▼小説【小さな天使が眠るとき】
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†第3章(あらすじ)
裏切り
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絵なんか描いていたってムダ、世の中は酷く汚くどうしようもない。
そんな現実というものを、あの少女に教えてやる。
死ぬのはその後だ。
そう息巻いて再び丘へとやって来るミサキ。
少女はその日も来ていた。
しかし、地面の絵は雨でグシャグシャになっていた。
してやったりとせせら笑うミサキ。
構わず絵を描き直し始める少女。
それから空き地へと通う毎日が始まる。
少女の近くに陣取り、ファーストフードを貪りながら説教やヤジを飛ばし続けるミサキ。
いくら罵られても、消されても消されても、描くことを止めようとしない少女。
不毛に繰り返される日々の中、強いて進展といえるのは少女が『サーシャ』と呼ばれているとわかったことくらい。
スマホも一向に見つからない。
死からどんどん遠ざかっている自分。
これから一体どうしたらいいのか、全くわからなくなってきていたミサキの前に、突然エリの男友達が現れる。
そしてその男は、スマホが見つかったと告げた。
けれどそれは、友達だったはずのエリの裏切り。
ミサキは埠頭の倉庫の中で男達に襲われてしまう。
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(あらすじ)
†第1章『絵を描く少女』
†第2章『壊れた家』
†第3章『裏切り』
†第4章『嘘の記憶』
†第5章『衝 動』
†第6章『雪の舞い降るあの坂を』
†第7章『哀しい再会』
†最終章『小さな天使が眠るとき』
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(C) Natural-Rain.