茫漠のヨルダン〜ペトラ(エド・ディル)
 
Petra(Ed Deir)
 
 
ペトラ(エド・ディル)
 

 
エド・ディル
 


   
反転
入口から一貫して緩やかに下り続けていた道が、フォーラム・レストランを境に一転して急な上り坂に変わります。険しい山道を登り詰めた先にあるのが「ペトラの至宝」エド・ディルです。腹ごしらえを済ませたら、さあ、もうひと頑張り行ってみましょう。
   
乗ロバ
楽をしようとロバに乗ったのですが、これがとんでもない誤算。階段状の山道を飛び跳ねるように登っていくロバの背中で、振り落とされないようしがみつくのに精一杯。頂上に着いたときには腕も脚も筋肉痛になる始末。ネタとしては面白かったんですが。
   

       
 
ガケ
道の途中で振り返ると見晴らしが良いので気分も爽快。でもガケには手すりなどなく足を踏み外したら奈落の底にまっ逆さまなので、油断しないようにしましょう。
 
切通し
エド・ディルへの道は甘くない。山の頂上でロバを降りたものの、ゴールはまだ先。歩いて最後の切通しを越えます。もうちょっとだ。広場が見えてきたぞ。
 
休憩所
ロバにしろ徒歩にしろ、ここまで登るともうヘトヘト。そんなあなたのためにあるのが洞窟を利用した休憩所。日よけにはなるしジュースは売ってるし、いやあ極楽極楽。
 

       
 
丘に登る
一休みしたらエド・ディルを見下ろす丘に登ってみましょう。なかなかの絶景です。しかし恐ろしいことにペトラの遺跡はさらに先があるのです。行ってみる?
 
ディープ・ペトラ
強烈な陽射しが照り付けるものの、吹き付ける強風で緩和され、丘の上は意外と快適でした。背後に連なる岩山の先にはエド・ディルを凌ぐ遺跡が眠っているかも。
 
線刻画
文字なのか模様なのか、坂の途中の岩壁に抽象的な絵が描かれて、というか彫られていました。これもナバテア人の手によるものなのでしょうか。
 

   
素朴で巨大
エル・ハズネの装飾を簡素にしてサイズをひと回り大きくしたもの。それがエド・ディルだと思えばだいたい間違いありません。こんな山の上に、なぜこんな巨大な建物を造ろうとしたのでしょうか。水はどうやって引いてきたのでしょう。意外と謎が多いんですよ。
   
ライオンの墓
エル・ハズネからの道すがらにもあった岩窟墳墓がここにもありました。一歩脇に入ったところにあるので、注意していないと見落としてしまいます。中は空洞で大して広くはありませんが、穴の形にデザイン面でのこだわりがうかがえます。人型というか。
   

 
街角の風景から
 


       
 
夕暮れ
遺跡ほどではないものの、夕陽を浴びた山の斜面が赤く染まる風景はなかなかに美しいものでした。空気が澄んでいるので空とのコントラストがなおさら鮮やか。
 
砂絵屋
エル・ハズネの近くでも見かけた名物の砂絵が店頭にたくさん飾っていて、見るだけでも楽しいお店です。やっぱりどれかひとつ買ってくればよかったかな。
 
インターネットカフェ
驚くなかれ、ペトラの村にはインターネットカフェがあります。料金は高めで地元の人がどれだけ利用しているのかは疑問ですが、情報化社会はここまで来ているんですね。
 

       
 
バージョンが低い
で、話の種にと思い利用してみました。ところがホットメールがうまくつながらない。ブラウザを確認するとIE/3なんですね。外国人相手ならバージョンアップしてくれなきゃ。
 
ベドウィン音楽の夕べ
ムーベンピックホテルの屋上テラスでは、夜になるとベドウィン音楽の生演奏が行われます。ミントティーを飲みながら耳を傾けるのがおススメ。なかなか良い雰囲気です。
 
街外れ
モーベンピック・ホテルの売りは遺跡に近いこと。裏返せば街外れだということでもありますね。遠くに明かりの集まっているあたりが市街の中心だったらしい。
 


 
茫漠のヨルダン
 

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