山岳小説(国内)
〜新田次郎特集〜
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山岳小説と言えば新田次郎、という構図に異論を挟む人はいないくらい、山岳小説における新田次郎の存在は大きいと言えましょう。
本ページは新田次郎の山岳小説全106作品を紹介しています。ちなみにこの“106作品”ってのは、登山やクライミングはもちろんスキーなどでの遭難ものも含めたもので、私が勝手に決めさせて頂きました(^^ゞ
〜55年



1956年

1960年


1961年

1965年
1966年

1970年
1971年

1975年
〜79年

 (注)「山度」、「評価」などの用語の意味については、「用語解説」をご確認下さい。                     
 
 
 〜 1955年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
強力伝伝記小説白馬岳
1951
「強力伝・孤島」新潮文庫
短編
60%
富士山の強力・小宮正作は、白馬岳山頂に設置する50貫目もある方向指示盤を運ぶことになった。信州の強力・鹿野の協力を得て、岩崩れによる怪我にもめげず運びあげた小宮の顔には、死の影がよぎっていた。
蒼氷恋愛小説富士山、愛鷹山
1952
「蒼氷・神々の岩壁」新潮文庫
中編
30%
富士山測候所で働く守屋の恋人・椿理子は、男を幻惑させる女だった。理子のせいで桐野が遭難し、杉中と塩町が死んだ。一度は理子との結婚を決めた守屋だったが、理子のそばにいると死人が出る宿命を感じていた。
凍傷伝記小説富士山
1955
「強力伝・孤島」新潮文庫
短編
60%
気象台の佐藤順一技師は、野中到以来の冬期富士登山を成功させた。それから20数年、佐藤は冬期の富士山頂に一ヶ月間滞在することに成功し、それを機に富士山測候所の通年観測が開始されることとなった。

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 1956年 〜 1960年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
八甲田山遭難の記八甲田山
1956
「強力伝・孤島」新潮文庫
短編
80%
明治35年1月、雪中行軍訓練のため青森から八甲田山に向けて出発した青森歩兵第五連隊210名を史上最悪の悪天候が襲い、わずか11名の生存者を残して部隊は壊滅した。「八甲田山死の彷徨」の習作的作品。
先導者遭難の記笠ガ岳、朝日岳
1956
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
100%
意に反して女性4人を連れて上越縦走に行くことになった茂倉は、途中で引き返すつもりだったが、4人が競って先導者になりたがるゆえに戻り損ねてしまう。やがて天候が悪化し、5人は嵐に閉じ込められてしまった。
吉田の馬六
富士山
1956
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
20%
昭和の始め頃のこと、お人好しで力持ちの馬六と呼ばれる男が、富士で強力の仕事をしていた。馬六が強力の仕事を終えて山を降りた翌日のこと。彼が稼いだ金を全部持って、妻のおりょうが男と逃げてしまった。
蔵王越え遭難の記蔵王
1957
「冬山の掟」文春文庫
短編
80%
洋子からの誘いに応じ、関根と帆村は蔵王の高湯から峩々温泉までのスキーツアーに行くことにした。熊野岳から出発してしばらくすると天候が悪化し始めたので、2人は雪洞を掘って一晩しのぐこととなった。
愛鷹山恋愛小説、遭難の記愛鷹山
1957
「冬山の掟」文春文庫
短編
80%
付き合ってもいない植松から結婚を仄めかされた小沼美根は、植松を意識するようになったが、結婚に恐れを抱いていた。植松と2人で愛鷹山へ出掛けた美根は、難所で急に怖気つき、一人で引き返し始めた。
寒冷前線遭難の記七ツ石山
1957
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
100%
七つ石山にいる4人のパーティは、そこから鴨沢に降りるか鷹巣山経由で降りるかで悩んでいた。結局4人は鷹巣山コースへと向かったが、途中から天候が悪化してきた。寒冷前線が訪れていたのだ。
風の中の瞳恋愛小説蓼科山
1957
講談社文庫
中編
20%
飛塚中学校に転任してきた寺島直吉は、3年B組の担任となった。ソフトボール大会、修学旅行、雷雨で遭難しかかった夏休みの蓼科登山、秋期運動会、高校受験と季節は巡り、生徒たちは結束を強めていった。
霧の中恋愛小説霧ガ峰
1957
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
60%
会社の寮にいた重田六郎は、迷子を送り届けるよう頼まれ、その子の住所を尋ねていった。するとそこには先日霧が峰で助けた道迷いの女性がいた。重田は、その女性と風雨の中を一晩一緒にビバークしたのだった。
縦走路恋愛小説針ノ木峠、馬頭刈山、八ヶ岳、北岳バットレス
1958
新潮文庫
中編
70%
「女流登山家に美人なし」という通念を打ち破るような美人アルピニスト川原田千穂と出会い、反発を感じつつも惹かれていった蜂屋と木暮。互いの気持ちを知った2人は、千穂と3人で北岳バットレスに挑んだ。
殉職遭難の記富士山
1958
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
90%
26年間、富士山頂観測所で働き続けていた永島辰夫は、不吉な予感にさらされていた。その日、心ここにあらずといった感じの所員の柿沼の様子が、8年前に七合八勺で滑落死した関本の姿とがダブったからだ。
滑落遭難の記富士山
1958
「冬山の掟」新潮社
短編
30%
中学校で事務主任を務める淀島のもとに、事務員の紹介状を持った親娘がやってきた。それは、偶然にも19年前の冬富士で、滑落死する瞬間を淀島が見届けた男の娘だった。淀島はなんとかしてやりたいと思ったが・・・。
チンネの裁きミステリ劔岳
1959
「チンネの裁き・消えたシュプール」新潮文庫
中編
70%
劔岳池ノ谷渓谷で蛭川が死んだ。パートナーの鈴島、近くを登攀していた陣馬,京松らは、美しい女流登山家夏原千賀子を巡って蛭川と争っていた。登山家に悪人はいないという通念を崩す事件が次々と起こる。
山靴遭難の記鹿島槍ヶ岳
1959
「山が見ていた」文春文庫
短編
50%
地村健司は妻の布貴子から冬山へ行くことに反対され面白くなかった。ビブラム靴を持ち出そうとして布貴子に咎められた健司は、仕方なく岡宮の鋲靴を借りて内緒で鹿島槍に出掛け、それが原因で凍傷になってしまった。
冬山の掟遭難の記八ヶ岳
1959
文春文庫
短編
90%
大学山岳部のリーダーとして冬の八ヶ岳に出かけた池石昇平は、硫黄岳石室小屋で熱を出した部員のために後輩2人とともに夏沢峠まで薬を取りに戻った。しかし折悪しく吹雪になり、3人はビバークせざるを得なくなった。
遺書遭難の記八ヶ岳
1959
「冬山の掟」文春文庫
短編
70%
芳村一彦は赤岳石室で飢えと寒さで意識も朦朧となり、5,6日前に死んだ八田文治の亡霊に苦しめられていた。芳村は遺書を書くことを思いつきノートと鉛筆を手にしたものの、既に何かを書く力さえ失われていた。
誤解遭難の記北岳山麓
1959
「冬山の掟」新潮社
短編
100%
母親にばれて、ピッケルとアイゼンを取り上げられた千恵は、笠森との冬期北岳登頂を諦めるしかなかった。御池小屋でメンバーの帰りを待っていた千恵は、彼らを迎えにスキーストックだけで草滑りを登り始めた。
助けてやった男遭難の記(特定不可)
1959
「冬山の掟」新潮社
短編
20%
数年前の年末、私の温泉宿に、スキー行で山を越えて向こうの宿に泊まるという3人が立ち寄ったが、彼らは私の制止も聞かずに出ていってしまった。夜半、3人パーティのうちの1人が、救援を求めてやってきた。
遭難者遭難の記〔スキー場付近〕
1959
「冬山の掟」文春文庫
短編
70%
スキー場でスキー技術指導員のバイトをしている塚村銀平のもとに、夜になっても戻らない3人の宿泊客を捜しに行って欲しいとの依頼が来た。銀平は、しぶしぶながら捜索に出掛けることにした。
山の鐘遭難の記唐松岳
1959
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
100%
同じ山岳会のユキと美津子から頼まれ、土井徳郎はしぶしぶ出掛けることにした。しかし唐松小屋から白馬へと向かう途中で吹雪に見舞われ、鑓温泉へとエスケープ。その際、一行は道を間違えてしまった。
岩壁の掟遭難の記谷川岳一の倉沢、妙技山、穂高屏風岩
1960
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
中編
60%
不幸な生い立ちのせいでひねくれた性格になってしまった田浦敏夫は、恩師の船山にしか心を開かなかった。谷川岳での遭難を経て涸沢貴族となった敏夫は、玲子と光枝を屏風岩に案内することになったが・・・。
青い失速恋愛小説根子岳
1960
講談社
中編
20%
新婚スキー旅行に来た木塚は、沼館に誘われて根子岳スキーツアーに行き遭難。以来、妻の洋子と別居することになってしまった。洋子は木塚の過去を知るため沼館に近づき、自分の気持ちの変化に戸惑った。
永遠のためいき恋愛小説八ヶ岳、北八ヶ岳、蓼科山
1960
文春文庫
中編
60%
絢子,裕子,美佐の3人は八ヶ岳で遭難しかかり、天文台建設候補地調査に来ていた天文学者の岡村,機械技師の梶原と西浦に助けられた。6人はそれぞれの想いを胸に秘め、親交を深めていった。

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 1961年 〜 1965年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
登りつめた岩壁ミステリ八ヶ岳赤岳沢、谷川岳幕岩
1961
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
80%
ゴルジュ山岳会の中村は、会員である稲島百合子と内緒で付き合っていた。一昨年に谷川岳で行方不明になった高庭千代とも同様だった。そんな時、喜見田俊男と桑森伊佐子の2人が入会を希望してきた。
蛾の山ミステリ谷川岳
1961
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
60%
谷川岳で出会った得永一夫と洋野まみは急速に親しくなり、結婚することになった。ところが、新婚旅行先の谷川岳で得永が死んだ。得永の妹・玲子はまみを疑っており、得永の山仲間・稼村に真相の調査を依頼した。
三つの遭難碑遭難の記(北岳バットレス)
1961
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
20%
エコー山岳会の名川,笹,赤原の3人が北岳バットレスの冬季登攀に失敗し墜死した。ところが名川の遺族は山岳会に対して冷たい態度を取り、名川の父親は会社社長だというのに、捜索費用の負担を出し渋っていた。
白い壁遭難の記笠ヶ岳山麓
1961
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
100%
冬の笠ヶ岳を目指していた大学山岳部を雪崩が襲った。狭いテラスで偵察の帰りを待っていた一年生3人のうち杉浦と若林が流された。残された佐々木と三年生の菊地・栗原は2人を探すうちに吹雪に閉じ込められた。
山が見ていた
大岳山
1961
文春文庫
短編
50%
宮河久男は配送の途中に子供をはねてしまい、恐くなって逃げ出してしまった。自責の念から宮河は、死ぬために奥多摩・大岳山に入ったが、道に迷った5人組の中学生を助け、死に場所を失ってしまった。
温暖前線恋愛小説巻機山
1961
集英社
長編
10%
ムード化粧品の宣伝イベントとしてばらまかれた風船には東京への招待状が付いていた。結婚相手に逃げられた小松大五郎、巻機山で遭難しかかっていた所を風船に救われた千穂が、招待状を持って上京してきた。
風の遺産恋愛小説乾徳山、鷹取山、丹沢勘七の沢、谷川岳
1961
講談社文庫
長編
30%
蓉子と伊村は山を介して知り合い、宮田らとともに乾徳山に一緒に出掛けた。しかし、蓉子は人妻だった。谷川岳で遭難し一週間も閉じ込められた蓉子と伊村は、マスコミから好奇の目で見られることとなってしまった。
錆びたピッケルミステリ(マッターホルン)
1962
「チンネの裁き・消えたシュプール」新潮文庫
短編
40%
5年前にマッターホルンで滑落死した宮井の墓参りに来た秋田は、滑落の原因が熔接で作られた偽の門内のピッケルのせいであることを知り、犯人探しを始めた。ピッケルをすり替えたのは誰なのか。
谷川岳幽の沢遭難の記、ミステリ谷川岳
1962
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
60%
谷川岳幽の沢で、男女2人の遺体が見つかった。行方不明者の家族として3名が名乗り出た。狂女の娘だと主張する白崎哲夫、バー勤めの姉ではないかという矢月亀雄、行方不明の夫だという船坂律子の3人だった。
気象遭難遭難の記白馬岳
1962
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
100%
米山と秋村は白馬岳主稜を目指していた。3日目に暴風雪に襲われ雪洞に逃げ込んだが、翌日吹雪が弱まったのを見て、2人はアタックを開始した。しかしこれは、温暖前線通過に伴う一時的な好天に過ぎなかった。
嘆きの氷河
小悪魔の散歩道?
1962
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
80%
若宮浩は、魔王の剣と呼ばれるヨーロッパアルプスの辺境の山に来ていた。ペーターというガイドと一緒に小悪魔の散歩道に出掛けた若宮は、その帰りに30年前に墜死したゼップという男の遺体を発見した。
雪に残した3ミステリ谷川岳万太郎谷
1962
新潮社
中編
50%
万太郎谷の雪渓で倒れている所を発見された市岡が、「3」という謎の数字を残して息絶えた。エクラン山岳会の星野は遭難原因を調べ、石崎,上原,富部という容疑者3人を同行させ、市岡の追悼山行を行った。
雷鳴恋愛小説鹿島槍ヶ岳
1962
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
70%
美穂子は、母が勧める結婚相手の宮川、妹のみどりと3人で登山に行くことになった。何となく宮川が気に入らなかった美穂子だが、山に入って山に関する知識を披露する宮川を美穂子は少し見なおしていた。だが・・・。
偽りの快晴遭難の記八ヶ岳
1962
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
短編
90%
アルムクラブの長田らは、高気圧が台風を抑えたことにより訪れた一時的な快晴を利用して八ヶ岳に出掛けた。台風を気にしつつも快調に赤岳沢を遡行した一行は、みぞれをきっかけに天狗尾根へと逃れることにした。
疲労凍死ミステリ八ヶ岳
1962
「蒼氷・神々の岩壁」新潮文庫
短編
60%
岩畑武の弟・不二夫が冬の八ヶ岳・中岳の尾根で疲労凍死した。不二夫の恋人や山仲間から、同行の蛭田義雄が怪しいと聞かされた武は、真実を確かめるために、蛭田とともに冬の八ヶ岳に登ることにした。
神々の岩壁伝記小説定山渓・天狗山、丹沢、コップ状岩壁、屏風岩東壁、衝立岩正面壁
1963
「蒼氷・神々の岩壁」新潮文庫
短編
90%
クライマー南博人の半生を描く実名小説。札幌から出てきた南は丹沢で吉野幸作と出会い、天才クライマーへと成長。数々の初登攀を成し遂げた南は、衝立岩正面壁を最後に京子のために山を降りる決意をした。
風雪の北鎌尾根伝記小説槍ヶ岳・北鎌尾根
1963
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
100%
昭和23年12月末、新堀と前島は湯俣から北鎌尾への縦走を計画。が、季節外れの雨、猛吹雪、ラジュースの故障、前島の滑落で進退極まってしまった。新堀は前島とともに死ぬ覚悟をした。松濤明をモデルにした小説。
薬師岳遭難遭難の記薬師岳
1963
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
短編
100%
太郎小屋で天候回復を待っていた美濃大と文京大の山岳部は、一時的な快晴をついて薬師岳アタックに出た。若い部員の対抗心から焦った美濃大は次第に疲れ始め、天候の悪化とともに遭難の危険に晒されていた。
山雲の底が動く遭難の記平標山、仙ノ倉山
1963
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
90%
新婚の塩沢の奥さんが山行についてくるという話を聞き、会長の佐々村はベースキャンプまで付いていくことにした。25年前、新婚の河原が八ヶ岳で遭難死した事故を思い出し、佐々村は不吉な予感にとらわれていた。
翳りの山
谷川岳山麓
1963
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
短編
60%
谷川岳で遭難しかかったところを助けられた阿沼は、そのまま土合山の家に居ついて山の家の手伝いをし、遭難者救助や遺体収容も嫌がらずにやった。阿沼は山に死に場所を求めてきているような感じの男だった。
黒い雪の夢
(谷川岳)
1963
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
10%
六城ふきは、よく黒い雪の夢を見た。とても不吉な夢のような気がした。5月連休前にも黒い雪の夢を見たふきは、娘の伊佐子に山へ行かないよう止めたが伊佐子は言うことを聞かず、ふきは娘が山で死んだと思った。
かもしかたち恋愛小説志賀高原
1963
集英社
中編
20%
中学卒業後、就職で上京した美加は、同郷の仲間や寮で同室の先輩社員、従兄弟の草野竜一らに支えられて、次第に仕事に馴染んでいった。大学を目指す井村乙彦とも親しくなり、パーティやスキーに出掛けた。
消えたシュプールミステリ志賀高原
1963
「チンネの裁き・消えたシュプール」新潮文庫
短編
30%
25年前、スキーに行ったまま行方不明になった琴島勇の死因に疑問を抱いた息子の周一は、当時のことを探り始めた。その結果、父が当時の事業仲間に殺されたことがわかり、周一は犯人の元に真実を確認しに行った。
おかしな遭難遭難の記笠岳(志賀)山麓
1963
「冬山の掟」文春文庫
短編
70%
星村とルミはスキーツアーに来ていた。出発時こそ好天だったが次第に気温が下がり、やがて霧となった。そのため避難小屋が見つからず、2人は雪洞を掘って夜を過ごすことに。が、ルミのわがままには際限がなかった。
クレバス遭難の記巻機山山麓
1963
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
短編
40%
子供が産まれたばかりの加島は、クレバスに落ちた遭難者がまだ生きていると聞いて重い腰を上げた。現場に着くと、クレバスは複雑に入り組んでいた。加島は危険を冒して雪渓下部の滝口から雪渓の下にもぐっていった。
雪洞遭難の記(スキー場付近)
1963
「消えたシュプール」新潮社
短編
70%
岩沢友平は、雪洞の中で吹雪や睡魔と闘っていた。どうしてこんなことになってしまったのだろう。スキーツアーに同行した細野の捻挫、見知らぬスキーヤーとの出会い・・・彼はいつしか眠ってしまっていた。
怪獣遭難の記奥穂高岳、前穂高岳
1964
「蒼氷・神々の岩壁」新潮文庫
短編
80%
初老の寺牧重四郎は涸沢への道でオコジョに出会った。翌日、寺牧は前穂高岳でもオコジョを見掛け、その直後に濃い霧で動くに動けなくなってしまった。その間彼は、30年前に遭難死した明石雄平の幻と戦っていた。
万太郎谷遭難遭難の記万太郎山
1964
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
100%
一人で4月の万太郎山に来た羽村美津子は、山頂から吾策新道に入ったものの、途中で道を間違えたことに気付いた。ところが、戻ろうと思った矢先に右足首を捻挫してしまい、その場所での長期ビバークを覚悟した。
雪崩遭難の記大朝日岳、鳥原山
1964
「冬山の掟」文春文庫
短編
40%
雪崩が起きるはずもないような鳥原山山頂直下の緩斜面で、夏村教授と原口佐平の遺体が発見された。状況的にはどう見ても雪崩だった。以来、鹿取信介の頭の中から、雪崩のことが離れることはなかった。
白い砂地
上高地
1964
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
30%
文通相手の田久沢が山で死んだと聞いてヨーロッパから帰国した芳村は、身寄りのない田久沢の遺骨がひどい扱いを受けていることを知り憤慨した。上高地の遭難者の墓標に行くと、そこも汚れたままだった。
仏壇の風
(谷川岳)
1964
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
40%
長男の君雄が山で遭難死した。まさ子は、仏壇の前で君雄の写真を眺めたまま離れなかった。君雄は山に殺された、その思いにとらわれていたまさ子は、次男・啓二の山への気持ちに気付いていなかった。
終章の詩人恋愛小説室堂付近
1964
「黒い雪洞」講談社
短編
20%
美子、和子、奈津子の3人は、立山・雷鳥沢付近にスキーに来て、元華族だという栃川と加賀美の2人組の男性と知り合った。加賀美は、女性にもてる栃川になりすまして、女性3人を口説こうとしていた。
孤高の人伝記小説六甲山,燕・槍,八ヶ岳,立山,黒部五郎,三俣蓮華・鷲羽・野口吾郎,富士山,槍ヶ岳北鎌尾根
1964
新潮文庫
超長
40%
不世出の単独行者・加藤文太郎をモデルにした小説。六甲山の山歩きを始め、次第に有名になっていった文太郎は、結婚後、後輩・宮村のための最後の山行で初めてパーティを組み、冬の北鎌尾根で遭難してしまう。
岩壁の九十九時間遭難の記谷川岳
1965
「岩壁の掟・偽りの快晴」新潮文庫
短編
100%
倉科と大堀が谷川岳登攀中に、隣のパーティが墜落した。負傷した笹のそばに付き添うことにした倉科は、笹の痛みが自分にも伝播している気がした。数日後救援活動が始まり、倉科は笹を背負って降ろす役を志願した。
氷雨恋愛小説、遭難の記北穂高岳、(滝谷)
1965
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
70%
学歴,家柄,会社の評判もいい同僚・阿木野からプロポーズされた美根子は、山を止めることを結婚の条件にした。阿木野は最後にどうしても滝谷を登りたいと言って滝谷へ出掛けていった。ところが・・・。
モルゲンロート恋愛小説大天井岳
1965
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
80%
千穂は大天井岳から槍ヶ岳を眺めながら、津屋栄司のことを思い出していた。千穂に求婚していた津屋は、強引に千穂の唇を奪ったことで怒らせてしまい、槍ヶ岳に行くという手紙を最後に戻ってこなかったのだ。
雨の北穂小屋
北穂高岳
1965
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫
短編
60%
北穂小屋に7年もいるアイちゃんは穂高連峰の気象に詳しかったが、その日の天候はおかしかった。おかしいのは天気だけではなかった。長逗留している先生こと五瀬庄司の変な行動、相次ぐ遭難・失踪・・・。
新雪なだれ遭難の記富士山
1965
「チンネの裁き・消えたシュプール」新潮文庫
短編
90%
11名のパーティが富士山八合目を登っていた時に雪崩が起き、7名の犠牲者が出た。そこは3年前にも雪崩が起きた場所で、生き残ったサブリーダーの牧畑は、無謀登山との非難をあびた。
高校二年生恋愛小説槍ヶ岳・大天井岳、南岳、奥多摩御岳山
1965
秋元書房
中編
60%
私立蓮池高校に転任した塚村宏の担任は2年H組。山岳部員の豊松を巡る美樹と淑子の対抗、山岳部の北アルプス登山と遭難劇、誕生日パーティなど高校二年生の生徒たちの1年間を描く物語。

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 1966年 〜 1970年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
アイガー北壁
伝記小説
アイガー
1966
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
70%
1965年8月、渡辺恒明と高田光政はアイガー北壁に挑戦した。その夏は天候が不順で、3日続くと思われた好天が2日で途切れ、2人は降雪に見まわれ停滞した。麓で待っていた芳野満彦は気が気でなかった。
佐々成政の北アルプス越え遭難の記立山、針ノ木峠
1966
「赤い雪崩」新潮社
短編
50%
豊臣秀吉と織田信雄の和睦を聞いた佐々成政は、自ら徳川家康に会うために冬の北アルプス越えを決行。芦峅寺を出発した120名の兵士が、針ノ木峠を越えて信州に辿り着いた時には、わずか6名になっていた。
駒ケ岳開山伝記小説甲斐駒ケ岳
1966
「赤い雪崩」新潮社
短編
30%
甲斐駒ケ岳を開山すれば大先達という位がもらえることを知った権三郎と善之助は、2年かけて苦労して開山に成功した。ところが、開山したら入定するという噂に翻弄され、2人は全く別々の道を歩むことになった。
霧迷い
遭難の記
富士山
1966
「冬山の掟」文春文庫
短編
100%
富士山測候所の所員と強力の7名は、交替勤務のため冬富士を登っていた。冬富士初体験の槇沢節造は、七合八勺の小屋での昼食の準備のため途中から先行したが、霧に囲まれて自分の位置を見失ってしまった。
富士山頂伝記小説富士山
1967
文春文庫
中編
10%
気象庁測器課長葛木は富士山レーダー建設を進めていた。大蔵省との予算折衝や資材運び上げのための天候との戦いなど多くの苦難を乗り越え、2年をかけて富士山レーダーは完成。新田次郎の実体験に基づく小説。
涸沢山荘にて
涸沢周辺
1967
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
50%
根元春雄が上高地へ向かうバスの中に、ジョージとチーコを呼び合っているおかしなカップルがいた。2人はズック靴にサブザックという軽装で涸沢まで来てしまった。どうやら軽井沢と涸沢を間違えていたというのだ。
オデットという女
ドロミテ
1967
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
50%
ドロミテで岩壁登攀をしていた弓削信也は、そこでオデットという女性と知り合った。彼女と一緒に登攀を行った帰りに、岩窟の壁面に書かれた古い文字を見つけた。それはオデットの祖父が記したものだという。
八月十五日の穂高岳ミステリ上高地,穂高岳山荘
1967
「黒い雪洞」講談社
短編
50%
戦時中に、4人もの登山者を与平が案内するのは珍しいことだった。山岳戦の下見に行くという中尉、自称発明家、戦死した兄の身代わり登山に来た恵津子、青びょうたんの男。与平は変な4人を穂高小屋まで案内した。
女人禁制伝記小説富士山
1967
「黒い雪洞」講談社
短編
40%
江戸時代、女人禁制だった富士登山に挑んだ女性の物語。六代将軍家宣の正室煕子と第三の局おきよの勢力争いの影響で、煕子のお使いだったお加根は1年間の男装と登山の修行の末、富士登山に挑んだ。
槍ケ岳開山伝記小説笠ヶ岳、槍ヶ岳
1968
文春文庫
長編
20%
江戸時代、槍ヶ岳初登頂に成功した播隆上人の生き様を描く伝記小説。百姓一揆に巻き込まれて過って妻おはまを殺してしまった岩松は、自責の念から仏門に入り修行。笠ヶ岳再興、さらには槍ヶ岳開山をなしていった。
赤い雪崩ミステリ茶臼岳
1968
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
70%
厳冬期の茶臼岳へ向かう鹿島の前に、2人の男女が下山してきて、同行していた笠田が雪崩で死んだという。鹿島らが急ぎ遭難現場に向かうと、死んだはずの笠田が生きていた。鹿島は殺人ではないかと疑った。
新婚山行恋愛小説、遭難の記燕岳、大天井岳、槍ヶ岳、北穂高岳
1968
「岩の顔」文春文庫
短編
80%
新婚山行に来た根塚八郎と淳子は、燕から槍,北穂へと縦走したが、その間ずっと根塚は新婚初夜にこだわっていた。雨で横尾本谷の橋が流されたとの情報が入ったが、焦る根塚は梓川を渡渉しようと下山し始めた。
黒い雪洞遭難の記横尾本谷
1968
「岩の顔」文春文庫
短編
70%
横尾本谷に雪洞を掘ってビバークしていた4人パーティを雪崩が襲った。リーダーの栃尾とその婚約者の早苗が別々の場所で生き残ったが、2人はそれぞれに対する憎悪を募らせ、その気力で生き延びていた。
春一番遭難の記(槍ヶ岳)
1968
「黒い雪洞」講談社
短編
70%
双子の弟の弘が冬の槍ヶ岳から帰って来ていないと知り、美津子は不安になった。急いで遠縁の菅沼健と一緒に現地に向かったが、弘が山に入った形跡はなかった。そんな折、弘が無事戻ってきたとの連絡が入った。
霧の中で灯が揺れた遭難の記蝶ガ岳、常念岳
1968
「冬山の掟」文春文庫
短編
90%
淳子をリーダーとする女性4人のB班は上高地から蝶ガ岳へ、男性4人のA班は須佐渡から常念岳へと向かったが、途中ですれ違うはずのA班が来ない。A班が途中で道を間違え遭難したことを知った女性たちは・・・。
しごき
赤石岳、兎岳、上河内岳
1968
「岩の顔」文春文庫
短編
90%
大学山岳部に入部した由美は南アルプスの縦走に来ていた。しごきがあると聞いてきた由美だったが、女だけのパーティのそれは、しごきではなく口によるイジメだった。由美はそのやり方に嫌気が差してきた。
栄光の岩壁伝記小説富士山,丹沢,八ヶ岳,白馬岳,穂高岳,槍ヶ岳,北岳バットレス,谷川岳,アイガー北壁,マッターホルン北壁
1968
新潮文庫
超長
70%
“五文足のアルピニスト”こと芳野満彦をモデルにした小説。若い頃八ヶ岳で遭難し、凍傷で両足先の大半を失ってしまった竹井岳彦は、それでも登山を続け、ついにはマッターホルン北壁日本人初登攀を成し遂げた。
虻と神様遭難の記西穂山荘
1969
「岩の顔」文春文庫
短編
100%
山男たちの軽い言葉に誘われて西穂山荘まで登ってしまった千穂と恒子は、西穂山荘を出てすぐに濃い霧で道に迷ってしまった。恒子とはぐれた千穂は沢沿いに下山し、外ヶ谷の峡谷に入り込んで立ち往生していた。
三億円の顔ミステリ日原
1969
「まぼろしの雷鳥」講談社
短編
30%
奥多摩日原にあるローソク岩を単独登攀した保川は、眼下300m下の道路に妙な登山者がいることに気付いた。翌朝、三億円事件が起きたことを知った保川は、犯人が三億円を山中に隠したと考え、犯人探しを始めた。
まぼろしの雷鳥遭難の記八ヶ岳
1969
「先導者・赤い雪崩」新潮文庫
短編
60%
茅野市役所の関沢は、八ヶ岳天狗岳で撮影したという雷鳥の写真を受け取り、撮影者の女性2人に連絡を取るとともに、雷鳥を探しに出掛けた。ところが、写真を撮った2人が相次いで不幸な死を遂げてしまった。
岩の顔遭難の記谷川岳
1969
文春文庫
短編
90%
エコー山岳会の5人は、谷川岳で千杉という男と知り合いになった。その後、桂子や陽子が千杉とパーティを組んでいると耳にした泊は、千杉の人柄をみるために、島巻と狩倉を、千杉とザイルを組ませてみることにした。
雪の炎ミステリ谷川岳
1969
文春文庫
長編
60%
谷川岳縦走中に暴風雨に遭い、絢子が滑落。怪我で動けない絢子と、華村,和泉の3人はその場で野宿したが、翌朝華村だけが死んでいた。兄の死に疑問を持った名菜枝は真相を探るため、再現登山へと向かった。
三つの嶺恋愛小説大天井岳・槍ヶ岳、三ツ峠山、ドロミテ・ドライチンネ
1970
文春文庫
長編
20%
登攀中に死なせたガイドの娘マリアを引き取った鳥羽は、双生児の豊と博の妹とした。美しい娘に育ったマリアは歌手に、豊と博は山に没頭した。いつしか異性として意識し始めた兄妹は、ドライチンネに3人で挑戦した。
芙蓉の人伝記小説富士山
1970
文春文庫
中編
40%
正確な気象予測を実現するため、野中到は、妻・千代子の協力のもと富士山頂の測候所で命懸けの冬期気象観測に挑んだ。しかし、極度の疲労と栄養失調とから2人して死を覚悟せざるを得ない状況に追い込まれた。
雪呼び地蔵遭難の記家形山
1970
「昭和新山」文春文庫
短編
90%
ハイキングに来た女性3人組は、紅葉を見るために寄り道したことで、大きく時間をロスしていた。家形山近くまで来た頃から天候が悪化し始め、3人は意の不一致と疲労から、次第にばらばらになって彷徨い始めた。
凍った霧の夜に遭難の記霧ガ峰
1970
「アイガー北壁・気象遭難」新潮文庫
短編
70%
霧ガ峰でスキーを楽しんでいた井村信夫は、今まで行ったことのない観音沢へと行くことになってしまい、そこで誤って雪藪に突っ込んでしまった。雪から脱出できた頃には夜になり、井村は遭難の危機に瀕していた。

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 1971年 〜 1975年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
八甲田山死の彷徨遭難の記八甲田山
1971
新潮文庫
長編
60%
寒地訓練のため2つの部隊が八甲田山で雪中行軍を行った。第5連隊は、未曾有の大寒波に加え、指揮命令系統の乱れもあって、死者二百名余りという大惨事に陥った。指揮官は自決。第31連隊は全員が無事帰還した。
地獄への滑降恋愛小説、遭難の記根子岳
1971
「冬山の掟」文春文庫
短編
50%
池塚俊郎は、スキー場で知り合った麻原譲次という男に、根子岳スキーツアーへの同行を申し出た。麻原は、池塚の妻・伊都子の昔の男だったのだ。根子岳へと向かった池塚と麻原を吹雪が襲った。
風が死んだ山ミステリ双六池
1971
「風雪の北鎌尾根・雷鳴」新潮文庫、「岩の顔」文春文庫
短編
30%
双六池でテントを張っていた5人組は、蒸し暑さで寝付けなかった。とその時、外で人の足音がしたのでテントを出てみると誰もいなかった。幽霊の仕業だと言う者もいた。牧岡は、薫に頼まれて真相究明に乗り出した。
赤い徽章
滝谷第四尾根
1971
「雪のチングルマ」文春文庫
短編
90%
文子が高校の友人・悦子の誘いに乗って雪山の講習会に参加したのは、13年前に彼女が雪渓でグリセードの練習で大怪我をした時に助けてくれた朝倉の名前があったからだった。文子は淡い期待とともに参加したが・・・。
雪のチングルマ遭難の記横尾付近
1972
文春文庫
短編
80%
大学山岳部の冬山合宿で横尾にきた5人。新人の湯谷が途中で雪小僧の歌を歌ったことから、湯谷は先輩から散々脅されていた。雪洞に泊まった夜、雪崩に襲われ湯谷だけが助かった。湯谷はノイローゼになり・・・。
コブシの花の咲く頃遭難の記志賀高原
1972
「雪のチングルマ」文春文庫
短編
20%
志賀高原白熊ホテルに昨晩遅くやってきた奇妙な男女が、スキーに出掛けたきり帰ってこない。家族によると、結婚に反対されたための心中ではないかと言う。ホテルの事務員小林らは急いで2人の捜索に出掛けた。
春富士遭難遭難の記富士山
1972
「雪のチングルマ」文春文庫
短編
100%
雪中訓練のため富士登山宝永山の肩にテントを張っていた峯山岳会一行は、夜半からの暴風雨との戦いに疲れきっていた。やむを得ず下山を開始したものの、疲労と寝不足から次々とメンバーが倒れていった。
羽毛服遭難の記、ミステリ横尾付近
1973
「雪のチングルマ」文春文庫
短編
90%
若手登山家の竹原が遭難死した。彼の死因についてテレビで語った内容に抗議された矢村は、死因を調べるために遭難現場に向かった。真相はわからなかったが、矢村はそれ以上の詮索は無用だと思うようになった。
富士に死す伝記小説富士山
1974
文春文庫
中編
20%
富士講に来た若い伊兵衛は、富士講5世月行に魅せられた。伊兵衛は商売に成功したものの結婚には失敗。一方、商売の傍ら富士山に出掛けては月行の教えを受け、富士講6世として食行身録となった。
銀嶺の人伝記小説八ヶ岳,鷹取山,三ツ峠山,越沢バットレス,谷川岳,マッターホルン北壁,アイガー北壁,ドリュ西壁,グランドジョラス北壁
1974
新潮文庫
超長
70%
女性初のヨーロッパアルプス三大北壁を登攀した今井通子をモデルにした小説。八ヶ岳で出会った男たちに魅せられて岩登りを始めた淑子と美佐子は、ついには初の女性隊によるマッターホルン北壁登攀を成功させた。

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 1976年 〜 1979年

著  書
ジャンル
舞  台
収  録
分量
山度
評価
聖職の碑遭難の記木曽駒ケ岳
1976
講談社文庫
長編
70%
尋常高等小学校の赤羽校長のもと駒ヶ岳登山に出掛けた一行を台風が襲い、しかも宿泊予定の伊那小屋が火事で無くなっていたことから事態は悪化。疲労や道迷いで倒れるものが相次ぎ、赤羽校長ら11名が命を失った。
鷲ケ峰物語ミステリ鷲ヶ峰
1977
文春文庫
短編
20%
鷲ヶ峰にハイキングに来た会社の同僚7人。うち2人が山頂にあった石地蔵を持ち帰ってしまった。その後、交通事故や自殺といった不幸で5人が次々と死んでいった。堀海と伊都子は石地蔵について調べ始めた。
谷川岳春色恋愛小説谷川岳山麓
1977
「鷲ケ峰物語」文春文庫
短編
20%
20年前、谷川岳でパートナーの千原を雪崩で死なせてしまった秀沢は、千原の娘・章子を引き取った。千原の遭難碑に向かう秀沢,章子,秀沢との結婚を望む典子ら5人は、それぞれの思いを胸に秘めて歩いていた。
劔岳<点の記>伝記小説劔岳
1977
文春文庫
長編
80%
前人未到の劔岳山頂に三角点を埋設するという至上命令を受けた陸地測量部の柴崎芳太郎は、宇治長次郎案内のもと各ルートからアタック。重い機材や悪天候という苦難を乗り越え、ついに山頂に到達したが・・・。
山霧の告知ミステリ蝶ガ岳、常念岳、大天井岳
1979
「ラインの古城」文春文庫
短編
60%
蝶ヶ岳へ登る途中、柿沢は誰もいないのに足音が聞こえたり、窓ガラスを叩く音が聞こえたりという不思議な現象を感じていた。案内人の佐田によると、それは山で遭難して行方不明になった人からの「知らせ」だという。
富士、異邦人登頂伝記小説富士山
1979
「マカオ幻想」新潮社
短編
20%
万延元年(1860)、英国大使オールコックは江戸幕府に対して富士登山を要求した。要求を断れない幕府は、万全の警備体制で無事富士登山を成功させ、逆にオールコックの日本に対する理解を勝ち得たのだった。

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