Wadi Rum |
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ワディ・ラム |
ワディ・ラム |
ヨルダンで最もヨルダンらしい場所。そう言い切ってしまって構わないでしょう。赤い岩、赤い砂、どこまでも続く奇岩の彼方に羊の群れを追うベドウィンの人々。ヨルダンの心の故郷とも言うべき景色がここにあります。 |
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七つの知恵の柱
デザート・ハイウェイを外れ未舗装のデコボコ道に入ってまもなく。これらの岩が見えてくると、いよいよワディ・ラムの入口です。夕方だというのに気温は40℃。強い陽射しにカメラは露出オーバーとなり、サングラスなしでは耐えられません。中東の砂漠はかくも過酷であったか。冒険の旅の始まりです。
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レストハウス
道らしい道はここまで。飲食施設(といっても大したものは出ないけど)やトイレがあるのもここまで。先にはどんな世界が拡がっているんだろう。
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過激派?
強烈な砂埃から身を守るために、サングラスはもちろん顔全体を覆うタオルやスカーフが必需品。ゲリラのように見えますが、皆さん何の変哲もない善良な一般民間人です。
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4WD?
「荒野の砂漠を四駆でドライブ」というので、てっきりパジェロとかランクルだと思っていました。でも実際は荷台にボロいベンチを付けた軽トラックです。
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ベドウィン
景色に見とれていると、ベドウィンの羊追いが横をすり抜けて行きました。私たちにとっては観光地であるこの砂漠も、彼らにとってはかけがえのない生活の場所なのです。
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アラビアのロレンス
ワディ・ラムを有名にしたのが映画「アラビアのロレンス」。ロレンス本人が活躍したのは別の場所でしたが、映画に出てくる多くの場面はこのあたりでロケが行われました。
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水飲み場
古代の遺跡かと思って見ていたら、横からやってきたロバがコポコポと水を飲み始めました。現役の施設だったのね。あ、邪魔しちゃ悪いね。すぐどけるよ。
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赤い岩肌
何よりもワディ・ラムを特徴づける岩山や砂の赤い色。血の海のごとく拡がる砂漠のところどころに屹立する岩山が、まるで燃えさかる炎のようです。足元はこうした岩が風化した深い砂になっていて、歩いているとほんの数分で靴が真っ赤に染まってしまいました。げっ、買ったばかりの新品なのに。
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碑文の岩
砂漠の奥にひときわ大きくそびえる岩と岩に挟まれた峡谷。隊商の民ナバテア人が刻みつけた碑文がこの奥の岩壁に残っています。動物を描いた線刻画や人間の手型・足型などもあります。読めなかったけど、きっと「○○参上!」……なんて書いたりはしてないんでしょうね、やっぱり。
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ワイルドドライブ
帰路は道なき道を飛ばす飛ばす。100kmは軽く出てたんじゃないかな。ボンボン弾むし車から落ちる人がいなかったのが不思議なくらいです。何よりフルオープンの荷台に乗ってるもんだから、巻き上がる砂埃のため、顔中タオルで覆っていないと息もできません。本格的にテロリストだよ、これじゃ。
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街角の風景から |
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アラブ人になる
ワディ・ラムへ向かうデザート・ハイウェイの途中でお土産&昼食ストップ。アラブ特有の頭巾をかぶせてもらっての記念写真。ラクダの刺繍が入ったTシャツと死海の塩も買いました。他にも欲しいものは一杯あったんだけどねえ。水煙草のパイプとか。持って帰るのが大変だもんねえ。
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パティオ
棟続きになっているお土産屋とレストランの間に、倉庫兼中庭といった不思議な空間がありました。小さいながらも池をしつらえてあるのが中東っぽい。
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ヨルダン料理
キュウリやトマトを細かく刻んだサラダに、鶏肉のグリルが添えられたピラフ。ピラフには好みでヨーグルトをかけ、ほぐした鶏肉と混ぜて食べます。典型的なヨルダン料理?
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リン鉱石
観光と並んでヨルダン経済を支える重要な柱のリン鉱石。肥料として輸出し外貨を稼ぎます。日本の全農とも合弁会社をつくりました。石油が出ないから国庫は苦しいよね。
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茫漠のヨルダン |
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