キャスト ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ブレンダン「
陪審員」)/ノラ・ゼヘットナー(ローラ)/ルーカス・ハース(ピン「刑事ジョン・ブック/目撃者」)/ノア・フレイス(タグ)/マット・オリアリー(ブレイン)/エミリー・デ・レイヴィン(エミリー)/ミーガン・グッド(カーラ)/ブライアン・ホワイト(ブラッド)/ノア・セガン(ドード)/リチャード・ラウンドトゥリー(トゥルーマン副教頭)
メモ 2007.6.2(土)晴れ シネマート心斎橋・レイトショー
あらすじ
舞台は南カリフォルニア、郊外のサンクレメンテ高校。アウトサイダーでいつも校舎の裏で昼ご飯を食べているブレンダンは、彼女と別れて2ヶ月。つるまず一匹狼を貫くブレンダンについていけなくなったエミリーは離れていった。ブレンダンはエミリーさえいればそれで満ち足りていたのに。。。そのエミリーからSOSが入る。ロッカーに入っていた紙切れには「12時30分、サルメントソとデルリオ」とあった。12時30分からサルメントソとデルリオの交差点で待っていたブレンダン。そして公衆電話のベルが鳴った。
感想
古典的なフィルム・ノワールを平和な土地の高校生に置き換えた映画。その一点だけのアイデアであるにもかかわらず、結構がんばってはいた。オタクが意外に喧嘩に強かったり、ドンがマザコンだったり、情報屋が友情に厚かったりしてた。
「如何にスジを通すかという男の美学」もあったよ。
「シン・シティ」といい、もう手垢がついたと思っていても色々知恵を絞れば出て来るんだ。
ハメット、チャンドラーの世界だよ。純愛もあるしね。そう思って見る映画なん。影のドンだけでなく、ファム・ファタールも登場する。高校生の分際で。。。しかし考えてみれば高校時代というのは大人でも子供でもない、もやもやした不完全な人間達が閉鎖的な空間にうようよしていた。さぼてんにとって、今までの人生で一番生きにくい時代やったなぁ。ああ、やな事思い出したヨ(笑)。
「『豪華な秘密パーティ』、『シーザーのコスプレ』・・・・この子達、ほんまに高校生なん?親はどうした。」と思っていたら、母親がクッキーとりんごジュースでもてなすシーンが出てくる。そしてブレンダンもいつもちゃんと家に帰る事で辻褄あわせしている。
「この時代にケータイはないん?」と思っていたら、母親のケータイがどうやらこうやら。高校では禁止されているのか?。ここんとこ、昔の暗黒映画にこだわって、ちょっと無理があるかも。