行・ほ・ぼ・ぽ 作品・日本






 亡国のイージス 
[ACTION]
2005.07:日本映画(日本ヘラルド映画/松竹)
監督:阪本順治     原作:福井晴敏 「亡国のイージス」
CAST-1:真田広之勝地涼
CAST-2:寺尾聰豊原功補谷原章介吉田栄作中村育二中沢青六
CAST-3:中井貴一チェ・ミンソ安藤政信
CAST-4:光石研斉藤陽一郎森岡龍
CAST-5:佐藤浩一池内万作松岡俊介
CAST-6:原田芳雄岸部一徳佐々木勝彦平泉成天田俊明鹿内孝
CAST-7:矢島健一竹村健真木蔵人
CAST-8:笠原秀幸原田美枝子佐川満男橋爪淳/他
2004-2005福井晴敏・原作の「亡国のイージス」の映画化作品にして、松竹110周年記念・日本ヘラルド映画50周年記念、IMAGICA70周年記念、TOKYO FM35周年記念作品でもある、原作は面白かったが…

STORYは…
■〈イージス、すなわちギリシャ神話の無敵の盾の名を持つイージス艦こそが専守防衛の形そのものであると。しかしあえて言おう、国としてのありようを失い、語るべき未来の形も見えないこの国を守る盾になんの意味があるのか。現状のままでは、それは守るに値する国家を失った、まさに亡国の盾〈イージス〉でしかない。〉〈この国の未来を背負うべき、無垢なる命達に、今、我々は何を手渡し、何を託すことが出来るのか。この日本という国を、彼らの受け継ぐに値する国にするために、我々は何をすべきであろうか〉
■雨、一軒の家の前、レインコートの男、応対に出る男・宮津弘隆… ■疾走&横転する車、若者が死亡、道路脇…一部始終を見た男・渥美大輔 ■DAIS=防衛庁情報局、内事本部長の渥美、モニターの映像、テープを再生する男、「〈GUSOH〉は…我々の制御下にある…奪還の挙に出た場合、我々は直ちにそれを解放する…我々の行動は祖国の意志とは全く無関係…我々の覚悟を知らしめるため、彼はこの場で〈GUSOH〉により自決する」、煙草、白煙、白目を剥く男、無残に変化していく顔、「封鎖」を命じる怒号、テープの声は「ホ・ヨンファ」と断言、机上には金属容器の写真 ■官舎、妻・頼子と3歳の娘・佳織に見送られる男・仙石恒史 ■数年後…由良港に停泊する海上自衛隊イージス艦〈いそかぜ〉、CPO(先任海曹))室内、先任伍長の仙石、中学生となった佳織へ(妻は死亡)ギコチナイ電話、突然…鳴り響く艦内電話、慌てて出かける仙石 ■カラオケスナック、横須賀から緊急配属された如月行の歓迎会…警察沙汰の大喧嘩、如月1人に倒されたチンピラ、一同を連行しようとする警察、土下座する仙石 ■CPO室、上陸1ヶ月差止めと若狭海曹、昇任試験を考慮…甲板掃除の軽罰で済ます仙石 ■由良分遣基地、訓練指導隊(FTG)の到着、迎える杉浦三等海佐(三佐)、風間ニ等海尉(ニ尉)ら幹部達、運び込まれる荷物 ■艦橋、訓練海域へ出発を命じる衣笠艦長(一等海佐)、傍らには副長・宮津二等海佐(ニ佐)、横田航海長、酒井機関長達…ノンキャリ組に対し宮津が開催した勉強会「宮津学校」の卒業生達 ■CIC(戦闘情報センタ)、竹中三佐と打合中の杉浦…昨日の事件の話 ■艦長室、FTGの溝口三佐&山崎ニ尉を紹介する宮津ニ佐、初めて見る顔だと艦長 ■後部甲板、夜の海を描く仙石、清掃に来た如月(海士長)…朱色が足りないとアドバイス、長年出なかった色が出た!驚き、如月に無理矢理に筆を持たせる仙石、筆が悪いと如月、見事な絵、なぜ自衛官に? ■第3居住区、「総員起こし」のアナウンス ■CPO室、仙石と若狭…FTG用倉庫の厳重な見張りの話題、机には如月が置いて行ったという紙袋…新品の筆 ■艦長室、倒れている艦長、脈を調べている如月、影から見ているFTGの1人、もう1人…菊政 ■〈いそかぜ〉後方に浮上・潜航する潜水艦、船に向かう女、投げられる浮き輪 ■露天甲板、仙石を追う菊正、持ち場に着けと一喝する仙石、訓練魚雷引上げ作業、ワイヤーが切れる、魚雷が落下、血だまり、倒れている菊正…死亡、訓練続行を告げるアナウンス、驚く仙石 ■第三甲板、通路を進む如月、それを見ている女 ■第二甲板、艦長室に向かう仙石、制止する杉浦、訓練より帰港が先と訴える仙石、現れる宮津…事実を知る覚悟があるかの問い、先任伍長として知る義務があると仙石 ■士官室、溝口と山崎…実はFTGではなくDAIS所属と明かす、艦内に潜入した特殊工作員・如月の監視と計画を未然に防ぐ任務、彼が持つ化学兵器〈GUSOH〉…1Lで東京壊滅、在日米軍から強奪…首謀者は某国の対日工作員ホ・ヨンファ、如月は彼に工作員教育を受けている ■艦底部、何かを仕掛けている如月、それを見咎める機関科員、銃口を向ける如月 ■今…ヨンファ達が潜水艦で接近中、如月と連動し〈いそかぜ〉を占拠する計画、〈GUSOH〉奪還&ヨンファ拘束のため…寄港できない、納得しかねる仙石を説得…菊政は事故死ではない、更に防大生1名が殺害されている、渡される防大生の論文「亡国の盾」…
〈自分は、現在国費で勉学を賄われる防衛大学の学生である。来年には海上自衛官の職を拝命することになるが、三年学んでなお、「国を守る」ということの本質が分からぬ愚か者である。この国が「国防」というシステムにおける大いなる矛盾をないがしろにし、口を閉ざしてきたことに、失望を隠せずにいる。真の国力とは、国家資産や経済力、軍事力などではなく、その国が培ってきた普遍的な価値観、歴史、文化であるにもかかわらず、我々日本人は「日本とは何か」「日本人として何を誇るのか」という自らの問いかけすら忘れ、唯一のイデオロギーだった「恥」という概念も捨て去り、世界に向け主張できる価値観など、とうに無くしてしまった。そして、それが国としての存在に関わる根源的な問題であることに、気づこうとすらしない。今、この国は、既に国家としてのありようを完全に失ってしまっている。日本はもはや「亡国」と化してしまったのだろうか〉
…国は違っても祖国を思う気持ちは同じと…近付いたヨンファ、防大生の監視に入ったDAIS、気付いたヨンファが彼を殺して消えた、艦長は事態を知っているかと問う仙石、艦長は殺された…と、突然の轟音!艦内に噴出する海水、警報音、機械室への浸水阻止のため…隔壁の水密戸を閉鎖、如月が爆薬を!の証言、如月の声…10分以内に機関停止&総員退艦しなければ…艦を沈める! ■(如月の回想シーン)首を吊った母親を見上げる少年、父親に飛び掛る少年…蹴り飛ばされる、父親にブロックを振り下ろす少年、人込みを行く少年、突然張り付く2人の男、「警察じゃない」と… ■新設ハッチから侵入…説得を試みる仙石、任務と言う如月、怒る仙石…置いてある無線機を破壊…呆然の如月、押し問答、自分こそDAIS&宮津達の監視役だと言う如月…、菊政の死は如月の身代り!溝口は…ホ・ヨンファ!宮津達はグル、必要ならば艦を沈めるのが任務と如月、ならば艦と乗員を守るのが自分の任務と仙石…扉のコードを外す、雪崩れ込むFTG、捕えられる如月、宮津の命令(沈没の危険)総員離艦! ■甲板、離艦中の乗員、菊政の遺体搬送、(CIC内のヨンファに…航行支障なしの報告)、武装しているFTG?離艦しない幹部?不審がる乗員達、如月は何処?の声、筆を見つめ…取り返しのつかないことをした思いの仙石、「忘れ物だ」、小型ボンベを取り出して深夜の海中へ、艦底の穴、艦内に戻る仙石 ■DAIS、東京湾に向かう〈いそかぜ〉を確認、音信不通の如月 ■1:07a.m.、〈いそかぜ〉CIC、訓練相手〈うらかぜ〉から連絡…停船命令、艦の制圧を伝える宮津、阻止と〈うらかぜ〉阿久津艦長、「海上警備行動…コチラが攻撃しない限り、貴艦は機銃弾一発撃つことができない」&「撤退か先制攻撃か、選択はどちらかしかない」と宮津、ハープーン(ミサイル)攻撃命令、撃ち上がるミサイル!(発射に気付く仙石)、対空戦闘を命じる〈うらかぜ〉艦長、対空ミサイル・短SAMシースパロー発射も…迎撃失敗、76ミリ砲に切替、一発迎撃も…、二発目が着弾、爆発 ■CIC、レーダから消える〈うらかぜ〉のマーク、「よく見ろ日本人、これが戦争だ!」と宮津 ■防衛庁、集結する高官&総理大臣の梶本、宮津からの通信…自衛隊指揮下から離脱、政府との直通回線を要求、ミサイルの照準を東京に設定、弾頭は通常の物ではない ■スピーカから情報…慌てる仙石、封鎖突破を急ぐ ■国家安全保障会議(以下…会議場)、総理入室、「機雷掃海のため東京湾一部封鎖」を伝えるTV、イージス艦〈いそかぜ〉&東京湾の状況、気象データ、〈GUSOH〉使用時の影響、ホ・ヨンファと宮津達に関する説明 ■2:30a.m.、〈いそかぜ〉との第1回定時連絡、宮津の要求…1.米軍開発の特殊兵器〈GUSOH〉&辺野古ディストラクションの真相の公表、2.防衛大生1名が秘密組織DAISにより死に追いやられた事実の公表、3.防衛大生の論文「亡国の盾」の主要5大新聞に全文掲載、最終期限10時間後&要求が実行されない場合…特殊弾頭ミサイルを東京に撃ち込む!無抵抗の〈うらかぜ〉を沈めた理由を問う海幕長、宮津「撃たれる前に撃つ…それができない自衛隊に国を守る資格はない、それを認められない日本に国家を名乗る資格はない」と断言…


7/30公開映画を…ようやく9/10に見ることができましたが、一体これは何なんでしょうか?原作を読んでまして、映画も見ようかなと思いながら1ヶ月経過、それでも見に行ったのに…ボロボロ状態
これは原作を読まなければ全く理解不能な映画でしょう、盛上りシーンのみを接続した映画で、これを見てもストーリーを理解することは全く不可能でしょう、原作を読んでいたからといっても、ブツ切り映画でシラケルのみでしたが…
公開からだいぶ時間が経過しており、今更、私が何を言おうとも遅きに失した感ありか…
公開43日目、第2回(13:15)、333席の映画館、2割程度の入りかな?(渋谷ピカデリー)
2000-2009format



 ボクが病気になった理由〈わけ〉 
[COMEDY]
1990.09:日本映画
病気を題材にしたオムニバス形式の映画3作品、コメディ映画です、ネガティブか?ポジティブか?様々な立場で病気と戦い、また助ける人々の姿をブラックに…思わず笑ってしまう作品です
My Sweet Little Cancer:直腸ガン
監督:鴻上尚史
CAST-1:鷲尾いさ子勝村政信地井武男橋爪功小須田康人筧利夫/他

兜町、証券会社の2階、猟銃と人質、籠城する藤井俊太郎…「俺はガンだ!」、直腸ガン・ノイローゼ、取り巻く警察、やじうま…要求は”ガンの特効薬”…駆け付けた主治医(エリート・美人)河野医師「あなたはガンなんかじゃありません、あなたは”痔”です!…あなたは痔です!痔です!…」 めげない藤井、盗み出したレントゲン写真、潜血反応の結果報告書、そして新聞の切抜き、「新・家庭の医学」…自分がガンだと主張!一つ一つ論破する河野医師「…ウンコ…ウンコ…ウンコ…」、しかし検査方法について上司の田中胃腸科部長と口論に…さらに大日本ガン研究所部長まで登場、藤井を無視した大論争、その一部始終がTVで全国放送されてしまうのだが…


Langerhans Connection:糖尿病
監督:大森一樹
CAST-1:名取裕子ラサール石井東銀之助竹内力上田耕一斉藤洋介/他

東京ドーム、試合中に倒れた刈谷投手、時同じく、本番中に倒れたニュースキャスターの田町…2人とも低血糖発作…かつて朝帰り写真を撮られた仲の2人、糖尿病は感染する?と話題、入院した田町の代役に悩むTV局、ライバル局次期社長と婚約した依田靖子を抜擢することにしたが…糖尿病体質を理由に婚約破棄…自棄食い中、仕事のできる状態ではない… やがて友人のTVディレクター椎名亨の誘い、ライバル局に復帰する靖子、亨が任されたのは、予定外のグルメ番組…「依田靖子のおいしい屋さん」 上昇する視聴率、そして靖子の血糖値も…医学部出身の亨のアイディア、コンニャク料理や番茶喫茶を紹介、試食は亨…二人三脚の努力は報われるか?


Hypertension Road:高血圧
監督:渡邊孝好
CAST-1:大竹まこと中川安奈羽田美智子桜金造東銀之助/他

天候悪化、名古屋に緊急着陸した羽田行き最終便ジャンボ、航空会社が用意したホテル…最後の部屋に手違い、中年男の田辺正太郎と同室の青山晶〈アキラ〉は…美人女性だった、空き部屋なし、田辺は一人娘(2人だけの家族)の結婚式、青山はチェロのオーディション、お互い東京へ急ぐ身、大事な用件の前日…妥協、高血圧の田辺、聴診器、血圧計、薬の数々…神経質に血圧チェック、娘に事情を伝える電話、晶の声、勘ぐる娘、お父さんにもいい人ができた?必死の弁解…血圧上昇、浴室から出てきた晶はバスタオル一枚の姿、上がる血圧、部屋をシーツで2分割、眠れぬ2人、精神安定剤を…カバンは晶サイド、彼女が取ってくれた薬を飲む2人、実は利尿剤…トイレに往復、一睡もできなかった2人、翌朝、羽田空港は「俺はガンだ」と叫ぶ男の籠城で閉鎖状態、タクシーで名古屋駅へ、大渋滞、飛び乗った新幹線は…”こだま”…戻っても間に合わない、励まし会い東京へ、タクシー乗り場は長蛇の列…泣き出す晶、「ここまで来て諦めるのか!?」と…突然、苦しみ出した田辺、「救急車を…」


ネガティブでもポジティブでも、みんな頑張ってます…大変だなーと思いつつ、笑えるエピソードを交えながら…面白かった。個人的には3つ目のストーリーが一番好きですが、鷲尾いさ子に”痔”だの”ウンコ”だの拡声器で連呼させた鴻上氏…●い! 駅伝ムービーと冠され、ストーリーがどこかで連動しています。
(テアトル新宿だったと思います、当時、新宿駅南口にありました…)
-1999format



 僕の彼女はサイボーグ 
[LOVE & COMEDY]
2008.05:日本映画(ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:クァク・ジェヨン
CAST-1:綾瀬はるか小出恵介
CAST-2:桐谷健太竹中直人吉行和子
CAST-3:田口浩正遠藤憲一小日向文世吉高由里子斉藤歩蛭子能収
CAST-4:山口祥行手塚とおる鈴之助/他
諸般の事情により「ランボー/最後の戦場」と「僕の彼女はサイボーグ」を2週連続で見てしまいました、苦手のジャンルのラブコメでしたが…結果は連続で惨憺たるものでした…なんか悲しいものありです

STORYは…
■2008年11月22日、大学生のジロー、20歳の誕生日を一緒に祝ってくれる彼女なし、デパートで自分用プレゼント購入!突然の閃光と共に現れる女性、煙の昇るボディスーツ、試着のフリ、逃げる女、一部始終を見たジロー ■夜、レストランで食事するジロー、突然テーブルに…昼間の彼女が着席、(奥の席で誕生日パーティー中のアメフト部、ロウソク吹き消し後…顔面をケーキに突っ込まれる主役)、「私も今日、誕生日」と彼女、次々と食事のオーダ、2005年ものワインに嬉々!凄い食欲、まとめて支払うと彼女、店外で待つジロー、飛び出してきた彼女、走れ!追ってくる店員、警官も合流、横浜中華街を逃走、新劇会場内をドタバタと通過、彼女に連れられ…気付けば自宅前、ビルのペントハウス、間近に見える新宿高層街の夜景、唐突に投石…窓ガラスを割る彼女、ココに昔付き合っていた男がいた、別れの言葉は…あんまりの内容、すぐ殴ることに愚痴、最後には…見ているのも嫌だと、そんなに自分は酷いか?腹部に強烈なパンチ、宥めるジロー、彼女がくれたソフビの人形、交換に綾波レイのフィギュアを差し出すジロー、ブラブラと歩く街、別れを告げる彼女、目をつぶれ!1000数えろ!後姿を見せたくない!階段を下りる彼女…涙目、目を開けているだろうと…彼女、私は目が良い…2.0以上、否定するジロー、もう目を開けてもいいと彼女…微笑み、自分も2.0以上とジロー、去っていく彼女、強烈な閃光、エキサイティングな夜に… ■1年後2009年11月22日、件のレストラン、入店する怪しげな男、カウンター席、強い酒をあおる、同じ店内にジロー、今年も1人 ■道路に閃光、現れる女性、デパートで洋服を強奪、追う店員&警備員、マネキンに化けて難を逃れる ■レストラン、ジローの前に再び彼女!去年とは異なる雰囲気、微妙な違和感?突然、カウンターの男が銃を乱射!逃げ遅れたジローを助けて逃走…彼女の桁外れの運動能力に驚くジロー ■自宅に2人、部屋を片付けるジロー、彼女の目から光…映し出されるフォログラム、未来の自分からのメッセージ、レストランの事件で被弾して全身麻痺の状態、車椅子生活、事件時のロトくじ…1等当選、資金は潤沢…不運続きの人生を変える試み、しかし…時間の抵抗、何らかの代償を次々と発生させ…結末で帳尻を合わせてくる、最後の手段…彼女を事件当日へ送り込んだと説明、以後彼女が守ってくれる、彼女は…ジローの努力次第で、感情を持つことができるようプログラミング!君はロボット?の問い、サイボーグ!との反論&性能を説明、人工皮膚に覆われ…人間との判別は不可能、ならば…SEXできるの?との問いに…弾き飛ばされるジロー…


最初はまったく見る気はなかったのですが、予告CMの「地震のシーン」を見て、前売券の衝動買い…実はその直後に後悔、何で買っちゃったんだろうと考えてる始末、SF的な要素に惹かれたが…間違いなくラブコメだろうし…、絶対に見なくっちゃ…という綾瀬はるかファンでもないし(結構ガタイがいいのね…彼女)、で、見てみれば…想像以上の出来の悪さ…
ストーリーは予想以上に強引かつ壊滅状態!時代考証やら地理関係がダメダメ、監督のクァク・ジェヨンは韓国映画界では有名かもしれないが(私としては「猟奇的な彼女」の一作品しか知らない…まあ、その程度)、で、何がどうしてどうなって…「僕の彼女はサイボーグ」の監督・脚本なのか?なんで製作サイドは、こんなデタラメな映画を許し…公開したのか?韓国人の監督・脚本だからしかたないのかもしれないが…、登場人物は…喜怒哀楽に激しい典型的な韓国人スタイル、妙な日本人達になってしまった、笑いのツボも日本人とはズレまくり…結果として失笑!やはり韓国で韓国人俳優で作るべき内容だったのではないかと思われる、まあ韓国は「映画のバブルがハジケちゃった」し!それで某映画祭で意気投合した日本人プロデューサに脚本を送り込んだのかな?もっと日本風にアレンジすべきだったと思われる
当然SF的にもダメダメ、金持ち女の道楽の成れの果て?どっちが先かは置いといて…結局そう思って見終わる映画、途中までは…彼女に会いたくて、自分の不幸を呪って…必死に彼女型のサイボーグ製作する男の話、いくら現在を変えても、姿を変え形を変えて…終結点は同じになる未来!それでも…トコトン変えまくって…大丈夫か?未来!時間に干渉し過ぎだ…死ぬはずだった9人を生かしちゃったわけだけど、ヤッパリ彼女達は同じような目にあって死ぬんだろう…映画の言うとおりなら!まあ本編とは関係ないけど何度も殺されることになるのは残酷かな…?しかしどれだけ時間に干渉したのだろうか?バタフライ効果は発動せずか?だって彼女が現代に出現してしまったのなら、それ以降の歴史は彼女ありで進むこととなる訳でしょ?なんか変なこととなりませんか?サイボーグ作ります?過去の自分のために作って、後は人生を楽しんだから…復旧に40数年も掛かったか?
それから女子高立て篭もり犯人だけど、日本では…あんな状況下で狙撃命令は出ないだろうな!
それから…当初はイグアナだったペットが、ラストではネコになっちゃって…飼い主も疑わない?なんで?そもそもがパラレルワールドならば仕方ないのだが…チョット杜撰ですね
さらに、2008年11月22日に20歳の男の小学校低学年時代…たとすれば1995年前後、世はバブル崩壊後の日本なのに…スッカリ「ALWAYS/三丁目の夕日」!横浜中華街で追いかけっこして…新宿高層街を見渡せる部屋へ…走って!?無理無理!それから同じシーンの使いまわし過ぎ…何ら工夫の跡もなく繰り返す…ダラダラ・ダラダラ
再度問いたい、なんでこんな映画が製作・公開されたのだろうか…、今までもだいぶ○○映画には騙され続けてきたけど…こんなのはもうゴメンです、何本かTVで見たことあるけど…評判でいうほど大したことない作品群、私にはダラダラとしたものとしか思えない恋愛物、そっち系は疑ってかかることとします…、しかし…それでも見たいって方が居られれば…TV放映待ちをお勧めします、それでも待てない人はレンタル待ち、そこまで待てない方は…どうぞご自由に!
[20080607追記]いつものお店で映画談義、現在(公開1週間後)の興行成績は…堂々の2位だとか、お客さんの中でも評価が高かったらしいが…私としては信じられない、内容は壊滅状態と反論…その中で興味深い話あり、最近の日本人男性(お客さんの傾向)はM状態が多数、モテる女性は超S系らしい、まあそういう意味では、そうなのだろう…、しかしクァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」はボロクソの評価は一致、ヤッパリそういうことと納得した面々でした
ちなみに公開初日の第2回(14:00〜)、301席の映画館は、4割り程度の入りでした(渋谷TOEI@)
2000-2009format



 僕らのごはんは明日で待ってる 
[LOVE STORY]
2017.01:日本映画(アスミック・エース)
監督:市井昌秀
出演:中島裕翔新木優子
美山加恋岡山天音片桐はいり松原智恵子/他
ごはんというか食べ物モノの映画って好きなので
タイトル見て観に行くこととしました
外してもいいようにTOHOシネマズ会員割引デーを利用、1,400円です

STORYは…
亮太は無口でネガティブな高校生
太陽のように明るく超ポジティブなクラスメイト小春と体育祭の競技〈米袋ジャンプ〉にペアで出場が決まる
性格が正反対の2人は、練習ではバランスを崩してばかりだったが、本番では見事1位に!
「わたし決めていたんだ!1位になったら告白しようって…で、付き合ってくれるの?」
唐突な小春の告白に戸惑う亮太だったが…
「死んだ人の出てくる」小説を貸してくれたり…
鶏肉は好きじゃないのにケンタッキーフライドチキンは好きだったり
明るくて、ちょっと変わったこだわりを持つ小春のことを知るたびに好きになり…付き合うこととなる
大学生になり、2人一緒にケンタッキーに行ったり、デパートの屋上で双眼鏡を覗いたりしてデートを重ねていく
亮太は、小春とアパートでごはんを食べているときに…
彼女も、兄を亡くした自分と同じように心に悲しみを抱えていることを知る
小春は幼い頃から両親がおらず、親の愛を知らずに育っていた
出会ったことで、2人は変わっていった
亮太は他人にも興味を持ち、塚原と言う親友もできた
小春は自分の本当の気持ちをはぐらかすことが多かったが…
亮太には気持ちを隠さなくなった、2人は結婚を意識するようになり(3人子供が欲しいと小春)
運命に結ばれているはずが…
ある日突然、小春はファミレスでごはんを食べているとき、亮太に別れを切り出す
別れの理由が分からず問いただす亮太に、小春は本当の理由を話すことがないまま、別れることとなった
実は小春は、亮太に言えない秘密を抱えていた
その後、亮太は失意を乗り越えて新たな恋人・えみりと出会い、社会人になる
しかし月日が流れても、亮太は小春のことがどうしても忘れられないでいた
亮太はえみりと別れ、再び小春に想いを伝えるが、小春は全く取り合わない
そんなある日、亮太は小春の同僚から、小春が別れを選んだ真実を聞かされる…


うわ〜やっちまった!ターゲット年齢層の違う映画だった
後ろの女子高生達は映画が終わるなり「ヤバイ、始めからボロボロ…」だそうだ
そうだよな彼女達の世代向けの映画だな
こちらとしては感情移入できず、さらに先の展開が読めまくるのでタンタンと観てしまった
期待していたほど「ごはん」はあまり出てこない
まあ象徴的なのがケンタッキーフライドチキンくらいかな
まともなごはんはラストまで出てこないが
そこでそれはないだろう(笑)
ちなみに公開4日目の第1回(10:50)、299席の映画館で25人程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN3)
2011.09format



 ぼくらの七日間戦争 
[COMEDY]
1988.08:日本映画(東宝)
監督:菅原比呂志     原作:宗田理 「ぼくらの七日間戦争」
CAST-1:宮沢りえ菊地健一郎工藤正貴鍋島利匡田中基大沢健中野慎石川秀明金浜政武
      我孫子里香五十嵐美穂
CAST-2:金田龍之介笹野高史倉田保昭大地康雄佐野史郎小柳みゆき賀来千賀子
CAST-3:室田日出男出門英浅茅陽子粟津號/他
宗田理の原作の映画化、宮沢りえ初主演(?)のコメディ映画です、原作は面白いのですが、映像化するとこんなになっちゃうのか…などと思いながら結構楽しみました、現在この映画のビデオは小学校1年の次男のお気に入りです

STORYは…
青葉中学…「生徒の個性と自主性を尊長した自由な校風」という校長の言葉と裏腹、厳しい校則に縛られ窒息寸前の生徒達、無断の持ち物検査、細かい服装検査、先頭に立つ生活指導の野沢と体育教師・酒井、陰湿な教師達…、唯一生徒達に理解を示す若い英語教師・西脇… 初夏のある日、授業中に姿を消した1年A組の男子生徒8人、町外れの自衛隊廃工場に集合、大人への反発、自分達だけの自由な生活、持ち込まれた各自の荷物、発案者の菊地(サッカー部レギュラー)、安永(一匹狼、空手)、柿沼(医者の息子、オシャレ)、中尾(秀才、「アリアハンの城」の設計図)、宇野(メカ好き)、天野(花火師の息子)、日比野(スーパーの息子、コック志望)、相原(サッカー部補欠)、この構成は本人達も意外…校則&親から解放された喜び、盛上り、電気確保、見張台設置… 一方8人の家出を知った学校側、世間体第一、学校を責める親達をなだめ、生徒達の行方を探し始める… 8人の話で盛上がる女子3人…何か知っている様子の橋口純子(相原のGF)、行き先を教えてとせがむ親友の中山ひとみ(学級委員長)、堀場久美子(中華料理屋の娘)… 廃工場を探検中の8人、そこに住み着いていた瀬川という不思議な老人(格言好き)と遭遇、大人と一緒は嫌だと安永、消えていた瀬川老人、どこ?探検中、老人が呟いた下水道の入口を発見、降りてみるが…悪臭、粘つく壁、一面のカタツムリ…恐怖! 廃工場を訪ねて来た ひとみ達3人(口を割った純子)、汚いカッコで飛び出してきた8人の姿に呆れて帰る3人… ご近所から学校へ通報、判明した8人の居場所、現場に向かう校長、教頭(腰ぎんちゃく)、担任の八代(歴史担当)他&母親達、一方的に捲くし立てる校長、何をしているの問いに「花火大会」と答える8人…投げられる爆竹、セメント、撒かれる水に退散する教師&母親達、このままですまない…防備を固め始める8人、そんな中…地下室に下りるエレペーターを発見、そこには放置されていた戦車…動くか?戦車に取り組む宇野と天野、そんな時、西脇先生が様子を見に訪れる、差し入れ、(良い事ではないが)充分に気をつけるよう注意と励まし、一方8人の行動に動揺するクラス、やがて非難の声は学級委員長のひとみへ…毅然とした反論、自己中なクラスメイト達に嫌気、再び廃工場を訪れたひとみ達3人…合流、パーティーの席上で反目しあっていた菊地と安永の喧嘩、出て行こうとする安永を中尾が説得… 夜明け、早朝の襲撃、飛び起きる11人、校長の号令下、電気のこで鉄扉を突破、侵入してくる教師達、抵抗も虚しく捕まっていく生徒達、抵抗も終わりと思われたその時…戦車に飛込んだ宇野&天野、エンジン始動、ついに戦車が動き出す…
逃げる教師達、「エレーナ」と命名された戦車、ウイニング・ラン…調子に乗り過ぎ、焼け付くエンジン…、事態を隠しきれないと判断した校長、警察介入を決意、教師の応対に不信感を抱く母親達… 機動隊出動、TV報道、慌てて駆け付ける親達、野次馬の大群、カウントダウン、興奮状態の校長…教師らしからぬ言葉を連呼、生徒達の反感、迫る生徒達、海に逃げる校長&教頭… 廃工場から立ち昇る赤い煙、慎重に突入を始める機動隊、待ち受ける罠の数々、釘だらけの合板に覆われた屋根、ジャングルジム状の迷路、落ちてくるケーブルドラム、落し穴、タイヤの振り子、カタツムリだらけのトラップ、ロケット花火が飛び交う部屋…、子供達の声がするエリアに機動隊員全員が入ったとき閉まる扉、全員捕獲、喜ぶ11人、しかし背後から、説教しながら迫り来る完全防備の野沢…頭上から降りてきた檻、捕獲成功、子供に媚びる野沢にカタツムリの贈り物、恐怖に失神状態、そして酒井、格闘技に応戦する安永だが後退するしか…罠、ネットに吊り上げられ身動きが取れなくなった酒井、数名を残して脱出開始、フラフラと入ってきた八代の顔面に蹴られたヤカン…倒れた八代の頭上、「どうでい」の文字が書かれた巨大な福助のハリボテが落下してくる、セットされるタイマー、最後のメンバーも下水道へ、脱出した11人が集まった丘、時間!祈るひとみ、スイッチが入る、固定された戦車、轟音と共に火を噴く砲塔、打上げ花火を連発、建物を横に流れる炎、ナイアガラ、次々に繰り出される花火、歓声を上げる11人、ここに至り親達も感嘆の声、11人の勝利… ある晴れた日、あの11人、このあとどうするか?…「次は国会議事堂だ!」 空に向かってジャンプする11人…

そんなバカなの連発です、バカバカしければバカバカしいほど…笑えます
こんな中学1年生(夏休み前…この間までランドセル背負っていた連中)がいたとしたら、本当は怖い…○○を修理してしまうわ、様々なトラップを組み上げるわ、「どうでい」まで作るわ、そしてあれだけの○○を… まあバカバカしいほどに派手でよいか、それからこの映画、美少女時代の宮沢りえを見ることができることでも貴重?
音楽は「TM NETWORK」…小室哲哉、挿入歌「SEVEN DAY WAR」はお気に入りの1曲です
で、実はTV放映を録画したビデオがあるのですが…一度見た小学校1年生の次男がハマッテます…もう何度も見てますが、特に「どうでい」がお気に入りのようです(2002)
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ポケットモンスター/幻のポケモン・ルギア爆誕           は、別ページとなります。
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ポケットモンスター/セレビィ 時を超えた遭遇〈であい〉    は、別ページとなります。
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母性                              (2023.03)ANA国際便機中にて



 xxxHOLiC 
[FANTASY]
2022.04:日本映画(松竹/アスミック・エース)
監督:蜷川実花     原作:CLAMP「xxxHOLIC」
出演:神木隆之介柴咲コウDAOKOモトーラ世理奈松村北斗玉城ティナ
吉岡里帆磯村勇斗
趣里西野七瀬大原櫻子てんちむ橋本愛/他
煌びやかな映像美!蜷川実花監督が今度は「xxxHOLIC」を映像化!
これは観に行かねばと、早速ムビチケ購入して待機していました!
実は「xxxHOLIC」はコミック1巻目を購入しましたが…
週間コミックを購入しなくなっていたので、なかなか続きが読めずヘコタレてしまいました!スイマセン!
今回、蜷川実花さんが監督されるとということで、逆に興味を持ちましたが
連載20年!?あああ、続きを読むにはハードルが高いですね!
まあ今回の映画がどれただけ原作の世界観に近いかは分かりませんが…
とりあえず蜷川ワールドとして楽しんできます!

STORYは…
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう高校生の四月一日君尋〈ワタヌキキミヒロ〉
その特殊能力のため孤独な人生を送っていた
いつものようにアヤカシから逃げ回り、気付けばビルの屋上、死を考えたその時…
どこからともなく現れた美しい蝶が一匹!導かれるように追って行く
突然目の前に無数の鳥居が続く道が出現、通り抜けた先、藤の花に囲まれた扉
「ここは願いを叶える“ミセ”!さあ、あなたの願いは?」
その“ミセ”の妖しく美しい女主人・壱原侑子
四月一日を見るなり「願いを叶える対価として“一番大切なもの”を差し出す」ように告げる
自分の置かれた状況に戸惑いながらも、アヤカシを視ずに普通の生活を送りたいと願う四月一日
しかし、一番大切なものが何か分からない?答えに詰まる
その時、2人組の少女マルダシとモロダシ(以後マルとモロ)が新たな来客を告げる!若い女性客の美咲
美咲の自己中な願いを叶えるべく、侑子は対価として渡した小指用の指輪、絶対に外してはならない!
嬉々として帰る美咲!彼女の行く末を見て判断しなさいと…四月一日に告げる侑子
美咲が見栄のために嘘(アヤカシの影)をつくたびに、黒く汚れていく指輪
通りかかった男が囁く「嘘つき!」破裂する指輪、影に覆われ錯乱状態の美咲
背後に立つ女(アヤカシ)“女郎蜘蛛”(さっきの男は手下(人間)の“アカグモ”)
全てを目撃した四月一日、彼の目を食べたいという女郎蜘蛛の囁き!
今視たもの何?侑子とは何者なのか?あの“ミセ”は夢なのか?それとも現実なのか?
次々と不思議な出来事が起きる中、四月一日は侑子の提案で家政夫として…住み込みで働くことに!
侑子とマルとモロの食事を作り、掃除をし(高校に通いながら)、悩みを抱えた客達と出会う
(女郎蜘蛛に魅入られたことは想定外だったと…侑子)
とあるキッカケで…知り合った同級生の百目鬼静〈ドウメキシズカ、龍口寺の息子〉と九軒ひまわり〈クノギ〉
“ミセ”の暮らしにも慣れ、初めてできた友人との心地よい「普通の日々」を過ごしながら…
四月一日は…自分にとって“大切なもの”は何なのか探し続ける!
四月一日の誕生日(4月1日)が近付くにつれ、ひまわりの様子がおかしいことに気づく
近付くものを必ず不幸にする運命!祓う力を持つ百目鬼といる時だけが安心!
それが視えていたのに黙っていた自分を責める四月一日
彼女を助けるために起こした行動だが、逆に女郎蜘蛛が四月一日の片目を手に入れてしまう!
「君の願いを叶えてあげる」の囁き!
目覚めた四月一日、4月1日、彼の誕生日
いつものようにマルとモロに起こされ、食事を作り、甘い玉子焼きを侑子に褒められ…変わらない日常
百目鬼の龍口寺の祭り、屋台で焼きそばを買って、百目鬼の弓神事を見て…百目鬼とスイーツを…
しかし次の日も、その次の日も、またその次の日も…目覚めると4月1日が繰り返される
大切な人達との平穏な日常…かつて四月一日が最も願っていたもの
アヤカシを視ずに過ごす小さな幸せ
女郎蜘蛛が“4月1日を繰り返す”という対価で叶えられた世界
しかし百目鬼とひまわりが犠牲を払って…アヤカシから四月一日を救ったことを知り
「新しい明日に行きたい」と侑子に助けを求める
侑子は「4月1日から抜け出す方法は唯一つ!その原因を消し去ること」と告げる
何度も繰り返す4月1日から抜け出すため…
女郎蜘蛛とアカグモと対決する日がやってくる
「この世に偶然なんてない!あるのは必然だけ!全ての出来事には意味がある!」
アヤカシを使って世界を闇に堕とそうとする女郎蜘蛛とアカグモ
アヤカシが視える四月一日、祓う力を持つ百目鬼!決戦場は龍口寺!
蜘蛛の巣を張って待ち受ける女郎蜘蛛に苦戦
追い詰められた2人の前に侑子が現れる!
彼等はどう魔の手に立ち向かうのか!果たして四月一日の運命は?


えっ!?
202席の映画館の9割強は「うら若き女性客」!男は見る限り3人、しかもおじさん1人客は私だけ!
「xxxHOLiC」は男性誌「ヤングマガジン」の連載だよ?
お客の目当ては、蜷川実花監督における蜷川実花ワールド?
それとも松村北斗とか磯村勇斗とか、まさかの神木隆之介ファン?
なんだこの展開は?まあ普段の映画館の逆転現象なのかもしれないが…ちょっと驚いた!
映画始まり前のロビーでは、映画の綺麗に飾り付けられた写真パネルをキャーキャーと…撮影!
パンフ買わなきゃ!パンフ買わなきゃ!の声!一体何が起きている!?
まあ開場となって席に座って、落ち着いて…っと
さすがに蜷川実花ワールド全開です!
今回で5作品目の監督作品(本業は写真家・カメラマンですよ!)
今まで「さくらん」「Dinner/ダイナー」と観てきての、今回の「xxxHOLiC」!
もともと煌びやかなのが、さらに華やかになってまいりました!
ファンタジーだし、様々な演出がなされていて楽しいです!
原作の創作集団CLAMP「xxxHOLiC」の世界観が凄いのかな?
蜷川実花さん、やりたい放題だったんじゃないかな…
カット割りも、割と細かめで、次々と美的映像を放り込んできます(さすが写真家?)
ただし、現実世界(高校)は妙にリアリティ過ぎて違和感、まあ対比ということで理解!
で…、柴咲コウさん大好きです!もともと年齢不詳ですが…ますます妖艶でコミカルな演技もいいです!
吉岡里帆さん、ちょっとセリフがもたついてましたが、面白い役どころを大胆に演じてました!
蜷川実花さん映画におけるセクシャルなシーンは美的を意識し過ぎて、艶めかしさには欠けますがね!
神木隆之介さんも好演ですが…29才!そろそろ高校生役はキツインジャないかな?
あっ、Dinner/ダイナーに引き続き玉城ティナさんも出てますが
蜷川実花さんの映画にはキレイどころがみんな出演したいのかな?
チョイ役も凄いことになっています!
まあ、余力のある方は観に行くことをお勧めいたします!
私は綺麗な映像も大好きですので、今後も蜷川実花さんを追っかけます!
次回作お待ちしております!
公開2日目の第1回(11:15)、202席の映画館で50人程度の入り(渋谷HUMAXシネマ)
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 掘る女/縄文人の落とし物 
[DOCUMENTARY]
2022.08:日本映画(ぴけプロダクション)
監督:松本貴子
出演(ご本人):大竹幸恵/八木勝枝/伊沢加奈子/池田由美子/他
ナレーション:池田昌子
一旦、渋谷「イメージフォーラム」に行くと、連続するな!
ココでしかやらない、ほぼ宣伝していないような映画だらけだが
一度行って、宣伝チラシを集めちゃうと、アレも観たいコレも観たいになってしまうんだよね…
「掘る女/縄文人の落とし物」も興味を引かれていたドキュメンタリー映画
まさか観ることになるとは思わなかったので、観たい映画リストには上げていなかったけど
気が付けば、吸い寄せられるようにチケットのネット予約のボタンをクリックしてました!
遺跡の発掘調査に憑りつかれた?女性達の姿を追う映画
まあ上映当日の朝に確認したけど、ネットで座席予約している人の数は10人
まあそういう映画だと思うが…楽しんできます!

STORYは…
(ドキュメンタリーですし全部書いてあります)
ある晴れた日、ラジオ体操をする大勢の作業員、彼等が向かう先には広大な遺跡発掘現場
そこで掘り出された物は「落とし物」として、まずは警察に届けられるらしい!
そんな古代人の落とし物を探し続ける女性達がいた!
長野県の山中
星糞峠の遺跡発掘現場で30年間 調査員として働く「大竹幸恵さん」
大昔、同じ場所で縄文人達が天然ガラスの黒曜石を掘っていて、その遺跡が出てくるのだ!
小学校6年生の時に土器を拾って以来、大竹さんは考古学一筋の人生
今では10名の作業員を率いて、毎日泥まみれになって遺跡を掘る!
でも、今年で発掘は終わり、しかも定年を迎えることになっていた…
岩手県の洋野町
北玉川遺跡…始まったばかりの発掘、現地を指揮する調査員の「八木勝枝さん」
ここは作業員の女子率高目、笑いが絶えない現場
八木さんは土偶好きの「土偶女子」、愛おしそうに土偶を紹介
かつて文化財レスキューをしていた八木さん
東日本大震災の被災地で思い出の品を必死に探し続ける人達を見て…
遺跡はその土地の想い出の品であり、地元の人達が生きていくために欠かせないものだという
神奈川県の稲荷木遺跡
調査員8名、作業員200名の(冒頭の)巨大現場!迫り来る新東名建設工事との戦い!
次々と土器や土偶が出てくる!そこで働く発掘作業員の「池田由美子さん」
現在、珍しい「釣手土器」を対応中!池田さんは20年以上のベテラン
ポストに入っていた求人チラシで応募、直ぐに珍しい土器を発掘して嵌った!
発掘は考古学に縁がなかった女性達の人生を変えることもある!
のちに国宝になった「合掌土偶」を発掘した作業員「山内良子さん」「林崎恵子さん」もその一員
栃木県の中根八幡遺跡
考古学を学ぶ大学生達が発掘中、その中に國學院大學院生の「伊沢加奈子さん」
中高生の頃は両親が手を焼くほど反抗的だったが…大学で出会った考古学が彼女を変えた
考古学(縄文期への拘り)に夢中になって大学生活を送った伊沢さん、大学院を卒業
地元の歴史民俗資料館に就職して社会人としての一歩を踏み出す
働くようになって、文化財を守る必要性を真剣に考えるようになったと彼女
(主に古墳関係だが、いつか絶対縄文期の資料を並べる野心?)
その頃、星糞峠の発掘終了
埋め戻し作業を感慨深げに眺める大竹さん
そこに建設されたミュージアムに、発掘現場から?ぎ取った地層が展示される!
北玉川遺跡も稲荷木遺跡も埋められ…新しい道路が建設される!
考古学は掘っては埋めての繰り返し!
そして新しい現場で、今日も汗水流して「掘る女」の姿太あった!
(定年延長した大竹さん!)

私、好きだな〜こういうの!
意外と朝一の客が多い!まあ殆どが老齢層だが30人位は入っていたか?若い人もまばらに…
これは考古学やら遺跡好きにはたまらない映画でしょう!
隣のご老人はひたすらメモを取りながら観てましたしね!
発掘現場は男仕事と思っていたら、意外に女性が多い!大学で勉強して…
そのまま発掘の道に進む方もおられるようで…なんなら重機も扱っちゃうとか!
彼女達は本当に最先端で現場職人の陣頭指揮取ってます!
なんか熱いです!みんな笑顔で楽しそうです!いい顔しています!
死ぬまでやりそうです!
私もやってみたいと思ったけど、暑いの苦手なので無理でしょう!
映画だけにしておきます!
で、後の方!
音は小さいけど、ずーっと着信メロディが鳴ってるんですが、電源切ってもらえないでしょうか?
と、わざわざ立ち上がって後に向かって言えなかったので…我慢しました(涙)
隣の方、注意してよ!
これがなければ、最高だったのに!
ちなみに全国「5館」のみの上映だが…一応パンフは存在していて(グッズも販売してた!)
その巻末に2023年には「自主上映会」への映画貸出しの記載あり
問い合わせ先は「ぴけプロダクション」
e-mail:info@pikepro.jp
だそうです!
公開5日目の第1回(10:45)、98席の映画館で3割程度の入り(シアターイメージフォーラム シアター2)
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 WHITEOUT 
[ACTION]
2000.08:日本映画(東宝/日本ヘラルド映画)
監督:若松節朗
CAST-1:織田裕二松嶋奈々子佐藤浩市吹越満石黒賢中村嘉葎雄
CAST-2:河原崎建三平田満阿南健治市川勇高橋一生石井愃一野村昇史山田辰夫山路和弘
     古尾谷雅人工藤俊作橋本さとし浜田学林宏和成田浬西 洋一郎黄川田将也山崎潤
CAST-3:光石研重松収/他
日本でもアクション映画が作れるかもしれないと思わせた“良く頑張ったで賞”の映画ですが、スケールをでかくしすぎて細部に破綻を起こすとこまでハリウッド並?もう少し頑張りま賞、まあそれでもソコソコ面白いのは、原作のおかげ?

STORYは…
日本最大6億トンの貯水量を誇る新潟県「奥遠和ダム」、12月、ダムとスキー場(厳冬期は閉鎖)の管理者以外に動くものは無い…吹雪の中、遭難者発見、救助に向うダム職員の吉岡と富樫、救出、事故、吉岡が負傷、渡されたコンパス(婚約者からのプレゼント)、救援要請に一人下山する富樫、ホワイトアウト…雪とガス、視界の全てを奪う真白な世界…道を見失った富樫、翌朝、救助された遭難者2人、遺体で発見された吉岡… 2ヶ月後、吉岡の職場を訪ねる平川千明(元婚約者)、出迎えに来た岩崎、専用道、トンネルに不審な車、注意に向った岩崎、銃弾、囚われた千明、爆破されたトンネル… 千明を待つ富樫、吉岡の最後を伝えたい、そしてコンパスを渡すために…スキー場に不審な人影、通信アンテナに何を?現地へ、銃声、逃げる富樫、ダムに到着したTV中継車?突入する武装集団、ダム&スキー場の制圧、ダム管理用プログラム書換え(抵抗した石坂射殺)、遠隔管理する8ヵ所のダムも支配下… 長見署に入った無線連絡…奥遠和ダムの占拠、テロリスト・グループ”赤い月”リーダー宇津木の要求…24時間以内に50億円、拒否すれば人質殺害、ダム爆破を通告…決壊すれば流域20万世帯が激流に…、送電停止デモ、一般通信回線切断、豪雪、塞がれたトンネル、侵入不可「雪に閉ざされた要塞」 逃げ続ける富樫、スキーロッジ、追手1人をガスボンベで爆死させる…通行不能のトンネル、岩崎の死体…外部連絡を!8km先の大白ダムを目指す富樫…モニターを横切った富樫の姿、勇気づけられる職員、「どうせ逃げてしまう」と呟く千明… 男達の会話、仲間の釈放?鳴り響くサイレン…放水のデモ、金の受渡し方法の連絡、航続距離の長いヘリの手配…、ダムでも何かが起きている?奥遠和へ引き返す富樫…


よく頑張りました!やればできるじゃないですか…現代日本は民族、宗教、思想、地理、歴史等の各種条件から国際的(組織)テロリズムに対する現実感が希薄?この手の映画が成立しにくい土壌にあるなか、健闘しているとおもわれます。都市型テロを映画化するのは様々な規制から難しいでしょうが、こういうところに活路を見い出しましたか…突込み入れたくなる点も多々ありますが…まあ今後に期待して、少しだけ(人によってはかなり)我慢して…といったところか… 
(コマ東宝劇場:新宿)
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 本能寺ホテル 
[SF & HISTORY、COMEDY]
2017.01:日本映画(東宝)
監督:鈴木雅之
出演:綾瀬はるか堤真一濱田岳
近藤正臣風間杜夫平山浩行平岩紙迫田孝也八嶋智人加藤諒
田口浩正高嶋政宏佐戸井けん太宇梶剛士飯尾和樹
中井貴一/他
「プリンセス・トヨトミ」と似た臭いを感じる…
ゆえに外さぬことを祈りながら観に行ってきました

STORYは…
倉本繭子、東京在住、現在失業中(ハローワーク通い)、半年付き合った吉岡恭一からプロポーズ
恭一の父・吉岡征次郎の金婚式パーティーに参加するために京都へ
泊るはずのホテルの予約ミス(来月)、ホテルを探して右往左往
京都の路地裏に佇むレトロな宿“本能寺ホテル”に宿泊することに…
なんとそこは戦国時代に繋がる不思議なホテルだった…条件あり
フロントのオルゴールのネジを巻き、エレベータで5Fに向かいながら、金平糖を噛むと…
時は1582年、天下統一を目前に控えた織田信長は森蘭丸ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している
冷酷非道なお館様を前に戦々恐々とした日々を過ごす家臣達
そんな時見慣れない格好の女(繭子)が1人、寺に迷い込んでくる
その女は、400年後の世界からやってきた現代人
騒動を起こしては現代に戻って来る(靴を置いてきてしまう)
恭一の父が営んでいる人気料亭「よし岡」にて、父・征次郎との挨拶
一方的に結婚話を進めていく恭一、恭一さんさえよければ…流されていく繭子
仕事で呼び出される恭一、ホテルに戻る繭子
再び1582年6月1日の本能寺へ、信長の家臣達に捕まる、信長の前に…
ようやく目の前のお館様が信長と知る、そしてお小姓の森蘭丸も
信長に無礼の数々、家臣が誰も笑っていない!裏手の部屋へ押し込められる
ここが本能寺と知った繭子、と言うことは本能寺の変が発生する!信長に知らせねば!
ドタバタの末、現代に戻ってしまう繭子(またた靴を置いてきてしまう)
スッカリ準備万端の恭一、昔の友人との顔合わせ、式場予定地での食事
繭子の意見も聞いてあげてと女友達
ホテルに戻る繭子
支配人に信長に本能寺の変を伝えていいものか相談
何を言い出すのかと困惑する支配人、歴史は変えてはいけないと…
(女友達の店で婚約指輪を購入する恭一)
再びエレベータから戦国時代に戻ってしまう繭子
信長と共に京都の町を見物するなど交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく繭子…


「プリンセス・トヨトミ」臭さは監督が一緒だったんですね
あと堤真一、綾瀬はるか、中井貴一という主だったところが同じでしたね!
前述のコメントは杞憂に終わったようだ、コメディ映画かと思わせるくらい笑わせてくれる
靴の件は何度も笑わせてくれる
しかし綾瀬はるかの天然プリは凄い!まあ繭子役なんだけど…
現代人が戦国時代に突入しても不自然でないと思わせる、本当はそんな馬鹿ななんだけどね
コメディ映画とすればアリなんだな
また不自然な役をやってのける堤真一
森蘭丸のイメージを崩す…笑いの濱田岳(失敗かと思わせておいてコメディゆえ大成功)
本能寺ホテル支配人役の風間杜夫もストーリーに欠かせない人物であった
近藤正臣もいい感じ
全体的にキャスティングの勝利かな!?
まあ今回は問題なかったです
一つ失敗したことあり
公開日が14日(TOHOシネマズの日)だったことを忘れて
ムビチケ購入してしまったこと(1,400円)
1,100円で観られたのにね…
ちなみに公開初日の第1回(10:30)、236席の映画館で5割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN5)
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