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ひぐらしのなく頃に絆II・想

 うみねこEp4前に終わって良かったぜーぜーはーはー。

 暇潰しと目明しはほぼ祭と一緒ですね。
 言っときますけど、暇潰しのおつかれさま会、入れるんなら入れるでもーちょっと繕って下さいなのですよ、にぱー。まあいいんですけどー。

・全体的に
 難し過ぎてゴメンナサイ広告を出したというだけあって、感情システムの選択肢がとても判り易くなってますですね。2度目以降は選択肢ごとに選択前から範囲が色分けされるようになっちゃった。これは別に前作と変えなくても良かったと個人的には思いますけど(前作でも、選択直後に範囲の色分けがちらっと見えるようになっていた)。
 選択肢矛盾は、それほど分岐がないので特に問題なし。まあこの程度ならね。美雪のはげましゲットがちょっとだけおたおたしました…(原作通り行けばいいだけなんですけど)。
 声、昼壊し・影紡しがほぼフルボイスになったことは私にとっては微妙にマイナスかも。特に、そのせいで音楽の音質が犠牲になったことはッッ!! 許すまじ。「サウンド」ノベルをなめんな、なのですよー。

・異本昼壊し
 マージャン切って野球入れたか。教育的配慮ってやつでしょうかこれ。あと、マージャンだとDS派にとって直結するのは多分赤坂なので、メイド−入江という判り易さを狙ったってのもあるのかな。
 あと、感情システムの丸が、ミートポイントの選択に切り替わってませんかここだけ。説明しようよそれ。意味わかんねーじゃねーか、野球知らない人には(私も気付いたのは2度目の範囲色分けを見てから)。昔みたいに、野球中継が定番だった頃と違って、単なるプロスポーツの1つに過ぎないんだからさあ今どきは。
 なんか、シナリオライターの文字数稼ぎ的な冗長文章が多過ぎるのもちょっとうんざり。この手のシナリオはスピード感勝負なんですけどねー。入江は関さん以外になんて絶対やらせませんけど(笑)、でも関さんのこのテンポはこーいうテキストのライブ感にはマイナスなのだよなあ。残念なことに。これもフルボイスのマイナス点。祭の時も書いたけど、なんていうか、ああいう風にひとつひとつの言葉の意味をきっちり読ませるためのテクストじゃない、ってことくらいは、ええと、なんだ、気づけアルケミスト再び。原作にもある富竹鷹野組の部分はそれほど冗長感がないし、どー考えても悪いのはDS脚本家(、あるいは、DS脚本家の報酬がデータ量に比例していたんだとしたら、その報酬契約か)。
 フルボイスで唯一面白かったのは富竹ですね富竹。大川さんのこういうキャラ初めて聞いた。すっげーおかしい。

・影紡し
 あ、そうか、DS版の鬼曝しルートの決着点は、多分、○○が誰も殺さなくなることなんですね? でも刑事組、描写厚かったけど、巴なのかなキーパーソン。彼女の生い立ちは確かに悲しくはあるけど、○○の孤独感をひっくり返せる共感が生まれるほどじゃない気がして、なんかねー。
 てか、治療薬流出してるのはなんでだ…そんな設定作るのか勝手に…。まあ、本編では語られていない部分ではあるから、「間違って」はいないけど、うーん。何処まで行くんだ、この拡大解釈。
 あと、荒川来たー!! 無防備だったのでえれぇびっくりしたよ。次巻以降の予定を詳しく知らなかったのですが(澪も祭囃しも両方入る、くらいしか)、宵越しもゲーム化されるのか…。多分その伏線なんですね荒川。名前だけでしたけど。しかし、宵越しオリジナルでは、この当時の荒川って村には行ってないよねえ…? 20年間立ち入り禁止だったと言ってたし。ここまでの情報つかめるような立場にゃ描かれてなかったはずだけどなー。どう変わるんだろう。
 それと、これは多分DS脚本家の報酬がデータ量に以下略、千紗登のマシンガントークがうぜー(笑)。巴ちゃんと蔵ちゃんの掛け合いもうぜー。まあ後者は、巴がああなることを考えると許せなくもないけど。
 さて、巴ちゃんの「足」の2人のうち、藤田くんだけ立ち絵もボイスもありってのは何の伏線だ。別になくてもいいポジションの気がする。なにがあるのかなー。

固定リンク / 2008.12.30


宮野真守がすごいなあ

 ご結婚おめでとうなのですよ。それは置いといて。

 デスノのアニメシリーズは飛び飛びでしか見ていなかったのですが、見るたびに同じ感想が(苦笑)。
 実写の時に藤原さんの月が可愛過ぎる(?)ことが一番不満だったんですが、でも、だったらどうすれば良かったのかというのは正直具体案がなかったのですけれども。
 あー。私が映像化された月に求めていたのはこれなんだなーと。
 大人びているくせに子供じみていて、とことんエキセントリックで。
 そりゃ、アニメの演出自体がエキセントリック第一主義みたいなものですけど(ラスト2話はむしろ笑えて来る。魅上怖ぇぇぇぇ)。
 月、この笑い声好きだわ。
 このくらい「狂って」くれないとダメなんだなぁ私は。
 …などと。
 仕事として役を演じる以上の奇妙な偏愛を感じてしまったのは気のせいでしょうか。違ったらすみません宮野さん。

 主題歌もいいんですよねえ。メタルは全く門外漢なので良し悪しは判らないのですけれども、これを選んだセンスはさすがという感じ。メタルの分類も詳しくないのですけれど、スラッシュメタルなのかな? これ。音楽というより音。ひたすら暴力的な嵐。最後のリズムの崩れ方とか(用語が判らんのですが、この崩し方ってメタル系特有ですよね。他でも結構聞く)。cool。

 久々に、制作者側からラヴラヴ光線が出ているアニメを見させていただいた感じがします。おつかれーなのです。かなり飛び飛びでしか見てないので、そのうち見直してみたいのですが、長くてねえ…(苦笑)。可処分時間の少ない社会人にはきついす。

固定リンク / 2008.12.7


イケメンロボットに萌え萌えな女子の話

●銀色の恋人 / タニス・リー [井辻朱美訳]

 新装版の表紙はこっ恥ずかしいねえ。でも旧装の表紙を見たことがないので、元々こんなもんなのかも知れないですが。
 ドラマ版絶対彼氏の反動とも言います。べったべたなロボット恋愛を読みたくなって辿り着いたわけですが。
 いやあ…なんてーか…。ものすごい直接的過ぎてちょっとびっくりしたです。ホントにまあ、いわゆるハードSF界でこれを放り込むのは勇気あるなあ。なんかハヤカワ文庫のイメージが。がらがらがら(それは関係なかろう>自分)。
 普通にセクサロイドだ(と私は感じた)。ちょっとびっくりした。そこまであからさまな物語だとは実は思ってなかった。うーん。なるほど。

 この話に関しては、一人称がいい方に作用しているのかどうかちょっと微妙な気がしたり。でも、後の続編が、この手記が後に発見される所から始まっているらしいと聞いて、作者としては最初からそのつもり(手記として書くことに意味があった)だったのかも知れないなと思った。
 初版の時代背景なのかどうなのか、訳し方が微妙に、なんというか、海外ものの匂いを忠実に持ち込み過ぎている感じがして(今の時代の翻訳家は「oh」を「おお」とはしないような気がする)。ギブソンといい、SF方面は、原語が透けて見える翻訳が評価されるんだろうか。どうなんだろう。もう少し、日本語として自然な方向に意訳してもいいような気がしちゃうのは、素人の我がままでしょうか。だめなのかなあ。女子がイケメンロボットに萌えてる話なんだから、もう少しロマンスな文体でも良かった気がするの。氷室冴子さんっぽくというか。

 物語そのものは期待通りでそれ以上でも以下でもなかった感じ。
 残念だったのは、クローヴィスの親切さとか、双子の意地悪さ加減とか、ジェーンの周りの「人間」の描き方が、翻訳のせいなのかお国柄のせいか世界観のせいか、今イチ消化不良。それだけ、ジェーンとシルヴァーだけにフォーカスされた話であるとも言えば言えるんだけど、うーん、なんか、結局幕を引くのは彼らであるわけなので、もー少し人間側の事情も知りたかったような。そうでないと、どうしてそこに帰着してしまったのか、がよく判らないのですよね…。

 続編も挑戦します。メタフィクションに耐えられるかなんて挑発的レビューを目にしてしまったし。オラわくわくして来たぜ! みたいな。

●銀色の愛ふたたび / タニス・リー [井辻朱美訳]

 えー。何故これがメタフィクションと捉えられたのだろう。うーん。某レビューに騙されたかも知れない。いいけどさ。

 解説を見て初めて理解したことが1つ。前作最後の降霊会シーンが、西洋キリスト教的な思想の中では衝撃のラストだったのだということ…。ええもう、私も擬人化の国の人だもの。セクサロイド・ロボットに魂がある(という設定の物語)なんてふつー過ぎて特別でも何でもない。ただの感傷ロマンチストにしか見えてませんでしたよそうでしたよ。そうか。降霊会…。肉体と魂が分離する、という特殊な状況下に置かないと、シルヴァーの魂は魂としての存在を示せないのか。そうなのか。キリスト教はややこしいねえ(単なる価値観の違いです)。
 で、この続編のラストも、擬人化の国の人としては違和感ないし、後半の展開に比べると、なんでそんなスイーツ展開で締めちゃうんでしょうかと変なくすぐったさが。まあ、このシリーズはそういうものだと思った方が良さそうですね。とほほ。

 前作を読んだ人がこれに「裏切られた」と感じるのは、ジェーンとシルヴァーが、13年目の倦怠期夫婦みたいに冷え切っちゃってるからじゃないんだろうか(笑)。違うのかなあ。あ、いや、彼はシルヴァーじゃないんだけど。私はむしろ、これだけの年月を経てまだ続いてたらその方が微妙ですけれども。人工生命体とのラヴは長続きしない方が美しいと思います。

 むしろ物語の後半がものすごくハードSFだったことにちょっとびっくりした。うわー。ハヤカワ文庫だー(失礼な偏見ですみません)。でも、ロボット----人が作り出した人工生命体が創造主を越える、というストーリーは陳腐過ぎてちょっと呆気に取られたことは告白しときます。いやはや。ただのラブストーリーで終わらせなかったのは作家魂なのかなー。確かに、「銀色の恋人」のいたいけな少女読者が、その後すぐにこれを読むのは裏切られ感があるかも知れないですね。タニス・リーは、書くこと自体に24年のブランクを置いて、読者が24年分成長するのを待っていたのかも知れません。でもどちらにしても、私という読者は裏切られ感もなく、メタと思える所もなく。普通に発展形と見えました。
 しかし翻訳は。24年経てもちっとも今風にならないんだな…SFってこういうお約束なのか。うう。英語ネイティヴ脳で読めばちゃんと萌え萌えロマンチックなのかなあ。いや、ええと、そもそも萌え萌えロマンチックな話だと思っていることが誤解なんですかひょっとして。

 原題・Metalic Loveは、金属の愛であり、META社の愛であり、meta-lic(メタな)愛、のトリプルミーニングでしょうか。このシンプルなタイトルの意を、日本語にそのまま持って来る手段がないのは惜しいなー。

固定リンク / 2008.11.29


黒執事アニメになっちゃったですね

 タイトルとは全然関係ないですが、コメント欄にローティングアイコン処理入れてみました。なんかとってもAjaxっぽいデス(いや最初からAjaxなんですが)。
 ローデイングアイコンの作成サイト・Ajaxload - Ajax loading gif generatorさんにぐるぐるアイコンだけお世話になりました。あとのコードはこつこつ自作。我ながら泥臭いコーディングだなあ。

 さて。

 …この辺鄙な田舎でこの手のアニメがリアルタイム放映されるの初めてDEATH★
 というか、えーと、こーいうトーンの福山潤さん(しかも悪役)を何かで前にも聞いたような気がするのに思い出せません。かなり悶々としてます。なんだっけなあ。勘違いかなあ。というか、3〜4話しか出て来ないのに福山さんって、声優の使い方が贅沢だなあとか思ってしまいました。貧乏性。
.oO(もしかしてグレル再降臨とかアリなんだろうかアニメ独自で<邪推)

 批判的なことを先に。大人の事情とは思いますが小野大輔さん甘過ぎませんかセバスチャン? ドラマCDで森川さんの名前を見た時は「まあその辺りしかなかろうなあ」みたいな感慨で安心し切ってました(?)。でアニメになると聞いて小野さんがキャストされてた時は「…え?」。蓋を開けてみたら悪い方の予感が的中しました。甘過ぎて毎回かゆいんですけど。いくらご時勢とは言えあからさまに(腐)女子狙いが過ぎるなあ。もう。いやまあ。仕方ないんだろうけど。でももう少し温度下げて欲しいなー。やだなー。どうもなー。あくまで執事なのになー。なんであんなモードですかーもう。久し振りに甘さがイヤな声優さんだ。アニメ版AIRはこんな拒否反応なかったのに。

 アニメ化したら一気にギャグ色が強くなり過ぎなのは肯定しますとりあえず。なかなか面白いラインを突いて来たなーと。マダム・レッドの事件とか典型だけど、話の根底が結構ダークサイドだし、そうやって「軽く」して来たのは戦略としてアリだなーと思いましたのです。
 まだ原作完結してないですよね。
 最後、どう締めるんだろう。
 とりあえず見守っときます。

 2008.12.7追記
 グレル再降臨来ましたねえ。冗談のつもりだったのに…(苦笑)。

固定リンク / 2008.11.23


ひぐらしのなく頃に絆I・祟

 今更ですよええ。

 他の編は殆ど祭(PS2版)と変わっていなかったので(分岐の変化に伴う緩衝シナリオはありますが)、ストーリーのことは染伝しだけ。

 鬼曝し編を順当に膨らませた「だけ」だったので、とりあえず2巻(想)以降の展開を見てから、としか言えないかも知れない。最後の最後に夏美視点から暁視点に移るのは同じだったけど、コミックならともかくゲームでこれをいきなりやっちゃうとプレイヤー混乱しないかなあ?? まあ、罪滅しも視点ころころ変わるから、そういうもんだと思ってくれりゃいいんだろうけど。
 しかし染伝し(というか鬼曝し)単体では「犯人」がはっきり見え過ぎているので、そこで引っ張る謎があるわけじゃなし、どういう続き方になるのでしょう。全く想像がつきませんのですが。

 システム関係のこと。
 シナリオツリーから再開するとあらゆるフラグがリセットされることになっていますが、リセットされるがゆえに矛盾する展開になることも多々あったりして、しかも、その矛盾する展開でないと回収出来ないシナリオツリーもあったりするわけで、…コンプしたがり屋にとってはめんどくさかったです。そりゃ謝罪CM作りたくもなるだろうさ全くもう。
 整合性が合わないことをしないとコンプ出来ないというのが、ノベルゲーとして美しくない。当然ながら「原作」にはこの手の分岐矛盾は全く生じるスキがなかったわけなので。

 逆に判ったんですがANOSはすごい。凄過ぎる。このシナリオツリーほどノンリニアではないという優位はあるにせよ、「シナリオを戻ってもフラグ管理が崩れない」んだもんなあ。あの快適さに慣れてしまうと他のノベルがどうしても下に見えてしまう、ANOS、恐ろしい子。

固定リンク / 2008.11.18


魔王(原作というか韓国版)

 消化しましたよ。ぐったり。BS11で「復活」も見始めてますが、週一なのでこっちはこんなにぐったりしなくて済むでしょう。多分。

 濃過ぎるなあ…(笑)。日本版が「仕方なく」1クールに詰め込んだという解釈だったけど、日本版は日本人好みのアレンジとしてこれでは長過ぎると判断したというのもありえるかもと思えた。
 原作はやたらに交通事故起こし過ぎだと思います!(笑) 日本版は、あの記者の人の死因と本物成瀬の死因を変えたのは大正解だったと思う…ホントな。
 あと過去事件の年齢ですね…。韓国の国内事情が今イチ体感出来ないのでアレですが、高校生であの手のイジメはやらないよなあ、日本だと。これは年齢を下げざるを得なかったのはすごい納得。
 あと、高校生だったら子役使わないで本人でやった方が良かった気もしますが…子役と本人がギャップがあり過ぎる。冬ソナは本人だったのに。特にヨンチョル(山野)がー。高校生時代の子はフツーにカッコいいじゃないか、なんでいじめられるんだ!? と思ったけど、どうも子役と大人役があまりに別人なのは他の韓流でもよくある話らしいので、へえそうなんですね、で置いとくことにします。
 警察の無能さ加減は原作譲りだったことが発覚。でも日本版よりまだ原作の方がマシでした(笑)。しかし証拠品を手袋もなしにベタベタ触るのはホントどうなんだ。証拠って指紋だけじゃないのではないか。皮膚片とか汗とかでDNA鑑定やらないのかな向こうは。

 スンハと成瀬がすごい別物だ。まあ、日本版は終始成瀬視点だから、全く本心を映さないスンハと描き方が別になるのは当然ですが。終始オス(芹沢)視点ですしね。
 原作のスンハはあまりにも寡黙過ぎるので、ヘインし(「し」はなんだろう?「さん」みたいな感じ?? 日本版しおり)はスンハの苦悩の代弁者という役割も背負わされてますね。数々の説教じみた(悪い意味じゃないけど)長台詞はぜーんぶスンハ代弁みたいな所があるから、日本版の「語り過ぎる」成瀬に対して、ヘインしと同じ立ち位置にしおりを置くのはやっぱり無理があり過ぎたと思うなあ…。ヘインしのお母さんと「お兄さん」を消して、その分も全部しおりにかぶせたかったように見受けられるけど、そうだとしたらはやっぱり彼女では幼過ぎた気がします。
 どー扱えばいいのか今いちワカラン。寡黙なスンハはスンハ+ヘインでワンセットと思ったので。成瀬には必要なかったよーな気もする。本人のシーンだけで充分のような気も。むずかしい。
 成瀬の復讐心を揺らすのはしおりの恋心でしたけど、スンハの復讐心を揺らし続けてるのは家族との思い出ですね。少なくとも恋愛それ自体はあんまり揺れ要素になってない。覚悟は出来てる感じ。この違いはデカいなあデカ過ぎる(苦笑)。恋愛がないと日本のドラマは稼げないのかも知れないけど、原作くらい恋愛色薄くても良かった気がする。……それは私の好みですねそうですね。すみません。

 スンギ(宗田)は憎ったらしいなあもう(苦笑)。これはもう原作の方圧勝と言わざるを得ない(笑)。人を苛つかせるために生きてるかのような。上手いですねえ。
 ヒス兄貴(典良)は設定を大幅に変えて来てましたね。原作は強さゆえの犯罪で日本版は弱さゆえの強がりという雰囲気。まあそれはそれで。
 あとなんだろ、ヨンチョル(山野)の中の人が実はいい男なのはどっちも共通ですね。役者ってすごいなあ。記者の人は六平さんに軍配を挙げたい気がします。悪役として。原作の人は普通にジャーナリストでした。成瀬のお姉さんは原作の方がいいかも。優香さんは健康そうなのです。

 どちらもそれぞれに良さがあって面白かったです。
 人の名前が全く覚えられなくて、日本版を見ていなかったら最初からついて行けたかどうか判らなかった…いやホントに。

 復活もゆるゆる楽しみます。やっぱり人名がさっぱり判らないし、おじさま連中の顔の区別がつかないしうわぁん、な状態ですが…まあそのうち慣れるでしょうきっと。

固定リンク / 2008.11.9


日本版「魔王」は三重苦ドラマか

・どーせジャニタレドラマでしょ?
・××クン見たいから見てたけど、話が暗くてつまんなーい
・どーせ韓流でしょ?
 …とか思われてそうだなあ、と。

 私はどれでもなかったです。あえて言うなら、母が原作を(当然ながら)見ていて、結構ハマっていたので、まあ、原作(60分×20話)よりは短いからとりあえず、みたいな感じで見始めて。主役がジャニーズであることも見始めて知ったくらいで。
 けど、主役のタレント目当てで見始めたお嬢さん方にはキツいだろうなあこれ。
 っていうかそもそもついて来れてたかなあ。裏に五輪があったとは言え、視聴率取れていたとは言い難い数字が続いてたし、最近のドラマに比べるとかなり説明不足な部類だと思うし(そこが良さでもありましたけど)、脱落者多かっただろうなあ。

 このドラマ自体のつくりは「平成に甦れ大映ドラマ大作戦」みたいな(笑)。ここまでおおっぴらに大映ドラマしてていいんだろうかと…。監督さんがそっち系出身なんでしょうかね。
 元々、韓流が日本で流行し出した頃から、このムーヴメントは大映ドラマの逆輸入ではないかという言い方をする人はいたと思うのですが、もう、あからさま過ぎて笑えて来るくらい大映ドラマ。すごいわ。ここまで完璧に(しかも時代に即して)作り出して下さるとは。大映ドラマフォーマット自体が日本オリジナルかどうなのかも私はよく判らないのですが、少なくとも当時の「つくりかた」の空気が持ち込まれてますね。

 とはいえ、大映ドラマ特有のドロドロ感って、韓国文化(?)である「恨」の概念との相性が強烈に良過ぎるので、この、大映ドラマフォーマット×韓流原作というのはある意味最強タッグだったのかも知れないですが。最初から。なんつーか、企画勝ちみたいな。あと、これは時間的な制約ですが、原作の半分以下に圧縮させられたことで生まれるスピード感は、バブル末期のジェットコースタードラマ(アレとか)も思い出しますね。こっちは意図したんじゃなくて、そうせざるを得なかった感がバリバリですが。

 リアリティをドラマに求めるのもひとつの見方だけど、大映ドラマフォーマットは圧倒的な虚構パワーでリアリティを吹き飛ばす感じが良いのです。まあドラマだしね、という。でも、虚構で作られた物語だからこそ、ヒトの心の動きが浮き出すように強調される、という面を持っているのが大映ドラマっぽさだと私は思うのです。
 成瀬の復讐があまりに出来過ぎていることは虚構でしかないけど、その虚構の中だからこそ、両主人公の苦悩は視聴者の側に見え易いというか。一点の曇りもない純真無垢な苦しみ。共感という感情は、リアリティよりもこういう「虚構の純粋さ」にこそ呼び起されるものじゃないのかなあと。そういうことを感じたドラマでした。

 脇を固める役者さんがみんな素晴らしかった。元々エキセントリックな役者さんが好みなので、見ていてわくわくする人が多かったです。宗田(忍成さん)とか。劇団ひとりさんも8話からの化け方がすごかった。表情作りにこだわりがかなりあるドラマでしたね。
 一番唸らされたのは山野(清水優さん)。すばらしすぎる。表情の1つ1つがもう。オフィシャルの写真と別人に見える。いい意味でキモい。いい意味で後ろ暗い。そして英雄の為に泣く場面はホントにせつない。役者ってすげー。この人連れて来たの誰ですかもう。きゃー(落ち着け)。
 ソラちゃんもいい意味で末恐ろしい。上手ー。将来大女優さんになって下さい。ぜひ。

 日本版は(特に刑事サイドが)明らかに書き込み不足な感じがしてしまってたので、ええと、そのうち原作も見てみます。BS朝日のやつを録画予約してますが消化出来るのはいつになるかなあ。

 …それにしも恐ろしいなーこの化学反応は。役者もスタッフもフォーマットも。細かい所は穴も多いんだけど(特に警察の無能さはちょっと…苦笑)、スピードと情で突っ切られる感じ。ホントひさびさに、虚構だからこその楽しさがあるドラマだったかなー。リアリティなんぞブッ飛ばせーですよ。

2010.7.30 追記
 こちらの地方で、お昼のドラマ再放送枠で8月から再放送が始まります。HDDレコのキーワードに「魔王」をこの2年ずーっと登録しっ放しでしたが、ようやくひょこっと引っかかりました。
 BS-TBSが先に来るかなと予想していましたけれども。地上波が先でした。
 普通に平日だし、「ハゲタカ」のアンコールとも重なる(どっちもどうせ録画して後から消化なので)し、なんかもう。HDDレコの残量やばい。どうしよう。

2010.8.20 追記
 残量の問題もあって、微妙に睡眠時間削りつつ消化完了。最終回の一番最後のしおりのシーンとか、放送当初「余計」とされていたシーンがちょこちょこカットされていたような…。元々、最初の1話は15分だったか10分だったかの拡大があったので、1話は相当カットされていましたねえ。まあ、いいのですけれどもー。

固定リンク / 2008.9.16


うみねこep3

 ep3独自の話はネタバレ結界より下に書きます。

 竜騎士07というシナリオライターは、なんだかんだ言って「商業的に」成功を手にしている人である事実は動かないと思うのですが、それでも自身の基盤を同人から動かそうとしないのは、多分、そうでないと出来ないことが多いのだということをイヤになるくらい悟っていらっしゃるからだろうなあ、と、つくづく感じます。
 ひぐらしコンシューマ化の時、一番不満だったのは多分ご本人なのだろう、と勝手に想像しています。
 コンシューマのメリットももちろん大きかったけど、デメリットが一番悪い形で噴出したのもまたひぐらしだったと思う。少年少女の凶悪犯罪と変な形で関連づけられたのが一番大きいと思いますが。
 でも、あれがあったからこそ、絶対商業メインで行かない、という思いにつながったのかなあと。なんとなくですけれども。うみねこにおける残虐描写の手綱が決して緩まないのはメディアへの挑戦でもあるんじゃないかと思ったりしてます。
 だからまあ。一言で言うと、「いいぞもっとやれ」てことです。はい。それを表面でしか捉えられない連中なんかほっとけー、なのですよ。にぱー。
 しかしこれでもうみねこコンシューマの波は止まらないのか? アニメ化とか。ばかじゃねーの(あくまで個人的な感想)。ep1単体ならまだしも、ep3まで読んだら…これアニメにしたらつまんねーと思いますけど(あくまで個人的な感想)。

 絵について。個性的という言葉で評されはすれど上手いとは言われない竜騎士絵ですが、この人は…表情を描き分ける天才デス。ホントに。なんかもう。メディアがDVDになっちゃったからって何この表情差分の多さ。贅沢だなあ。と共に…やっぱりうまいですよ。表情。なんだかんだ言って。
 他の人に比べて「彼女」の表情があまり力入ってないように見えるのは、多分次回以降の伏線です。そうに違いありません(←思い込み)。赤坂ポジションだよなあ(苦笑)。ご活躍をお祈りします。

 では、=================== ネタバレ結界スタート ====================

●珍しくミステリーとして解けませんか?

 18人殺人はてっきり「利子」だと思っていたので、碑文の謎を解いた人が現れたら止まるものだと思ってたのに。…あ。7人目以降のResaultが「新しき魔女への生贄」だし、多分、最初の魔女(手紙を書いた何者か)が手を出していたのは6人までで、碑文が解けたから約束通り止まったんだと解釈、でいいのかな。7人目からは財産独り占めしたいがための絵羽独走。そうじゃないと…最初から絵羽だとしたらフェアじゃないですから、ねえ。
 循環密室のラスト1は多分紗音なのでしょうね。そうでなければベアトによって甦りかつ譲治と共に死ぬ描写に意味がなくなるので。2度目に譲治もろともやっちゃったのは絵羽。でもそれこそ六軒島症候群か何かがあって欲しい気がするけどなあ…(苦笑)。素でやったとはあまり思いたくないかも知れない。あ。譲治は紗音をかばったのか。そう考えればいいのか。
 素直に解けないのは南條先生くらいですが、他殺かつ殺した方に殺意がない(傷害致死)と考えるとあの赤字嵐はすり抜けられないかな。だめかな。該当者が朱志香くらいしか考えられないのがちょっと切ないのですけれども、目が見えなくて部屋中どったんばったんやって、何かやらかしちゃったと(けど朱志香側から言えば「殺してない」)。赤字のテクストは「(意志を持って)殺してはいない」とは読めるけど、何かの手違いによる傷害致死の可能性を否定は出来ないような。人間以外の生命は関係がないとは言っているけど、無生物(物体)を否定はしてない…よね、確か。たとえですが、単純な話、ヨロイか何かが朱志香の所に倒れて来て南條先生が庇ったなら「犯人」は真正面から彼を殺したという言い方は出来なくもないかなと。列車事故の犯人はカラスが置いた石ころでした、みたいな言い方と同じく。苦しいですねえ。自信なんかありません。

●虚実二極化、リアルという強さ

 構造がはっきりした回だったとも言えますでしょうか。
 武器は現実にしかないということを舞台にすべしという鉄則が明かされた回でもありましたね。なるほど、魔女にとっても難易度互角か。
 明かし過ぎてないかなあとちょっと思ったけど。
 ここまでつまびらかにするのはラストから二番目くらいの感じがしたんですけど、いいのかな。どうなんだろう。ひぐらしで言うと祟殺し(雛見沢大災害が公になった)と考えると…こんなものなんですかね? というか、絵羽がうかつだ、でFAなのか。今回。…そうかも(笑)。単独犯と考えると、後から見てつじつまが合わせ易いから、多少強引でも人間説に引き寄せ易い所があるし。ひぐらしの5年連続はつながっていないから解きにくかった、って部分がありますよね。ep3の事件の場合はほぼ単独犯に収束出来てしまうだけにかなり単純に出来てる(魔女の悪ふざけさえなければ)し、現実と虚構の境界線を見せ過ぎてる。
 うーん。わからん。この互角さ加減は魔女側の自滅のような気がする。絵羽の行動によって魔女側が狂わされたのだとすれば、むしろ絵羽GJなのか? そーなのか?

●ぽ、ぽけもんしょっくが

 ちょっと心配デス。てんかん発作にはかなりヤバそうな気がします。私はエフェクト始まると目を逸らしてました。

●新キャラ

 キャラクター紹介の源次の苗字が消されているのが意図的で楽しいデス。ロノウェ…(苦笑)。当初の名前からして怪し過ぎた。とうとう出て来たか、みたいな感慨。
 シエスタ姉妹は…この調子で続いたらパワーインフレじゃね? と微妙に興醒め。まあ、良いのですけれども(つか霧江さんも今回かなりパワーインフレ起こしてますけどね…いやカッコいいですけれどもさ)。
 お師匠さまは保留。ツンデレ大作戦のための虚構かも知れないです。最初から。熊つながりで熊沢=ベアトリーチェ説はep1から結構見かけたので、それを嘲笑って作り上げたキャラって思ったのですが。竜騎士先生かなりのアイロニスト(←思い込み)。

●次は

 むう。問題編ラストですかそうですか。てかうみねこも4-4くらいで問-解構造取るんですか? うっそお。仮に全8話だとしても、問-解が7-1、みたいな話になると思ってましたデスよ。

固定リンク / 2008.8.25


フィクションとしての説得力

 うーん。難しいですね。ハゲタカより前に制作されていたら、ここまで批判されることもなかったような気がするけど。ともあれ、その批判意見も余さずひょいひょい掲載するNHK名古屋(だよね、多分)は太っ腹だなあ。
 ……と感じた土曜ドラマ・監査法人(の公式BBS)。

 「ハゲタカ」もメチャメチャ嘘くさいドラマでしたよ?(笑) ファンドは取材させて貰えなかったという制作者の発言を何処かで見たし、想像で作るしかない部分は結構あったと思うのですよね。まあ原作者という強い味方はいたとはいえ。

 気になったのは…ただですら一般には判りにくい世界だから、説明的にならざるを得ないシーンが多かったですね、監査法人。
 ハゲタカは「アラン、TOBの準備だ!」とかするっと出て来て、TOBって何ぞや、とか置いてけぼりなんですよ、基本的に。でもそれでも良かった。いずれ状況が動けば分かることだし。
 監査法人の場合はそれを説明しようとしちゃうんですよね。「これって粉飾じゃないですか!」で済ませりゃいいのに、「あれがあれでどれがどうなってこうなってる。これって粉飾じゃないですか!」みたいな。バカ丁寧もいいトコですよ。いや分かりやすいんだけどさ(笑)。
 なんていうか、うーん、ハゲタカという前例がいることをうまーく利用してしまえくらいの心意気で行けば、その手の用語説明はもう少し減らしても通じた気がするんですよ。だって見ようとする層は最初から絞られてますもの。ねえ。
 その分、もっとたくさんの苦悩をねっとり描いた方が良かった気がしますのです。

 あと、最後家族関係の問題からの心境変化が仕事側に戻って来てしまうのが個人的にはかなり不満なものが…(笑)。奥様との接し方と、会計士としての仕事のありようって、つなげちゃいけないと思うんですけれども。それはねえ…なんか。ああもう。
 まあ、求めていたものが違っていたんだろう、てことにしちゃいますけれども、あくまで職業人としてだけ葛藤して欲しかったかな。
 家庭サイドの果たしたような役目は、篠原理事長をもう少しうまく使えば出来た気がします。
 奥様、そもそもなんでこの若杉にあなたが惚れたんだ、と疑問にしか思えなかったし。会計士の前だってバーテンアルバイトなわけで、そんな男に一時とは言え惚れそうに見えないのですよね、あの奥様。若杉の何が良かったんだ一体。仕事サイドよりも圧倒的に家庭サイドに説得力がない…(苦笑)。

固定リンク / 2008.8.3


ZoneAlerm + WindowsUpdateでネット接続不可

 引っ掛かりましたとも。ええ。
 一応過去記事で使っていると言ったことだし、まあ書いておきましょう。
 個人ブログで取り上げているトコは多いけど、ここではインプレス記事にリンクしておこうか。一応ね。

 携帯で2ch検索して対応方法見つけて、ZoneAlermの接続セキュリティレベル「中」に下げて対処。
 でもやだー(泣)。ポートステルスをoffにするなんて、何のためのFirewallですかー!!(泣)
 日本語版なので日本語版待って入れてやっと元に戻せました。
 ついでにWindowsUpdateを自動更新から落としておきました(ダウンロード自動、更新手動にした)。
 ルータ通してるからそこまで神経質にならなくても、とは思いつつ、一度かけられたセキュリティを甘くするとなるとやっぱりそわそわするわけで。
 ルータ、1万もしない安物だしなー。

 しかしまあなんていうか…SP3も、とあるサードパーティ製の無線LANのdllを勝手に書き換えやがるという問題がありましたし、最近、MS謹製のパッチは色んなものと衝突してますねえ。でも、それで修正させられるのはいつもサードパーティの方ってのも微妙に理不尽な感じがするけど…えーと、まあ、CheckPoint(=ZoneAlermのメーカー)がんばれ。

 ちなみに、日本語版フリーはこのため一時ダウンロード出来なくなっていたのですが、…単なる404にしてしまうのは乱暴過ぎるでしょうCheckPoint(苦笑)。なんか注意書き出そうよ…びっくりしたじゃないですか。

固定リンク / 2008.7.14


絶対彼氏ドラマを

 流し見る感じで見てました。何話か抜けてたりしますが。やっと録画消化完了。
 連続ドラマを(抜けありとは言え)ここまで追いかけたのはハゲタカとのだめ以来のご無沙汰でしたのに、何話か抜けちゃっててもストーリー的に追いつけてしまうのは、それはドラマとしてどうなんだろう。

 まあ、原作と大きく設定を変えて来た時点で別物になる覚悟はしていたのですが。
 それにしても、ねえ。
 モノの擬人化というのは、どの世界でもあるけれど、アニメーションとかADVとかに育まれた日本における「ロボット」の意味合いは世界の中でも結構特殊だと思っているので、擬人化具合が足りないというか。うーん。
 恋人ロボットなんて存在がファンタジーなのに、妙に現実に寄ろうとする意志が見えて、なんかもったいないなあと。折角の「ロボットもの」なのに、ただの恋愛物に落としやがりましたかみたいな。

 ナイトとリイコをああいう設定でラストがああ持ってくつもりなら、最初からソウシのステージ上げてナイトのステージ下げてスタートした方がドラマとしては作り易かったんじゃないかなんて思いましたけど。
 リイコは逆にお金もらって3ケ月限定でモニターになる契約とか。そしたらナイトの態度に苛々しっ放しの中盤のストーリーにも無理がなくなるし。
 逆にソウシは幼馴染設定は生かした方が良かった気がするのですよね。リイコが昔、親戚の家に遊びに行った時に小さい頃のソウシに会ってるとか。そこで既に意気投合してるとか。小さい頃からリイコは味覚が鋭くてアサモト創業者(ソウシ祖父)のシュークリーム大好きだったとか。だからリイコが作るシュークリームはアレで、ソウシが食べてびっくりしちゃったついでに色々思い出しちゃったら良いのだし。ちっちゃいソウシに「おれ将来じーちゃんのケーキ屋継ぐんだ、りーこと一緒に!」くらい言わせときゃいいじゃん。そうすりゃ(大人)ソウシが(大人)リイコに惚れちゃってても違和感ないし、リイコが当初「ああいうタイプは嫌い」と言っていたソウシに対して心が動いてしまう素地も作り易いかなと。
 そこからがスタート。ドラマは、リイコとソウシの思い出をナイトが一途さでぶち抜く話で。
 ナイトはそういうプログラムだからいいとしても、リイコとソウシの間が物凄い唐突で違和感バリバリで、いやケーキだのシュークリームだのよりそっち描かないとダメじゃね? と。流し見になっちゃったシーンは主にリイコとソウシの場面だったり。

 どっちにしても、なんかシリーズ構成が上手じゃない感じ。全体を見通せる人が誰もいなかったのかなあ、というか。
 うーん。まあ、今期のフジは他に資源を投入せざるを得ないドラマがあったから、コレにはさほどの熱意がないまま作っちゃったのかも知れないですねえ。原作に対して愛のある作り方じゃないのはバレバレだったので、埋め草がたまたま13%取りましたみたいな感触だったのかなあ。
 メイドロボなんてものが存在する日本人は、「ロボもの」に対する目はかなり厳しいはずなんだけど、どうも製作陣はその辺りを見誤っちゃってる感じがした。ロボットと恋愛を絡ませた時点で、普通の恋愛ドラマの方程式でドラマ作ってもダメなんだってことに、作る前から気付いて欲しかったかなあ…(苦笑)。

固定リンク / 2008.6.29


BSがやって来ちゃったらしい

 相変わらず震度3レベルの余震が時々やって来ます。収まりませんですね…。

 それはそうと。BSがやって来ちゃいました。
 母の韓流マニアここに極まれり、みたいな。
 本当に根が生えてないだろか。

 一軒家だし、ついでなので、自分の部屋のHDDレコにも電波分配して貰ってみました。
 BSで、引いてまで見たいと思っていた番組は特になかったのですが、とりあえず名曲探偵アマデウスとねとすたは録画予約してみようかと思ってます。民放のBSは数が多過ぎて把握し切れてないデス…。

 そんな、私にはとても泳ぎ切れない番組表の渦の中から、母はしっかり韓流ドラマを拾い上げ、せっせと録画&鑑賞中です。
 何でもかんでも韓流ならいいって訳じゃないでしょう、と思うのは素人の浅はかさなのかも知れない。
 ただ、太王四神記は毎週見ているけどよく判らないと言ってました。そういうものなんでしょうか。ヨン様のお顔を眺めりゃいいってもんでもないのかな、ウチの母上は。

追記: アマデウスとねとすたなくなったのでリンク削除。

固定リンク / 2008.6.18


とりあえず生存証明でもしてみましょうか

 この辺は震度5強でした。震源地からちょっとだけ距離があったので、緊急地震速報が初めて間に合ったのを見て感激。
 以前ちらっと書きましたが、今、マスコミにいます。で、仙台界隈の緊急地震速報はですね、NHKが昨年10月、民放の何局かがこの6月8日に立ち上がったばっかりなんですよ。
 なんつータイミングですかこの地震。
 てゆーか30年前と2日しか違わないってどういうことですか。
 当然のように、年に1度の地震関連の訓練(放送体制も含めて)をついこの間終えたばかりでしたですのよ。
 で、怒涛の災害報道体制に巻き込まれてへろへろで帰宅。とは言っても放送本体に関わる仕事ではないんですけど、裏方仕事も結構色々あるんですよ、ええ。
 訓練即実戦、な感じでした。

 逆に言えば、そういうことで、怒涛の報道をしてられるということは私自身はピンピンしてます。疲れてはいますが。

 しかしもう。
 ちょっと余震が多過ぎて気が休まりません。コンスタントに震度3くらい(体感)で襲って来ます。
 ただ、30年前を(まだ子供でしたが)経験している身としては、ここ30年で着実に減災技術は進化したのだなと感じさせられます。まあ、東北のこの辺は元々地震慣れしている土地柄だというのもあるのですけれども。

固定リンク / 2008.6.14


些細な悩みを2つほど解決して、新たなうずうずを抱える

 OpenOffice。とりあえず日本語プロジェクト辺りにリンクしておこうか。

 PC自体がどんどん安くなっているので、今や価格設定の上でガンになっているのはOS及びオフィススイート(つまりはMicrosoft Office)。高過ぎる&値下がりしない。
 でもまあOSは仕方がないでしょう。OSなしでPCを使うというのは今は無理だから。でもOfficeは切れるよな、と思えるレベルにまで届いて来たね、OpenOffice。

 ただ、物書き視点でWriter(Wordみたいなもの)を見ると、改行処理が全体的に日本人と肌が合わないのですよね。Writerは物理改行と論理改行を区別するとか(論理改行の方が少しだけ行間が広くなる。これは書き文書ではなくWeb文書の発想ですね…)。あと困ってるのがルビ。付き方がイヤ過ぎます。というか、WriterとCalc(Excelみたいなもの)については、ほぼそれだけです、不満は。もうどうにかして。WriterのルビさえどうにかなったらMS Office買わなくて済む。調節は出来なくていいから、もう少しruby baseとruby textの間を詰めて下さいお願いします。ルビなのになんでこんな離れてんだ。元の字と寄り添って貰えませんでしょうか。ほらほらそんなケンカして拗ねて離れてないで仲良くくっついてくっついて。
※実際の所は、ルビを振った日本語文書をそれなりに見せるための方法はあるのですが、その行間設定の仕方は、シロートの手に負えるレベルじゃないと思うのです。
 (c.f.ルビをつけたときの行間の乱れについて)
 ホントこれはムリ。素人さんはそんな、たかが文字にルビ振るだけでポイント計算までしませんてばさ……。

 ただ、私にとって、まだまだ不完全なOpenOfficeでもMSOfficeよりマシな点があって、

(1) 印刷の悩みが1つ解消
(2) Draw、イイっ!

 (2)については、過去記事「画像処理ソフト、素人ゆえの悩み」参照、で終わらせよう。私程度の画像処理素人にとって、Drawの機能は必要にして充分。やっとG.Crewを見捨てられそうです(販売もサポートも終わっている製品だから、Vistaにしたらどうなることかと。今までの資産がブッ飛ぶかも、という恐怖を初めて味わわせてもらいましたデス。「資産」はどっちにしろ移植しなきゃならないから今からゲンナリですけどね)。

 (1)については。
 実は、B6というサイズを私は結構使うのです。ところがWordでB6(サイズには普通はないので、任意で128×182を指定する)で作成すると、印刷時に、現在使っているHPのプリンタで印刷開始位置が右にズレる(用紙の左余白を10倍くらいに誤解している感じ)という問題を抱えていたのでした。
 プリンタ側の問題なのかWord側の問題なのかと問われれば、声高にWordのせいじゃコラと言い切りたいのです。何故ならPDFやWindowsメモ帳など、他のソフトに関しては問題が出ないので。

 HPは元々海外産プリンタをムリに日本に移植しているので、コピー機能でB版(B5とか、Bのつくサイズ)が使えない、という仕様を持っていたので、B版には弱いんだろうなとは思っていたのですが。
 HP側のサポートはタダだから聞いてみたけど当然Wordのせいにする(まあそうだろう)。この程度でMSにサポート料払うのはウザいのでMSには報告してません。というか多分2007買ってね、と言われるだけだろうな。

 タダでPDF化出来るソフトが手に入ってからはPDFを経由して印刷で解決しましたが、それ以前はB5に印刷して手で半分に切ってましたよ、地道に。PDFを経由するのだってめんどくさいのには変わりないんですけどね。
 で。OpenOfficeのWriterで試したら問題は出なかった。と言いますか、既にページ設定に「B6(JIS)」が標準で用意されているのを見て笑いが(※喜んでいるのです)。うひょう。オープンソースにMSが負けてるぅ。まあ元々はSunの製品だけどさー。

 さて。
 新たに発生したうずうずはBase。
 前々から、自分が持っているCDを曲目も含めてデータベース化したいという思いがふつふつとありました。
 持っている560枚(現在)のCDのうちコンピレーション系が3割(ほとんどテクノ系)なので、アルバム名・アーティスト名という単純な二次元表では書けないのですよね。私の場合はアルバムやアーティストから曲を探すんじゃなく、その逆検索が多い(収録曲からアルバムを探す)。収録されている曲の1つ1つにアーティスト名をつけないとならない。あと、そのCDが物理的に何処にしまわれているのかを探し出すのが大変なので(分散してあちこちに…)、格納場所を書き込める項目が欲しかったりするので、お仕着せの音楽管理用のツールやDBテンプレートなんかじゃ項目が足りないのですよね。で、何かを自作するしかないとは思っていたのですが。

 なので、今は簡易的にxmlで書いて、JavaScriptでそれを一覧出来るスクリプトを書いて、という方法で凌いでます。探す時は文字列検索(地味)。枚数を正確に把握しているのはそのせい。

 前々からRDB化はしたかったのですよね。
 そんな悩みの目の前にBaseぶら下げられちゃうと、…ねえ? うずうずしない方がおかしいわけで。
 とはいえ、OpenOfficeのBaseは出来たばかりで、仕様がコロコロ変わっている最中みたいなので、まだちょっとセーブ中。どうせ個人用なんだから、アルバムとアーティストをmaster扱いにしてスプレットシートのLookUpでもいいかなと思ったり。100枚程度なら迷わずそうするんだけど、500越えるとLookUpじゃ一覧性が悪過ぎるよなあ、多分。テクノ系は一発屋が多いし。

 Accessと違って単なるDB操作ラッパーなのが現行仕様ですが、あまりにも「Accessの代替」を求めるIssueが多くなるとDB操作ラッパーから簡易アプリに変身しちゃうんですかね? 少なくとも、小計・合計・平均など、レポート側で単独計算させる機能が実装されていなかったのはどう考えても痛過ぎると思うのです。画面に表示されている行を合計する程度ならWriterで出来るんですが、私はそれでは機能不足。集計行にしか使わない隠れフィールドとか、その集計行を利用した改ページ制御とか、DBのレポートならそういうのはあって当たり前と思うのだけれど…。

# と思ったらレポートビルダなんてものあるんだ。
# まだ試してなかった。評価保留。

固定リンク / 2008.5.10


デスノ後編

 前編に続いてまたもやテレビで(というか録画で、やっと今更、)見たわけですが。

 あれ? 原作通り? なラストにちょっと拍子抜け。思いがけないラストになる、みたいな宣伝がさんざん流れていたせいで、原作派さえびっくり仰天な結末になっているかと思ったら。
 (まあ、L change the worldの宣伝がアレだけ流れてりゃ、少なくともL死亡敗北、ではなかったことだけは見え見えなので、そこはちょっと残念だったかも。知らない方が楽しめたかなと。)

 とはいえ、月の死以降の展開はちょいダレたかも。まあ映画界に於いてそういうのは必要だったんだろうとは思うのですが、本質的には月のやることに正義なんかないしポリシーなんかないし主義主張なんかないし、だと思うのですよ。少なくとも私が原作から受けた印象は。最初は正義のつもりだったかも知れないけど、途中からどんどん、L(たち)との頭脳戦にいかに勝ち続けるか、という方に重点が移って行った感じがしたのですよね(原作の)月は。だからこそラストで「負ける」ことに意味がある気がするんだけど…。キラのせいで凶悪犯罪が減ったとか、月もまたキラに殺されたという「美談」でくるんで、妹の涙で終わるというのはげんなり。あのガキ(=月)のやることを(たとえ表向きとはいえ)正当化しちゃダメだろと思うのですが。個人的には。
 あとやっぱり藤原くんでは狂気が足りない…キレイ過ぎてアカン。これは前編からの一貫した印象だけど。ミサミサはいいんじゃないかな? 松山ケンイチさんは最強。でもLがあんな笑いをするのはヤだ(がっかり。でL change the worldを見る気が失せる)。

 あと、頭脳戦が売りだったはずなのに、なんかいちいち月が間抜け過ぎるのでーすがー。Lが倒れた途端に(確認もせず)とっとと次の行動に移っちゃう迂闊さが特に。尺の都合ですかそうですか、と脳内解釈。

 まあ、でも、原作のエッセンスを、ものすごい駆け足ですがあっさりまとめてましたね。一度手放してまた入手とか、大きな流れを崩さなかったのは凄いなあ。
 と同時に、原作が…。人気連載であるがゆえに無理に寿命を引き伸ばされてしまっていたのだろうな、という大人の事情を感じてしまったり。それが幸せだったのか不幸だったのかは判らないけど。

固定リンク / 2008.5.3 / 公式 / wikipedia


声優についての雑談を2つ

●図書館戦争アニメ

 いいねー。みんなハマってる。あと、プロダクションI.G.が思いもかけず「軽めに」作ってくれている(でもそれでいてちゃんと丁寧!)感じがして、ええ仕事してますねって。
 ただエピソードの細かい所の端折り方が大胆ですね…。まあ、これはどんな作品でも宿命みたいなものでしょうけれども。それとも、これから順番を変えて登場するものもあるのかな。

 寡聞にして主役級の声優さんたちの名前をあまり存じ上げてないだけに、小牧がきょーれつ過ぎて、初めて聞いた時は笑いが。
 小説版読んでた時は、登場当時はもっと老成した人ってイメージが私の中にはあって、例の彼女とのエピソードが入った時にものすごく違和感だった。そこまで「アツい」人だったのでーすかー!? と。私のイメージしてた小牧はもう少し落ち着いてたんですけどね。でキレると怖い。
 アニメ化の話を聞いた時、声優は、そりゃもうどう考えても石田さん以外思いつかなかったのですが、でもこの高音モードはヤメて欲しかった(笑)。石田さん自身は嫌いではないのですが、ガンパレ速水厚志もそうだったけど、この高い方の声はちょい苦手。ご本人の問題じゃなくて演出の問題ですけど。
 慣れるのかなあ。
 というか、ぜひモードチェンジして欲しいな。例のアレが来るのなら。

●あしたをつかめ〜平成若者仕事図鑑

 たまたま目にする機会があったら。ナレーション、新年度からグリリバさん(※あえて意味不明な仮名)が担当してたんですね。
 慣れの問題かも知れないですけれども、

 あ、合わない、気がする。

 というか、こうして前向きモードな語りをしていると、この人の声ってここまで陰のある声だったんだなあと逆説的に気付かされるというか。

 ちょっとやだなあ。これは若者向けの番組だから声優で釣ろうというNHKの意図も判らなくもないけど、声優ファンは「萌えの燃料にならないグリリバ」には興味を示してくれないんじゃないかなあなんて(←ひどい)。

 これは、色んな媒体で既に触れている耳だからこその違和感かも知れないです。全然知らない人がどう判断するかを聞いてみたい気がするけど。
 あ、逆に、グリリバ萌え萌えな(腐)女子側の意見も聞いてみたいような。
 (ちなみに私はどちらかと言うとダメな方だったりするのがますます。つっけんどんキャラの時はイケます。←狭い。)
 あまり「邪魔」にならないニュートラルな声の主の方がいいと思うのです。
 番組自体はすごく良い番組だと思うのですが、ナレーションに徹するには癖があり過ぎると思うのです、この方は。

固定リンク / 2008.5.1


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