記念すべきシリーズ第1作だが、今日の視点で見ると、バランスやボリューム等の点で、遊びやすいゲームとは言い難い。だが、核となるゲームデザインや世界観はこの第1作で確立されており、本作がなければ後のシリーズはなかった。
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【名場面】 戦慄の鼓動
戦争ゲームを作っていたのに、映画『エイリアン2』を観に行ってしまったスタッフ。かくして敵の正体はエイリアンに!! この超展開がシリーズの方向性を決定づけた。 |
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ダウンロード専用ソフトの本作は全体に小規模で、作り込み不足の部分や意味不明なストーリーなど、欠点も見受けられる。とはいえ、操作性や破壊の爽快感は抜群で、楽しく遊べるゲームである。
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【名場面】 アルパカチェイス
疾走するアルパカの大群に暴走トラックが突っ込み爆発また爆発。死にたくなければ走れ!! Wiiならではの大量の2Dキャラがヤケクソ気味なテンションを演出。 |
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8 |
真魂斗羅
2002年 PlayStation2 |
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本作の問題は『ザ・ハードコア』同様、ボスラッシュとパターンに重点を置き過ぎたゲームデザインだ。よくも悪くも優等生的な作品だが、8年間も沈黙していたシリーズを再生させた功績は計り知れない。
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【名場面】 奴隷獣タカ改
『スピリッツ』と同じじゃん……と思いきや、頭部を破壊するとPS2ならではの3D演出で振り返り、そのケツには醜悪なもうひとつの顔面が!! オーイエオホホイエー |
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7 |
魂斗羅 ザ・ハードコア
1994年 メガドライブ |
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賛否あるだろうが、本作はボスラッシュとパターンに重点を置き過ぎ、ラン&ガンとアドリブの楽しさが薄まっている。だがハードの限界を超えた技術力と、ハイテンションでハイセンスな展開は文句なく最高だ。
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【名場面】 パワード忍者YOKOZUNA
本作の何たるかを全身で体現するボス。名曲「GTR ATTACK!」に乗って、列車にダッシュで追いつきストップし、最期は線路に転落、爆発四散!! |
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6 |
スーパー魂斗羅
1990年 ファミリーコンピュータ |
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2年前に発売されたファミコン版『魂斗羅』に比べるとややインパクトに欠けるものの、本作も遜色ないプレイフィールと楽しさをキープしており、単なる移植にとどまらない、シリーズの王道たる一本に仕上がっている。
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【名場面】 陰獣キムコウ
アーケード版にないオリジナル要素を大量に追加した本作。その象徴といえるこの新たなラスボスは、後のシリーズにレギュラー出演する名物キャラとなった。 |
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アーケード版の移植ではあるが、グラフィックとサウンドを除くほとんどの面で、オリジナルよりも洗練されている。今見ると少し地味に見えるかもしれないが、多くの人にとって、本作こそが元祖『魂斗羅』だろう。
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【名場面】 すべてのアレンジ
ファミコン版オリジナルの要素は少ないが、すべてのステージがアーケード版より長く、再調整されている。スプレッドガン、回転ジャンプ、2人同時プレイ等も本作で定着。 |
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4 |
魂斗羅 Dual Spirits
2008年 ニンテンドーDS |
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純粋にゲーム内容だけで評価すれば、最高の魂斗羅かもしれない。4位の理由は、ギミックの多くが旧作の寄せ集めだからだ。だが上下2画面ブチ抜きのゲームデザインは、アクションゲームのジャンル全体で見ても、間違いなく画期的だった。
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【名場面】 攻殻機動艦
上画面でボスに乗った後、下画面に飛び降りてバイクを奪い、並走しながら攻撃。DSの2画面にまたがるゲームプレイと、高速スクロールの演出が見事にマッチ。 |
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客観的に見れば、ここまで高い評価に値するゲームではないだろう。確かにゲームバランスは悪い。だがプレイヤーに対するむき出しの殺意と、過剰なまでの破壊と戦場の表現は、今なおシリーズ最高峰だ。
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【名場面】 GREAT HELI
巨大なボス、撃ち込むごとに剥げる装甲、噴き出す火と煙、爆発に次ぐ爆発、飛び散る破片。ビジュアルのインパクト、盛り上げるサウンド、銃撃と破壊のエクスタシー。 |
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2 |
Hard Corps: Uprising
2011年 Xbox 360/PlayStation3 |
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魂斗羅シリーズは常に新しい表現に挑戦し、そしてプレイヤーに対しても容赦ない挑戦を突きつけるべきだ。本作は『スピリッツ』以来の、真にオリジナルな魂斗羅だった。
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【名場面】 石天狗鬼鞍馬
崩れる足場、落ちたら即死、パンチや火球で足場を破壊しまくるラスボス。トンデモなシチュエーション、殺意全開の攻撃、ほとばしるアドレナリン! |
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1 |
魂斗羅スピリッツ
1992年 スーパーファミコン |
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この作品が魂斗羅シリーズのベストであることに異論の余地はないだろう。本作には魂斗羅のすべてがあり、シリーズのみならず、アクションゲーム全体でも、史上最高の作品のひとつだ。
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【名場面】 対魂斗羅戦艦ドドリゲス
言わずと知れたミサイル渡りは、アクションゲーム史上最もスペクタクルなシーンのひとつだ。見た目だけでなく、演出と遊びが完璧に融合した真のマスターピース。 |
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