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 劇場版 鋼の錬金術師/シャンバラを征く者 
[ANIMATION]
2005.07:日本映画(松竹)
監督:水島精ニ     原作:荒川弘 「鋼の錬金術師」
CAST-1:朴ろ美釘宮理恵豊口めぐみかとうかずこ小栗旬沢井美優
CAST-2:桑島法子
CAST-3:高戸靖広内海賢二津嘉山正種柴田秀勝藤原啓治三石琴乃//その他TV版に御出演の皆様/他
家族4人中3人がハマッタ…コミック&TVアニメの「鋼の錬金術師」の劇場版公開、もう何を言うでもなく前売り券を購入!ちなみに世間でもそれなりにブームで「ハガレン」の名称も…

STORYは…
■東部、錬金術師を招く物理学者ハスキソン、錬金術のために日陰の身、開発した兵器…ウラニウム爆弾の売込み、拒否するエドとアル、戦闘、対抗…研究による大量の犠牲者で人体錬成を行うハスキソン、扉の向うへと消える…
■エドワード・エルリック…かつて「鋼の錬金術師」と呼ばれた天才錬金術師、亡き母を甦らせるため…弟アルフォンスと共に錬金術最大の禁忌である“人体錬成”を実行、その代償として左足を、身体全てを失ったアルの魂を鎧に定着させる代価に右腕を失なう…、その全てを取り戻すために“賢者の石”を求めてアルと旅立ったエド、旅の中…数々の悲劇を経験、繰り返される試練に打ちのめされながらも、己の罪や世界の矛盾と向き合う強さを身に付けていった、その旅の終わり…自分自身を代価にアルの身体を戻したエド、結果…“門”から…錬金術の使えない別世界へ飛ばされたエド、機械技術が発達した20世紀前半のドイツの都市ミュンヘン、いつか元の錬金術世界に戻り…アルともう一度逢いたいという思い… ■こちら側の最先端科学であるロケット工学を学び、宇宙から錬金術世界へのアプローチを考えたエド、研究仲間として知り合ったアルフォンス・ハイデリヒ…まるで成長したアルを思わせる容姿、意気投合、彼の家に間借りするエド、2年の月日…求めても見つからない手掛り、焦りと苛立ち、ここは自分が見ている夢の世界?自分は一生この夢の中で生き続けなければならないのかも…いつしか情熱を失い現実から距離を置くようになっていたエド…
■1923年のミュンヘン、カーニヴァルヘ向かうエドとアルフォンス・ハイデリヒ、あちらの世界の話…面白いと笑うアル、事故、止めた車、カーニヴァルへ向かうジプシー、同乗、歌い始める女達、占いを生業とするノーア…触れた者の記憶が見える能力があると言う女達、エドに触れる「帰る場所がない、私と一緒」と… ■ロケット打ち上げの公開実験、ロケットエ学に打込むアルフォンス、研究への出資者が見つかったと嬉しそう!かつて最も熱心だったエド…上の空、実験場所から離れて行く ■興行主に挨拶するジプシー、渡されるお金、売り渡された知るノーア、逃走 ■車の荷台、物思いに耽るエド、逃込んできたノーア、彼女の能力を利用したいと思うもの達から逃れてきたらしい、追っ手を撃退するエド、エドが住み込むアルフォンスの家…ノアとの共同生活、(行方知れずの父ホーエンハイム) ■カーニヴァルから数日後、ノーアと共に街を歩くエド、大総統ブラッドレイこと…ホムンクルスのプライドにソックリな男マプゼとの出会い、ユダヤ人の映画製作者、「廃城でドラゴンを見た」という噂話…映画作製のために見てみたいと語る、マブゼと共に古城を訪れたエド、さらに驚くべき再会、ドラゴンは…巨大な蛇となって門の中へ消えたホムンクルスのエンヴィー!襲いかかるエンヴィー、必死で応戦するエド、突然…謎の武装集団が出現、エンヴィーを攻撃&捕捉、何処かへと消えて行く ■エンヴィーを連れ去ったのは…「伝説の理想郷シャンバラを征す者は、世界を征す」と信じる秘密結社トゥーレ協会、ナチスとのつながり、会長デートリンデ・エッカルト、シャンパラヘの扉を開く鍵…大いなる蛇=エンヴィー、ノーアのカを欲っし&アルフォンス達の研究に出資を申出たのもトゥーレ協会、捕らえたエンヴィーを使い魔術的儀式、何層もの吹抜け空間、円を描くエンヴィーの身体、吊るされているホーエンハイム、その中に描かれる(錬成陣に似た)円陣、溢れ出す光、特殊な“鐙”'を装備したエッカルトの部下達が飲み込まれていく…
■長く伸びた金髪を束ね&真紅のコートを羽織る…兄の思い出を身にまとい旅をする少年アル、“兄さんに逢いたい”という一途な想い、人体錬成の際に身体の全てを失い…兄の右腕を代価に巨大な鎧に魂を定着してもらったアル、自分を救ってくれた兄への強い想い&肉体を持たない存在としての空虚感を抱えながら…兄と共に贖罪の旅を続けた、そして最後には…多くの人の命を代価に、アルの鎧の身体が“賢者の石”へと錬成される、エンヴィーに胸を貫かれたエド、アルは迷わず賢者の石を発動…エドを甦らせるために消えていく…息を吹き返したエドの命がけの錬成、“門”の中に消えていった兄、元の身体を取り戻したアル…10歳の子供の姿で発見されるも…兄との旅の記憶も全て失っていた、「鎧に魂を定着されていたこと」「兄と旅をしていたこと」「出会った多くの人々のこと」「数々の悲劇を経験したこと」…周囲の人達が聞かせてくれる自分の物語、実感が持てないアル、全ては忘却の彼方… ■師匠のイズミの下で再び錬金術の修業をやり直したアル、かつての兄に勝るとも劣らない有能な錬金術師に成長、そして…兄を捜すためアメストリスを旅していた、失われた旅の記憶は兄と共にある!兄さんに逢えれば…全てを取り戻せるかもしれない、アルのエドを想う気持ちは募るばかり…
■エドが消えてから、3年の月日が流れた錬金術世界、兄(&兄との記憶)を探す旅を続けるアル ■北方の最前線、一兵卒として働くマスタング…錬金術を封印、心配するかつての部下達 ■砂漠の街リオールへ現れるアル、軍を退役し実業家に転身…街の復興に尽力するアームストロングとの再会、地震発生、突然巨大な錬成陣が出現、湧き出る正体不明の“鎧”軍団…街の破壊、卓越した錬金術で抑え込むアル、特殊な技…自分の魂の僅かを分離して“鎧”に送り込み…操る、“鎧”同士の戦い、収束する騒ぎ、次の瞬間…再び光を放つ錬成陣、今度は“鎧”を飲み込んでいく
■ハウスホーファーの別荘に潜入したエド、調査、大空間…床に描かれた錬成陣、不完全、思わず錬成陣を完成させてしまうエド、錬成反応、降り注ぐ光、次々と…“鎧”が落ちてくる、錬成陣を通じて…現実世界と錬金術世界が接続していた、騒ぎを聞きつけたトゥーレ協会、取り囲まれるエド、山となる“鎧”の中に逃込む、その時…“鎧”の一つが声を発する…「兄さん!」、“鎧”に魂を移したアル、突然訪れた再会の時、2人掛りで包囲を突破、逃走、短時間の効力の術…充分な会話もできず崩れ落ちる“鎧”、それでも…エドは歓喜、アルは体を取り戻し&生きていた、自分も元の世界に帰れるかもしれない!しかしトゥーレ協会はナチスが企てる武装蜂起にシャンパラを利用しようとしていると知るエド、彼等が開こうとしている門の向こう…シャンバラではなく“錬金術世界”、再び門が開いたら…2つの世界を戦争に巻き込んでしまうかもしれない、許されない事態、自分がすべきこと?、エドの想いとは別に…動き始める事態 ■体を壊しているアルフォンス…余命幾ばくもなし、トゥーレ協会に利用されているだけ!止めるエド、自分の存在証明のため…頑張るアルフォンス、エドの忠告に耳も貸さず…続けられるロケット研究、ついに実験成功、満足気なエッカルト ■夜、エドの記憶を見たノーア、エッカルトの元へ(連れて行かれる?自主的?スイマセン寝むってました)、エッカルト達の行動を知り…追いかけるエド ■別荘へ侵入、練成陣の間、エンビィーで作られた円、その口に咥えられたホーエンハイム、息子へ詫びる(?)父、自らエンビィーに噛まれる、流れ落ちる血、練成陣発動、光輝く天井、ゲート出現、ロケットを準備中のアルフォンス、止めるエド、本当は…向うの世界にエドを送り返すために作り出した、別に用意されていた1人乗りロケット、前回の出兵時…中の人間が潰れていた、門の中…大きな圧力を掛ける何かが存在、マッハの速度で強行突破できるとアルフォンス、無理矢理乗せられるエド、エンジン点火、エッカルト達の巨大輸送船の脇をすり抜けるロケット、“門”の中へ…


それなりには盛上りつつも…期待していたほどの内容ではなくてチョット残念、まあ個人的な思い入れの強さということでしょうが…妻も同意見…、「妻も」?、はい、実は夫婦そろってハマッテました
(映画とは関係ないネタですので、興味のない方は一気に下方へ!)TV番組の話をしていたら…「鋼の錬金術師」が面白いと言う後輩達、一度は見始めるも、途中段階からでは全く意味が分からず…2回で断念、その後、件の後輩がコミックを持っているとのことで、1〜9巻をまとめ借りして読破、でもTV版とは全く異なる内容に???まあコッチが本体なのだが…、全部読み終わって、返そうと袋に入れていたら…「もう返しちゃうの!?」と妻、まだ半分しか読んでいない…と、全く興味無さそうだったのに、いつの間に…、妻の読了を待って返却、その後…2人で、レンタルDVDの「1〜13巻」までを一気に見る(以上が昨年中の出来事)、今年になって後輩が遠方に転勤、その後にコミックの10巻が発売される、どうしよう?結局、全巻購入、気付いたら次男も全巻を読破、映画化の報に妻と次男が反応、早々と前売券を購入し…公開日を待つ
公開8日目、いよいよ劇場へ、グッズ販売コーナーへ一直線、ピンバッジやらなにやらを購入、パンフが1200円!?チョット高過ぎないか?と思いつつ…いよいよ上映スタート、前半のエド、アル、ウィンリィ、マスタング達の近況報告的シーン、なんかテンポが悪い、盛り上がりに欠ける…チョット眠い(妻)、チョット寝ちゃった(私)、なにせアニメの終盤では、敵の大部分はやっつけちゃっていたわけで…動きに欠けるのはいたしかたない?兄弟の再会なるか?の内容だし…、終盤一気の加速も…少々遅すぎの感、もうチョットどうにかしようがなかったかなと考える、実は途中でラストを予測したが全く違った、ウーン…そっちに行っちゃったか、まあソレもありか…というような感想でした

※シャンバラ…チベット密教で伝えられる不可視の王国、語源はチベット語で「幸せの源に守られた」の意味
          ヒマラヤ奥地の隠された洞窟の向こう側、またはゴビ砂漠遠方の地下に存在するとされる地下都市、シャングリラとも…
※ホムンクルス…人体錬成の失敗した際に生まれる魂を持たない生き物、ウロボロスの刻印
※トゥーレ教会…1918年にミュンヘンで結成されたハウスホーファーの始動する秘密結社
          表向きはゲルマン古代の研究、実際には極端な民俗主義、反ユダヤ主義を標榜し、
          第一次世界大戦後のバイエルンで勢力を拡大、国家社会主義ドイツ労働者党の母体
※カール・ハウスホーファー…1869年ドイツ生まれ、ミュンヘン大学で地政学を担当していた教授
          インドやチベットで諜報活動を行い、民族の生存圏という考え方を提示したことで
          ドイツ外交に大きな影響を与えた、弟子のルドルフ・ヘスを通じ、アドルフ・ヒトラーに対して
          オカルト思想のリーダ的存在だったとも言われている
※地政学…国家を有機体としてとらえ、その政治的発展を地理的条件から合理化しようとする理論
公開8日目、第3回(14:10〜)、586席の映画館は1〜2割程度の入り(丸の内ピカデリー2:有楽町)
2000-2009format



 鋼の錬金術師/嘆きの丘〈ミロス〉の聖なる星 
[ANIMATION]
2011.07日本映画(松竹、ANIPLEX)
監督:村田和也
声優:朴ろ美釘宮理恵坂本真綾森川智之三木眞一郎玉川砂記子木内秀信内海賢二
その他TV版に御出演の皆様/他
明日から「鋼の錬金術師/嘆きの丘〈ミロス〉の聖なる星」が公開されるが、人気のわりに劇場数が少なすぎ!
ハガレンは妻と子供2も楽しみにしてるので・・・珍しく公開初日に観に行きたがっている!
実は、3種の前売り特典欲しさに3人分の前売券を購入してしまっているので…
いつもの如くネット予約ができず…
既に新宿は座席が埋まりつつある!ああ〜既に前か隅の方しか開いてないじゃないか!
しかも最も見やすい夕方の2回は舞台挨拶のためファミマで販売の2000円の特別チケットが必要!
なんて前売券て不便なんだ!
明日はネット予約対象外の映画館に朝一で行って…座席を確保か?
帰宅してお昼食べて、再度お出かけ…子供2が午前中は学校なもので!

ということで、公開初日の初回の列にまぎれて並んで第3回(14:00スタート)を予約
既に3席横並びだと、座席キープに制約つき!今日観るのは大変かもしれない!

STORYは…
コミック・TVでは描かれなかったアメストリス西部が舞台だよ〜!
(描かれてる時期は、コミック11巻付近)
派手な爆発!セントラルの中央刑務所から1人の囚人が脱獄を果たす…男の名はメルビン・ボイジャー
現地に駆けつけた“鋼の錬金術師ことエドワード・エルリック”と弟・アルフォンス・エルリック
彼らの目前で未知の練成陣を発動させるメルビン…不意をつき逃走
しかし、その驚くべき威力を秘めた錬金術に興味を示した2人…メルビンを追う決意
調査の末、2人が向ったのはアメストリス最西端の街テーブルシティ、不法入国者の少女の写真が唯一の手掛かり
だがその旅は幕開けから波乱に満ちたものに!国境の街(軍事衝突地点)に向う列車内…執拗な検閲
暴れだした狼キメラ、上空から襲撃してきた「黒コウモリ」と呼ばれる集団
そしてエド達の前に再び姿を現したメルビン
騒ぎは列車内から、駅、テーブルシティの街へと広がる!
騒ぎに乗じて逃げ出した不法入国者、その中に件の少女…ジュリア・クライトン
彼女こそ、メルビンが脱獄してまで追う目的であり…
テーブルシティをアメストリスとクレタの支配から解放すべく活動するレジスタンス「黒コウモリ」のメンバー
混乱・混戦の状況下、ジュリアの身を庇ったアルはテーブルシティの周囲を囲む谷底へと落下
メルビンの錬金術で救われたものの…黒コウモリに身柄を拘束されるアル
一方のエド、ずる賢そうなアメストリス軍の統括者ソユーズ少佐と反目、弟の身を案じ…単身谷へ
そこでエドが目にしたもの…地上の光とは無縁の地、厳しい生活を強いられる「ミロスの民」と呼ばれる人々の姿
住人達から聞かされた苦難の歴史、困惑するエド、彼らの案内…黒コウモリのアジト
そこでメルビンから…自分とジュリアが兄妹であると明かされる…


久々のエドとアル!嬉しい再会ではあるが…
やっぱ、なんて言うか、完全な形で終わったものなので…新たなストーリーを差し挟むのは難しいか?
それでもチャレンジしてくれたので…まあ映画を楽しむことがてきたわけだし
確かに空白で、何も無いの?と思っていたアメストリス西部地方のストーリーを埋めてくれたんだけど
もう少し本編とイロイロ絡んでくれないと、弾き飛ばされる感じ…2時間という時間が短すぎかな?
エドとアルの出番というか、活躍事態が少なく感じられたんだけど…どう?
見終わった時に…えっ?もうおしまい?ってな感じ
なんか少々欲求不満なんだけど、贅沢っていうもんだろうか?
それからメルビンとハーシェルの設定だけど、なんか薄くないか?肝心なトコだと思うけど…
アメストリス軍のテーブルシティ統括のソユーズ少佐…もっと笑わせて欲しかったな
そうだ…テーブルシティの仕組み!!!
ホッタラカシでいいの?深く突っ込むと、それはそれで問題か?
パンフによれば、本編に破綻をきたさないように十分な注意が払われたとのことだし…?
さらに…ラストのアルとジュリアの雰囲気はいかがなものか?
まあアルにも恋物語の一つも作ってあげたかったのだろうが…ちょっと余計な事をしてしまったんじゃないかな?
本編ラストでエドが西回りとなったのが逆に感じられてしょうがない、アルが西回りであって欲しくなった
破綻はしてないかもしれないが気分的にねじれてしまった
と…思うしだい
評価なんだけど、最終的に…私としては、妻は、子供2は、と割れてしまった
困った、困った、さてどうしよう
妻曰く…たぶん映画館で私達夫婦が再高齢じゃなかった?と…ここは子供の意見を尊重してとしよう
うわっ…
最近の映画の評価の並びを見てて、あまりに不自然!
やっぱりにしよう

いつまで貰えるか分からないが、先着特典で「コミック11.5巻」プレゼント有りだよ…当然我が家は3冊!
公開初日の第3回(14:00〜)、200席の映画館は満員でした(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1)
2011.09format



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