テシュティ!! イスカンダラーニー 

(雨だ!! アレキサンドリア人)

第4回

佐々木敏幸(在アレキサンドリア)



 

 

イスケンデレイヤの歩き方 (迷走編)

素敵な街、アレキサンドリアをもっともっと堪能して欲しい!!


今回は少し趣向を変えて、僕のかってな主観と思い込みで、真(?)のイスケンデレイヤのお楽しみポイント(変なとこだけ!?)を紹介してみます。あとは一人で行ってみるもよし…。

「ガイドブックを捨てよ、エジ人に尋ねよ」そして、錯乱の街歩き。

ここはどこ?? あなたは誰???(エンタ ミーン?!?)
 
 

観光スポット

  • 「アレキサンドリア図書館」

  • 言わずと知れた、世界屈指の大図書館(になる予定、インシャアッラー)。

    繊細は前回までの「アレキサンドリア図書館」のコーナー参照

    入場料20LE(学生10ポンドLE)夜7時30分まで開館(金土曜日は3時から開館)

    図書館ではないかも…という噂もちらほらと…。
     

  • 「コームッシュアーファのカタコンベ」

  • でも、現地人に表記の名前を言っても通じないので、ポンペイ柱付近から聞いて、歩いて行くのが楽しい(庶民地区の喧騒が息苦しいけど…)。有名だけど必見な場所。エジ最大の地下墳墓。

    地底に潜っていくと古代の祭壇があり、エジ・ファラオの様式、ギリシャ文明、グレコローマン時代(ローマ文明)の様式がミックスされたとても珍しい装飾がある。遺跡を見飽きた人にもちょっと違った感動が待っている。2度目に旅行に来た弟も「次のエジプトでもう1度見たい」と、真っ先にリクエストしたのもこの場所であった。

    入場料12LE(学生6LE)金曜は休みなので注意!!

    お墓の穴は地下2階ぐらいまで。(監視エジ人の居ない時)もっと奥まで入る事ができるが、迷って出て来られなくなる可能性あり。オバケが出るという。

    公開している穴よりも、もう少し奥にも地下に潜る穴がある。階段を下ると廃墟と化した部屋が脇にも続いている。下まで降りたら犬がいた…「アゥ?!?」と言って追いかけてくるので注意!!
     

  • 「マンシェイヤのムハンマドアリの塔」

  • ココは一般公開されておらず、最近発見したアレキサンドリアのパノラマポイント(周りには更に古い時代の遺跡も並べてある)。でも見学はできる。

    ムハンマドアリーモスクと同じ時期に建てられたもので、当時は灯台として地中海の監視のために使われていた塔。ここからは、一般人立ち入り禁止のエジプト最大の港「ゴムロック」が一望でき、その周辺に建てられた美しいモスクや、街並みと地中海が見渡せる。

    マンシェイヤの食料スーク(市場)を真っ直ぐ西に行き、ナセル広場(アレキサンドリアホテルがある)には出ず、その手前から街中(向かって左折)へ曲がる。エジ製食器卸問屋街を抜け、2kmほど進むと左手に古い塔が見えてくる。

    そのまま進んで左折すれば門の前に出る。(わからない時は、マンシェイヤで「ボルグ」{塔}はどこ?と訊ねる)
    非公開ではないが一般公開はしていないので、門の前でエジ人に頼む。「どうしても中が見たい!!塔に登りたい!!」と。そうすると中に入れてもらえる。

    塔に登れるのは管理主任が仕事を終える午後1時まで。アレキサンドリアで海沿いは一望できても、街から見られる場所は、ココだけ。必見!!

    帰り際に、案内人が握手をした手を放してくれない場合は、一ポンド渡す(バクシーシー)と放してもらえる。
     

  • 「喧騒の中のオアシス、歴史ある建物の中の庶民アフワ(喫茶)」

  • マンシェイヤの100年以上前に立てられた、由緒ある建物の中にある庶民アフワ。スークの人込みに疲れた時の休憩ポイント。(僕は週に一度は行く)

    中庭(?)のような場所がアフワになっており、モスクも併設されイスラムチック。天井には原爆ドームのような鉄の骨組みが残っており、それがエキゾチック(半野外)。他にも装飾的な古い柱がピンクや水色に塗りたくられてあり必見!!

    行き方は、マンシェイヤのムハンマドアリの像(馬に跨った)から海側を向き、目の前の交差点(?)の左側の角にある大きな建物の中(庭)。入口は北・東・南側に3ヶ所あり、間口は狭く、厳ついエジ人多し。勇気を出して入ると、中央の広間に出るので、何食わぬ顔で座ってお茶を一杯。料金は普通のアフワと変わらない(シャーイ1LE)。カルカデが名物。この周辺では唯一のトイレがある。男性用便器が異常に高い位置に設置されているのは、きっと見栄っ張りのエジ人が作ったからであろう。行列ができるけど、これもみんな見栄っ張り??僕もよく行く見栄っ張り!?
     

    ホテル

    ツアーでアレキサンドリアを周る方々は、たいていモンタザ界隈の高級ホテルに積め込まれるらしいが、そこは庶民地区。海水浴中心の地域で見る場所などない。だいたいモンタザ宮殿内は現地人にはいわくつきのハラーム(御法度)ポイント。イスカンダラーニー唯一の、カップルが野外や専用営業で駐車している車(ラブホテルならぬラブカー)の中で…をする、いけない所…。(ココは夜の代々木公園か!?と絶句した。)

    そんな場所より、ホテルはやっぱり街中が一番。(まあそれが見たいと言うなら、あえて止めないけれど…。)
     

  • 「セシルホテル」

  • 言わずと知れた、由緒正しい歴史あるホテル。サードザグルール広場の目の前で、海のすぐ脇にある。交通などアクセスも最良。

    地中海を一望できる部屋に泊まれば、素晴らしい夢が見られること間違いなし!!

    ただし、貧乏な私は泊まった事がないので繊細は不明。別項で紹介する、屋上の中華レストランは最高!!

    入口の回転扉に挟まると痛い…。
     

  • 「ユニオン ホテル」

  • セシルホテルから2ブロック裏にあるビルの中にある安宿。(入口は海沿いではない)

    ココは地中海が一望できる最高のロケーション。

    ただし、冬は海風が吹きつけ寒い事と、夏は蚊が多い事で安眠の保証はできない。
     

    レストラン

    アレキサンドリアの「高級」の部類に属するレストランに何度か行った事はある。

    が、そんな場所で払ったお金の分だけの満足感が得られた経験がない…。「これならいつも行くあそこ方が美味い。しかも桁違いに安いのに…」と、最後にはブツクサ考える事になる。

    港町アレキサンドリアは海の幸も豊富。当然、美味い店は山ほどある。そして、隠れメニューは「豚」。 豚が食べられる町!! オー神よー!!

    この東西に細長い街の西側から(主だった所のみ)順番に紹介してみます。
     

  • 「アブーアシュラッフ インターナショナル」

  • 絶対お勧めの魚レストラン。 エジ芸能人もお忍びで訪れる有名な場所(過去に2度目撃)。

    僕がアレキに赴任した折、間違って入った我々のグループが見つけたお店。日本人の舌に絶妙に合うエジ料理で、あらゆる魚介を堪能できて格安。日本の少し高い定食ぐらいの値段。知る人は「アソコに連れてって」とおねだりするほど、お客は必ず連れて行く場所。

    アンフーシーのカイトベイ前の道をそのまま進む。右手にビーチが見えたら左折して街中に500mほど進んだ右手にある(行き着くまでに、別の魚レストランが右にあるので注意)。たぶん分からないので、タクシーか現地人に「アンフーシー マタアン アブーアシュラッフ」と聞きながら行くと良い。醤油を持っていくと更に感激。始めに自分で魚介を選ぶ。

    車海老、イカ、貝、舌平目、蟹等の他に数品頼み、数人で食べて一人40LEぐらい。ラッキーな時は、天然うなぎ、(ハサミのない)ロブスターも有り絶対注文!! 泣くでしょう。

    食後は、ワンブロック海側に戻って、向かって左手に有るアイスクリーム屋(夏のみ開店)でデザート。アレキで一番美味いシャーベットが食べられる。
     

  • 「レストラン マーメイド」

  • 僕の教え子のアハマッド・サイードが現在店長のお店。

    アレキサンドリアで一番大きいアブル・アッバース・モスク前を右折。100m行った左手。

    オーソドックスはエジ魚料理が堪能できる。時々海亀がいるが(ワシントン条約、エジ憲法、共に食用禁止)、狂ったお金持ちの道楽用食材。クサガメの「亀太」を育てる僕としては、買い取って地中海に放したい衝動に駆られるのだが…。
     

  • 「セシルホテルの屋上中華レストラン」

  • 日本の中華以上という評判もさることながら、ここからの地中海の眺めは最強。

    上記したセシルホテルの屋上に有る、テラスで食べられるレストラン。ビール有り。

    夏は夜に行くのがお勧め。ランプの明かりの元でロマンチックにお食事。冬は寒いので、天気の良いお昼に行くのがベスト。ボーイがそっとパラソルの日除けをかけてくれ、遠く海の向こうギリシャに夢をはせるも良し…。値段はホテルのレストランとしては安い。

    お勧めは、スペシャル春巻き、豚肉料理各種。予算、一人45LEぐらい。マーボー豆腐を頼んだら、マーボーババロアが出てきたように記憶する…注意。
     

  • 「マンシェイヤのターゲン屋」

  • ここはたぶんわからない場所。暇なときに探して下さい。

    アジアンテイストなこじんまりした店。マンシェイヤの食料スーク中間地点で曲りボンベ街に出る。とりあえず目標はガスボンベ街に定め「ブタガース」と聞いて探す。その通りを進むと、今にも崩れそうな家々が出てきたら左手の半野外店。

    お勧めは、ターゲンとスープ、ライス。汚い店だが食べた瞬間泣きたくなる美味さ。予算一人5LEほど。トイレは向かいのモスク内。この世の物とは思えぬ汚さが必見(必臭)。
     

  • 「エリート」

  • 老舗中の老舗ギリシャレストラン。

    エジの普通の街中のテラスで唯一大っぴらにビールが飲める奇特なレストラン。

    ラムル駅から、サフィア・ザグルール通りを直進して1km左手。昔はヨーロッパから文豪が集ったと言うハイソな雰囲気はかろうじて残っている。

    オーナーの有名なおばあちゃんも健在で、毎日店内に佇んでいる。マチスの大きな版画があるがこれは本物で必見。3年前、日本人が来ると必ず日本のナツメロがかけられていたが「まるでインドのようだ」と毎回教えたら、そのサービスは現在廃止された模様。

    ここはお昼に行くのがベスト。名物は「海老カレー」。迷わず「ガンバリーカレー」を注文。海老だけがたっぷり入ったカレーを堪能できる。サラダはゲルマン人を彷彿とさせる、豪快な美味さ。一人25LEほど。
     

  • 「レストラン サフワーニー」

  • トラムのイブラヒメイヤ駅で降りてすぐ。煙がモクモク上がっている所。

    エジプト家庭料理が堪能できるレストラン(下の調理カウンターでテイクアウトした方がベスト)。マハシー各種詰め合わせ、チキン、コフタ、カバブ等なんでも有る。ハトは勿論、鶏や七面鳥のマハシーまである。高級レストランの味が低価格で。ただし、ほとんどの米類にはアレキ名物レバーがたっぷり入るので注意。

    よく店内で経営者兄弟の喧嘩が始まるので見物。汚い単語が飛び交うので(ある意味)勉強になる。
     

  • 「アナミチョー」

  • ヤングの集う、アレキサンドリアのみの有名チェーン店。同じくイブラヒメイヤ駅から降りてすぐ。

    エジピザ、エジパスタ、エジサラダ、ファティール(パイ生地で包んだ料理)など、どれも素敵な美味しさ。野菜だけの具が入ったものは珍しく、美味しい。相当安いが食事時は混み過ぎて入れないことも…。

    狂った店員が、ケチャップで「I LOVE YOU」と皿に書いて料理を配膳するが深い意味は無い。
     

  • 「レストラン バルバア」

  • 外国人にとっては辺境の地に位置するこのレストラン。

    店内も改装され、大テント内に1階と2階のテラス状フロアーの大スペース。鉄道のシディービッシェル駅から線路沿の海側の道を500mほど街の中心へ戻ると左手に調理場と看板がある。そこで右折してすぐ。

    エジ料理の有名なお店。特にステーキとマハシー。ステーキはあらゆる臓物をミックスしたセットが感動する。イギリス人には人気だが、ほとんど紹介されたガイドはなく、現地人のみ知る秘境大レストラン。値段も手ごろ。牛や羊のアソコも食べられる…。
     

  • 「ゼフェリオン」

  • アブキールに行ったら、きっと行く所がないのでここにくる事になる。

    ここは全ての魚介が1kg50LEで計算され、高い。しかし、焼き料理が独特の味付けをするので、注文時は全て「焼き」で注文する。かなり美味しい。

    余談だが、ここのテラスに座ると小さなウニを持って来るおじさんがいるが、生は肝炎の心配があるので危険。またそこから、砂浜にある電話ボックス状の監視小屋へ声をかけるとこっそり「タコ」を売ってくれる(水揚げされていれば)。エジ人はタコを食べないので貴重。
     

    お酒を飲む処(エジエジBar度数)

    イスラームの国だからといって、禁酒というわけでもない。が、だからといって大っぴらには飲めないのだが…。(キリスト教徒、外国人はあまり関係ないけど)

    僕の隠れた趣味は、エジエジBar探し(エジ・テイストのバーの意)。どっかの国みたいにチンピラに絡まれる事もなければ、泥酔した輩もいない。皆結構な大人の飲み方でスマートに飲んでいる。(内装以外は)素敵!!

    店数は少ないけれど、僕はこの国の飲み屋が大大大好き。なお、シネマアミール(映画館通り)の周辺に点在するクラブ等は、高いだけなので省略。

    エジっぽさを表す為に、エジエジBar度(内装や雰囲気)を付けました。その日の気分に合わせて行くも良し、ムスリムのオッチャンと飲むも良し…あれ!?君、飲んでもいいの??
     

  • 「カフ・ドール」(エジエジBar度45%)

  • (エジ・ランク表示)

    由緒ある名店。昔は毎週のように通った素敵なお店。(昨日も行った。)

    マンシェイヤのタハリール広場(ムハンマドアリー像のある)の通りを、マスル駅方向に進んだら、シャーリア・アディーム(通り)を左折。昔この通りには他に2軒の酒場があったが、現在はこのBarのみ。

    内装はエジテイストなヨーロッパ風に作られ、カウンターと普通席がある。

    ビールは8LEから。(カウンターの蛇口から生ビールなんて出ないので注意)

    ここで出される料理はシーフード。料理の質も高く、安いため週末などは大混雑。お勧めはイカのフライと酒蒸し風アサリ。エジではここでしか食べられない小魚のフライなどが珍味。

    毎夜11時を過ぎると、ウードの生演奏をするお爺さんが現れ、かってに弾きまくる(僕は「耳なし法一」と呼んでいるが)。

    在留外国人のよく来るお店だが、エジ人の方が多い。一人カウンターで飲んでいると、ロシア人の船乗りや、ヨーロッパ人等とお友達になれ、結構オゴッテもらえる。会話の練習には酔っ払うのが一番!!僕はここのカウンターで語学力を上げた。VIPルームで飲むことが次なる目標。かなりお勧め。
     

  • 「ハバーナ」(エジエジBar度15%)

  • シネマアミールの前の通りを真っ直ぐ西へ1kmほど進み、タハリール広場から伸びる道とぶつかったらもう少し進む。右手にあるこじんまりとしたお店(これでわかるのか??)。

    中はヨーロッパテイストでアンティークのエジ看板などが飾られた小洒落たお店。

    入口はロックされている為、毎回ノックをして開けてもらう。席は少ししかないので、週末は早目に行くべき。ビールは12LEから。他に簡単なカクテルもできる。少々高め。

    客層は外国人が多く、料理も一般的。ただし、ここではポークステーキ(33LE)が食べられ、かなりの美味でフランス人にも人気。落ちついて飲みたい時はここ。無口なオーナーにノクタ(冗談)をぶつけてはならない。
     

  • 「イルホッレイヤBar」(エジエジBar度60%)

  • マスル駅前、ゴムホーレイヤ広場脇の、ローマ円形劇場のある通りを真っ直ぐ西へ進み、しばらく歩くと賑やかな商店街になってくる。その賑やかな交差点の角にシーシャ(水パイプ)専門店を見つけたら左折。その店の斜向かい。
    入口はウェスタン風で中の天井は青、壁は真っ赤。典型的なエジエジバー。

    ビールは6LEから。

    他に、頼んでもいないのに野菜やヒヨコマメなどが次々に運ばれてくるが、これは全部タダ。つまみはタダで出すのが本場のエジエジBarです。

    ガラベイヤを着たエジオヤジ達が、暗い店内でゆっくり静かに飲む、ちょっとオツな場所。

    暇つぶしには良い。
     

  • 「無名のBar」(エジエジBar度100%)

  • カフドールBarのあるシャーリア・アディームを海側に進み繁華街の通り(角にコーヒー店)に出たら左に曲がり、また直ぐに右折して海方向に進む。すぐに変なバーが右手に見えるが、ここは無視(ボッタクリバー)。しばらくすると、ウェスタン風のピンクと紫で塗られた扉が右手に見つけられる。

    中はコテコテエジ絵画で埋め尽くされた奇抜さ。

    ビールは6ポンドからで、ここもつまみはタダ。他にエジ酒が各種揃えられているが、命の保証はしない。

    客層はほとんどエジ人。酒豪が多く、腕相撲などに誘われる。疲れていない時にお勧め。
     

  • 「ナーディー ヨーナーン(1)」(エジエジBar度0%)

  • シャットビー地区、サンマルコカレッジ脇のトラム沿いを西に向かうと左手にギリシャ領事館が見え、その隣にあるギリシャ人スポーツクラブ内。入口の上部に首二つの鷲の紋章が目印。

    一応エジ人制限をしているらしいが、外国人はフリーパス。料金は少し高め。

    ポークフライ(つまりトンカツ)がお勧め。
     

  • 「ナーディー ヨーナーン(2)」(エジエジBar度10%)

  • イブラヒメイヤ地区の庶民地区内にある、酒場というよりはギリシャ人コミュニティーの集会食堂。

    イブラヒメイヤの食料スーク(市場)と衣料品街のちょうど中間に位置する。トラム通りから食料スークに入り、始めの交差点で左に曲がり真っ直ぐ行くと、大きな民家の前に青と白の縞縞で塗られたポールが門前に立っている。迷わず中に入ると、国道沿いのドライブインのような空間が広がる。

    安く飲めるので、近所に住む場合は通えるお店。
     

  • 「ナーディー ポルトギーズィー」(エジエジBar度3%)

  • ロッシュディー地区。大通りシャーリア・アブイールからシャーリア・カフルアブドへ曲がり、1ブロック目ですぐに右へ曲がってすぐ。BMWのテナント裏口の向かい側。

    入口は分からないようにしてあるため、夜に庭でテレビがついている塀で囲まれた場所が目印。黒い門の前でブザーを押すと門番が出てくるので入る。

    会員制だが、入場料5LE払うと中にいれてもらえる。会員証を作ると(パスポートのコピーと、写真2枚、無料)6LEでビールが飲める(ただし毎回5本のまとめ買いクーポン制)。在留者には便利。英語圏の欧米人のコミュニティースポット。ポークピザが食べられるが、ちと高い。

    エジエジBar番外編

    アレキではないけれど、夏だけ開店の酒場が近郊の町「アガミ」に数多くオープンする。

    「エ!?ここはエジ??」という驚きがそこには広がる場所のみ、ご紹介。
     

  • 「アンドレア」

  • 超高級クラブ(僕はイギリス人に連れて行ってもらいオゴリだったので繊細は不明)。

    要予約、革靴、襟付きのシャツ着用義務。ジーパン不可。

    バスの終着駅より少し手前。砦のような門構えだが、大きく看板などはない。

    正に「桃源郷」とはこの事か…。入口の門をくぐると、すり鉢状になった真っ白の庭園?のような野外空間が現れる。巧みに作り上げた大小様々の客席の間を、小川がいたるところで流れ、色んな木々が植えられている。

    「こんな所もあったのネ?」例えお金を払っても、一見の価値はあるのだが…。
     

  • 「マイケル」

  • こちらも高級。普通に入られるが、エントランス料金有り。できれば予約制。

    中華レストラン「北京」のある角を右折し、100mぐらい行ったら浜辺への小道を進む。

    予約なしの場合、カウンター近くで飲むことができる。内装は南ヨーロッパ風。

    ヨーロッパ気分で彼女をデートに誘うならココ。でも高い…。
     

    ちょっとやそっとでは手に入らない物が欲しいなら

  • 「アンティーク街」

  • マンシェイヤ奥のアッタリーンに位置するこの界隈。少しわかりずらくアクセスしずらいので、タクシーに乗り「アッタリーン マハル イル タハフ」と言うと近くまで連れて行ってもらえる。

    アレキサンドリアには、ヨーロッパからの移民2世3世が多い。理由は、第1次、第2次大戦中に迫害から逃れてきた人達の末裔で、各国コミュニティーが発達している。そしてユダヤ系もまた多い。ココには、彼らの先祖が持ち運んできたかなりレアなものが並んでいる。

    お金のない僕は、いつも指をくわえて眺めるだけだが、聞いたところによると50LEで買った2眼カメラを日本に持ち帰った人が、銀座で売ったところ1000ドルに成ったそうだ。だからと言って、素人には安易な買い物は勧められないのだが…。

    ちなみに、僕は3日で5分しか狂わない懐中時計を買った。1813年イギリス製。ところが、持ち帰ったら「お化け」が出た…(本当に)。ので、エジ人にあげてしまった。なんでも、頭文字がRで始まる会社の時計で、いま市場ではすごい値段で取引されてるそうな…後の祭。絶対に高価なものがあるけど、それを買えるかどうかは自分の眼次第。自信のある方はどうぞ…。
     

  • 「(本物の)エジプト軍衣料品

  • マニアにはたまらないお宝。でも僕はマニアではないからどうでもいいし、買わない。

    砂嵐本物の軍人が売ったり買ったりしにきているのは何故??

    行き方は、同じように分かりずらいので「アッタリーン ハーガート イル ゲーシュ」と言えばたいていのタクシーの運チャンは連れて行く。一本裏道に入ったら古着屋で訊ねると出してくれる(店頭には並んでいない)。セーター、ズボン、ジャケット、大体のものはある。

    治安のよろしくない場所が近くにある為、女性の一人歩きや、夜間一人で出かける事は避ける。アッパーエジプトでは昔、民間人が軍の服を着て町を歩いていて、原理主義集団に撃たれて殺されたとか…。例え買っても、エジプト国内では絶対に着用禁止。(写真は名物の砂嵐)

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    という訳で、長くなってしまったアレキサンドリア案内、時間があったら訊ねてみて欲しい…。

    住所表記がほとんどいいかげんな国なので、それら繊細は削除して、少し探さないと見付からない程度の「行き方」で書いてみました。

    でも、こんな案内を頼りに街歩きする人が果たしているのだろうか…。

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