■池鯉鮒駅第5展示室

名古屋本線(知立付近を中心に-3)2001年以降

5周年企画連載中、名鉄電車の更新が滞るのを防ぐため、「構内放送」で不定期コマ出ししてきた作品を集めました。これらは21世紀に入ってからの撮影ですが、それぞれ既に同じものを撮ることができなくなっています。最初は「21世紀の過去帳」なるたいそうなタイトルを考えていましたが、第1線で働く3500系を赤地の快速急行を表示しなくなっただけで「過去帳」に入れるのは抵抗があり、単純に2001年以降の撮影としました。

(注) 拡大画像はJava Script を使用しています。セキュリティーの設定次第では正常に動作しないことがあります。
全車一般席特急としての快速急行
2003.3までの快急は全車一般車の特急の意味だった。

2004.1ダイヤ改正により種別「快速急行」が復活しました。しかし、これはそれまでの「急行」で特別停車が原則ないものを意味しており、2003.3までの「全車一般車の特急」とは性格が異なります。


パト電コノハけいぶ号
愛知県警のアドトレイン。パトカー色の電車としてファンも多かった。

2003年4月から2004年3月末にかけて、愛知県警の防犯キャンペーンの一環として、3700系、3100系の各1編成にラッピングが施されました。一度だけ乗車したことがありますが、パトカーに乗せられて連行されるようで一瞬妙な気分になりました。(笑)


急行に充当されるP4白帯車
白帯入りのP4が残り少なくなった頃

特急指定席専用車として白帯が施された7000系は入場の機会に帯が消されました。写真の7039Fは末期まで白帯が残っていた1本で、2000年秋の水害による冠水から見事に甦ったことも記憶に残ります。


3400系さよなら団臨
末長い動態保存が期待された3400系もさよなら運転の日がやってきた。

1993年の旧塗装復元、翌年の冷房改造で末長い動態保存が期待された3400系も2002年8月一杯でついに現役を退くことになりました。引退を惜しみ、名古屋本線では団体専用列車が運転され、110km/hの健脚ぶりを披露しました。
 なお、ヘッドマークは日替わりでデザインが変えられました。


8800系引退間近の頃
引退まであと1ヶ月の頃。豊川稲荷初詣臨に充当されたモ8807〜。

空港特急の華々しいデビューの影で、8800系パノラマデラックスが引退を迎えました。展望席を上に、運転席を下に設けた構造は画期的でしたが、ロングシートを「デラックス席」として発売するのは無理がある他、7000系からの機器流用で性能的にも劣ることが中途半端な存在になってしまったようです。
 しかし、平成生まれの中間車を含め、新天地が見つからなかったのは惜しまれます。


5507F最後の力走
本線の8連急行(SR4x2)で最後の活躍をする5507F

2002年3月から4月にかけて、5500系のうち4両固定編成が相次いで引退を迎えました。写真の5507Fは4月一杯の運用だった模様で、8連急行で名古屋本線全線を疾走し、急行車5500系らしい最後の力走を見せました。
 5.1には布袋駅へ疎開回送され、再用部品取り外しのため、舞木へ向かう日を待ちました。


3形式混成急行
夕方の碧南直通急行にはSR2のブツ6があった。今日は3形式混成。

2005.1ダイヤ改正まで碧南−弥富の急行が30分置きに運転されていました。平日夕方の1542列車は須ヶ口−知立でSR2×3のブツ6となり、5300、5500、7700各形式さまざまな組み合わせが見られました。
 長期入院後の静養中、散歩がてら撮影するチャンスがありました。


53+55+53
茶ピンクの55が53に挟まれた編成。

1542レをもう1コマ。3形式混合となるのは何でもくっつけて走らせる名鉄らしく、見ていて楽しいものですが、中間に異形式が挟まると美観を損ねます。撮影に出掛けるのは5500系が2本以上入る日が中心でしたが、5300にもカメラを向けておいて正解でした。撮りたいと思ってももう撮れない編成なのです。


7500系(特別整備後)
展望席部分の下がりがなく、シャープな仕上がりだった7500系。

2005.1ダイヤ改正まで通称「P6」として7000系と7500系6連が共通運用されていました。しかし、同改正以降は7500系の限定運用となりました。それは、バリアフリー対策によるホームの嵩上げ工事が始まり、床面高さが低い7500系は工事が終わり逆段差となる駅では旅客扱いができないためでした。末期の運用は朝晩の車両不足を補う性格のもので、高性能を謳った7500系には寂しいものでした。


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