行・は・ば・ぱ 作品・日本






 PARTY7 
[COMEDY]
2000.12:日本映画(東北新社)
監督:石井克人     アニメーション・ディレクター:小池健
CAST-1:浅野忠信永瀬正敏原田芳雄堀部圭亮岡田義徳小林明美我修院達也
CAST-2:島田洋八大杉漣松金よね子津田寛治森下能幸岡本信人田中要次/他
荒唐無稽のコメディ映画です、原作の面白い部分だけを抜き取った形(前作同様)の映画ですが、特に何がどうしてこうなったかは語らなくても成立するおバカな連中が繰り広げる騒動です、マジメな方にはお薦めできません

STORYは…
ながーいオシッコ… とある旅行代理店、交通の便が悪くて迷路のような道が近くにあるホテルを…孤児院時代からの馴染み”坂上のオバちゃん”に変な注文を出す三木シュウイチロウ、紹介されたホテルニューメキシコ… 空から落ちてきたウンコでもめている従業員、401号室へ…トランクを運ばせて欲しいと懇願する従業員、拒否する三木とのトランク争奪… 隣の部屋、空調ダクトから滑り出してきた男、ノゾキ常習犯オキタソウジ、幼い頃からのノゾキ癖、何度も逮捕されては少年院へ、出所した彼を待っていた臨終間際の父、「俺の作ったホテルにはノゾキ部屋がある」…探し当てたオキタを待っていた?キャプテン・バナナ(変なコスチューム)と名乗る男、オキタの父親との想い出を語りながら開かれた窓… 401号室の入口でもみ合っている男2人、ハゲ(バレバレの髪型)の一言に吹き飛ぶ従業員… ベッド下に隠したトランク、ヤクザ鳥合組から持ち逃げした2億円、100円入れても写らないTV、そんな三木の部屋に…元彼女のカナが金を返せとやってくる(金持ちと結婚するのに…何故か金が欲しい)、そのカナを追ってきた婚約者トドヒラ、金を奪還すべく乗込んで来た兄貴分ソノダ…お互いの思惑、探合い、組長に恩義を感じるソノダに入る突込みの数々、暴露されたトドヒラの正体とは?金とカナの行方は?混乱する401号室、一部始終をノゾイテいるオキタ(カナに一目惚れ)とキャプテン・バナナの間にも妙な連帯感と葛藤が…


「鮫肌男と桃尻女」以来の、石井克人監督作品、漫画っぽい内容かも知れませんが…前作に続きハマリ、笑った…楽しいよ!万人ウケするかは保証できませんけど…、パンフレットで、映画では語られていない各人のプロフィールを読んだら、もう一回それを踏まえて見てみたくなった…、401号室のラストをもうチョット捻っていただければ最高なのですが…バレバレ…あえて語らないというのも手でしょう…
そうそう、出演の岡田&小林はアスパラドリンクのCMの2人、津田はBOSSのサラリーマン… 浅野&永瀬のW出演(今年はGOJOEもありましたが)、そして原田芳雄、前作から引続きの出演者の皆さん…良い!
(シネセゾン渋谷)
2000-2009format



 PERFECT DAYS 
[DRAMA]
2023.12:日本/ドイツ映画(ビターズ・エンド)
監督:ヴィム・ヴェンダース   エグゼクティブプロデューサー:役所広司
出演:役所広司
中野有紗麻生祐未石川さゆり三浦友和柄本時生アオイヤマダ
田中泯
田中都子甲本雅裕犬山イヌコ柴田元幸三浦俊輔松居大悟あがた森魚モロ師岡
安藤玉恵吉田葵原田文明長井短研ナオコ松金よね子川崎ゆり子嶋崎希祐
芹澤興人片桐はいり
水間ロン田村泰二郎/他
何か一部では話題になるも世間的には全く話題になっていない?
(SNS社会では動員数を確認してから騒ぐのかな?)
ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演(カンヌ国際映画祭_最優秀男優賞受賞)!
東京都内、寡黙な公共トイレ清掃員のささやかな日常を描く作品!
ジェットコースター的ド派手な仕掛けとかストーリーとは無縁の本当にささやかな日常から「東京」と「幸せ」を切り取る…
と受け取ってます
観ようと思った映画は極力情報をシャットダウンするもので…
分からない部分が多いがそれが楽しみでもある!
あっ満員だ!

STORYは…
東京「渋谷」の公衆トイレの清掃員“THE TOKYO TOILET”の平山、住まいは「押上」の古いアパート、一人暮らし
その日々は極めて規則正しく、同じことの繰り返しの中に身を置いているように見える
ルーティンは孤独を遠ざけるものかもしれないけれど男の“それ”はどこか違ってみえた
夜が明ける前に近所の老女が掃除する竹ぼうきの音が響く…それが聞こえると男はスッと目を醒ます!
少しの間 天井をみつめると、おもむろに起きあがり、薄い布団を畳み、歯を磨き、髭を整え、植木に水やり
“THE TOKYO TOILET”の青いユニフォームに身をつつむ
玄関口、車のキーと小銭とガラケーをいつものようにポケットにしまって部屋を出る
ドアをあけて空を見る…スカイツリーを見ているのか?光を見ているのか?
駐車場の自販機、缶コーヒーを購入、手作りの掃除道具をギッシリ積んだ青い軽ワゴンで仕事に向かう
いつもの角を曲がるとカセットテープを押し込む…カーステレオから流れる「The Animals The House of Rising Sun.」
いくつもの風変わりなトイレを掃除してまわる
昼食を取る神社の境内、サンドイッチ、木々の木漏れ日をカメラで撮影
その日はひょっとすると声をひとつも出していないかもしれない?
掃除を終えると夕方にはあのアパートに戻る
自転車に乗り換えて銭湯、そのまま浅草駅のいつもの地下の居酒屋でいつものメニュー(自動的に出てくる)
そして寝落ちするまで本を読む!そしてまた竹ぼうきの音で目を醒ます
男の人生は木の様、いつも同じ場所にいて動かない
同僚のタカシ(金がない恋もできない?10のうち●)のいい加減さをどうして憎めない
いつものホームレスの男のパフォーマンスが気になる
清掃のあいまに見つける木漏れ日が好きだ
フィルムを現像してくれるこの写真屋はいつまであるだろうか
銭湯で出会う老人が愛おしい(10分しか入らない?)
古本屋の女性の的確な書評を聞くのも悪くない
日曜だけ通う居酒屋のママの呟きが気になる
今日は生憎の雨…それでも予定は変えない
そんな彼の日々に思いがけない出来事が起きる
そしてそれは彼の今を小さく揺らした…


ドイツ人監督、ヴィム・ヴェンダース78歳が辿り着いた映画
完璧なルーティンで心地良く&ささやかながら幸せな「PERFECT DAYS」を過ごす主人公
(東京渋谷の公衆トイレの清掃員という仕事(THE TOKYO TOILET)、下町・押上での生活)
彼を取り巻く愛すべき人達
「それをかき乱す事件」が続く(その中で彼は如何にしてこうなったかを匂わせる)
「変わらないものはない」との気付き
そして「NEW DAY」の始まり
淡々とした生活「PERFECT DAYS」が?き乱される苦痛・喜び・発見!を描く
ヴィム・ヴェンダース監督が「小津安二郎」監督を尊敬していると書かれまくっている…
日本メディアの悪い癖…日本人凄いでしょ!
ヴィム・ヴェンダース監督自身が辿り着いた映画がそのようなものであっただけだと思うが?
リスペクトはしているかもしれないが、イコー小津安二郎の再評価ではないと思う!
「東京」が舞台なので「東京物語」がイコールなのか?
言葉より情景描写で語るから真似ているのか?
やはりヴィム・ヴェンダース監督の力量と演じきった「役所広司」だと思うがな?
小難しいこと言わないで楽しめば良いのに…
(まあパンフに書かれている共同脚本・プロデューサーの長文コメントの認識だと思う)
ああ〜何というか、コスパとかタイパとかの「消費」ではなく、相対する「安定」「蓄積」あと「ゆるやかな変化」が快い!
大した事前宣伝はないが、第1回〜第3回までほぼ満員状況であった!
そうだ役所広司演じる“平山”が飲む缶コーヒーは、やはり「BOSS」であって…笑い!
公開2日目の第1回(11:05)、119席の映画館は満員の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN6)
2011.09format



 バイオレンスアクション 
[COMEDY & ACTION]
2022.08:日本映画(ソニー・ピクチャーズ エンタテイメント)
監督:瑠東東一郎
出演:橋本環奈杉野遥亮
馬場ふみか岡村隆史太田夢莉鈴鹿央士箭内夢菜くっきー!
佐藤二朗高橋克典大東駿介森崎ウィン城田優兵動大樹猪塚健太
緋田康人MEGUMI
滝口芽里衣/他
これは、予告CM観た瞬間から、映画館生き決定の映画!
橋本環奈演じる、昼はフワフワの専門学生、夜は凄腕ヒットマン!
そのコミカルだけど、真面目にアクション?スタント使ってるかは知らんが…
なんか勝手に「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが頭に浮かんだ!
周囲を固めるのが佐藤二朗に岡村隆史!
絶対にまともな内容でないことは確定?
笑いに行こう!そして可愛い橋本環奈を観に行こう!
ちなみにコミックが原作のようですが、そっちは見たことありませんので、悪しからず!

STORYは…
深夜のラブホテルに拘束された女性アイドルを救うため…男が電話した先
「ぷるるん天然娘特急便」!?
場違いな場所、武器を持った大勢の男達、華麗なる銃さばきと身のこなし、全滅させるピンクボブの少女
彼女の名は“ケイ”、日商簿記検定2級合格を目指す専門学生!(アルバイトは殺し屋!)
簿記の勉強に勤しみ、休み時間は友人“りっか”と大好きなBLの話で盛り上がる…日常!
エロ本見てるとからかう男子、ケイに憧れる男子“渡辺”が乱入するも自爆
学校帰りのバス!支払いにもたつくケイ、後のビジネスマンが一緒に払ってくれて…バス発進!
お礼を言いつつ、「お釣りあります?30円足りなくて」と告げる
「いいよ、今度見かけた時で…」という返答、思わぬ出会いと約束にケイの胸は高鳴る!
(それを見ている…同乗していた渡辺)
一見ごく普通のラーメン店だが〈会員制〉?その実態は指名制の殺し屋業
ケイのアルバイト先「ぷるるん天然娘特急便」のアジト
美人でスタイル抜群の店長、不自然なリーゼントに拘る運転手のヅラさん…ケイのサポート役
床には今まで暴れて射殺したばかりの大男の死体と拳銃
会員制なのに…ケイにつられて入ってしまった渡辺
酔客を奥の部屋へ、オモチャの拳銃はしまっておいて!と店長
だが死んでいなかった大男が戻ってきて暴れる!瞬殺するケイの美しい姿に目を奪われる渡辺
この子をどうする?という店長に…「バイト希望です!」と答える渡辺
人畜無害っぷり?バイト仲間となる渡辺…店長の激マズラーメンを食べさせられる!
関東最大のヤクザ“伝馬組”三代目組長は自身の実刑に伴い…しばらく留守にする
そろそろ時期組長を選んでおくことも必要かなと組長
自信をのぞかせる国津組組長だったが
その裏で若頭の木下組組長は…右腕として働く殺し屋の金子
アヤベファイナンス社長アヤベ(企業舎弟)と共に伝馬組内部崩壊を画策する
立ちはだかるのは…伝馬組の頭脳明晰な金庫番“テラノ”!木下には厄介な存在!
ケイ達の元に…木下からの依頼!国津にアヤベが拉致られた報復!
ヅラさんの運転、依頼先に向かうケイ、そしてもう1人が配置についているとの情報、“だりあ”?
躊躇なく組事務所に侵入していくケイ、向かってくる組員を全員射殺!
唯一の危機、敵を狙撃した銃弾…スナイパー!
それが誰か理解している木下組の金子…“だりあ”を挑発!
壊滅した国津組
木下達の水面下の動きを察知した伝馬組の金庫番テラノ
アヤベファイナンスの帳簿(裏帳簿)を探り…木下組の不穏な動きを三代目組長に伝える
そんな中、三代目は子飼いの殺し屋“みちたかくん(人生スリーアウト制を唱える)”に…
国津組を壊滅させた女殺し屋を捕まえろと命じる!
ホテル住いのだりあにマンションを紹介するヅラさん…何でも良いというだりあ
心配するケイ、だりあの夢を聞く!
彼女がスナイパーになった経緯(組の密告者として殺された両親、スナイパーとして育てられた過去)
明るく解放的なペントハウス!ケイに居場所を知られてしまったとだりあ…姿を消してるはずが!
突然の銃声!だりあをスナイパーに育てた木下組の金子!逃げる2人!
立ちはだかるみちたかくん
みちたかくんとの激闘の末、大怪我を負っただりあ、担ぎ込まれた病院(裏家業、中立国的存在)
そんな場所で、ケイはバス代を立て替えてくれたテラノと再会!驚く2人
テラノは組の抗争で重傷を負った仲間(親友)の“クラ”の見舞いに来ていたと…
クラの誕生日、ケーキを持ってきたテラノ、食べられないクラの分まで食べるテラノ
コーヒーの匂いが嗅ぎたいというクラ、部屋を離れた隙に死亡したクラ…医療機器停止による自殺?
クラの怪我に木下組(金子)が絡んでいることを知ったテラノ
捨て身覚悟、木下の口座から全ての金を奪ったテラノ
事実確認する三代目、奪われた金額の詐称で…木下の裏切りを知る三代目
許してほしければ全額取り返してこい!
逆上した木下、テラノ抹殺のため“ぷるるん天然娘特急便”に連絡!ケイを指名!
いつもの如く、スルスルっと侵入していくケイ
30円の恩人?…でも「仕事ですから!」 軽く割り切るケイ、テラノへ銃を向ける
やっとお互いの素性を知ることになった2人…


なんか、とんでもなく、すっごくもったいない映画!笑えたけど…
アイドル、アクション、コメディ、恋愛、任侠、POPS、CG、[Alexandros]…全部出そろっているのに!
編集がなっていない!明暗2路線ゴッチャなのは分かるが
もうすこし整理して、カット割り考えて、音楽付け直して…POPにするとか
(対比としての極道シーンは重要だが、長回しは辞めよう!)
絶対に面白い映画というか動画になるのにな〜!
ああ〜!もったいないったらありゃしない!
天下のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが付いていながら…残念!
佐藤二朗か映画全体をワシャワシャにしないか心配してたが…この起用方法は正解
親父ギャグを繰り出すインテリやり手ヤクザの大親分として成立している!
ミュージカル俳優の城田優の演出も出来ている!
橋本環奈ちゃん可愛い!
やっぱチッチャイな!(これならネットで噂のアシリパさん役も出来るってか?)
ちょっとカット割りと高速シーンに助けられているけど…もうチョイ身体を張っていただけるとなお良い!
なんならスローのワイヤーアクションももっと見せてもらいたいものだ!
この映画、あまりTVなどでは積極的に宣伝していない?ような気がするが…
公開2日目のお昼の回、日比谷だけど、キャパ122席の空くクリーンで20人チョイは寂しい!
みんな配信待ち?
もしかして「2」が作れるようなラストだけど…あるかな?
やるなら(内容にもよるが)上記のようなPOPな展開でお願いしたい!
公開2日目の第2回(11:45)、122席の映画館で20人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN8)
2011.09format



 映画 バイプレイヤーズ/もしも100人の名脇役が映画を作ったら 
[COMEDY ]
2021.04:日本映画(東宝)
監督:松井大悟
出演:月のない夜の銀河鉄道:濱田岳柄本時生菜々緒役所広司芳根京子
小さいおじさん:有村架純遠藤憲一田口トモロヲ松重豊光石研
宮本武蔵:宇梶剛士大槻修治岡山天音北村一輝信太昌之田中泯六平直政
ちゃきちゃき家族:尾上寛之岸井ゆきの木村多江富田望生橋本一郎吉田羊
べじたぶる:小木茂光升毅 
しばいであそぼ:高畑淳子本田博太郎
CTO:赤間麻里子安藤玉恵Team Mercury From Zero PLANET醍醐虎汰朗
虹のコンキスタドール長谷川京子村田雄浩りょう
 
わたしの番です:尾美としのり佐々木希佐藤佐吉田中要次原田龍二堀内敬子
大合併:石田剛太大倉孝二向井理六角精児
刑事 曲者:木下ほうかでんでん野間口徹前田敦子松尾貴史
Docter-Z 5:宇野祥平岡田浩暉宍戸美和公滝藤賢一寺島しのぶ浜野謙太ふせえり
観月ありさ森下能幸
 
怪談新聞:相島一之速水もこみち
チーム7:勝村政信志田未来杉野遥亮渡辺いっけい
 下北沢アルマゲドン:MEGUMI
 冤罪:稲葉友
 アウトローの森:甲本雅裕今野浩喜渋川清彦津田寛治波岡一喜橋本じゅん本宮泰風利重剛 
その他:天海祐希石丸謙二郎伊武雅刀大杉連北香那小沢仁志加藤諒菅田俊
竹原ピストルDJ松永R-指定西村まさ彦林泰文本田望結本多力前野朋哉水間ロン
メラニー近藤芳正/他
  
悩んでるんだな〜!
映画は観たいんだが、観終わったら100人分のデータを投入しなければならない!
ええーい、行っちゃお!

STORYは…
もしも日本を代表する名脇役100人で映画を作ったら…映画はちゃんと完成するのか!?
富士山の麓にあるのどかな撮影所バイプレウッド…
民放各局の連ドラや映画など沢山の組が撮影中で100人を超える役者達で大賑わい
田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一らバイプレイヤーズも
仲間のベテラン名脇役たちと楽しく配信ドラマ「小さいおじさん」の撮影中!主演は有村架純!
楽しく撮影が始まろうとした時。有村が共演していた犬の風〈フウ〉がいないことに気づく
風が行方不明になっていた…心配する田口、松重、光石は風に何があったかを語り始める
それは1ヶ月前、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子ら若手の役者達が…
「月のない夜の銀河鉄道」という自主映画の撮影を始めていた
監督は濱田、主人公は小さなチワワ
ラストに100人の役者がSLで祝杯をあげるという壮大なストーリーだ!
車掌役で参加してくれている役所広司もそのシーンの撮影を楽しみにしている…!
だが、実は役者は全く集まっていない、しかも超低予算映画のため、役者がスタッフを兼務する有様
やがて主役のチワワは逃げ出し、SLも撮影目前でロケを断られ…路頭に迷う始末
そのくせ濱田はは監督風を吹かせるので、菜々緒、高杉、芳根も呆れて濱田組を降りてしまう
落ち込む濱田、時生を見かねた田口ら元祖バイプレは自分達のスタジオのSLセットを貸してくれる
だが一つのスタジオで二組が同時に撮影するからトラブルの連続でてんやわんや
一方、菜々緒は敬愛する天海祐希と出くわす
天海はバイプレウッドに買収話が持ち上がっていることを憂いていた
そこでバイプレウッドを愛する天海と菜々緒は一念発起、撮影所の存続を掛けて署名集め
かたや濱田と時生は再び100人の役者を集めるべく撮影を再開するが
(犬が変わってしまうなど諸々の問題点はパスして)
同じスタジオには勝村政信や渡辺いっけいなど厄介な名脇役おじさん達が大勢いて
事あるごとに邪魔されたストレスが膨らむ
そんな若い彼らを影ながら見守る田口、松重、光石は何か秘密を隠しているようで…
こうしてそれぞれの想いが交錯、やがて役者同士のぶつかり合いに発展!
犬の風〈フウ〉もそれに触発されたのか撮影所中を駆けずり回り大暴れ!
連ドラ、大河、朝ドラ、映画チームなどバイプレウッド全体に嵐を呼ぶ大騒動を巻き起こす!
こんな状態で100人の役者の映画は完成するのか?
そしてそんなドタバタ悲喜劇を超えると映画史上初の試みのとんでもないラストが待っている!
100人だからこそ成し遂げられる未体験の暖かな感動がスクリーンを包む!


観ている間中から心配になる!
「100人のバイプレイヤーズ」なんだから分かっていたことだけど
ああこの人も、あの人もデータ投入しなければと思うと落ち着かないものだ!
選んでしまったものは仕方がない!頑張って投入しましょう!
結局93人投入でした!(グループがいるので100人カウントせずです)
ちなみに、1900円払ってみる映画ではないと思うので
極力安くみられる方法でどうぞ!
公開初日の第1回(9:45)、124席の映画館で0人程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN11)
2011.09format



 俳優 亀岡拓次 
[DRAMA]
2016.01:日本映画(日活)
監督:横浜聡子
出演:安田顕麻生久美子
宇野祥平新井浩文染谷将太浅香航大杉田かおる工藤夕貴三田佳子山崎努
大森立嗣不破万作日向丈野嵜好美平田薫メラニーガルシア・リカルド
神戸浩鈴木晋介長村航希三河悠冴/他
はて!困ったぞ!次の映画が我がHP1000本目のデータになる
どの映画を観ようか、候補は4作品、どれにしようか…
最終的には、今月末までとなったTCGカード(1300円/本)が決定打
「俳優 亀岡拓次」となりました

STORYは…
37歳独身、俳優の亀岡拓次、小さな脇役ばかりを粛々とこなし、現場から現場へ渡り歩く、仕事は殆ど断らない
監督やスタッフからの信頼も厚い、映画「鉛の味わい」の現場、流れ弾に当たるホームレス役
主役のイケメン俳優・貝塚トオルに死に方の見本を披露
しかし亀岡に主役が回っては来ない、それでも不平不満は口にせず…
行きつけのスナック・キャロットでしみじみと酒を飲む
そんなある日、ロケ先で訪れた長野県諏訪市、初めて入った居酒屋「ムロタ」、カウンター席でウトウト
冷たい隙間風に起こされると、そこにはいつの間にか美しい若女将の姿、名は安曇
地元名物の寒天をつまみながら、気の利いた彼女との会話にスッカリ癒される亀岡
淋しくなったら、また飲みに来てくださいよ…優しく微笑む安曇に恋してしまう亀岡
甘い時間も束の間、再びロケ先や撮影所、都内、地方と飛び回る亀岡
初めて引き受けた舞台の仕事の稽古場にも通う
ある時、亀岡に大きなチャンスが訪れる、彼が心酔する世界的巨匠アラン・スペッソ監督が極秘来日
彼の新作映画のオーディションを受けることとなった、緊張しつつも会心の熱演を披露する亀岡
ふと亀岡は、陽光座の大女優・松村夏子に言われたことを思い出す
「あなたは舞台向きじゃないかも…、あなたの中に流れている時間っていうのかな、あなた時間が映画なの」と
どうにもパッとしない毎日の中、いつも一緒に飲み歩いている脇役俳優仲間の宇野
「恋はしている?」と何気に聞いてみた亀岡だが…まさかの妻帯者、子供もいる!
亀岡の心に火が付く、脳裡に浮かんだのは安曇の姿
思い立った亀岡、花束を手に、居酒屋「ムロタ」へ愛車スーパーカブを走らせる
仕事でも人生でも脇役に甘んじていた亀岡が、いよいよ“主役”になる時!?
彼の一世一代の恋の行方は如何に?
そして海外の映画に初進出なるか?


「“最強の脇役俳優”の不器用で愛すべき恋と人生、笑って心温まる奇想天外エンタテインメント」だそうだ!
派手さはない、ドッカンドッカンではなく…クスクスと笑うような内容
劇中劇「鉛の味わい」「下足の泥」「どまん中」「女のみそら(舞台)」「粉ふき門司」「(外国映画)」
頼まれた仕事はなるべく断らない!真剣に、時に二日酔いで仕事に挑む、但し脇役
37歳、独身、寂しさ?人の集まる場所に、そして運命の出会い!?
尊敬するアラン・スペッソ監督作品の日本人役者として出演できるのか!?
安田顕演じる亀岡拓次、マドンナの麻生久美子は適役であろう
(しかし相変わらず麻生久美子は綺麗だな)
その他にも新井浩文、染谷将太、三田佳子、山崎努などなど豪華である
(宇野祥平、浅香航大、杉田かおる、工藤夕貴なんかも出ている)
「1000本目」の記念作品としてはまあまあかな
勝手に最低ラインを引き上げてしまったが…まあ楽しめたので良かった良かった…である
しかし、パンフ1000円は痛い!
公開初日の第1回(13:30)、173席の映画館で3〜4割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター2)
2011.09format



 ハウルの動く城 
[ANIMATION]
2004.11:日本映画(東宝)
監督:宮崎駿     原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 「魔法使いハウルと火の悪魔」
CAST-1:倍賞千恵子木村拓哉美輪明宏
CAST-2:我修院達也神木隆之介大泉洋加藤治子原田大二郎大塚明夫伊崎充則/他
宮崎駿監督・脚本のアニメです

STORYは…
■濃霧、山の斜面を進む影…美女の心臓をとって喰らうという魔法使いハウルの動く城 ■愛国主義全盛の時代、亡き父の残した帽子屋で黙々と帽子を作る少女ソフィー(18歳)、店を早仕舞いする母達、戦地に赴く王国の兵士達の見送り、賑わう街、仕事を終え妹レティーに会いに行くソフィー、お祭り気分の街、裏では厳重な警備体制、魔物に追われている美貌の青年との出会い、ソフィーと共に天空へ舞い上がり…空中散歩、ソフィーの目的地…カフェ「チェザーリ」、美人で人当たりの良い妹…店の看板娘、「本当に帽子屋になりたいの?」、コツコツ働くしかない生真面目なソフィー ■夜、帽子にケチをつける客、怒るソフィー、荒地の魔女!逆ギレ…魔女の呪い!?簡単には解けない?呪いの事を人に話せない!「ハウルにヨロシク」???(ハウルの心臓を狙っている荒地の魔女)、睡眠 ■目覚め、鏡に映る90才(位)のお婆ちゃん!慌てるソフィー、夢?説明できない=家にはいられない!村を出て荒地へ(止める人)、急な道、強風、杖探し…手頃な枝!引張れば…カブ頭のカカシ、ソフィーを追ってくる、その手に杖!一緒について来るが追い払う…どうせなら今夜泊まる場所でも持って来い!坂道を登りきると…カカシに先導された「ハウルの動く城」!おばあちゃんの心臓は食べないでしょう?寒さしのぎ!暖炉で燃えさかる火の悪魔カルシファー(ハウルとの契約で暖炉に縛り付け&魔力の提供&城の動力源)、彼女が魔法で姿を変えられている事に気付く、ハウルとの契約の秘密を見破ってくれれば元の姿に戻してやると…取引 ■朝、来客?対応に出る少年マルクル、開けられるたびに違う景色?ところで…誰?家政婦!掃除に朝食の準備、カルシファーを脅して料理、驚くマルクル…ハウルにしか従わない筈!?(生意気なマルクルの教育も必要!)、ハウルの帰城、家政婦を名乗るソフィー、カルシファーがよく許したと感心、一緒マルクルが来客の報告…城に招請 ■徹底的な掃除、城の外壁に刺さる枝、抜いてみればカカシ、洗濯を手伝うマルクルとカカシ ■強大なカを持ちながら王国からの招請を拒み、様々な名前を使い分けて無為に生きるハウル、弟子のマルクル少年、カカシのカブ、奇妙な同居人達との生活、次第に生き生きとしてゆくソフィー ■外出から戻るハウル、風呂、悲鳴、棚内の配置が違う…金髪が真っ黒、美しくなければ生きている意味がない…嘆きドロドロのハウル、部屋に連れて行くソフィー、自分は一度も綺麗だと言われたことはないと悲しそう…


公開4日目、家族のリクエストで一緒に見てきました、長蛇の列を予想して1週間ほど前にヴァージンシネマズ六本木ビルズの席をネットで確保、ケッコウ良い席、子供のリクエストでポップコーンとドリンクを購入、準備万端で…
見ての感想…映像はジブリだな〜と思いつつ、なんか納得しにくい内容、子供達は理解できるのか?原作を読んでから見るわけではないので…ツライ点が多数、特に…最大の謎というか、詳しく語られない内容というか、張られた伏線から解釈するしかないのが、魔法使いハウルと火の悪魔カルシファーの契約内容、家族の意見にも食違いが発生、やはり呪いだの契約の内容は簡単に喋ってはいけないのかな?でも映画なのだから…変なとこで詳しく語らないのは疑問(ネットで調べていたら…多くの方が同じ様なご意見をお持ちのようでした)
それから…冒頭、ハウルの城が通り過ぎても何のパニックも起きないのは何故?魔法使い同士の戦いが描かれないのは…恋の物語に仕立てたから?母は何故にあのような行動に出たのか?再婚と関係があるのか?あまりに唐突なカカシの件?戦争の原因は?なぜああも簡単にやめる決断ができるのか?挙げるとキリがなさそうなので、このくらいで…
最後に…子供はケッコウ面白かったと言うが、妻はイマイチ反応が…鈍い、私的には、まあストーリーのまとめもどうにか繋がった(自説込みだが)…まあいいか

2005/08/30追記:エプソンのHPに「ハウルの動く城」のペーパークラフトがUPしたと妻、私の性格を熟知してます…、ヤッパリ作ってしまいました…、写真は「GO」のページにUPしました→
「ペーパークラフトの写真」
公開4日目、第1回(9:45〜)、652席の映画館、9割くらいの入りかな(ヴァージンシネマズ六本木シネマズ7)
2000-2009format



 博士の愛した数式 
[HUMAN DRAMA]
2006.01:日本映画(アスミック・エース エンタテインメント)
監督:小泉堯史     原作:小川洋子 「博士の愛した数式」
CAST-1:寺尾聰深津絵里齋藤隆成吉岡秀隆浅丘ルリ子
CAST-2:井川比佐志頭師佳孝/他
2004年、第1回本屋大賞を受賞したベストセラーの映画化作品、数学好きの私の興味をそそるタイトル、結局原作は読まなかったものの公開とともに見に行ってきました…

STORYは…
■砂浜を臨む高校、賑やかな新入生、数学の授業、先生の仇名は「ルート」、寝癖、僕がなぜ〈ルート〉と呼ばれ&数学を好きになり&こうして教壇に立つようになったか…語りはじめる先生 ■若きシングルマザー(結婚できない相手との愛&出産)、家政婦として働き…女手一つで10歳の息子を育てていた ■ある春の日、家政婦紹介所、新たな職場の紹介、ここ数年問で担当が9人も替わったという顧客、面接へ、依頼者…上品な身なりの婦人(未亡人)、世話をするのは離れに暮らす義弟、条件…母屋と離れの行き来をしないこと、離れの問題を母屋に持ち込まないこと、そして…義弟は事故で記憶が80分しかもたないこと、義弟は兄の援助で英国ケンブリッジ大学へ留学、博士号を取得、数学研究所への就職、兄の急死、義姉は織物工場を整理、マンションを建設、自身は別荘(ココ)に移住、家賃収入の生活、10年前…義弟と出かけた薪能の帰り…交通事故、彼女は足に後遺症、義弟は80分しか記憶を維持できなくなり…失職、彼女の援助を受けて生活、義弟の昨日…いつでも私と薪能に行った日 ■博士にとって毎日玄関に現れる僕の母は…常に初対面の家政婦、数字にしか興味を示さない博士とのコミュニケーション…家政婦にとって驚きと発見の連続だった ■初日、「新しい家政婦です」の挨拶、玄関に現れた博士、スーツに留められた…メモの数々、いきなり「靴のサイズ」を尋ねる博士、「24」の答え、「実に潔い数字…4の階乗だ」と博士、奇妙な応答…博士があみ出した他人との交流方法、何を喋っていいか混乱した時…数学の話、毎朝繰り返される儀式? ■博士の頼みごと、数学パズルの懸賞を郵送 ■いつもの挨拶、食事、誕生日を問う博士、2月20日…「220」、博士の腕時計…学長賞の記念、ナンバー「284」、黒板に2つの数字、自身を除く約数を列記…合計が互いの数、2つは「友愛数」、その美しさを語る博士 ■夕食の準備中、家政婦に10歳になる息子がいることを知り…いたたまれなくなる博士、「晩ご飯は必ずここで用意して3人で食べること」を約束させられる家政婦、袖口のメモ…〈新しい家政婦さん〉に書き加えられる〈その10歳の息子〉 ■散歩に誘う家政婦、無駄と思うも…強引に連れ出される博士、野草摘み、子供が来ると知り…慌てて帰ろうと博士、息子の頭を撫でる博士、平らな頭…〈ルート〉と命名、ルートが訪れるようになって…離れには絶え間ない笑い声、本館から窺い見る未亡人…本棚から取り出す1通の手紙、愛する者に向けられた文面と1つの数式…「eのπ・i乗+1=0」 ■ルートの宿題を見る博士、間違っていても絶対に叱らない、必ず良い所を見つけ褒めてくれた博士、家政婦の発見した「28」に関しての報告、「約数の合計」=「自然数7までの和」、「完全数」だと博士…解説、心躍る家政婦、「28」が阪神・江夏の背番号と同じと博士、熱烈な阪神ファン、家政婦母子も阪神ファン、盛り上がる野球ネタ、江夏移籍…引退を語るルート、呆然自失の博士 ■高校時代は野球で活躍していた博士、ルート達のチームの練習を見に行く約束 ■練習、ノックをする博士、フライ、他選手と激突…頭を打つルート、救急車…病院での検査、待合、心配する家政婦、「直線」の話を始める博士、落ち着きを取り戻す家政婦 ■試合に来て欲しい…博士にお願いするルート、数日後…野球大会会場、博士のため…昔の阪神選手の背番号をつけたチームメイト、炎天下の熱烈な応援、熱を出し寝込む博士、家政婦紹介所の規則を破り…泊り込みで看病を続ける家政婦 ■翌日、目覚めた博士の「ぼくの記憶は、80分しかもたない」と取り乱す姿、博士の苦しみを初めて目撃する家政婦 ■家政婦紹介所、突然に解雇を告げられる家政婦、反論も空しく… ■転属した家政婦、冷蔵庫の製造番号が「素数」!電話…未亡人からの呼出しが…


原作を読もう読もうと思っているうちに時が過ぎ、いつの間にか映画化の話、チョット油断してる(暫く映画を見ていないうちに)間に…もう公開!?あらすじ程度の知識で見てまいりました
「一晩寝ると事故時点の記憶にリセットされる」かな?もしも「メメント」のように確実に10分前の記憶が消えていく展開だとしたら…どうしよう、サスペンスかコメディ映画になるところでしたが…おかげさまで、落ち着いて見ることができました
展開に大きな起伏はないものの、なんかイイ感じでした、まあ理工系で数学は大好き(今も好きです)で、ネタ的にも個人的には良し!(映画中の「7の階乗」計算はタッチの差で勝って気分もよい)
公開初日…東京は今冬初の大雪、第3回(16:50〜)、300席の映画館に3〜4割程の入り(渋谷東急)、前の回は結構入っていた模様…舞台挨拶がらみか?客層…グループ、カップル、シニア世代が多かったと思われます
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劇場版 鋼の錬金術師/シャンバラを征く者         は、別ページとなります。
鋼の錬金術師/嘆きの丘〈ミロス〉の聖なる星       は、別ページとなります。



バカヤロー!「私、怒ってます」    は、別ページとなります。
バカヤロー!2「幸せになりたい」  は、別ページとなります。
バカヤロー!3「へんな奴ら」       は、別ページとなります。



爆裂魔神少女/バーストマシンガール       は、別ページとなります。



 BAD LANDS/バッド・ランズ 
[ACTION]
2023.09:日本映画(東映)
監督・脚本:原田眞人
出演:安藤サクラ山田涼介
生瀬勝久宇崎竜童大場泰正天童よしみサリngROCK
淵上泰史縄田カノン
吉原光夫江口のりこ
鴨鈴女岡田准一/他
今週は観たい映画が2本「BAD LANDS/バッド・ランズ」と「沈黙の艦隊」で悩む!
普通なら絶対「潜水艦モノ」を選択するのだが、どうして今「沈黙の艦隊」なのか?
何か革新的な技術進歩があるか?いやいやそんな話は聞いた覚えがない?
しかも週刊誌連載時に全部読んでるしな…
対するは「BAD LANDS/バッド・ランズ」、これは宣伝チラシ1枚で観に行こうと思ったやつ(まあ一種のジャケ買い)!
ネットの映像、東京生まれの安藤サクラの関西弁がチョットどうかな?と思ったけど、かなり動的で面白そう!
心配は配給が「東映」ってとこかな?東映配給作品のハズシっぷり高確率だからな!どうしよう?
あああ?悩んだ末に、手が「BAD LANDS/バッド・ランズ」を選んだ!楽しいと良いな!
だめなら「沈黙の艦隊」観に行けば良いんだ!そういう結論!
せめても大きなスクリーンで観ようとTOHOシネマズ日本橋のSCREEN5を選択!

STORYは…
ホームレスや生活保護の受給者達が身を寄せ合って生きる大阪のドヤ街“ふれあい荘”
“持たざる者”が“持つ者”から生きる糧を掠め取り生き延びてきたこの地
ネリと弟のジョー(出獄したばかり)は、特殊詐欺グループの一味に加担している
オレオレ詐欺の“3塁コーチ”任務のネリ(受け子の“教授”に指示)
罠と察知したネリにより中止…ボスである“名簿屋”の高城への報告
そもそも日本国籍取得の偽装結婚を仕切りに海外から帰ったばかりのネリ(清算の要求)
弟ジョーと保険外交員を装って情報収拾と忙しいネリ
グループを取り仕切る高城は、そんなネリの働きを買っており、いずれは自分の後継者にと目していた
ある夜、思いがけず3億を超える大金を手にすることになったネリとジョー
2人とその金を巡って、数多の欲望が動き出す!
2人に迫る様々な巨悪&詐欺グループを一網打尽にしたい佐竹ら大阪府警の合同特別捜査班
ネリの頼みの綱は元ヤクザの曼茶羅だけ!
一方、かつて東京でネリを蝕んでいた投資家の胡屋(暴力で女性を拘束)も、逃げた(愛した)ネリの行方を執念で追う
果たして、ネリとジョーは愛憎うごめく“危険な地”を抜け出し、新たな人生を始められるのか?
姉弟が向かう先は天国か?それとも地獄か?


流石、原田眞人監督・脚本!小気味よいカット割りとテンポで、ダークなネタだが引き寄せるのがある!
確かに描くのは「東映」本領発揮の「裏社会vs警察」&「オレオレ詐欺」「特殊詐欺」「保険金詐欺」「パワハラ」…
その世界でしか生きられない血の繋がりのない「姉弟」!
バカで切れやすい(意気地なし)弟の不始末&人生の難敵に、姉・ネリ(安藤サクラ)は如何に対応するのか?に観入る!
あっ、こいつ等全員「悪」だし、本当は警察応援しなきゃなんだが、ネリに肩入れする!
チョットだけモタツク場面もあったが、あまり気にすること無いか!
若い人に受け入れられる内容か?と思ったが、平日一番で若い人もそれなりに…
まあ228席のキャパで40人程度の入りだけどね!
そんな状況下で、私の隣の席に座る露出多目の若い女性!
もしかして私が席を座り違えたかと確認してたら、女性1席ズレた!
今回の問題点!
主人公ネリは左耳が聞こえない設定!ちなみに私は大昔の突発性難聴で右耳が聞きにくいのだが…
そこは補聴器だ何だでバランス取れてるはずだが、右側スピーカーの音量絞ってる?
ともかく右耳の補聴器を最大ボリュームにしても、音が正対しない?左耳に頼って聞いてる状況!
もしかしてそういう設定(主人公が左耳が聞えない状況を体感)?そんなのあるか?誰も気にならないのかな?
主人公のシーンだけと思ったが、全編通じて右側音量が絞られてる感じだが?
あああ?思い出した!ついつい便利で最近は最新&最多スクリーン数で「TOHOシネマズ日比谷」に偏ってるんだけど…
「TOHOシネマズ渋谷」の音イジリ倒し(確定)に続き、「TOHOシネマズ日本橋」も疑惑スクリーンだったのを思い出した!
やはりスクリーン都合でイジられてるかな?(憶測)
そこそこ観られたんだけど、音が気になってた集中できずに残念なことになった!
これは原田眞人監督の意図ではないよね?
映画館のせい?なら金返せ!なんだけどね!
評価のはそういうこと!
それから
パンフレットが「990円」…最近の東映系のパンフが高額!
公開初日の第1回(9:00)、228席の映画館で40人程度の入り(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN5)
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 鳩の撃退法 
[MYSTERY]
2021.08:日本映画(松竹)
監督:タカハタ秀太
出演:藤原竜也土屋太鳳西野七瀬岩松了桜井ユキ
風間俊介佐津川愛美柿澤勇人リリー・フランキーミッキー・カーチス
豊川悦司村上淳駿河太郎浜野謙太
坂井真紀濱田岳
佐藤玲円井わん伊島空/他
本当は原作読んでから観たかった映画なんだけど、間に合いませんでした
主演が藤原竜也だし、余計なことを悩まずに彼の世界を観たかったな
さて、いきなり謎の世界に突入いたします…

STORYは…
〈富山でデリヘルのドライバーとして働く男・津田が【ニセ札】を偶然手にしたことで…
裏社会のドン倉田に命を狙われる話〉を自身の最新作として執筆しようとしている…
【元】直木賞作家の津田伸一!
彼の話は嘘か本当か?担当編集者の鳥飼なほみは
彼の新作が本当にフィクションなのか【検証】する…過去にトラブルあり
神隠しにあったとされる家族、郵便局員の失踪、曰く付きの【大金】、鳩の行方
そして多くの人の運命を狂わせたあの雪の一夜の邂逅…
津田の話から次々と明らかになる驚愕の【事実】
【ニセ札】はなぜ津田の元に舞い込んだのか?
津田が作家として描きたかった【物語の結末】とは、一体?

やっぱり原作読んどいたほうが良かったな…面白かったけど
これは原作は今読んでいる本の次に読もう!
しかしだ、原作不可能とされる本を次々と主演…こういう男を演じられるのは藤原竜也しかおるまい
彼を取り巻く役者陣も良い、ナイス・キャスティング!である
しかし「鳩の撃退法」なる題名の本当の理由
原作はどう終わらせたのか?
多分原作を読まねばならないだろうな!
実はパンフには、あらすじが書かれているのだが
パンフ6ページで前半分…要約するのは無理だ!
諦めて原作読んでください!
公開初日の第1回(10:00)、236/2席の映画館で40人程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN5)
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バトル・ロワイアル                         は、別ページとなります。
バトル・ロワイアルU【鎮魂歌〈レクイエム〉】  は、別ページとなります。



 花のあすか組! 
[ACTION]
1998.08:日本映画(東宝)
監督:崔洋一
CAST-1:つみきみほ武田久美子
CAST-2:松田洋治美加里菊地陽子石橋保加藤善博/他
近未来(199X年)物のアクション映画です、暴走する子供達に支配される“NEW KABUKI CITY”での権力闘争…原作のマンガは面白かったらしい(未読)けど… まあ「アイドル映画」とでも…同時上映作を見に行ったオマケでした

STORYは…
199X年、NEW KABUKI CITY、かつて大人達の歓楽街、今は暴走する子供達の夢と欲望が渦巻く街、力だけが唯一の正義、人種の坩堝と化したメイン・ストリートを我が物顔に行く者たち…トキ正宗をリーダとするストリート・ギャング「レッドノーズゴッド」の面々、「赤玉」と呼ばれるドラッグを資金源とする、警察機構PB-4(K官と呼ばれるボス)も癒着…甘い汁、その取引現場でパトカーが爆発炎上…混乱の最中、「赤玉」と「K官の金」を奪ったもの…九楽あすか(14歳の少女)、相棒のミコ、機敏な動きで逃走に成功… 九楽あすか…街に君臨する影の世界の女帝“HIBARI様”の御殿から脱走した少女、HIBARI様に付き添う少女軍団“HIBARI-10”、そのNO.2 ヨーコ…あすかの親友にしてミコの異母姉、HIBARI様がヨーコに下した命令「お前が、あすかを殺れ」と… 仕掛けられた罠に掛かったあすか、軍団兵に取り囲まれた中、ブラックジャックを手にしたあすかと、長ドスのヨーコ、息詰まる決闘…芝居?誰にも悟られないよう“あすか”を逃がすヨーコ…実はグル、「赤玉」を押さえてHIBARI様の資金源を奪いHIBARI様を倒す計画、今一歩ヨーコが信じられないミコ…、トキ正宗に女にされたヨーコ、しかしトキ正宗が本当に好きなのは“あすか”、嫉妬に歪むヨーコ… “あすか”をおびき出すために“HIBARI-10”に捕まったミコ、同時進行…K官達の攻撃に全滅するレッドノーズゴッド、暗躍するヨーコ、HIBARI様を倒して自分が支配者になるつもり… 全てを見抜いているHIBARI様、ヨーコに忠誠の証として“ミコを殺すよう命令”を下す… 軋みだす人間関係、HIBARI-10とPB-4の対立激化、街を包む不穏な空気、トキ正宗の盛大な葬式も…血なまぐさい儀式と化す…そして、ヨーコと“あすか”の壮絶な闘いが幕を上げる…

まあ、「つみきみほ」が可愛いなくらいで、あとはつまらなかった… NEW KABUKI CITYのネーミングの抜けっぷりに苦笑、力だけが正義などと考えるオコチャマ達が牛耳れるほど世の中甘くない…ん?原作もつまらなさそうに思えてきた…
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Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン/タコDEポン!アシHAポン! は、別ページ



 パビリオン山椒魚 
[COMEDY]
2006.09:日本映画(東京テアトル/スタイル・ジャム)
監督:冨永昌敬
CAST-1:オダギリジョー香椎由宇
CAST-2:高田純次麻生祐未KIKIキタキマユ斉藤陽一郎
CAST-3:光石研津田寛治
CAST-4:杉山彦々笠木泉木村文浅野泰徳福津屋兼蔵尾本貴史
CAST-5:植木夏十岸建太朗/他
うわ〜!やっちゃいましたか!?満員の劇場(定員225席)で笑っているのが2〜3人というコメディ映画(?)です、本来ならこの手の映画は大好きなのに…あまり笑えませんでした

STORYは…
■ウィルヘルム・コンラード・レントゲン博士をリスペクトする自称「21世紀の天才レントゲン技師」飛島芳一、プライドは高いフリーランスの技師、追跡を受けるレントゲン車、停止、追跡車から…第二農響・会長の香川守弘&女性部下…依頼!サラマンドル・キンジロー財団…1867年パリ万博に出品された「動物国宝」オオサンショウウオの「キンジロー」を管理する財団、運営する二宮家、「財団に庶民の血税が何十億と注がれているにも拘らず、キンジローにニセモノ疑惑が浮上中、本物なら…パリ万博で骨折した際の治療の跡が背骨に残っているはず」だと…キンジローのレントゲン撮影を依頼!渋る芳一、妹・甲斐の結婚資金が必要でしょう?前金100万円にグラリ!引き受ける芳一 ■サラマンドル・キンジロー財団、和室、二宮アキノ(女優)と高校生・二宮あずきの姿 ■財団を運営する二宮みはり&日々子、第二農響・香川と結婚するとアキノ、パパ・四郎の借金を返すため…香川の財団買取りの申し出を承諾するよう説得するが…拒否する2人 ■二宮四郎…借金ゆえ家を追われた身、娘あづきを呼出し…「悪い奴等がキンジローを狙っているので、財団から連れ出してくれ」との依頼、渋るあづき、「ママに会わせてあげる」との約束、ママは物心ついた頃には行方不明、一生会えないと…諦めかけていたママに? ■投網の特訓中の芳一 ■二宮家のジャポネスクな豪邸、キンジロー150歳の誕生日、盛大なパーティーが開かれた夜、動き出した芳一の目前で騒ぎ出す警備員…キンジローが盗まれた!スゴスゴと…投網を持ってレントゲン車に帰る芳一、車内には何者かが侵入した痕跡?隠れていた…キンジローを抱いたあづき ■四郎のアパート、アキノの姿、あずさとの会話から…自分に相談なく「あづきが四郎とアキノの娘だということをバラそうとしている」と判明…怒るアキノ、逆に…四郎はアキノが香川と結婚することに怒る ■あづきから事情を聞く芳一、香川の依頼を断わり(返金は痛いが)…キンジローをあづきのパパに渡すことを誓う ■香川の指示、六本木で恋人ジェイソンと遊んでいた日々子を襲撃する部下(ひばり)、それを知ったアキノ…第二農響へ、香川に指輪を返す、口論の末…香川の首を絞める ■レントゲン車に財団の亀田、キンジローを返せと迫る、芳一と言い争い、あづきの携帯にアキノからの電話 ■第二農響ビル、アキノ…「明日の午後、ママに会わせてあげる、静岡県笛午村…」、人の気配、振返るアキノ、驚きの顔… ■レントゲン車、よく聞き取れない…突然切れた通話、不審がるあずき、亀田を追い返す芳一 ■夜のレントゲン車内、会話の流れ…バツイチだと言ってしまった芳一、興味津々のあづき、作り話…元妻との馴初めはレントゲン撮影!芳一にレントゲンを撮ってとねだるあずき、楽しげなレントゲン撮影の果て…恋に落ちる2人、ベッドへ倒れ込む、キンジロー祝福のあぶく? ■芳一、あづき、キンジロー、亀田の一行、静岡県笛午村を目指してきた林道、芳一とあづきが仲良く地図を確認中、車外に出た亀田が…崖下に転落、何処に行った?林道を1台の車…みはりの夫・契太郎、「アキノさんが死んだ」と伝える、あづきを乗せて帰る契太郎 ■新聞で女優・二宮アキノの死(急性薬物中毒?)を知った四郎、財団へ向かうも…警備の制止、門前で焼香して…帰るしかない四郎 ■葬式が終わり、みはりと日々子の決断…「あづきはパパとアキノ姉さんの娘だった」とあづきに伝える、そして…財団は第二農響・香川の手に ■笛午村に残った芳一、シチリアの義賊サルバトーレ・ジュリアーノをリスペクトするように…髪型からファッションまで変貌、言葉使いも笛午弁に! ■登校中のあづきの前に現れる芳一、忘れていった携帯電話を渡し…ママを探しに行こう!無理矢理…笛午村に連れて行く ■笛午村の義賊・望月兄弟と暮す農家、盛り上がる芳一達、携帯電話にアキノから留守電があることに気付くあづき、「どうしてあなたがココにいるの!?」と言って終わるメッセージ、アキノ(ママ)の死因?殺された?外に飛び出していくあずき、気付き追いかける芳一達、消えたあずき? ■[更なるドタバタ状態に突入のため、この先は…真剣にストーリーを覚えていませんので…]


情報誌を見ていて多少は気になっていたのですが、突然、義母から「11映画館の共通券」をいただきました、せっかくなので&この機会を外すと次がいつになるか分からないので…「X-MEN/ファイナル・ディシジョン」に続き…2本目に突入したしだいです
出演者は、オダギリジョー、香椎由宇、高田順次、麻生祐未…他、「複雑怪奇なミステリーを…ユーモラスに」って…どこが?恋の物語ではあるが、特にストーリーは無いに等しい、イロイロと奇をてらって、仕掛けてますが…滑りまくり、映画を見終わった後にパンフを見れば…「鑑賞するな!体感せよ!」の言葉、体感するにも…物足りない気がする、オダギリジョーのキレ振りも不発気味?香椎由宇はキレイだが、高校生は…チョット無理あり…
ともかくシーンとした満員の館内、2〜3名の笑い声が響くのみ、私の隣が数少ない笑っていた人間ですが…それでも約100分の中で「3回」でした、席を立った後に回りから聞こえてくる声は…「なんだかワカンナ〜イ」でした、この手の映画は大好きなのですが…、やはりイロイロと物足りない感じ、楽しみきれずに…ツライ展開になってしまいました、しかも貰った券ゆえお金を払っていないのに…、もしも見る方は…少しでも安く入れる手段でどうぞ!
公開2日目の第2回、225席の映画館は…ほぼ満員の状態(シネセゾン渋谷)
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バブル/BUBBLE              (2022.04)Netflix劇場公開前配信



 浜の朝日の嘘つきどもと 
[DRAMA]
2021.09:日本映画(ポニーキャニオン)
監督:タナダユキ
出演:高畑充希柳家喬太郎大久保佳代子佐野弘樹
甲本雅裕斉藤暁六平直政大和田伸也神尾佑竹原ピストル
光石研吉行和子/他
新型コロナのためか映画枯れしているのかな…なかなか大作が来ない
今回も単館系・ミニシアターに手を広げる
おお〜、なんか面白そうなのやってるじゃないか
というわけで「浜の朝日の嘘つきどもと」を観に行くこととしよう

STORYは…
福島県・南相馬にある映画館「朝日座」、100年近い歴史を持つ映画館
主に旧作映画を上映する名画座として地元住民に愛されてきた…東日本地震、シネコンの台頭によって厳しい状況
支配人の森田保造はサイレント映画「東への道」をスクリーンに流しながら、意を決する!
35ミリフィルムを一斗缶に放り込んで火をつけた瞬間、森田の背後から水をかけて邪魔をする女性
経営が傾いた「朝日座」を立て直すために東京からやって来た彼女…「茂木莉子」と名乗る
しかし「朝日座」は既に閉館が決まっており、森田も打つ手がないと決意を変えるつもりはない
「ここが潰れたら本当に困る!」と主張する莉子
この町に住んで何とかするという、それは「ある人との約束」が理由だった!
莉子が高校1年の時に東日本大震災が起きた
タクシー会社で働いていた父・浜野己喜男はは除染作業員の送迎を担当したが
やがて莫大な利益をあげたと噂されるようになり、莉子は友達が一人もいなくなってしまう
そんな高校2年生の折、立ち入り禁止の屋上にいるところを数学教師の田中茉莉子に見つかり…
視聴覚準備室に連れていかれる
茉莉子先生と一緒に映画「青空娘」のDVDを鑑賞した莉子は、映画の魅力を知るのだった
その後家族で東京に移住するが、高三の一学期でドロップアウトしてしまう莉子
家に居場所がない莉子は、郡山にある茉莉子先生の家を訪ねて2人の同居生活が始まる
茉莉子先生との楽しい毎日は長く続かなかったが、莉子が実家に戻るまで、2人の時間にはいつも映画があった
2019年、映画の配給会社に勤めていた莉子の元に、茉莉子先生が病に倒れたと連絡が届く
8年ぶりに茉莉子先生と再会すると「お願いがある」と言われるのだった
「南相馬にある朝日座という映画館を立て直して欲しい」と!
先生との約束を果たすために映画館を守ろうと奔走する莉子と
積年の思いを断ち切り閉館を決めた支配人・森田
果たして「朝日座」の運命やいかに…


高畑充希と柳家喬太郎がメインなんだけど
完全に大久保佳代子が食ってしまったな…賞レースに乗っかるとしたら、取るな!
映画館は都心ではシネコン中心になってしまっているんだけど
私のフィールド、渋谷・新宿の単館系・ミニシアターがあるのはうれしいのだが
東京に来るまでの間の、埼玉・栃木の地方映画館が懐かしい
今はどうなっているのだろうか!?
映画を愛する人は観た方が良い映画かもしれない
公開2日目の第1回(11:15)、200席の映画館で3割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1)
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 はやぶさ/HAYABUSA 
[DRAMA]
2011.10:日本映画(20世紀フォックス映画)
監督:堤幸彦
出演:竹内結子西田敏行佐野史郎鶴見辰吾高嶋政宏マギー山本耕史甲本雅裕高橋長英
市川実和子佐藤二朗大石吾朗筧利夫生瀬勝久木野花松金よね子蛭子能収桂ざこば
諏訪太朗河原さぶ林凌雅畠山紬吉田ウーロン太正名僕蔵/他
一天文ファンとして、はやぶさプロジェクト(1996年スタート)を知り…
あまりに長い計画ゆえ途中何度も失念したりしながら…
打ち上げ成功(2003年5月)、地球スウィングバイ
イトカワ映像、サンプル採取、エンジントラブル、通信途絶と…
時々に話題を振りまき、その存在を思い出させてくれながら…7年の長きに渡る(3年延長)旅を終え…
2010年6月に大気圏に突入、燃え尽きながらも…資料採取カプセルを地表に送り届けた「はやぶさ」
私は感動で涙しながらニュース映像を眺めていた、大感動物であった!
そしてカプセルの中に資料が入っていることを祈り続け…それは実現していた!(2010年11月判明)
限られた予算の中…知恵と技術の結集、ついに日本の宇宙技術が(ある一面)NASAを越えた瞬間だった!
深宇宙から資料を持ち帰った唯一の国・日本!その技術力…堂々と胸を張ろうじゃないか!
あの時の感動を再び?映画館へ向いました…!

実話ですが、映画としてのSTORYもありますので…念のため記入しておきます!
宇宙開発に関する市民講座の会場、披露される「小惑星探査計画」、熱心に聞き入る女性・水沢恵
(実在人物の中、映画の語り部として様々な人々の統合体として作られた映画上のキャラクターです…念のため)
講演者、宇宙科学研究所(現JAXA)対外協力室室長・的場に質問を捲くし立てる水沢
亡き兄の影響?北大で宇宙について学び、市井にありながら学術論文を書き続けている水沢に興味を持った的場
彼女を宇宙科学研究所へスカウト!
小惑星探査機〈ミューゼスC〉のサイエンスマネージャー高橋教授の研究室でカメラチームを担当&的場の対外協力室を兼務
〈ミューゼスC〉チームでは…プロジェクトマネージャーの川渕を中心に…
カメラチームの坂上、サンプラー開発の田嶋、イオンエンジン開発の喜多、カプセル、運用…
各責任者がそれぞれのチームを率い、限られた予算、打ち上げられる重量制限、信頼性と戦う挑戦的ミッション!
万一に備え、この部品1個だけでも追加できないか…日々の戦い!
チームの下っ端として働く水沢、自らの論文作成と合わせ連日の徹夜生活
そのうえ、広報スタッフとして展示館の相談員まで受け持つが…専門用語だらけ!子供達に伝える難しさを痛感
子供向け解説書「ミューゼスC君の冒険日誌」の作製を開始する!
そして的場達の奔走により、文部科学省&打ち上げ候補地の漁協などの説得に成功
ついに2003年5月、鹿児島県内之浦から〈ミューゼスC〉の打ち上げが決定
そして〈ミューゼスC〉は、正式名…〈はやぶさ〉と名付けられた!
(目標・小惑星〈1998SF38〉は〈イトカワ〉への名称変更を発見国・米国が承認)
多くの人々が見守る中、〈はやぶさ〉は宇宙へと飛び立って行く…(既に4基中、Aエンジンは故障)
同年12月、火星探査機〈のぞみ〉の火星周回軌道への投入を断念した川渕マネージャー…苦渋の決断
(2005年7月、3基のリアクションホイールのうち1基が故障)
そして2005年9月12日、〈イトカワ〉上空に到達した〈はやぶさ〉
撮影された写真、不恰好ながら〈イトカワ〉に涙!
居酒屋での宴席…センスはあるが実力を発揮しきれていない水沢に坂上が問う
「お前、なんで宇宙やってんだ?兄貴のためか?自分自身のためか?」…答えられない水沢
11月20日、〈イトカワ〉に着地を試みた〈はやぶさ〉にトラブル発生…
タッチ&ゴーの計画、不測の事態を示すデータ
不時着の判断、片道17分の通信…素早い判断を!
理学的見地から再挑戦を提案する田嶋(サンプラー開発)、工学的に帰還を提案する喜多(イオンエンジン開発)
判断を宅された川渕マネージャー!再挑戦の決断、一旦離陸、再挑戦で着地に成功、資料採取も?即、帰還開始!
12月8日、イオンエンジンの故障による燃料漏れが発生、姿勢制御ができなくなった〈はやぶさ〉
通信途絶!広大な宇宙で行方不明になってしまった〈はやぶさ〉
年末、予算カットを切り出す文部科学省の矢吹、必死に通信回復の可能性を説明する的場
僅かなチャンスに掛け、あらゆる周波数で捜査が行われる〈はやぶさ〉
2006年1月23日!〈はやぶさ〉からの信号を奇跡的にキャッチ
状況把握と対策協議、水沢の一言から解決策
故障を逃れたエンジン2基を再点火、イオンエンジンの構造(スラスターと中和器)を駆使して姿勢制御
再び地球帰還に向けて動き出す!喜びに湧く水沢達だったが…
あまりにプロジェクトは長過ぎた…臨時職員であった坂上の契約期間切れ、プロジェクトを去ることが判明
そしてサイエンスマネージャー・高橋教授の定年、さらに主要スタッフの磯村の死、寂しさを味わう水沢
2008年、仕事の合間に書き続けていた博士論文を提出した水沢だったが…届いたのは「学位授与不可通知」
2009年11月4日、イオンエンジンが故障、今度こそダメか…絶望視?
中途半端な気持ちのまま科学者への道を歩むことに迷いを抱き始めていた水沢
動力を失い…宇宙を彷徨うことになりかねない〈はやぶさ〉
チーム全員がそれぞれの危機に直面していた…そして最後の対策会議が開かれる!


題材が良いうえに、堤幸彦演出にやられてしまったかもしれない…
ダメだ…始まった瞬間から涙がこぼれた
そしたら…涙が止まらない止まらない!ハンカチ片手に、ティッシュを片手に…もうボロボロ
(朝一回で空いてたので…遠慮なく!)
日本の技術の凄さは…やはり世界一だ!(世界に技術移転なんて…)
膨大な予算でアメリカが笑おうが…日本は限られた予算で成し遂げた…深宇宙からの資料採取を!独自の技術で!
度重なる困難を乗り越えてきたのだ…あきらめない国民性で!
天文好きで、かつ技術屋として生きてきた自分としては琴線に触れまくってしまった!
映画館でも、すすり泣き、鼻すする音がしていた、照明が点いた瞬間涙を拭いている人を数人見かけた!
興味ない人には全く理解できないかもしれないが…ともかく泣けた!
まさかと言われるかもしれないが、おそらく生涯で一番泣いた映画かもしれない!
ホームページ作製しながら泣いているのだ…タオル片手に!
父が生きていれば…進みたかったのは宇宙系(天文or宇宙工学系)か芸術の道だった!
生きてくために選んだ道を後悔している訳じゃない…
でも、こんな世界を見せられちゃ涙止まらないよ…もう理解して貰おうなんて思わないけど

実は子供1が某大学のオープンキャンパスで〈はやぶさ〉に触れてきて…進路を決めたらしい
(進む道は自分で選べと言ってきたので、私は何も言ってない)
最終的に何になるか分からんが…夢持って生きろ!私は当分死なんつもりだ!

ところで、〈はやぶさ〉は日本人として、世界に誇れるお話なわけで…まさかの4本もの映画化!
2011年5月に角川映画でプラネタリウム用映画「はやぶさ/BACK TO THE EARTH」を公開
今回(2011年10月)「はやぶさ/HAYABUSA」を竹内結子主演の第3者視点で作製
2012年2月には渡辺謙がプロジェクトマネージャー役で「はやぶさ/遥かなる帰還」が公開され…
さらに2012年3月には、藤原達也がエンジニア役で「おかえり、はやぶさ(3D)」
ちょっと作り過ぎ!
もう私は今回だけで十分かもしれない、渡辺謙まで待てない、今作のDVD出たら買っちゃうかもしれない!
公開8日目・第1回(9:30〜)、289席の映画館は2割の入りでした(新宿ピカデリースクリーン3)
2011.09format



 パラサイト・イヴ 
[SCIENCE HORROR]
1997.02:日本映画(東宝)
監督:落合正幸     原作:瀬名秀明 「パラサイト・イヴ」
CAST-1:三上博史葉月里緒菜別所哲也中嶋朋子大村彩子
CAST-2:稲垣吾郎萬田久子三谷昇河原崎建三深水三章渡辺いっけい大杉連/他
ベストセラーの原作を映画化した超駄作サイエンス・ホラー、ミス・キャストにお粗末な特撮、いくら私でも救いようなし、どうせならR-19指定にして、もっと過激にやるべきだ、まあこれを見るなら古本屋で原作を買って読みましょう

STORYは…
大学薬学部、新進気鋭の生化学の永島利明。細胞中のミトコンドリアの研究で実績…突然、妻・聖美の交通事故死。悲嘆に暮れる利明…移植コーディネータ、妻が「腎バンク」に登録していたことを知る…交換条件、自分の患者・安斉麻里子を救いたい移植医・吉住が条件をのむ…聖美の肝臓…同僚の制止を振り切り、肝臓は永島の手へ。愛?狂気?実験室、妻の肝細胞の培養…「Eve.1」…特異な性質、常識を超えた増殖能力、ミトコンドリアの発達。悪夢に悩まされる麻里子…何者かが自分の病室を目指してやって来る…自分の体はそれを待ちうけている…。利明と同じ研究室の佐知子、一人研究室で学会発表の準備…ついに行動を開始する「Eve.1」…人類発生以来、人間の細胞に寄生(パラサイト)していたミトコンドリア、10億年間の計画?人類への反乱?人間という種の根源を揺るがす自体の幕開け…

原作は面白いですよ。未読の方へはお勧めします、ミトコンドリアがどうのこうの…なんて難しいと思わず是非!後半は結構エログロっぽいけど…それが、また何と言うか…イメージはふくらみ、恐怖は増殖していきます
で…映画?ダメダメ、壊滅状態、早く原作を生かせるような特撮技術を!R-19指定でも良いじゃないか…
(コマ東宝劇場)
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 BULLET BALLET/バレット・バレエ 
[ACTION]
2000.03:日本映画(セアリズエンタープライズ東宝)
監督:塚本晋也
CAST-1:塚本晋也真野きりな中村達也村瀬貴洋
CAST-2:井川比佐志鈴木京香田口トモロヲ井筒和幸/塩崎誠/辻岡正人/佐久間高秀/神高貴宏
CAST-3:和田聡宏塚本耕司金守珍川原伸一黒沼弘巳唯野未歩子/他
ヨーロッパ公開が成功により日本公開された?アクション映画…「大都会TOKYO」「現実感の無い世界」「命の軽視」「ゲーム」「集団の暴走」「個体の弱さ」「他人の目」「やりきれない思い」「死」「生き急ぎ」「死に急ぎ」「暴力」「薬」「拳銃」「ヤクザ」「違法就労」「影」「破壊」「攻撃」「白黒画像」「BGM」「東京」…そして塚本晋也(監督・脚本・主演…)

STORYは…
CMディレクター合田…10年間連れ添った彼女が拳銃自殺、事件をきっかけに「死」と「拳銃」に傾いていく… 酔っの帰宅、以前ケガを負わされた不良グループの少女・千里に偶然遭遇、因縁もグループ(後藤)の逆襲。恋人を失い、壊れ始めた生活、不良グループへの復讐をするため「拳銃」を求め街をさまよう合田…ヤクザに騙され、拳銃を作り…グループのたむろすクラブへ突入、悲しいかな素人の作った拳銃、相手にダメージすら与えることができない、またしても袋叩き…。不良グループの背後にクラブのオーナー射出、彼らに”死のゲーム”を楽しめと囁く…。実態感のない世界で暴力衝動に突き動かされる後藤、「死」へと傾倒していく千里…。


劇場での塚本作品は久しぶりです、BULLET BALLET…凄い、本当に凄い、見に行って良かった…
「大都会TOKYO」「現実感の無い世界」「命の軽視」「ゲーム」「集団の暴走」「個体の弱さ」「他人の目」「やりきれない思い」「死」「生き急ぎ」「死に急ぎ」…「暴力」「薬」「拳銃」「ヤクザ」「違法就労」…「影」「破壊」「攻撃」「白黒画像」「BGM」「東京」そして、それらを全て内包し「BULLET BALLETを世に送り出した塚本晋也」…CAST「塚本晋也」、誤解してました「真野きりな」の凄さ、そしてBLANKEY JET CITY「中村達也」のはまり役…そして「生き急ぎ、死を身近にしている自分…もし拳銃を手にしたら…」 嵌るべくして嵌った
ちなみに、この作品は1998年完成、ヨーロッパを回っての日本公開です、興味のある方はどうぞ…
(シネ・アミューズ・イースト:渋谷)
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 春に散る 
[ACTION]
2023.08:日本映画(東宝)
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市横浜流星橋本環奈
片岡鶴太郎哀川翔山口智子松浦慎一郎尚玄坂東龍汰
窪田正孝小澤征悦
坂井真紀奥野瑛太/他
何気にボクシング映画を何本も観てるな?と気付く!
あと最近はNetflix含めて横浜流星と佐藤浩市、橋本環奈!の出現率高目!
よくあるボクシングで這い上がる系のよくストーリーのようだが
「横浜流星?佐藤浩市」のボクシングって観てみたくて、映画館行き決定!
宣伝文句「二人は「一瞬」だけを生きると決めた」である!
まあ面白いことを祈る!
なのだが近隣は午後始まりの映画館が目につく
まあ少し早いが、いつもの「TOHOシネマズ日比谷」へと向かう!

STORYは…
広岡仁一 と黒木翔吾、何の係わりもなかった2人が出会ったのは、場末の居酒屋?雑然とした路地裏
ある「春」の夜、絡んできた酔っぱらいをアッサリとその拳で沈めた元ボクサーの仁一
今どうやった?思わず翔吾も戦いを挑むが、あえなく倒される
40年前、日本のボクシング(理不尽な判定負け)に失望してアメリカへ渡った仁一
チャンピオンになる夢には破れたが、ホテル経営者として成功
だが突然、不完全燃焼の心を抱えて帰国、かつて所属していた「真拳ジム」を訪れた仁一
亡き会長のあとを継いだ娘の真田令子に、ジムの寮でともに暮らした2人の仲間の居場所を尋ねる
その一人、佐瀬健三に会いに山形へと出向く
引退後、佐瀬はジムを経営していた筈だが 「とっくの昔に潰れたよ」と笑う
妻と娘にも出て行かれボロ家で一人暮らし、そんな佐瀬に「これからのこと、一緒に考えてみないか」と声を掛ける
季節は「夏」になり、仁一が借りた一軒家に佐瀬が移り住んでくる
もう1人の仲間、傷害事件で甲府刑務所から出所してきた藤原次郎も顔を出すが、一緒に暮らそうという誘いは断る
そんな3人の前に、仁一を探すためにUberの配達員をしていた翔吾が現れる(このエリアで働けば会えるの執念)
やはりボクサーだった翔吾…不公平な判定負けに怒り、一度はやめたボクシングだが…
仁一の見たこともないパンチ!ゼロから教えてほしいと頼み込む
心臓に病を抱える仁一は「俺は歳だ、先が短い!」と頑なに拒絶するが、
「俺も先なんかない!今しかないんだ!」と熱く迫る翔吾に心を動かされた「佐瀬」が受けてやったら?
ブランクで体のできていない翔吾に「まずは坂道ダッシュ10本出来るようになったらな!」興味ないと去る次郎
必死に課題をクリアした翔吾に仁一流のトレーニングが始まると共に、翔吾も仁一に誘われる
真拳ジムへの所属も決まりかけるが、世界戦を控えたジムのホープである大塚をスパーリングで倒した翔吾!
その荒々しいスタイルを見た令子から「うちは考えるボクシングだから合わない!」と断られてしまう
佐瀬の知り合いの山下裕二が経営する「山の子ボクシングジム」に所属した翔吾
(仁一の姪・広岡佳菜子の突然の訪問、兄と折り合いの悪かった仁一!兄が末期ガンと初めて知る!)
(一応は帰国と共に手紙だけは送っていたみたい)
(そんな兄の要望!死体の献体!書類のサインを頼める親族は仁一だけと!)
「秋」…川島という選手と戦う翔吾
明らかに格下の川島の「妻と幼い息子」の悲鳴のような声援が気になって試合に集中できない翔吾!
幼い頃に父親が出て行き、母親の和美に苦労して育てられた翔吾は、母子の姿にいたたまれなくなったのだ
何とか勝利は収めるが激怒する仁一!
兄の訃報を受けて故郷の大分へ帰った仁一、佳菜子とボロボロの住宅から病院へと献体される兄の遺体を見送る
戻るなりユナイテッド・ジムの会長・翼に呼び出された仁一
「翔吾を倒せないと前に進めない」と世界戦をやめた東洋太平洋チャンピオンの大塚(真拳ジム)と翔吾を戦わせ…
「その勝者がうちの中西のWBAフェザー級世界タイトルに挑戦する」 という構想を持ちかけられる
仁一は「大塚も翔吾も当て馬だ」と拒絶も、中西利男から「守りたいのは年寄りのプライドでしょ」と挑発されて腹を決める!
何故か真拳ジムで大塚のトレーナーになっている次郎に驚き
大塚と翔吾の対戦は、予想を裏切る激烈な展開の果てに翔吾が制した
「冬」…の訪れとともに、 大分から出てきた佳菜子が仁一の家で一緒に暮らし始める
彼女に見守られながら、 仁一と翔吾は世界チャンピオンの座を奪うためスタートを切る
一方の中西は、孤独なトレーニングで自分を追い込んでいた!
ところがその年の大晦日から明けた元旦にかけ仁一と翔吾に思いも寄らない事態が降りかかる
そして「春」、それぞれの人生をかけた世界タイトルマッチが、ついに幕を開ける

タイトル通り「春に散る」だ!
ボクシングに「今の一瞬を掛け」燃え尽きる!なかなかに潔い映画というかストーリーでした!
佐藤浩市・片岡鶴太郎・山口智子・哀川翔を向こうに回して“横浜流星”は相変わらず格好良いですね!
楽しめました!
ボクシング映画ってどれだけ真に迫れるかに掛かっているので、そういう面では成功
ナカナカに魅力的な人物配置
横浜流星クンはカッコ良くて熱演だが、やはり佐藤浩市の存在感が凄いね!
そしてタイトルどおりの「潔さ」が良い!
と思ったが「半年後」を描かないわけにはいかないよね…
ところでだ映画館の冷房が効きすぎで“寒い”たらありゃしないのが難点でした!映画と関係ないことだけど!
公開初日の第1回(9:50)、259席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN9)
2011.09format



 春を背負って 
[DRAMA]
2014.06:日本映画(東宝)
監督:木村大作
出演:松山ケンイチ蒼井優豊川悦司壇ふみ小林薫
新井浩文安藤サクラ井川比佐志吉田栄作石橋蓮司池松壮亮市毛良枝
でんでんモロ師岡螢雪次朗大石吾朗角替和枝
仲村トオル嶋田久作
駿河太郎/他 
「劔岳/点の記」の木村大作の映画って、一度はちゃんと大きなスクリーンで見てみたいと思ってまして…
この度、観たい映画が密集している6月に「春を背負って」が公開!
これはどうにかしてスケジュールを調整!どうにか時間が取れましたので…
苗字&名前が苗字&名前だけに…山登りの映画の一つくらいは観ておかないとですね!

STORYは…
立山連峰、山小屋“菫小屋”を営む厳格な父・長嶺勇夫、麓で民宿“ながみね”を切り回す母・菫
山中で厳しく育てられた亨…東京で就職、外資系投資銀行、将来を嘱望、大きく開けた穴を埋める打開策の提出!
突然…父・勇夫の訃報、滑落する登山者を救おうとして…頭を強打、死亡、登山者は軽傷で帰ったと…
亨の携帯電話には死の直前の父からの電話、息子の身体を気遣う父のメッセージ、複雑な思い
大渋滞の高速を抜け…通夜に辿り着いた亨、気丈に振る舞う母&勇夫の山の仲間の出迎え
その中には初めて見る女性の姿…高澤愛、菫小屋で勇夫を手伝っていた若い女性
葬儀を終えた菫と亨、愛を連れて主を亡くした菫小屋を訪れる
改めて父の菫小屋に対する想いに触れ&都会の仕事の虚しさから…菫小屋を継ぐことを宣言!
小屋を手放すつもりだった母
素人には無理と反対、亨の決意の固さ、愛の賛成、菫小屋は父から子へ受け継がれる
愛と共に菫小屋の経営を始めた亨、慣れない仕事に悪戦苦闘の日々
そんな時、勇夫の友人と名乗る“ゴロさん”こと多田悟郎が菫小屋を訪れる
「勇夫さんが夢枕に立って、息子のことをよろしく頼むと言っていた」と語る(と言いつつ毎年来ている?)
3人の共同生活の始まり
絶景を眺められる自然のテラスへの存在を教えてくれたゴロさん
世界を放浪してきたゴロさんの不思議な人間的な魅力、亨は徐々に山の生活と仕事に慣れていった
しばらくしたある日、菫小屋の常連の学生・須永幸一(渾名:大飯クン)が休憩に現れる
偶然…就活で亨のいた外資系銀行の面談までこぎつけていた(ほぼ決まり)
最後のゲン担ぎの立山連峰の縦走(願いを込めた石を置く行為)
急速に悪化する天候、どうしても出発するという単独登山の須永、止める亨、休むことに決めた須永
亨と愛が仕事に戻った隙に…菫小屋を抜け出す須永
山岳警備隊からの連絡…悪天候での救助作業、菫小屋付近で滑落者を目撃情報、須永!?
現地に急行した亨、崖を降下、足を大怪我した須永の姿、応急処置、山岳警備隊到着、須永の収容
自分が強く止めていれば遭難事故は起こらなかったと落胆する亨


亨が山の厳しさも分かってきたころ…愛は亨とゴロさんに自分の過去を語り始める
かつて心に深い傷を負い…山で遭難しかかった所を勇夫に命を助けられ…菫小屋の住人になったと
2人は愛の勇夫&菫小屋に対する特別な想いに触れた気がした…
お互いを欠かせない“家族”と感じ始めた3人
初めてのシーズンを終えようとしているころ
絶景を眺められる自然テラスに向かう亨・ゴロさん・愛の3人、達成感!?
怪我をした須永からの手紙、1年留年して再度就活に挑む連絡!
小屋を閉める作業中、ゴロさんが突然倒れて意識を失う!山岳警備隊(診療所)へ連絡
診療所の野沢の考える病名…脳梗塞!倒れて3時間が勝負!
警備隊を待っていたのでは手遅れになる!
亨は…自分がゴロさんを背負って山を下る決意をする
大事な人を救うため、亨の決死の下山が始まった…!


ストーリー的には、山小屋を営んでいた父親が亡くなり…
都会で仕事で壁にぶち当たっていた息子が突然に継ぐと宣言
温かい周囲の人々、マドンナ的人物の励ましの中、一人前の「山小屋の主人」となっていく!
と、2行に要約できそうだと思って、映画を観に行ってしまいましたが…
やはり山は凄い!景色に圧倒される!登るも下るも…完全自己責任、素人の立ち入る領域ではない!
山小屋仕事も大変である
営業に間に合わせるために…雪の中から小屋を掘り出すんだな、驚き!
食事の種類・数が限られるのも分かる…人力で運び上げるんだからな!
そう言えば「ワンゲル部(ワンダーホーゲル部)」だった従兄弟の夏のバイトは
雲取山の山小屋への物資運びだったな…、まあそれはさておき
そんな世界を描くため、道なき道を…標高3000mまで撮影隊は何度も上り下りをしたのだな…
TVの番宣で…少しでも荷物を軽くするため、シナリオですら置いていく!娯楽は「UNO」のみと語っていた
新入社員時代、山奥のキャンプ場までBBQセット、具材、水、酒を背負子で背負って上がったのを思い出した
それより…早逝した従兄弟を思い出した!山岳写真家だった従兄弟、測量の仕事を終えると山へ行ってしまう
いや山で写真を撮り終えると、次の登山のための費用を稼ぐために仕事をしていたか?
毎年開催される写真展を楽しみにしていたのに…ある意味我儘し放題の人生だったかもしれないが
山に取り付かれたのだろうなと思う
しかし3000m級の山ってのは凄いものだ…私には絶対に入り込めない世界だな…
しかしもっと大きなスクリーンに掛けてくれないものかな?大自然がもったいない…
今回の映画!
私の好きな俳優さんがたくさん出演してたな…名前挙げてもきりがない
松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司…は当然、好演であるが
実は好きな役者さんがいまして…「新井浩文さん」…目つき悪そうだけど存在感ある
「永遠の0」「宇宙兄弟」「LIAR GAME」「隣人13号」などなど
怖い系の役が多いのですが、今回は怖い顔しながら良いパパであり、仲間思いの職人さん!
相変わらずいい味出してますな〜…まあ好みでしょうが!
そうそう…最初に2行に要約できるなどと書いてしまいましたが…
なんか最後にホロリと来てしまいました
公開4日目の第1回(10:40)、217席の映画館で40人程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN6)
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 ハワイアン・ドリーム 
[COMEDY]
1997.08:日本映画(東宝)
監督:川島透
CAST-1:ジョニー大倉時任三郎タムリン・トミタ桃井かおり殿山泰司多々良純ディーン・ターナー
CAST-2:G・W・ベイリーヴィンセント・ヴァケッタジェームズ・デマレスト/他
「チ・ン・ピ・ラ2」として企画、監督・脚本は当然だが川島徹監督、主演(?)はジョニー大倉…、柴田恭兵は???出ないの?大丈夫かな〜と思いつつ見に行ったら…

STORYは…
■渋谷をずらかり…ハワイへ来たのが3年前、航行中…下痢で体を壊して死んだ相棒、不法入国だろうが&言葉が通じなかろうが「チンピラに国境はない」 ■新しい相棒・翔史を得て&達彦の名で住み着いたホノルル…人種は異なっても同じ匂いをもつ人間の集まり、2人にとって居心地のよい場所、多くの友人(スケこましホテルボーイのエミリオ、娼婦のアイリーン&キャシー、中国料理店マスター等々)…彼等の助けもあって仕事も遊びも順調、現地の日系人を装い…ブロークン・イングリッシュで日本人観光客に偽のマリファナを売りつけ、ツアーで訪れた日本人ギャルをナンパしほうだい、警察さえなければこの島は天国!状態、行きつけの日系バー「レイ」のママ“レイコ”は翔史の恋人(彼女の息子ジョンジョンともウマクやっている)、馴染み客の日系二世・大原&島村、ロレンスの老人3人組も気の合う仲間、達彦にも日系人の恋人・カレン…N.Y.で一流ダンサーになる夢&レッスンに励むカレン、達彦&翔史…のんびりとして・自由で・気楽で・刺激があって…チンピラ達の夏休み ■ある日、達彦と翔史のアパートを訪れてきたピアス警部補、先日…2人がダウンタウンで(紳士ぶって)演説する地元の名士・モランをからかっているのを見たから…、裏の顔はマフィアのボスと噂されるモラン、何とか尻尾を出させるよう2人に依頼するピアス、不法滞在・麻薬取引・詐欺罪を見逃す交換条件!チンピラには割のあわない仕事、ましてや警察に協力!?だが…断れば刑務所行きか強制送還!話を聞いた老人3人組…協力の申し出、レイコは翔史に「結婚すれば永住権が手に入る」と説得も…達彦を思って断わる翔史 ■モラン挑発の作戦開始、世界的に有名な煙草メーカ・ポール&フィリップ社・太平洋支配人のハリーとモランに接触のあるのを知る、ハリーの部屋に仕掛けられた盗聴機、取引きの場所の情報、だが…彼の部屋を見張っていたロレンスが殺害される、彼のため!…作戦を続行する達彦と翔史、見慣れたハワイの風景&住み憤れたダウンタウン、優しい人間関係も…その様相を変え始める ■取引き現場を襲撃、現金を奪って逃走する2人…


「チ・ン・ピ・ラ2」として企画がスタート、経緯は分かりませんが柴田恭兵は出演せず!ジョニー大倉主演(?)、新しい相棒は時任三郎、大丈夫か?ヒロインがタムリン・トミタ?当時は誰?状態、好みの女優でない、テンション低目、とりあえず見に行ったのだが…、舞台はハワイ…前作ラスト、ヨットで日本脱出しているのでコレは納得、内容は「チ・ン・ピ・ラ」とは全く異なる、なんか面白くない…、話が大きくなって…なんだか上手く収束できなかった?よくある続編のパターン、しかも柴田恭兵が出ていない…
今回データ投入も楽しくないな〜、このデータ投入のため「チ・ン・ピ・ラ」もデータ投入、しかも「チ・ン・ピ・ラ」が2本立てだったものであわせて「海に降る雪」まで一挙に投入、疲れた… (2006/02)
-1999format