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(旧サイトでぼやいていた残骸)
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Blogしてみることにしました

 書かない時は2ケ月も平気で止まるような日記、Weblogにして意味があんのか、と我ながら疑問なんですけど、webからとか携帯からとか、更新する手段を増やしてみて様子を見るかなーと。ここだと、ローカルで書いてFTPする以外に策がありませんのでね。

 メールアドレスに同じくbiglobeにお世話になってます。以降はこっちに書くです。

追記 : で、また結局staticに戻ってしまったのでリンク外し。

固定リンク / 2004.10.17


電子辞書

 ちょっと欲しい気がしているのですが、中身を入れ替えることが出来ないのはどうしようもないのですよねえ。オプション辞書を追加出来るというフレコミのものはあっても、中身そのものをバージョンアップ出来る電子辞書ってお目にかかったことがない。
 実は、電器屋店頭で触ってて、SIIの電子辞書に入っているシソーラスにちょっと惚れた。例文とか豊富で感覚的につかめる感じなのがいいなー、と思ったけど、語彙数が25,000ってのが少ない気がしたのと、永遠に2004年度版のままなのかと思うと微妙な気分に。
 紙の辞書なら買い換えるのも手軽なんですけど、シソーラスまで網羅している電子辞書って大抵の場合高機能機種で、高い。踏ん切りつきません。
 ゲームソフトみたいな志向の電子辞書って出ないですかね。ガワだけ売って、中身のソフトは自由に選択出来るように。で中身は何年に1度かちゃんとリニューアルしてくれて。メモリカードも結構安くなって来てるし、不可能じゃない気もするんだけどなあ。

固定リンク / 2004.8.12


韓流と母

 こっちの地方だけかも知れないですが、ヨンさまとユンソナさんが出てる「愛の群像」が土曜日の真昼間に放送中。母、張り切って録画予約の鬼と化してます(その時間帯は仕事に出てる)。
 新聞折込チラシでこのドラマのDVDセットの通販を物欲しそうに眺めていたのは知ってたので、なんていうか。そのー。
 冬ソナの物語自体が好きなんじゃなくて、ヤッパリ「ヨンさまが」好きなんすか? 母よ。まさかユンソナちゃんのファンってこたーないだろう。
 ……今まで、どんなタイプの芸能人にも入れあげる姿を見たことがなかったので、ちょっとだけ複雑な気分……。かと言って映画「スキャンダル」みたいなものまで見たいとは言い出してないので、「ヨンさま+純愛」がキーなのでしょうけど。

固定リンク / 2004.8.11


それもまあ、決定的瞬間というか

 着メロが鳴る。ハッとして自分のケータイをふと見たけど自分じゃなかった。それがなんだかいたたまれなかったりするのは、よりにもよってピタゴラスイッチ(16和音バージョン)だったから。音質的にもぴったり一緒だったら、ヘタしたら同じ機種だったかも。
 アレをメール着信に使う人間が、電車で同じ車両に乗り合わせるなんて、多分一生涯でこれ1度きりのような気がする。そう考えると、自分がものすごい瞬間に立ち会った気分に。

 しかし。見た感じ高校生くらいの男の子だったんだけど、微妙に結びつかない……なんでまたピタゴラ。っていうか見られる時間には家にいない世代のような気がするけど。私の世代だと、子供が見てるのに付き合ってハマってたりするから言い訳が立つ(?)んだけど。

固定リンク / 2004.7.10


プリンタ買い換えた

 プリンタまでHPになっちゃってる。ははは。
 使うのが殆どモノクロなので、インクタンクの大きさで決めたんですけどね。
 最近のインクジェットはみんなして「写真がいかに綺麗に印刷出来るか」を競い合ってるから、6色インクタンクとか4色インクタンクとか、バラバラに交換出来るのを売りにしている。それはいいんだけど、黒インクも他色と同列に扱われて、タンクがかなり小さい。
 昔のプリンタって、黒+カラータンクという2個構成で、黒だけ単独で大きなインクタンクだったりしましたよね。
 でHPのプリンタがまさにそれだったんです。黒独立型。
 ……黒独立型を探してたら、店頭にはこれしかなかったってのもちょっと微妙な気分。本当は、替えのインクタンクがそこらの文具屋でも手に入るから、キヤノンかエプソンの方が良かったんですが、最近のはみんなして黒インクタンクが小さ過ぎ。
 最近はプリンタを使うと言えばカラー印刷しかしないんだろうか。たとえば町内会で回覧版を作るとか、学校の先生がプリントを作って印刷するとか、そういう「普通の文書」の需要では、圧倒的に黒だけの消費量が多いと思うんだけど……。
 そういう人たちはインクジェット飛び越えてモノクロレーザーにしちゃうのかな。さすがにSOHOでもない個人がレーザー持つのはちと荷が重い。

 しかしフラットヘッドスキャナがついて2万を切るとは。
 簡易OCRついてて2万を切るとは(認識率はアレだけど、まあそこには期待してなかったしね)。
 日曜日の電器屋店頭で眺めてたら、眺めてる視界の端っこでバタバタ売れて行ってたのもなんか判る。同じ値段帯でキヤノンやエプソンはスキャナ機能までつかないしね。
 HP、安くし過ぎ。音うるさいけど(苦笑)。

固定リンク / 2004.7.7


そしてついに

 冬ソナと母。
 ストーリー中、ある意味キーになっている「ポラリス」(北極星)をデザインしたネックレスがあるのですが、それと同じデザインのチャームを使った携帯ストラップがあるんですよ。何かの通販に掲載していて、たかがストラップで2万もするのはどーよって気がするけど、
 ……母が欲しがってる……。
 ……そういう商売に踊らされるタイプだとは思ってなかったよ、母。
 誰が買うんだこんなの、と思ってたけと、その例が身近にいたのはちょっとショック。

固定リンク / 2004.7.6


機種変更候補

 W21SA、何が起きた。まるでソニーエリクソンみたいなデザインじゃないか……。
 カッコ良過ぎる。
 SAで黒。私にとっては最強。やっとWINに出来るぞ。うわーい。
 ……でも品薄になりそう……(涙)。

固定リンク / 2004.6.18


動画限定貴公子

 冬のソナタ。
 母、とうとう、眠い目こすりながらリアルタイムに見つつ、録画予約したヤツを翌日の朝にまた見るという生活になってます……。今まで21時には寝てた人が……。怖い。とうとうヨンさまに取り憑かれたか。

 それはそうと。
 ペ・ヨンジュンさんなんですけど、この方に関しては、ワイドショーなんかで断片的に切り取られた映像での笑顔だけ見てると「こんな人の何処があんなに騒がれるんだろう……」って思う人は多いような気がする。
 微笑みの貴公子と呼ばれて、微笑んでる写真ばかりがあちこちに登場するたびに、微妙〜な違和感が付きまとっていた理由が、なんとなーく判ったような。
 彼は魅力は微笑みではなく、表情のギャップにあるような気がするんだけど、どうでしょう。
 冷淡な時の表情は苛烈と言っていいぐらい冷たいのに、笑顔の時はそれこそ溶けそうなぐらい優しい。その両面を(物語の背景とともに)知っている人だけが、その溶けそな笑顔の裏に存在する心情変化(演技としての、だけど)を、言葉以上に直截的に感じられるんじゃないかと。
 光だけの一面真っ白な世界では、それが光であるか無であるかなんて判らなくて、黒い影がそこに横たわることで初めて、それが光だと判る。
 少なくとも冬ソナにおけるヨンさまってそーいう役者なんじゃないだろうか。
 だから、静止画で笑顔並んでるのを見てても、何が凄いのか理解されにくいような、そんな気がしてたりする。

 とあるサイトで、彼の魅力の1つとして、この「表情のギャップ」が挙げられていたのを見て、ちょっとだけ嬉しくなったり。あー私だけじゃないんだ、こう思ってたのって。

固定リンク / 2004.6.17


「で、結局どうなるわけ?」

 ウチの母はドラマをあまり見ないタチなのですが、見るとすれば、2時間サスペンスか刑事モノか時代劇です。何故かというと、基本的に1話完結だから。「1週間も前の話なんかいちいち覚えてらんない」(母・談)ので、続きモノはダメらしい。でもNHKテレビ小説だけ例外。1日前なら覚えてられるらしいです(笑)。
 なのに、録画予約してまで見てるよ「冬のソナタ」@地上波。
 っつーかアレ、1話2話の伏線が、途中全く出て来なくて、最終回直前でいきなり再登場して解決、とかあるんだけど、大丈夫かな、母。
 …なんて言うぐらいで、私は既に全話制覇済み。「接続」「猟奇的な彼女」で、韓国ラブストーリーは肌に合うと判っていたので。

 で、母が見終わった後に毎週言うのが「何だか全然進展のない話ねえ。で、結局はどうなるわけ?」
 …やっぱり結果だけ知りたいっぽいです。チュンサンが死んだ時だけは違うこと言いましたけど、それも「あの人死んだけど予告に出てるわよ。どういうこと?」だったりするので、やっぱり結果だけが気になるのね(笑)。
 っていうか、母に言わせれば、最終回までずーっと「何の進展もない」ドラマだと思うんですよねえ、あれ。誰かが死ぬぐらいのことしないと「進展」だとは思えないらしいので。
 なんつーか、母ぐらいの年代だと、ユジンに感情移入して、ヨンさまに口説かれてる妄想に浸って楽しむ(笑)ってのが世間では正統派だと思ってたのになあ……。
 ちょっとだけ、そんな母に見られているヨンさまがお可哀想な気もします(笑)。どうもウチの母にはあの微笑は効果がないらしい…。

固定リンク / 2004.4.29


乳腺外科に行って来た

 有り体に言うと乳がん検診の病院な訳です。
 ええその。しこり発見しました。
 んで。宣告受けたらまずはwords of gpmをどうしようかってそればっかり考えてた。他のコンテンツはともかく、words of gpmにだけは資料的価値はあるかなと勝手に自負してたので。
 詳しい事情は伏せて、ここが404になったら(=プロバイダ解約ということですが)ミラーサイトを引き受けて下さる方いませんかとかいう文面をつらつら考えてたり。
 更新停滞は、仕事だけが原因じゃなかったです。全てに無気力になってた。時間があってもゲーム起動する気にはなれなかった。
 CDショップ行っても「……んー。先が短いかも知れないのに今更買ってもなー」とか何となく思っちゃって独りでどよーんとしてしまったり。
 レンタル屋行っても「今借りても返せなくなったらマズいしなあ」。図書館行って予約入れようとして「今借りても(以下略)」。大好きなゲーム屋さんが新作出しても「いやー発売する頃にはパソコン触れなかったりするかもー」。
 その代わり、この時期に溢れてる限定チョコレートとかは買いまくりですよ! ええ! そのうちにとか言ってるうちに食べ損なっちゃうかもとか自分に言い訳して!(……バカですね)

 ……たかが1cmのしこりで人生の清算シミュレーションが走り出す。周りにある何もかもを、死を意識したフィルターでしか見られなくなる。がんって凄い病気だ。まだ罹ってもいないうちから、その重さに潰されそうだった小心者。叔母が若くしてがんで亡くなってるからますます。
 (あ、乳がん自体は死ぬ病気ではないですが……何処かから転移して来てしこりがあった、という状態だったら、叔母と同じことになるな……と思ってしまった訳です……。)

 とにかくその。
 こんなこと書いてられるってことは、がんではありませんでした。疑いもございませんでした。
 実は健康診断で、再検査までは要求されていないけど「要経過観察」だったのです。だからこそしこりに敏感に反応出来た。とはいえ、会社の健康診断って、結果の紙が後から返って来るだけで、詳しいことをだーれも説明しちゃくれない訳で。
 専門のクリニックで、自分の乳に何が起きてるのかしっかり説明して貰うだけでだいぶ違いますね。インフォームド・コンセントって告知だけの問題じゃないとつくづく思い知らされました。

 女子の皆様。少しでも変と思ったら検査受けましょう。乳がんの9割はしこりで発覚しますが、しこりがあってもがん告知されるのは5%だそうです。ちなみに乳のしこりは婦人科じゃなくて外科です。私も最初間違えました(笑)。乳腺外科があればそれがベスト。
 17歳の乳がん発症例があるから、若い子も油断するなよー。
 あと、パートナーから指摘されてしこりに気付いたという症例もあるようなので、ノンケ男子及びレズビアンの皆様は、月に一度ほど、パートナーの乳をじっくり撫でまくる日を作るのが良いかと。いや本気で。石鹸の泡とかでぬるぬるしていると発見し易いので、お風呂でぬるぬるプレイで是非。いやふざけてないです、マジですよマジ。ぬるぬる。

固定リンク / 2004.2.22


インターネットラヂオ

 最近本当にTVを見なくなった。でも実は音中毒。何か聞こえてないとダメなやつ。で、時間の出来た時はサイト更新作業などしながらも、聞くBGMを探してCD格納場所をひっくり返していたりした。
 ですが。思い当たってふと。Windows Media Player様にお願いしてインターネットラジオ局を探していただきました。

 デトロイトテクノ専門局発見……。

 ……!! (溺れてます)

 うわぁ。たまんない。日本の車のCMでも使われたDaft Punkみたいなメジャーもんから、全然知らないマイナーものまで、無差別に無作為に出て来るのって面白いねー。ちょっとデトロイトの解釈が広義過ぎる気もするけど(笑)。
 何となく発見しただけなので、局からサイトに辿って見てみて、英語圏じゃないことにちょっと焦ってます。意味わかんねー。ドイツ語? でもとにかく出て来る音のセレクションは7割方ツボです。
 こういうのはインターネットじゃなきゃ出来ない芸当だなぁとしみじみ。ってか、21世紀になってまで「デトロイトテクノ」が独立ジャンルとしてチャンネル1つ割くだけの価値を認められているとは思いもよらなんだ…。

 しかし、パソコンのチャチな音環境で聴くのが勿体ない……(泣)。今までその価値がさっぱり判らなかったけど、ネットラジオ専門コンポが目の前にあったらすぐにでも切り替えたくなるね…。

 追記 : 大嘘つきだ自分。この専門局、ストックホルム……つまりスウェーデンにありました。これスウェーデン語か? 見るの初めてだよ……。
 というか、何故にスウェーデンでデトロイトテクノ??

固定リンク / 2004.1.25


WOOO! Marciel

 舞台と映像のコラボレーション。シネテアトル、とかいうらしい。
 まずネットで他の方のレビューを見てみたら、面白いようにまっぷたつ。面白い人には面白く、判らない人には判らないものらしい。
 ストーリーを追おうとして「意味わかんない……」と嘆く人があまりに多いので、あまり深くストーリーを追ってはいけないものなのだという認識だけは早くからしてました(笑)。
 ただ、何かのTVで紹介されていたのを見た時は、まさかこんな田舎にまでいらっしゃるとは知りませんで、自分が観る機会があるとはちーとも思ってなかったんですけどね。

 で、実際観てみたら。
 うむ、「ストーリーを追ってはいけないもの」という覚悟で正解。というか、それがないとストーリーに頭を取られてしまって肝心の舞台が観られないんじゃないだろうか。
 基本はフランス語(と少し英語)なので、舞台の上に電光掲示板の字幕が出るんですが、ちょっぴり近視傾向な人間には細かい字が読めなかった。かと言ってオペラグラス等でそこだけ拡大して観る訳にも行かないし。台詞の解釈は多少置いといて舞台の動きに集中しちゃった方が勝ちかもね、これ。
 スクリーンの中と外を行ったり来たりのシーンは、TVの事前紹介で印象づけられ過ぎていただけで、実際の舞台ではそんなに回数が多いって訳でもない。もちろん、そのつながりが角度までしっかり作られていることは奇跡的だけど、それよりも、スクリーンの中の人間と外の人間とのセリフの掛け合いが…。
 話を中断したみたり、混ぜっ返してみたり、妙な間を取ってみたり、そういう「会話の呼吸」みたいなのが、録画映像と生の人間の間に成立しちゃってるのがすげー。あまりに自然過ぎて、うかうかしているとその凄さに気づかないんじゃないかと思えるぐらい自然。
 秒単位のタイミング合わせが必要だよねこれ。この90分のタイムテーブルを完全に把握してかつ完全に再生しなきゃならない。キッツイ芝居だなあ……。

 マルシエルシリーズ(?)はいくつかあるんですが、日本に来たのは「幻覚のマルシエル」で、言ってみりゃ一番ストーリーなんてありそうもないヤツが来ちゃったんだね(笑)。過去の上演作品の方が、タイトルからの想像だけどまだストーリー自体はシンプルな気がした。で、この手の舞台はストーリー自体はあまり複雑にはせずに、その見た目の不思議さに酔うことに集中させて貰った方が楽しいんじゃないかなーと思った。単にタイミングの問題だったのかなあ。
 あとは蛇足。やっぱり1万は高く感じる。実際は製作費用を考えると高くなっちゃうのは判るんだけど、でもその値段で敬遠してしまう人は多いかと。で、実際、自分の感性と合わない場合の悪印象は、金額に比例して底知れぬ深さになりそうだしねえ……。

固定リンク / 2004.1.19


芥川賞

 この2人を並べて受賞させるんでは、何か別の意志があると勘ぐられちゃうのは仕方ないかも…。
 元高校生文芸賞作家に、元不登校リストカッター。で両方とも若い女。
 特撮がお母さん(の財布)狙いでイケメン揃えるようになって来たのと同じあざとい匂いがする。で、マスコミの反応が狙われた(と思われる)通りなのがますます。

 とりあえず。
 活字離れの若者を引き寄せる牽引力になんて期待はいい加減捨てろってば。絶対にならないでしょう。活字離れの若者に読ませる、という方向性「だけ」で語るなら、DEEP LOVEの方がまだ牽引力がある。それがいいか悪いかは別にして。
 彼女たちの作品は文学だからね……。「インストール」は既読ですが、元々読む素養のある人じゃないとあの作品の良さは判らないでしょう、明らかに。
 ゲームとかケータイとかインターネットとか、そういうメディアの中で生きている人たちには彼女たちの文章ですら充分に難解だと思う。そういう段階なのだと私は思っているんだけどなあ。

固定リンク / 2004.1.18


怪人21世紀 中野ブロードウェイ探偵ユウ&AI

 式神の城の光太郎といい、この話のユウといい、「昭和生まれ」をこういう意味合いでフツーに使っていい世の中になったんだなあ。Time Slip Boyに改題させられた某バンドの苦労は今や昔か。

 とりあえず旬が短い作品なので、ここ2〜3年のうちに読んでおかないと、あっと言う間に陳腐化しちゃいますね……。ビルゲイツ、ウルトラマン、うる星のラムちゃんにエヴァにX-BOXに……私が判るだけでもこのオタク文化の闇鍋状態は、単行本に焼いちゃって良かったのかとちょっと心配になる(笑)。
 なんでこの人はオンライン出版を目指さないのか。この手の話は紙で読むよりモニタで読んだ方が面白いような気がするんですけど。で「大阪府警は正義の味方に冷たい」のテキストからこっそりニュースサイトにリンク貼ったりしちゃうとか。いやそれはいくら何でもマズいか。

 ちょっと主人公のユウの天才ぶりはあまりにありえなさ過ぎなんですが、飄々としてて誰にも最後の最後まで本音を見せないキャラクター設定は結構ツボに来ました。「空の浮動産」の冬星のカッコ良さに通じるモンがあるな。

固定リンク / 2004.1.12


Deep Love

 新聞で話題になっているのを見て、「アユの物語」のネットで読める部分を見てみたら。
 句読点とかてにをはの使い方とか、そういう日本語で文章書く際の基本中の基本がまず出来てないんですけど……。
 うわーこれで商業出版出来ちゃうのか。同人誌の方がよほどマトモな文章作る人いるぞ。そういう時代なのか。すげぇなあ。
 ……と呆れてたら、流石に商業出版したバージョンではそういう情けない間違いはちゃんと修正されてました。これで原文のままだったら編集者仕事してないことになるわな……。
 それにしても原文はヒド過ぎだ。ってかWebなのにどうして直さないんだ?(苦笑)

 この物語については、きっぱり否定的な掲示板と「超ヵンド→だヵらミンナ読んで!」とかがずらずら並んでるファンだらけの掲示板と2つを見つけて、興味深く見た。アマゾンのレビューもドきっぱりと割れてますな。
 否定論者の主な言い分は、まず小説としてというか日本語の文章としての基礎があまりになってなさ過ぎだという、内容以前の技巧的な部分の批判が多い気がする。あと出て来るある病気の描写が絶対ありえないものになっちゃってたり、妊娠期間が10ケ月ってことも知らないんですかと某掲示板で笑われてたり、そういう設定や時系列の基礎的な部分でポカが多過ぎる。
 肯定派は……純粋にストーリーにヤラレてる人とか(メインの中高生は意外にコレが多い)、携帯の中で表現される小説としての目新しさとか、活字に縁がない層にとにかくも本を読ませることに成功しただけ凄い(笑)、という意見なんかがあるみたいですね。
 しかし中高生諸君……「朝の読書」の時間にコレはさすがに辞めた方が……。性描写もあるのにさ。

 ストーリー自体はかなりあり来たりのお涙頂戴パターンのようで、TVや映画や小説の世界ではこんなストーリーは珍しくも何ともないと思う。
 ただ。
 これに惹かれるような今時の中高生って多分、TVも映画も、ましてや小説なんて観ない/読まないんですよきっと。ケータイの画面だけが自分と外との接点、というタイプ。観てる/読んでる人にとっては陳腐でも、まとまった物語というものに全く触れたことのない中高生にとってはすっごい新鮮だったんだと想像します。
 それと、あちこちで言われていることではありますが、キーワードは全肯定なのかな。
 自分がしていることは間違いじゃない、と全肯定してくれる存在って中高生が凄く欲しがってるもので、そのために馴れ合いだのグループだのいうシステムが学校に存在するんだと思う。多分、主人公が大人が否定するようなことをしながら「それでも彼女は純粋だった」という言葉で(作者によって)肯定されてる辺りが中高生の心につけ入ったんだろうなと、そんな気がした訳です。

 携帯でマメにコミュニケイションを取り、友達も物凄く多いように見える中高生たちが、その実、心の奥では「本当の意味で自分を全肯定してくれる人はいない」という奇妙な飢餓感に苛まれている。
 その飢餓感に入り込むために「アユ」という名前(これもあざと過ぎる……)と、ケータイという出力手段を選んだ、その点においては「勝ち」でしょうね。で、そのサイトのカウンタ数に商売の匂いを嗅ぎつけた出版社も。

 「活字に縁がない層に本を読ませた」ことにはならないような。この話について書かれているネット上のテキストだけを見てると、飢餓感を埋めるためにアロマテラピー・グッズみたいに「利用」されているだけで、本当の意味で本を読むことそれ自体に目覚める子はいないかも知れないと思います。
 本を読まない子に無理矢理読ませるとすれば、私なら佐野洋子の「100万回生きたねこ」を薦めるんだけどなあ。あれって読んだ後に「考える」ことが必要な話だから、読書の入り口としてはいいんじゃないかと思うんですが。

固定リンク / 2004.1.3


やっぱりね

 「女神幻想ダイナスティア」、事業としては終わって、有志によるボランティア運営に切り替わったようです。
 やってけるわけないと思った。
 オンラインでやるべきコンセプトじゃないゲームにオンラインを持ち込んでるようにしか見えなかったし。
 イベントやシナリオにこだわらず、コミュニティゲームに徹してしまった方がまだ生き残り様があったかもね。
 そうだとしても、あの時期に開始するんではもう完璧に遅過ぎだったと思うけど。

固定リンク / 2004.1.2


エキサイト着メロいぢめ(?)

 変な曲を放り込んで「見つからないよねぇ」と溜息をついたりしてみるのが最近の傾向。
 存在を思い出したら欲しくなってしまった大沢誉志幸「クロール」なんて、そりゃないよねえ。とんでもないでございますね。あああ。いい曲なんだけどなあ(無茶言うな)。
 で、見つけてびっくりしたのが、

●Poland / Zabadak

 まさかあるとは予想外。当然1ケ所しか扱ってなかったですが。
 でもダウンロードしてみて後悔。微妙〜にリズムの誤解があるのと、A1304Tの端末の問題なのかも知れないけど音の選択が変。おかしい。

 ただこれは……。
 A1304T、16和音着メロがダメダメです。何処のサイトから落としても音の割り当てが変だとしか思えない音になっちゃう。
 端末のせいにしたいけど、サイトによっては善戦している所もあり(たとえばピアノ系の曲はピアノハーツがいい感じです)、端末に全責任被せる気にはならないんだな。
 新しく出た機種に対して、昔作った着メロの実機確認を怠っているんだろう、と思われるのですが、既に1万曲とかがフツーになってる着メロ業界で、機種出る度に全部確認しろとは言えないよねえ…。辛い所だなあ。

固定リンク / 2003.12.31


世代病だと思ってたんだけど

 言葉で定義されているというだけで物凄い進歩のような気がする。
 そうか、アセクシュアルっていう言葉が出来てたのか。
 そうかあ…。

 恋愛や性に対しての欲求が薄い人ってこんなにいたのか。変に安心しちゃったりして。
 昔インタビューでクドカンが公言していたのを見た時、ほんのちょっとだけ救われた気持ちを思い出してみちゃったりして。
 しかし妙だな。やっぱり年齢が窺い知れる人たちは20代後半〜30代前半なのだな。40代という人もちらほらいたけど。
 世代病というより、自覚して発言することを始めた第一世代と言うべきなんだろうか。
 まだロクにまともな定義すら存在しない世界ではあるけど、こういうのもあるんだと認知されて欲しいと切望するのがこの世代なのかも知れないですね。
 つまりまあ、周りから「結婚は?」「いい人いないの?」とか騒がれまくるのがウザい年代、ってことだけど(笑)。
 騒がれまくっていると、自分がそういう気持ちにならないのでは異常なんじゃないかと悩んじゃうわけで。そりゃまあ、正常とは呼べないかも知れないけど、少なくともそう感じている人は他にもいるんだと発見出来るだけで救われる。
 このサイト見つけるまではクドカンしか心の仲間いなかったんだよ……。
 あと、自分はそうでも他人の恋愛は普通に見てられるって人が多いのも驚き。不思議だよねえ……。私もそうなんだよなあ。なんでなんだろう、これ。

 追記 : ああik閉鎖しちゃったか。ちょっと前から管理人さん予告はしておられましたけれども。続いてasexual-japan.netも閉鎖。なかなか続かないものなんですかねえ。とりあえず最後の砦、asexual.jpはリンクしておこうか。

固定リンク / 2003.12.30


うわ、ちょっと待て

 新聞で、とある町内会がサイトを立ち上げたという話題が紹介されていた。
 回覧板とか見られるらしい。
 へぇそういう時代になって行くんだねーとか思ったんだけど、URLは記載されてなかった。
 町内会のためのページだから一般公開はしてないのかな、とだけ思ってた。

 ってこらー!!
 パスワードも何もなく普通に見られるトコにあるじゃん!
 今は幸いにして載ってないけど「おくやみ」って何。人の死なんて、それが守るべき個人情報だって発想はないんですか町内会さん。そんなの載せたら悪徳業者が舌なめずりして寄って来ちゃいますよ!?

 うわっ町内のイベントの写真とか普通に載ってるし! 子供の写真とか全世界に発信することに危機感何もないんですかこの人たち!?

 とりあえず……何かセキュリティを……。
 URL公開してないから誰も来ないなんて思ってるんだとしたらあまりにあまりにあまりに……。
 こういう超ピンポイントな情報を扱うサイトはあってもいいと思う。思うけど、こういうことやる時は、プライバシーとの兼ね合いは当然考えるもんだと思うんだけどなあ。
 特に「おくやみ」怖い。コーナーあるけどこんなの公開すべき情報じゃないでしょう、パスワードも何もないこの状態で。

 あともう1つ。

 回覧板ーっ!
 全部紙をそのままスキャンしただけの画像掲載って何!
 それが電子テキスト化されてたら、紙の回覧板が見られない立場の方々が「聞く」ことが出来るようになるってことに思い至らないですかっ!? 電子化するんだったら、紙で出来ることをそのままサーバーに上げるだけってそんなの意味ないじゃんっ!
 回覧板の内容がメルマガになってドコモの「らくらくホン」のような音声読み上げ携帯に届いて、それを「聞く」ことが出来たら、すごく助かるって人がいるとは考えつかないの?
 年末年始のゴミ収集スケジュールとかさ。そういう生活情報を色んな形にして届けられる、その利用方法の柔軟さも電子情報のメリットなのに。何これ。

 ……すみません。公共性を持った情報を発信する時に、そのサイトがアクセシビリティってものを全く無視してるのを見るとムカつく。
 自分たちはこんなことやってるのよフフン、って自慢したいだけだったらやめちまえ。
 やるんだったら「紙に出来なかったメリット」をこれでもかって使い倒して欲しい。ITはただの道具だ。そうだろ。紙よりも便利な部分を活用しないでどうするんだよ。

固定リンク / 2003.12.29


なまだいくー

 先日、念願だった第九のコンサートにやっと行けました。地元のオーケストラの定期演奏会ですが。今まではどーしても仕事と重なっちゃってねえ……仕事と重なっちゃうと、残業なしには帰れない季節なので、例え夜でも行けなかったんです。今年は休みの日と重なってくれて助かりました。
 生で聴いたら、第三楽章ってこんなに太い曲だったんだと不思議な実感。MDで通勤途中で聴いてる分には気づかなかった迫力が。うーん。満足。

 それにしても、クラシックコンサートで居眠りする客は……。コメディの中でギャグとして見るのはいいけど現実では会いたくなかったなあ。チケット5000円近くするのに何で寝に来ちゃうんだろう。合唱団の中に身内がいて義理で買わされたとかいうパターンなんだろうか。
 元々「年末の第九」がそういう義理買いをアテにしたオーケストラの興行策だってのは知ってるけど……。
 当日まで仕事の都合を様子見していたら、当日券は結構残り少ないらしいと聞いて、必死に会場に走って買ったんだよ私は。もう。私にとっては貴重なチケットだったのに、隣で寝られるのは切ない。切な過ぎる。

固定リンク / 2003.12.23


エキサイト着メロって

 洋楽専門サイトを自力で巡っていたら見つからないし。思い余ってエキサイト着メロに放り込んでみて判った。……この曲って映画に使われてたんだね。映画着メロサイト回った方が良かったのか……。

●A Thousand Miles / Vanessa Carlton

 「I love your smile」に続いて、FMラジオで曲名が判明した(私にとっての)幻の曲。
 ピアノのイントロが大好き。

 でエキサイト着メロ。結構大きな範囲で縦断検索してくれるのはいいねえ。
 携帯でダウンロードしようとすると、その提供サイトの会員登録ページに飛ばされるのはまあ仕方ないと思う。登録しないとダウンロード出来ないってCPがあるのは常識だし。
 ……でもねえ。
 1曲いくらの従量課金制度があるサイトでも、月額固定会員登録ページに飛ばされる辺りに作為を感じる。
 携帯から見たエキサイト着メロって「着メロ検索サイト」じゃなくて「着メロCP検索サイト」なんだね。
 その1曲のために月額会員登録なんてしませんて。月額登録する金で本物が買えちゃうのに。
 従量課金であることをサイト名から宣伝しているCPが多いのは何故なのか、それを考えてみたことがないのかエキサイト着メロ。
 ……まあ、曲DBを提供して貰う際の引換条件だったのかも知れませんけどね。
 でも気づかない人はそのまま、月額登録してからダウンロードして解約しちゃうよねえ。月額料金無駄金だよねえ。単価が安いだけに数を稼ぎたいCPの気持ちも判るけど、これって法的にグレーな気がするんだけど。バラでも買えるものを「セット売りしかしてません」って強引に売りつけてるのと一緒じゃないかな。

固定リンク / 2003.12.16


懐かれてちゃってるらしいです

 ご近所にいる野良猫。歩いてると足の間に潜り込んで来る……踏みそうで怖い……猫としては遊んでるつもりなんだろうけど。
 仕方なく止まると足に体を寄せて来て丸まっちゃうし。うええん。可愛い。成猫だけど。
 相変わらず撫でてもいないし餌もやってない。でも無視することは出来なくなっちゃった。ちゃんと見ないと踏むって。マジで。
 ……っていうか、無視してたから強攻策に出たのか? 猫。
 飼ってあげられれば一番いいのだが、家は家族にペット嫌いがいるからダメなんだってば。もう。他を当たってくれよう。よりによって何で自分なんだ……。

固定リンク / 2003.12.15


大丈夫かPSX

 買う気でいたのに買ってません。

 仕様変更という名の機能低下。
 ある電器店では予約キャンセル率50%。
 日経サイトで発売日に報道関係者が客のふりをしていたと騒がれているヤラセ騒動。
 10人も並ばない列で行列整理をさせられてる悲劇……いやむしろ喜劇。
 発売日以前は「予約でいっぱいで年内は無理」と言われていたのに、発売してみれば店頭山積み状態。
 ちなみに某量販店ではジャンパー来たコンパニオンお姉さん2人が退屈そうでした。客が近づいてるのに薦めもしないでコンパニオン同士で喋っちゃってるし。
 既に売る方ですら売る気がない。商品だけじゃなく販売要員まで『仕様変更』ですか? 値下がりしたPS2を売り込もうとしていた店員さんの方が熱心でしたよ?(微笑)

 こんな楽しいことになってるPSXですが、私が買わない理由はそれとは別。
 今PS2を縦置きでTVの横に立てて使ってるので、その置き方が出来ないらしいってだけで見送り決定。置く場所ないです。
 PS2で出来たことなので、PSXで出来ないなんてまさか思ってなかった。あちこち情報集めてみてびっくりした。
 広告みたいに広々とした部屋ばかりじゃないんですよ、世の中は。PS2を持っている人が、その場所に代わりにPSXを入れようと考えるのって、そんなおかしな発想じゃないはずだけど?
 PSの名をつけて売るのに、PS2ユーザーのリプレイス需要を本当に考えなかったの? 普通の会社ならありえないよそんな発想。さっすがSONY。

固定リンク / 2003.12.14


気合入り過ぎ

 携帯、A1301Tにしました。BREWです。
 Javaに比べて確かに起動は早い。
 起動は、早い。……のだが。

 BREWだからってコンテンツ・プロバイダも気合入ってるせいかも知れないけど、結構デラックスなアプリがどどーんと並ぶんだよね(笑)。忠実移植で話題になったゼビウスとか、両手使ってやっている人もいるらしい太鼓の達人とか。
 Windows付属のマインスイーパーとかソリティアみたいな「軽い」ゲームがなかなかない。ソリティアは見つけたけど、画面の描画とかすごい凝ってて、起動は早いけど動作が遅い(泣)。
 もっとチャチでいいから、キビキビした動作のサラッとしたアプリが欲しい。私にとってはコンシューマみたいに腰据えてゆったりやるものじゃないんだよー、携帯ゲームって。電車の待ち時間とかの間にするものなのになあ。起動してからの描画その他に時間かかって、最初の一手まで20秒以上待たされるなんて、起動が遅いのとさして変わらないじゃないかよぅ。ウザ過ぎる。

 こりゃ勝手アプリが出来ないのは弊害にしかならないかもな……。金取るCPはどうしたってある程度重いアプリしか作ろうとしないだろうし。ちまちましたアプリをたくさん作ってくれるCPが現れませんかねえ。
 ただ、JAVAの起動の遅さは早くなりようがないけど、アプリ自体の速度改善はやれば出来る課題だから、まあこれからに期待かなあ。

固定リンク / 2003.12.11


一抹の不安

 円周率が「およそ3」に切り捨てられるって話は物凄く話題になったけど、学習指導要領の中ではこれも削除されてるのか?
 コオロギの鳴き声が、実は鳴き声じゃなくて羽の音だってのは、小学校の理科で習うよね。
 習う……よね?
 習った……はずなんだけど……。

 いや、大人向けの普通の自然モノTV番組の中で、それがさも珍しいことみたいにスローモーションまで使って説明してやがるのを目撃してしまって、ちょっと動揺してます。
 円周率は「およそ」で丸まっても3近辺であることは辛うじて判ることに比べると、この手の知識って「知ってるか知らないか」の二者択一になっちゃうじゃん。
 これって、大人向け番組の中ですらわざわざ説明しなきゃならないほどのことなの? 知ってる人の方が少ない知識なの? トリビアの泉に出したら採用されちゃうようなことなのか?

 一部の子供は魚が切り身状態で泳いでると思い込んでるなんて話、冗談だとばっかり思っていたのに、ひょっとして実際の話だったりするのか。
 っていうか、あの、魚って海や川で泳いで生きてるものだってことすら、今の子供たちは知らなかったりしてなー。はははー。

固定リンク / 2003.12.10


お帰りヴィレッジ・ヴァンガードっ

 最初は仙台駅周辺に店があったはずだと思っていたのに、いつの間にか南に引っ越してしまっていた。全然土地勘のない住所でがっくり来てた。
 そして仙台ロフト出店のチラシを見たら、目に入ったのはあのロゴ……。

 マジですかマジですかマジですかマジですかマジですかっ。

 ああもう。また会えるなんて思っても見なかった。
 ってかどうしたのこの出店攻勢。この手のお店ってメジャーになり切れない要素があるからこそ仙台中央では採算が取れなくて撤退したんだとばかり思ってたのに。
 もうなんか。なんですか。時代が合って来たのかな。ニッチを掘り起こせってのはマーケティング上ではかなり前から言われて来たキーワードだけど、VVほどそのニッチをピンポイント攻撃するセンスを持った店ってないよなあと思ってたし。
 ああどうしよう。バカドリルと不幸な子供とぼくを探してとブラックジャックによろしくが一緒くたに並んでる。やっぱり変だ。このラインナップ自体は今は何処でも手に入るものだけど、限りある本のディスプレイスペースに並べる本の選択がソレってのがおかしい。何なんだこの店は(褒めてる)。

 でも「世界一おいしいポテトチップス」を見た時は、チェーン店なんだなあという苦笑いがそこはかとなく込み上げて来てしまったり。
 VVもまた「VVというブランド」になってしまうのかしら。それちょっと切ない。

 ezWebでVV通販サイトが新着アナウンスされていても、ちっとも心惹かれなかった。その理由は実物に久し振りに入って如実に実感したよ。
 VVって、なんていうか、商品のラインナップ自体は、よほど特殊なものじゃない限り、最近は他所でも手に入っちゃうんですよね。個性的な雑貨屋さんも増えてるし、本屋も巨大になってるし。
 でもVVの場合、その溢れるモノたちの中から限りある店内に選び出して来るそのセレクトセンスが楽しいのだと思う。
 品物1つ1つの市場価値じゃなくて、ありえない組み合わせが隣に並んでることで起こる雰囲気のおかしさというか。カオスな気配にぷるぷる笑いながら店内を見て回るのが楽しい。
 私にとってのVVの魅力は、リアルでしか感じられないものらしいです。

 サイトをちらちら巡ってたら「買わずにうろつくのが楽しい」という意見があって、思わずお仲間発見! と思いましたともさ。Yes! …お店には迷惑だけどな(笑)。

固定リンク / 2003.12.6


式神の城ノベライズ

 うわあん。キャラがカッコ良過ぎる。涙出て来る。
 シューティングをプレイ出来る神経が欲しい。悔しい。こんなの悔し過ぎる。『原作』に触れずしてキャラクターに惚れるなんて、私の大嫌いな人種になり下がってしまった。
 悔しい。自分がアッタマ来る。だからせめてもの抵抗として二次創作は書かないと思うけど。
 式神2になってからは、ガンパレ世界との微妙なクロスオーバーがあるせいでますます! もう!
 ニーギかっこよすぎー!!
 『原作』以外のものに次々手を出しながら自己嫌悪バリバリです。ちくしょー。『原作』に触りてぇ。触りてぇよ。誰か指先だけでいいから運動神経貸して欲しい……。
 くーやーしーいーぃぃぃ!!

 ……ノベライズした海法さんの罪っすかねえ…。
 私、この人の文体、肌に合い過ぎます。全編ほとんど戦闘シーンしかないのに、ちゃんと紡ぐ手腕があるのが羨ましい。
 この手の話ってビジュアル化した方が手っ取り早い(笑)から、アニメか漫画にする方がまだ楽だと思うんですよね。
 これを言葉で表現するって凄過ぎる。
 冗談抜きで「弾避け文学」っていう1つのサブジャンルになりうる世界じゃないかなあ。キャラの魅力もあるけど……誰ですか海法さんに書かせる決定したのは。そのあなたこそが天才だ。

固定リンク / 2003.11.30


時代はどんどん個別化へ

 パイオニアAIR FIT'Sシリーズ、どの辺の音域を重視したいかによって8種類出してます。凄いことになっちゃってますな。
 もちろん私が選択したのはJ1B(低音重視仕様)。
 ただ、この手のポータブルヘッドフォンのユーザーって、そこまで細かく聞き分けることにこだわるかなあという気がちょっとだけするんだよね。私も含めて。開放型である以上周囲のノイズ拾っちゃうのが宿命なんだし。J1B/J3B/J6/J8の4種類ぐらいあれば大抵はカバー出来そうな気がするんですが。
 店頭で見かけた分には、ソニーのヘッドフォンにも音域別のものがあったんですが、中高音または低音の2種類。ちょっとそれは寂しい。この寂しさに付け込んだパイオニアの8種類は凄いけど、なんていうか、あまりに個別化が過ぎると採算性って面でどうなんでしょうと不安になります。
 そんなこと言うのは、この路線でこれからも開発・販売をし続けて欲しいからに他なりません。J1Bの音、気に入ってます。だから「採算合わない」って全ラインナップ製造中止とかしないで欲しい。なくなって欲しくないからこそ心配です。あんまり無理しないでね東北パイオニア。応援してるんすから。

追記 : と思ったら、今見たら、バリエイション減ってますね。がーん。
さらに追記 : とうとうなくなっちゃいました。リンク外し。

固定リンク / 2003.11.29


鋼の錬金術師

 民放のアニメをリアルタイムで追いかけるのは初めてと言っていいかも知れない。
 言われまくってることだけど、主人公たちが、愛と平和と正義のためじゃなくて、自分のエゴと贖罪が動機で動いている辺りが結構ツボです。あと「等価交換」及び「国家の犬」的立場による制約もすごく効いてる。
 トドメに、さりげなくグロい。
 直接的なグロは好きじゃないんですが、主人公たちの出発点が「人の命や肉体を弄んでしまったこと」だから、人の命と錬金術(という名の魔法、だよなあ)の関わりというのがこの作品のテーマの根幹にあるのだと思う。その辺の描写に遠慮がないというか、ずばずば描くなあと感心する。合成獣とかね。
 ガンガンって子供向けじゃなかったのかな。マンガ雑誌(特に少年/青年誌)の世界は全く区別がつかない門外漢なんだけれど。表面的には一応子供にも判るようにしてあるとはいえ、実はディープな所にテーマを置いている作品のような感じがします。
 ただ、それだけに、なんつーか。どう終わらせるのか、そこまで見ないと結論出ない感じではありますが。

固定リンク / 2003.11.28


ナディア(NHK)とアトランティス(ディズニー)

 たまたま観る機会があって、こういうページを見つけてしまって、ただ今ちょっぴりもやもや中。
 ジャングル大帝とライオンキングについては、手塚治虫さんサイドが「むしろ光栄」って公に言ったからもう進展しようがないですが(パクリ疑惑系はパクられた方が訴える気がなければ罪にはならない)、こっちって進展ないまま終わってんですね。うむ。

 ただまあ、監督さん。「ナディアの存在を知ったのは、作った後なんです(意訳)」っていう言葉が、何の弁解にもなってないってどうして気づかないかな。
 あれだけ自分の作品の権利に厳しいディズニーだからこそ、むしろ、製作より前にナディアの存在を知ってなきゃならなかったんだと私には思えるんですが。

 公開、2001年です。japanimationという俗語は既に現役で使われている。「海底2万マイルを原作にしてアトランティスの謎に迫る」作品を探そうとしてたら、フツーにナディアに辿り着いたと思うんだよね。ローカルやケーブルTVなんかじゃなくて、地上波で1年にも渡って全国放送されていたテレビシリーズなんだから。アメリカだってjapanimationのファンがいて、英語でサイト作ったりしているわけだし。
 そうすれば、上がって来たキャラデザや設定に類似性が多過ぎることに気づけたはず。
 プロデューサーがそこに気づいて、監督にダメ出しをすべきだった、と思うんですが。
 例えばヒロイン1人にしても、白人にするとか、宝石を青じゃなくて金色にとか、ペンダント止めてブレスレットにしてみるとか、服装の露出度を下げるとか髪を伸ばすとか、ナディアから遠ざける策はいくらでもあるし、この辺のキーダの設定が変わったからって物語の根幹は何も揺るがないでしょうに。現に原案は同一とされる「天空の城ラピュタ」とナディアは、盗作疑惑がここまで大々的になるほどには似ちゃいなかったよ。

 もしパクリがあったとしても、多分現場レベルの話だと思うんですよね。キャラや設定・脚本の細かい部分を提案した程度の人たち。でもその人たちが出して来たものを、商業作品として世に提供する段階でチェックはしなきゃならないはずだ。
 商品として売るつもりがある以上、ディズニーには製造責任がある。モノを作る工場が、その製品を世に送り出す前に品質チェックをするのと全く同じように。

 ディズニー(の顧問弁護士)の皆さん、ナディアを知らなかったなんて監督に言わせたのは逆効果だったかと……。この件に関しては、ナディアを知ろうともしなかったことこそ罪だと思うからだ。
 まあ、あれから2年経ってるし、インターネットで検索するぐらいの手間を惜しんでここまで叩かれるんじゃワリに合わないって理解してくれてたらいいんだけどね……。アトランティスのamazonのレビューも、作品自体のことよりこの問題に触れてるのばっかりだし、もう懲りたでしょ?(微笑)

固定リンク / 2003.11.27


久し振りに着信メロディ晒し

 最近どうも「うおっ」と思わせる着メロないぞ。40和音時代に入ったから、16和音ですら手を抜かれているんじゃないかとうんざりするような出来が多過ぎ。もうがっくり。
 着メロも粗雑に作って多売するジャンルになったんだなあという感慨はあるけどねー。でも例え16和音でも、根本的に原曲のコード進行やリズムを誤解している作品だと、40和音になっても出来が悪いのは変わらないと想像しちゃうよな。作る方のセンスの問題なんだし。ああもう。
 ……なーんて思ってた時に出会ったのが、

●りんごのうた / 椎名林檎

 by みんなのうた。したがってNHKメロディチャンネル@ezweb。
 …うわーっ。まあ元の歌がそんなに音数が多いモンじゃないからこその出来でしょうが、16和音でこんなに違和感の少ない着メロを聞いたのは某サイトのYMO(初期)以来かも知れない。
 YMO(初期)は原曲が電子音だし音多くないしぴこぴこだし、コンピュータに落とし易いが故の勝利と思ったけど、こーれーはークリエイターの勝利。音数の減らし方うまい。
 この職人さん誰だろう。多分、音楽聴いてる時にどの音要素を重要視して拾い上げるか、その感性がすっごく私と近いんだと思う。
 NHKメロディチャンネル@ezwebの人、としてじゃなくて、これ作った人の作品、って指名買いしたいっす。マジで。

固定リンク / 2003.11.15


狂言「呼声」

 秋から「日本語であそぼ」で一部をO.A.中。
 ……面白そうー!!
 これは着メロにしても違和感なさげ。少なくとも「ややこしや〜」よりは。メロディにになってるし。
 頑張ってみてはどうかNHKメロディチャンネル(@ezweb)。

 で。
 こないだ、偶然NHKで放送されてた土曜特集を見たら上演してました、「呼声」。ただ、抜粋のような気がするんだけど。サイトで見た情報だけであっても、もっと色んなバリエイションの呼び声があるという記載が多かったような気が。
 まあ、日本の伝統芸能の紹介番組という趣向だったので、素人に判る程度にさわりをやったってことなんだろうけど。
 でもそれだけでも「日本語であそぼ」のものとはリズムが違い過ぎるし……。これが流派の差というヤツなのか? それとも「日本語であそぼ」は子供向けということで、メリハリをわざと強烈にアレンジしてあるのか?
 あと、「日本語であそぼ」内でやっていた「飯はまだか」「ちょっと待たれよ」バージョンは……
 創作、だよな、きっと。狂言の世界にも替え歌(とは呼ばないだろうけど)があるんだなあ。面白いなあ。

 しかし。別に日本の伝統芸能の世界にそんなに興味がある訳じゃなかったはずなんだけど、ギターと能の競演とか、そういうのを見てるともやもやして来る。すごい違和感に苛まれてしまってたまらなくなる。
 まあ、この時はもしかして何か知ってる狂言やってくれないかなという期待で見てたせいもあるんだけどね。変にアレンジされたモノじゃなくて「原作」(もしくはそれに近いもの)が見てみたかったから。

固定リンク / 2003.10.21


マリア様がみてる

 本物のホモな方がやおいというものを見るとこんな気分がするのかなと何となく思える作品……。
 百合、どうなんでしょう。これをきっかけに男同士と同じようにジャンルになるのかしら。BLに対してGLとか。

 ふと思ったりしましたが、男同士って友情と恋愛の境目が物凄いきっぱりしてるけど、女の子同士って友情と恋愛の境目がかなり曖昧。マリみてに出て来る子たちは特にその辺が微妙……。
 相手に好きな男の人がいること自体は受け入れても、キス以上のことをしているのを見たくはない、とか。恋愛とは別次元の擬似恋愛ゾーンがあるわけで。
 こうして言葉にすると「何だそりゃ?」だなあ。感覚的に理解はしているつもりなんだけど。その辺をくすぐられるのが良さなのかしら。

 ここまで百合なのにソフトな世界を書いた作家って今まで居なかったのか? 何処を見てもマリ見てだらけなのは何故。「百合姉妹」登場で少しは裾野が広がったりしちゃうのかしら、この世界。

 どーでもいいけど、百合姉妹のamazonのレビューが両極端なのがオモロイ。やっぱり男から見たレズと女から見た百合の間には深い溝があり、それを面白がれるほどには市場が成熟してないのかなあ、という気が。
 男から見たやおいが充分にギャグネタとして楽しく遊ばれてる(笑)のと雲泥の差がありますな。百合世界の人たちはまだとっても真面目なのだ、多分。

追記:百合姉妹、廃刊っぽいのでリンク削除。

固定リンク / 2003.10.20


懐かれてるのか?

 会社の帰りや、休みの日。出会う猫がいる。
 猫を飼ったこともないし、飼ってる知り合いもいないので、元々固体識別(?)が出来る方じゃない。何か猫がいるなーとは思ってたけど、毎回同じ猫だと確信出来たのはつい最近。
 というのも、近づいて来るようになったからだ……。
 それまでは遠目に歩いてるのを眺めるとか、近づくとびゃっと逃げ出すとか、そういう行動しかしていなかったのに、ここ数日は近づいて来る。しかも鳴く。
 「なー」とか言いながら足元めがけて駆けて来る。
 ……家では飼えないしなあ。野良猫だったら、勝手に餌やって生き延びさせるのが近所迷惑になりうる世の中だし、今は構わないように知らんフリして逃げて来てるけど。
 猫って孤高の生き物なイメージがあったから、あそこまで人に媚びちゃうのは食べ物目当てだよなきっと。多分。
 誰かいい人に拾われてくれるといいんだけど。成猫だから難しいかなあ。

固定リンク / 2003.10.5


異常なし……ですか?

 尿管結石を患ったのは、自分の健康管理の甘さもありました。ここ2年ぐらい肝機能の低下で再検査を告知されていたのに、命に関わるようなものじゃないと確認したまま放置してたので。
 でもまあ、倒れてしまってからはさすがに何かしなきゃなーと反省。まずは体重を落としなさいとドクターに釘刺されたので、通勤時に歩いてみることにしました。行き帰り30分ずつ、合計1日1時間。必然的に週5日。
 美容的な意味でのダイエットは全く目指してないので、ふらふらだらだらと、ダイエット効果は全く期待出来ませんと悪い例で取り上げられそうな歩き方でしかなかったんですが(笑)。
 で、巡って来た会社の健康診断。出た結果が「異常なし」。おー。戻ってるし。
 洋服のサイズダウンもしてないし、体重は殆ど減ってないです。だから自分では「変わった」自覚は全然なかったんですが、肝臓さんは露骨に変わったみたいです。
 美容的な意味でのダイエットと、予防医学的な意味でのダイエットは違うのですね。体重落とせと医者に言われて脂肪吸引手術しようとしちゃう人とか何だかいそうな気がした。私は、病があったので「問題は皮下脂肪じゃないな」と自覚したからいわゆる「エステ」には走らなかったのですが。

 でも先生。「体重落とせ」って言われはしたものの、体重は落ちてないんですけど良くなっちゃいました。いいんでしょうか。問題は体重じゃなかったんでは。

固定リンク / 2003.9.10


携帯電池の持ち時間

 メールとか色々やってると自宅に戻る頃には電池がなくなってる。朝はもちろんフル充電で出発してるのに。
 一泊旅行にACアダプタ等の充電セットを持って行くか? というとあるWebアンケートの答えを見て、持って行かないという人がいるだけで驚いた。一泊旅行なんてしたら、行く途中で路線検索している間に電池残量ヤバくなるんですけど(笑)。だから本当に必要最低限以外は怖くて触れない。
 1日何十通とメールやってる人とか見ると不思議で仕方ない。だって何十通も出すほど電池持たないんだもの。
 「必要最低限」に毎日やってることが多過ぎなんだとは思う。コラム系のサイトとか結構好きで、日参しているサイトがいくつかあるんで。もちろんPCで行ける所にはわざわざ携帯からは行かないけど。それにしたって、延べ時間にして2時間ぐらいだと思うんだけどな……。

 と思って、ふとカタログ見て気づいた。……で諦めた(苦笑)。
 現在のauの携帯電話、連続通話時間が160〜170分。電波捕まえて連続使用出来る時間が3時間弱、と解釈すれば、2時間程度で電池が切れても、そりゃ仕様だわ。
 元々のカタログスペックがそんなもんで、1年以上使っている携帯(そろそろ電池自体がヘタって来る頃)。2時間で切れても文句言えねー。

 改めてそんな計算をして気づいたけど、意外に今時の携帯でも電池の持ち時間って短いんだな。
 通話で2時間以上長電話する人はそうそういないかも知れないけど、Webだメールだ通話だとマルチに使いまくっている人って、通信・通話の累積時間は簡単に2時間を超えているような気がする。
 で、パソコンなんかで体感している人は判ると思いますが、たいていの場合、データ通信というのはとても電力消費の激しい行為なわけで。
 通話で160分しか持たないというカタログスペックなら、通信の連続使用時間をあえて表示したら120分でフツーなのかも。

 携帯を機種変してもダメか。これが現在の技術の限界なんですね、多分。
 「携帯でネット」が普通になっている昨今、ブラウザやパケット通信自体の電力消費を抑える技術も頑張って欲しいぞー、メーカーさーん。

固定リンク / 2003.8.29


十二国記

 流行してからハマっちゃったよ、また。
 最初はアニメから。というか、元々小説は気にはなっていたのですが、私は中国系/歴史系は悉くダメで……。人形劇の三国志ですら、おぼろげなあらすじしか理解出来ないような脳みそなので、恐らく漢字モノ(乱暴な分類)はダメなんだろうと敬遠していた部分が大きかったのです。
 でアニメならひょっとして追いつけるかも知れないと見てみたら、もう。

 Five Star Storiesもそうだったけど「設定が複雑で脳細胞が追いつけないに違いない」と思っていた物語ほど、1度のめり込んだ時の反動が大きい(苦笑)。
 登場人物たちの、設定の複雑さよりもっと根本的な所にある人間ドラマ。そこに頭がついて行ければ、複雑と思っていた世界観や設定は後から何とかついて来られるもんなのだ。
 もう30代だからなおさら、広大な世界観を持つ物語に新たに飛び込むのは難しいと思ってたけど……すんなりと入れてしまった。

 面白いというより圧倒される。
 設定が物語の枠の中に全然収まってなくて、1つの物語が終わっても決して歴史が終わらない感覚が気持ちいい。
 でもその物語1つ1つの中で、描かれる人間像が素晴らしく際立っていて、ドラマティックで悲愴で切なくて逞しくて、強くて弱くて楽しくて。
 あーもう。物語は人なのだ。歴史は人なのだ。その小さな人間たちの物語の積み重ねこそが歴史なのだ。
 そんなことを感じさせる、濃ゆいパーツの組み合わせに溺れてます。ざぶざぶ。

固定リンク / 2003.8.25


キノの旅

 ずっと昔から小説を書く時は長編でした。こんなに枚を尽くしてテメーは何が言いたいんだとよく自分にツッコミます。どーしても長くなっちゃう。
 そのため、短編作家はそれだけで憧れの眼差しです。中学から高校の時は一時期星新一氏を神様並に崇めてたことがある(笑)。

 で、キノの旅。
 うまい。こういうの大好きだ。今まであんまり手に取る気にならなかった自分が悔しい。ここまで流行っちゃってから読むのはちょっとだけ恥ずかしい気もするが、まあ、電撃文庫系にはいつも乗り遅れ気味なので(ブギーポップもだし……何だか微妙な先入観に邪魔されちゃって……)、今度も遅くなりました。すんません。

 これアニメになるのいいですね。もう放送終わっちゃってるけど、動くのを見てみたい作品。
 公式見てみたら「二人の国」とか「英雄達の国」とかの血生臭い話はさすがに映像化されてないみたいですが、そういうのこそ見てみたい気もする。すごーく乾き切った映像で。

固定リンク / 2003.8.23


久々にオーソドックスなのが来たねえ

 msblaster。やたらに再起動かかるので何事かと思ったら、やられてましたウワーイ(泣)。
 1度Windows UpdateでWindowsが起動しなくなったことがあるので、それ以降Windows Updateには寄り付きもしてませんでした。だから自業自得なんですけどね。

 msblasterウィルスがやることって、レジストリにキーを作って、システムフォルダに「msblaster.exe」を作ること。
 しかし、1度駆除してWindows Updateしようとしてネットにつなぐと5分もすれば再感染→再起動、の繰り返しです。つまりWindows Updateすることすら出来ないわけで。悪魔だなあ(苦笑)。無対策のまま個人で感染した人、大変だったのではないでしょうか。仕組みが単純で駆除が楽なのが唯一の救いですね。
 この無限ループにうんざりして私がやったのは、システムフォルダに「msblaster.exe」を作ること。0バイトの中身空っぽファイルで、読み取り専用にしておく。こうすれば、ウィルスさんがシステムフォルダに「msblaster.exe」を送り込もうとしても出来なくなるかなと。目論見は当たって、約2時間ぐらいWindows Updateしている間の再感染を防ぐことが出来ました。やれやれ。
 Windows Updateした後はもちろん感染してません。
 データを削除するとかいう破壊的な性格ではなくて助かった〜。11〜12日に被害が増え出して潜伏して16日過ぎるとMSのサーバにDoS攻撃するという噂を聞いたんですが本当かなあ。日本中で、盆休期間中放置されっ放しのネットワークマシンがたくさんあるでしょうし、そういう日本の盆休み事情を狙い打ちしているように見えてならないんですが。

固定リンク / 2003.8.14


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