そんな生活をしていた気がする。

私の予兆としては、発症前の１、２週間前から妻に「最近、夜になると足がむくむんだよねー、女性みたいだな」なんて会話をしていた。このとき既にオシッコがうまく流れない状況だったのかもしれない。

予防策

・不規則な生活をしない
・ストレスを溜めない
・和食を心がける
・酒、特にビールを呑みすぎない
・コーヒーを飲みすぎない
・緑黄色野菜を食べる


酒飲み＆コーヒー大好きの私にとっては大変きつい内容だ。
酒、コーヒーはやめられないが、野菜はできるだけ多く採るようにしている。特にマグネシウムは、石の成分であるシュウ酸カルシウムとくっついてオシッコとして流してくれるらしい。

マグネシウムに注目

マグネシウムを多く含む野菜は、やはりほうれん草のようです。ただし、ほうれん草はシュウ酸も・・・。かつお節はかかせないようです。野菜以外では、米、ゴマ、海藻類に多く含まれます。