1ケ月ちょっと経って、思うことを少し。
●つながり方がきつくない方がいい人向け → twitter、tumblr
twitterは言わずもがな。tumblrは元々、メイン機能はソーシャルブクマだから、つながり感はあんまり意識しなくてもいい感じ。
日本発のサービスは擬似SNSに近くて、友達とかつながりとかを妙にがっちり出し過ぎる感があって。元々ミニ/マイクロブログって、そういうのがイヤで「逃げられる」場所と思っていた身には重たいと感じるものが多いね。正直。
followという言葉の「発明」は偉大ですねえ。「友達」という言葉。もう。うざいし重いし。そんなの求めるならSNS行けよと。
jalku型の(1つ1つにコメントがつくタイプの)は、今までのブログと変わらない「エントリーごとの閉塞感」がかなり漂うのがちょっと微妙。
●群れるの好きな人向け → wassr、haru.fm、次点つぶろぐ
wassrはグループ。haruは部活。ただ、haruの部活はタグの一種だから、超フリーダムです。でもスイーツとかスィーツとか表記揺れが別物にされてしまうのがもったいないですね。まあタグなんだから仕方ないけど。あと1人部活も多い(あ、これは群れてないか)。
つぶろぐは、はてブみたいな使い方が結構多い気がします(URLについてつぶやく)。配信されたニュースに対してわいわい群れてる感じ。つぶねた(元URL)がメニュー化されてるし。
はてブコメントはコメント同士のコミュニケーションはあんまりないけど、つぶろぐではインターフェイスがそれ用に整備されてるので「語り合う」感じになる。そのせいでたまに炎上しまくってますけど、ま、それもネットの華ですよ。ええ。
※2011.12.25追記
つぶろぐは終了告知が出ました…。
●趣味に走れ!向け → Palty.in
つぶやきコミュニケーションと銘打ってはいるが、実態は趣味特化SNS。つぶやき系と見て、ゆるさ期待するときついっすねー。SNSだもんなー。SNSのヤなとこ全部入りなんだもんなー(苦笑)。ただ、話題的に一番書いてて違和感がないのは確かデスね。
※2012.5.26追記
5/31で終了との発表あり。確かにこれ単体でやってくのが難しいだろうなとは思ってはいたが。差別化出来ないというかね。
●自分の備忘録向け → Timelog、メモった!?
この用途なら今はTimelog最強、でしょうかねえ。ちょっと他の追随を許さない恐ろしさ(いい意味で)。コマンドメモが特に。
※2011.9.24追記
機能変更により、この意味ではTimelog最強じゃなくなりました。微妙にもったいない…
メモった!? はメモをメール送信するまでのアクションの少なさが備忘録っぽい。Ajaxインターフェイスが凄い。掲示板にメモ貼る感覚で並べたりとか。
ただ、ブラウザサイズ狭くして使っている人間にとっては、操作の全てがことごとく使いづらくて、登録作業している間に既に嫌いになりそうになりました(笑)。Ajax操作の目新しさや楽しさは、日常的に頻繁に使うとうざくなりがちだという典型。見づれー。
ただ、作り手側としてはチョー面白いのよねこーいうの。判りますよ、ええ。とっても。
※2011.9.24追記
メモった、ユーザーに予告することなくドメインが消えてるってどーいうことよー! なんつーアバウトな。これもサービス乱立の宿命か。
というわけで(?)備忘録向けはEvernote推しておきましょう。というか、ほぼ唯一かも知れない、今となっては。
●個人的に好きなのは
実はつぶろぐ。
エントリー1つ1つにコメントがぶら下がって行き、その「コメント」側はタイムラインに反映されないタイプ(jalku型)は、タイムラインというミニブログの面白さを殺していると感じてます。
エントリーが「主」でコメントが「従」というこの関係性は、従来型のブログやスレッド掲示板と同じで、それぞれのエントリーごとに閉塞感が出てしまう感じがして、好みじゃない。
それに、自分についたコメントは見えるけど、人についたコメントってなかなか見えない。「主」になるエントリーが面白くなくても、「従」たるコメントは面白いかも知れない。なのに、タイムラインにはそれが出て来ない。もったいない感じ。
まあ、特定の誰かとコミュニケーション取るための手段としては使わないからなんだろうけどね。友達同士でキャッキャウフフしたいというより、ネット上のニンゲンの意志のクラウドみたいなものを眺めているのが好きなのです。そしてまた、自分のコトバも、膨大なpublic_timelineの間に埋もれて流れる、みたいなスタンスが気持ちいいのです。私はね。
なので、実はどのサービスも滅多にログインしていないのです(笑)。書く時はほとんどChirrupだし、誰かをfollowして追っかけるような使い方はしたいと思わない。時間がない、というのが一番ですが。
まあいずれにせよ。
発言に主従関係がつかないのが好きです。twitterみたいに、全てのエントリーが平面で並ぶ方が、いかにもタイムライン! って感じ。面白い。
ただ、twitterは「誰宛」しか指定出来なくて、どのメッセージに対する反応かというのが全く見えないので、そこを機能的に不満に感じる声が結構聞こえて来る。あと、RTで広がっていった元発言を辿りたくなったりすると悪夢です。ええ。そりゃもう。
それを解消しているシステムが実装されているのがつぶろぐなのですよね。
誰かの発言に対するコメントを、エントリーを主としてスレッド表示することも出来る。つぶねたと称してURLを登録した場合、そのURLごとに並べる、はてブコメントみたいな見方も出来る。
そういうの関係なく、すべての発言を単にタイムラインとして並べることも出来る。
すべてのつぶやきに「主」と「従」の重みづけはなくて、ただ、並べ方次第で関連発言をまとめる機能が用意されている。
書く時はどのサービスにも同じものを投稿するようにしていますが、読む側としてチェックしているのはつぶろぐだけだったりします。毎日ではないですが。
興味がある発言があった時に元を辿りやすい、関連発言がまとめて見やすい、そしてエントリー−コメントタイプと違って、タイムラインでの取りこぼしがない。理想形です。
最後に苦言を。広告収入のポータルサイトなんだから仕方ないっちゃー仕方ないんだけど。ページ自体がもっと軽くなればなあ。
せめて、修飾省いて1ページ50発言くらいだーっと表示されるようなモードが出来ないかなあ。タイムラインだけでいいから。20でページ繰りは面倒で面倒で。
public_timelineって、1つ1つをじっくり読むものじゃなくて、流れを追うものじゃないかしら。と私は思うのですけれども。
あとこれもポータルサイトゆえの宿命でしょうが、APIとかIMインターフェイスとかが皆無なのもねえ。
twitter人気はAPIによるオープン化に支えられているものだと思うのになあ。今どきミニブログでオープン化しないのは「日本的」ではあるけどちょっとつまらないですね。
(APIさえあれば本家サイトが重くても別に気にならないんだけど。自分で好きなように表示するインターフェイスを作れるわけなので。でもそれじゃ広告が出ないからやっぱりダメなんだろうな。うーん。)
2011.12.25追記
……って褒めまくってたのになくなっちゃいました。これも流れか。
●余談
なんでそもそもこんなにいろいろ登録しまくっているかというと、仕事で、この手のコミュニティサービスのオープン化みたいな話(オープンソーシャルとかね)に首を突っ込まざるを得ない状況だからなのですよ。あははー。あまり活用していなかったのですが、最近、仕事で必要になってモバゲもmixiもログイン頻度上がりました。
仕事の上司は某SNSの超ヘビーユーザーばっかりだったりします。その上、仕事で、SNSで遊べと命令されるのはいいんだか悪いんだか。
今いる会社、今、オープンソーシャル熱でかなりものすごいことになってます。
皆様を「遊ばせる」方に回るのかなあ、もしかしたら。まだ詳しいことは不明ですが。
固定リンク / 2009.10.17 / [コメントはこちらから]