DayStar QUARK その2
最強の太陽望遠鏡! これを見ないなんてありえない!
公開:2023年10月17日〜
更新:2024年6月27日 TPLシリーズ を追加
その1で はさんざん書き加えたので、乱雑になってしまった。そこで、まとめを兼ねてその2の掲載と相成った。佃さんが編み出した、Lunt太陽望遠鏡にDayStarを組み合わせた混合ダブル・スタック。これが新たな世界を生み出し、最強の太陽望遠鏡となった。いわば佃オリジナル! 難点は、価格が高騰してしまったこと。1ドル¥110位だったのが¥150を越えるようになって、輸入品を購入する場合は大打撃だ。しかし、毎日ダイナミックに変貌する太陽を是非、この混合ダブル・スタックで見て欲しい。見え方が別次元なのだから。
メインの鏡筒:Lunt LS80THa (8cmシングル・スタック) + DayStar QUARK Gemini (写真:上)あれだけ見えた純正Lunt 10cm ダブル・スタックを手放してこちらに移行した位、とんでもなく見える。これより口径の大きな太陽望遠鏡もあるが、見える8cmがあれば、これで十分だと思う。黒点が明瞭に描出されるだけで無く、周囲のフレア、プラージュが明瞭に見え、ダークフィラメントを伴ってケロイドのような渦は圧巻だ。プロミネンスやスピキュールもしっかり見え、シングル・スタックとダブルスタックの良いとこ取りとなっている。またEMSユニットも使えるので、鏡像・裏像ではなく正立像だ。こんなに見えるのに、純正ダブル・スタックより格安。架台はカーボン三脚にAYO経緯台で軽いので、毎朝、架台と一体となった本機をソクッと出して見れる 。稼働率も抜群で、天体望遠鏡とは比較にならない。そして、何と美しい組み合わせだろう!
運用
DayStar QUARK Gemin iは、Prominence モデルと
Chromosphere モデルが一つのユニットに収められていて、レバーで瞬時に切り替えができるタイプだ。通常はProminence モードで見る(修理から帰って来てからはChromosphere)。もし、混合ダブル・スタックでGeminiではなく単独のものを選択するなら、 実際に見てProminence かChromocphere かを選択する。普通の天体望遠鏡と組み合わせるなら、Chromosphere モデルが良い。ばらつきが相当大きいので、必ず見て確認してからの購入が必要だ。QUARK に電源を入れてから暖まるまで、夏は7分、冬は10分近く待たなければならない。ちょっと厄介だ。
Geminiの欠点は、故障が多いこと。購入してわずか2ヶ月程でChromosphere の方に曇りが生じ、暗くなって見えなくなってしまった。修理には約2か月かかった。また、USBケーブルのソケットは脆弱で壊れて通電しなくなり、 現在修理中。4か月経つけど、まだ戻ってこない。一応、
保証期間は5年。QUARK はUSB-bで接続されるが、これは端子が飛び出した形で接続部分に何かと負担がかかり、実によろしくない。上に書いたように故障となった。インシュ・ロック・タイで方向性を持たせて保護しているとはいえ限界があるので、マグネット式USBケーブルを使用する。沢山出ているが、出来の悪いものあるので注意。
QUARK の鏡筒側にHαフィルターを加える。これで一段とコントラストが上がる。ZWO社のものは7nm幅、Baaderのは3.5nmだが、私の機材の場合はZWO社のが良かった。これはケース・バイ・ケースだと思う。
現在使用しているアイピースと鏡筒との関係は以下の通り。通常のブロッキング・フィルターで見ることは無い。
口径 |
f |
焦点距離 |
倍率 |
実視界 |
見掛視界 |
アイ・レリーフ |
射出瞳径 |
備考 |
|
Lunt LS80THa |
80mm |
7 |
560mm |
||||||
DayStar 4.3× Barlow |
80mm |
30.1 |
2408mm |
||||||
Lavendura |
40mm |
60 |
0.7° |
42° |
20mm |
1.3mm |
|||
ED Lavendura |
34mm |
71 |
0.6° |
43°* |
20mm |
1.1mm |
*推測 |
||
Brandon 24mm |
24mm |
100 |
0.53° |
53° |
8mm |
0.8mm |
|||
Pentax XW |
20mm |
120 |
0.58° |
70° |
20mm |
0.7mm |
|||
Masuyama |
16mm |
151 |
0.6° |
85° |
10mm |
0.5mm |
デフォルトは、ED Lavendura 34mm。太陽観望アイピースの傑作で、あの名品:Lavendura 30mmを凌駕した。シーイングが良ければBrandon 24mm(100×)の登場だ。
Lavendura 40mm、ED 34mm、30mm
Geminiが修理から戻ってきた(2023年11月5日)
待つこと5ヶ月、やっと修理から戻ってきた。どうやらアメリカの金環日食で大忙しだった模様。また大変良く見えるシステムが復活し、Solar Star
Party 2023にも間に合った。毎朝が楽しくて...
その後、さんざん見比べて15cmは、GeminiのChromosphereを選択。本機8cmは、UV/IRカット・フィルター無しのEMS銀ミラー →
従来からあるChromosphere (Baader 3.5nmのHαフィルターが来たら、Geminiに付いているZWO社のHαフィルターを移植)
→ ED Lavendura 34mm となった。
タカハシ TPL 25mm、18mm、2×オルソ・バロー (2024年6月27日)
TPLシリーズは、価格が抑えられているのに、極めて優秀。すっかり太陽観望のラインアップに組み込まれた。また、2×オルソ。バローも優秀。今は、こうなった。
口径 | f | 焦点距離 | 倍率 | 実視界 | 見掛視界 | アイ・レリーフ | 射出瞳径 | 備考 | |
Lunt LS80THa B1200 | 80mm | 7 | 560mm | ||||||
DayStar 4.3× Barlow | 80mm | 30.1 | 2408mm | ||||||
Lavendura | 40mm | 60 | 0.7° | 42° | 20mm | 1.3mm | |||
ED Lavendura | 34mm | 71 | 0.6° | 43°* | 20mm | 1.1mm | *推測 | ||
TPL | 25mm | 96 | 0.5° | 48° | 18mm | 0.8mm | |||
Pentax XW | 20mm | 120 | 0.58° | 70° | 20mm | 0.7mm | |||
TPL | 18mm | 134 | 0.36° | 48° | 13mm | 0.6mm | |||
Zeiss ABBE II | 16mm | 151 | 0.29° | 43° | 0.5mm | ||||
2×オルソバロー | +TPL 25mm | 12.5mm | 193 | 0.25° | 48° | 18mm | 0.4mm |
♪
メインの鏡筒・その2:Lunt LS152THa (15cmシングル・スタック) + DayStar QUARK Chromosphere
8cm混合ダブル・スタックがあれだけ見えるので、死ぬ前に、さらなる口径でどんな像がみれるのだろうか経験したくなり、あれだけ見えた純正Lunt 10cm ダブル・スタックを手放してこれを手に入れた。注文は2022年6月、大幅値上げ前で滑り込みセーフだった。納期1年以上、と連絡が来たが、2023年2月に届いた。冬はシーイングが悪く、15cmの出番は無い。稼働を始めたのは春、十分に暖かくなってからだった。
8cmと15cmを比較すると、さすがに15cmは大きい。倍率が上がるので、追尾は微動が付いたものが必要だ。手持ちのAPZ架台に載せてみた。やはり重量オーバーなので、15cmの時はiOptron AZ mount pro を使うことにした。これの出し入れは面倒だが、15cmを登場させる頻度は多くないので、仕方がないところだ。
現在使用しているアイピースと鏡筒との関係は以下の通り。通常のブロッキング・フィルターで見ることは無い。 アイピースの選択は、基本8cmの時と同じで、一段拡大した像が得られる。
口径 |
f |
焦点距離 |
倍率 |
実視界 |
見掛視界 |
アイ・レリーフ |
射出瞳径 |
備考 |
|
Lunt LS152THa |
152mm |
5.92 |
900mm |
|
|
|
|
|
|
DayStar 4.3× Barlow |
25.5 |
3870mm |
|||||||
Lavendura |
40mm |
97 |
0.43° |
42° |
20mm |
1.6mm |
|||
ED Lavendura |
34mm |
114 |
0.3° |
43°* |
20mm |
1.3mm |
*推測 |
||
Masuyama |
60mm |
65 |
0.7° |
46° |
46.5mm |
2.4mm |
|||
|
50mm |
77 |
0.68° |
53° |
40mm |
2mm |
|||
|
45mm |
86 |
0.62° |
53° |
32mm |
1.8mm |
|||
|
26mm |
149 |
0.57° |
85° |
16mm |
1mm |
|||
Brandon 24mm |
24mm |
161 |
0.33° |
53° |
8mm |
0.9mm |
|||
Pentax XW |
20mm |
194 |
0.36° |
70° |
20mm |
0.8mm |
|||
|
16mm |
242 |
0.35° |
85° |
10mm |
0.6mm |
15cm以上になると、スピキュール、全周プロミネンスが見えてくるが、当然ながらシーイングに左右される。私の8cmがあまりにも物凄く見えるので15cmで見ても感動は無いのだが、高倍率像では流石のところもある。
双眼装置(2023年10月26日)
さて、基本は双眼、といっておきながら、混合ダブル・スタックになってからは単眼使用だ。というのは、双眼装置を通すより、通さない単眼の方が解像度が良かったからだ。しかし、双眼の方が見ていて疲れないし、断然楽しい。つい先週、小淵沢の望遠鏡オフ会があって、そこで久々に佃さんの太陽望遠鏡を見せてもらった。同じ双眼装置 Baader Mark Vだけれど、断然見える。来週のSolar Star Partyに備え、再度じっくり確認してみた。
驚いたのは、というより今まで気づかなかったが、双眼装置の挿入する角度によって、左右の明るさが大きく差が異なっていたことだった。今までの使用ではそんな事は無かったが、DayStarは4.3×バーローが入っていて、光束がビーム状なので、そういうことなのだろう。挿入角度を慎重に調整して左右の明るさが同じになるようにしたら、これはいい! 8cm、15cmどちらも良いのだが、8cmだとご覧の通りバランスが悪い。朝、架台ごとちょっと出して見るには、厄介なのだ。やはり8cmは今まで通り単眼、15cmはAZ Mount Proに載っているので、双眼装置でじっくり高倍で楽しめる。また、15cmのEMSにはIRフィルターを入れた。もともと鏡筒には入っているけれど、口径が大きいので安全のため。佃さんは8cmにも入れているとのこと。
望遠鏡の集まりがあり情報を交換し、そして機材を見せてもらうのは、本当に勉強になる。自分で出した結論の誤りに気付くきっかけも得られる。そして久々に仲間に会えるのは、何よりも喜びだ。
Geminiが修理から戻ってきて、15cmの本機のデフォルトはGeminiのChromosphereに(2023年11月8日)
待つこと5ヶ月、やっとGeminiが修理から戻ってきた。どうやらアメリカの金環日食で大忙しだった模様。Solar
Star Partyの後、さんざん見比べて15cmは、以下のようになった。
EMS銀ミラーはBaader BBHSへ。裏像になってしまうのは残念だが、黒点周囲のコントラストを優先した。幸い私は職業がら、鏡面像と正像を毎日相当数入れ替えて見ているので、私個人としてはOK。鏡筒側にDayStar付属のUV/IRカット・フィルターを入れる。QUARKは、GeminiのChromosphereを選択。鏡筒側に、鏡筒側にZWO社のHαフィルターを加える。これはBaaderのは3.5nmに置換予定。デフォルトのアイピースはED
Lavendura 34mm。でも、各アイピースで相当楽しめる。以前からあるChromosphereではもっと見えるが、ちょっと暗い。
架台:iOptron HAZ46を導入(2023年12月6日)
到着した箱と本体。こんなに小さくて軽い!
Solar Star Partyで、ストレイン・ウエーヴ・ギア(ハーモニック・ドライヴ/波動ギア)の進歩と優位性を痛切に感じた。iOptron AZ mount pro は、電池内蔵で電源を入れればGPSで自動校正、と良くできた経緯台だけれど、搭載重量14.9sなのに、Lunt 15cmフル装備12.6sでも、天頂方向に向けようとすると空回りする。ギア調整で解消するかも、と聞いたがこれを処分して同社のHAZ46 を導入することにした。一つ下の31でも問題無く動作するのは確認できたけど、ここは本体重量が1.9s増えても、搭載重量20sの46を選択した。 それでも本体重量、わずか5.6sだ。これなら、ほとんどの鏡筒を運用できる。なお、搭載重量〇sといっても架台が重要で、15sの鏡筒を動かせば、その反作用が三脚に来る訳で、31の標準架台で本機 Lunt 15cmを動かすと、盛大に揺れて使い物にはならない。また、重量バランスが取れていないと転倒の恐れもあり、場合によっては、それなりの総重量となる。ストレイン・ウエーヴ・ギア架台の成功のキーは、それを支える架台にある。
⇒
以前から時々使用していたVixen のHAL三脚は、微振動の収まりが優秀であったのを確認しているので、これを使うことにした。幸い延長筒もあるのでこれを接続し、さらにユニテックのVixen三脚アダプターでHAZ46を搭載した。HAL三脚は、足の形状(不整六角柱)と足の連結構造故か、本体重量5.5sなのに堅牢で、しかも現在流通価格約3万円という、驚異的なコスト・パフォーマンスを誇る。実際に本機を搭載して動作してみると、安定して保持して高倍率でも微振動が無く、そして楽々とスイスイ動くのが確認できた。しかしながら、このギラギラしたデザインは受け入れられない。Vixenはデザインで相当損をしている。高価格品と遜色ないものもあるのに、価格とデザインゆえ、安物のイメージが付きまとっているように感じる。そこで、塗装することにした。焼き付け塗装が良いのだろうけど、これを持って遠征に行くことはあまり無いと思うので、ミッチャクロンで前処理をして、とにかく剥がれないスプレー・艶消しブルーでやってみた。 するとブルーでは今一つで、同艶消しブラックを追加塗装して、まままあの仕上がりとなった。
もし、遠征の時は、右の写真のように頭巾を被せて、やはり一体型で運搬。いちいち組み立てるのは面倒くさい。出して、載せて、すぐ観望だ。ちなみにノブ。AZ Mount Proのように2点で幅広溝でしっかり固定ではなく、小さなノブで1点固定となった。これじゃダメでしょう、と交換した。指でクルクル回してしっかり固定。断然良くなった!
ちなみにバッテリーは、手持ちのSANWA 700BTL033BK。12VとUSBを同時出力できる17400mA/hのものだ。しかしオート・パワーoffがあって、勝手に電源が落ちてしまう。最近出た700-BTL049は、オートパワーoffが無いので、買うならこちらがおすすめ。
(動作)
バッテリーを含めた架台の総重量は13.6s。そのまま一体としてラクラク外に出せる。そして上から望遠鏡を載せられるので、安全でこれまた楽。スイッチを入れればGPSで校正し、昼なら自動で太陽を向いてくれるので、AZ
Mount Proと比べて大幅に手間が省ける。
さて、SkySafariと連動、とあったが、リストにHAZシリーズの表示が無い。CEM120/GM28を選択すれば良い、と聞いたのでやってみたら、ダメ。どうやら取説が間違っているようで、IPアドレス、ポートNoの最初の0を削除することで、ようやく繋がった。いずれupdateでちゃんと表示されて簡単に接続できるようになると思う 。
HAZ46の改良 (2024年6月19日)
バッテリーは、ベルクロで本体に直付けにした。スッキリ。そしてブラインドで操作するのにボタンにでっぱりが無く(何で付けないかなあ?世の中には詰めが甘い製品が多すぎる)操作が不便なので、立体シールを貼った。そのままではすぐに剥がれるので、セメダイン・スーパーXで補強。
♪
鏡筒:Lunt LS80THa/Lunt LS152THa + DayStar QUARK 共通の事項ソル・サーチャーの改造(2023年11月8日)
Solar Star Party 2023では、佃さんはBaader Vを使用していた。これは、QUARKは4.3×バーローが内蔵されていて結果的にF30以上になり、ソル・サーチャーでは導入がけっこう難しいためだ。シルエットが円の中に入っていても、ちょっとしたズレで太陽は見えない。Baader VはOrion 300で試したが、大きくて重いので手放してしまった。そこで最初、ソル・サーチャーの軸を延長しようかと思ったが、一番簡単なのは、シルエットの円を小さくすることだ。いくつか穴を開けてみて、1.5mmが良好だったので、これを採用。きれいな円を空けないと、シルエットはいびつな円になってしまう。金属プレートが理想的だが、手持ちの黒色アクリル板で高速回転ドリルで製作し、セメダイン・スーパーXで内側に接着した。セメダインだと、接着して固まるまでに位置の補正が可能だ。やってみて、導入は楽になった感あり。
追加 (2023年11月14日)
さらにマジックでドットを入れてみた。問題無く導入。15cmの場合はAZ
Mount Proがまあまあの制度で最初から導入されるので、微調整でOK。
また、15xcmの場合には、最初は写真のようにQUARKは外した状態なので、ご覧のように導入すると早い。
EMSのスリーヴは、以前はネジ止めだったのでバンド・クランプにして欲しいとリクエストし、それが標準となった。ところが幅がバンドの幅が6mmだと、
挿入するバレルの溝と干渉して安定しない場合がある。Day Star QUARKがまさにそれで、ぐらついてしまうのだ。部品箱をひっくり返したら、APM-Bino鏡筒に付属していたもの
-EMS用に改造したもの-
が出てきて、これが幅広で安定して保持できるのがわかって交換。双眼装置を入れても大丈夫になった。なお、EMSのバンドクランプを幅広にする予定は無い、とのこと。
タカハシ TPL 33mm (2023年12月27日)
タカハシから、LE、Abbe を改良したTPLが出ていて、これに33mmが加わった。これは愛用しているLavendura 34mmと競合するアイピースだ。さっそく発売日にスターベースに買いに行き、連日チェックをしている。通常の望遠鏡で、地上風景、月、木星を見てみると、これは相当優秀なアイピースであることがわかる。レヴューに、中心解像度が凄い、フォーカスをきちんと合わせると、一気に突き抜けるように解像度が上がる、とあったが、これはその通りで、誇張ではないと思う。Zeiss Abbe が異常な価格でヤフオクに出ているが、特にこだわりが無ければ、これで良いのではないかと思う位だ。だってヤフオクの価格の1/10だもの。倍の価格だって海外では重宝されるだろう。
さて、これをバーロー4.3Xを内蔵した本機で見てみると....? アイ・レリーフが長い分、ビーム状に視野・視界が伸びて行くので、視点が相当シビアとなり、ちょっと視点が外れると全く太陽が見えなくなる。Lavendura 34mmより見える時もあるのだが、あまりに神経質で見ていて楽しくない。よって、本機で常用することは無い。良いアイピースなんだけどなぁ.... ちなみにLavendura EDは、設計者のこだわりで像の歪曲は無いが、TPL 33mmは糸巻き型。
ZWO IRカット・フィルター (2023年12月27日)
安全のため、ダイアゴナルの鏡筒側にはZWO社製のIRカット・フィルターを入れている。
Baader Hαフィルター (2024年1月22日)
昨年2月にHαフィルターを加えたが、Solar
Star Party後、Baader製のを注文した。メーカー品切れで納期に2か月かかってしまったが、ようやく届いて装着。像が締まってコントラストが向上した。
タカハシ TPL 25mm (2024年6月27日)
15cmは、基本双眼装置での観望だ。Lavendura 40mm、ED Lavendura、Takahashi TPL 25mm を多用している。以前は、Brandon 24mmを使用していたが、TPL 25mmが凌駕し、これに置き換わった。
口径 | f | 焦点距離 | 倍率 | 実視界 | 見掛視界 | アイ・レリーフ | 射出瞳径 | 備考 | |
Lunt LS152THa | 152mm | 5.92 | 900mm | ||||||
DayStar 4.3× Barlow | 25.5 | 3870mm | |||||||
Lavendura | 40mm | 97 | 0.43° | 42° | 20mm | 1.6mm | |||
ED Lavendura | 34mm | 114 | 0.3° | 43°* | 20mm | 1.3mm | *推測 | ||
TPL | 25mm | 155 | 0.31° | 48° | 18mm | 1mm | |||
Pentax XW | 20mm | 194 | 0.36° | 70° | 20mm | 0.8mm | |||
TPL | 18mm | 215 | 0.22° | 48° | 13mm | 0.7mm |
冬場はシーイングが悪く114×辺りまでが妥当だけど、それを脱すると、俄然細かい所まで見えて来て、なかなか素晴らしい。この時は、TPL 25mmがデフォルト。