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●石頭が災いして・・・
今もそうですが、私は少年時代から相当な石頭でした。幼い頃から東海道線を見慣れ、また、全国に路線を持っている国鉄が興味の主な対象であるのは確かでした。国鉄の車両は機関車ならばEFやDE、電車ならクモハやサハというような形式名が付いています。しかし、名鉄は車体に表示されているのは数字だけで、4桁で形式と製造番号がいっしょに表わされています。型式番号の付け方が国鉄式でないことが異端(よそもの、規格外)に感じて気に入らず、それだけの理由で名鉄にはしばらくカメラをを向けませんでした。
その間に大都市のローカル線として何とも言えない風情があった瀬戸線の外堀区間が廃止されてしまい、あとあと悔やむことになったのです。
名古屋本線(知立付近を中心に-1)
名古屋本線は名鉄の基幹をなす幹線であるため、当然のことながら三河線や西尾線よりもバラエティーに富んだ車両達が次々にやってきました。
画像の増加に伴い、どのような形にまとめようかと思案しましたが、旧形あり、新形あり、気動車ありと、塗装変更期であった1976〜7年頃の名古屋本線の多彩さを味わっていただこうと、あえて車種による整理を行わず、展示室1、2各々でランダムに配置することとしました。
本線時代の3780系
1978.3の瀬戸線昇圧に向けて全車が転出した冷房HL車、3780系の本線時代のスナップです。この系列は比較的塗り替えの進行が早かったような気がします。
デビュー当時はライトパープルの塗装であった記憶がありますが、当時は極めて不評だったようで、すぐにクリームに赤帯の塗装に塗り替えられました。
ライトパープル色の思い出
黄な+赤の3400系
名鉄初撮りの記念すべき日、キハ8000系だけが目的のはずが、目の前に現れた流線形の3400系に気づけばカメラに手が動いていました。
当時は「いもむし」というニックネームを知らず、出典不明ながらも「まむし」と呼んでいました。しかしながら、俊足を誇る3400系に「いもむし」だなんて・・・。皆さんはいかがですか。
7500系の「高速」
名古屋本線では7500系はありふれていて、積極的にカメラを向けることはありませんでした。しかし、新しくできた種別「高速」を表示していたことがシャッターを切った理由だったと思われます。
特別整備を受ける前のブック式方向板を装備していた頃です。1つの形式を失敗せずに撮れると満足してもう撮らなかった時代で、この1コマしかありません。
5000系+5200系
中学生時代からよく撮影に同行した山崎俊さんの作品をご紹介しましょう。
5000系も5200系もまだまだ元気バリバリで、「高速」にも使われていました。この組み合わせはごくごく当たり前のように走っていましたが、なぜか私は撮らずじまいでした。
写真: 山崎俊様
更新前のモ5202
5200系では唯一高運転台に改造されていたモ5202の更新前の姿です。まだ寒い時期で窓が閉まっているため美しいサイドビューです。
写真: 山崎俊様
新旧塗装混結AL特急
西尾線からの直通特急です。3月20日のダイヤ改正直前の撮影と思われます。新旧塗装の混結編成も今となっては懐かしく感じます。後打ちは・・・残念ながら写っていません。
この日の作品はどれも私が持っていないものばかりですので不参加だったようです。
写真: 山崎俊様
851F
2002年まで走っていた3400系3401Fは3403Fを改番したものであることは比較的知られていますが、850系「なまず」も851Fの廃車時に852Fとナンバーの振り替えを行ったことが明らかになっています。正面向かって右側、種別サボ真下の小ステップは852F→後年の851Fにはないもので、こちらが本来の851Fです。852Fよりも早い時期にスカーレット化されていました。
全身真っ赤な3400系
まだ登場したことがなかったスカーレット化後の3400系をアップしておきましょう。真っ赤な3400系を初めて見たのは高校生になってからのことであったと思いますが、スカートまで真っ赤に塗られているのには度肝を抜かれました。この当時、津島線−西尾・蒲郡線の急行には旧型車がよく使われました。
モ808
正面窓がアルミサッシ化されていたモ808です。たしかこの車は比較的早々に引退したような記憶があります。
まだ一眼レフ導入前、絞り優先のコンパクトカメラでの撮影です。意図的に電池を抜くとこのカメラの最高速、1/250でシャッターが切れました。曇りの日はF5.6という固定観念で露出を決めたらご覧のとおり。
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