ゾンダー胞子

   完全体にまで成長したゾンダーが苗床となって放出される幾何学的な形状をした物体。獅子王凱EI−09体内で目撃した物体がそれである。通常一度に数十万の胞子が生産される。尖鋭的な外殻部分とその内部に収納された胞子本体からなり、外殻部分が他の物体に接触すると、本体から大量の素粒子Z0が物体内に注入され、対象が生物であるならばゾンダー、無生物であるならば次なるゾンダーメタルを生産し、機界文明の生存にとって必要不可欠な素粒子Z0を放出するゾンダーメタルプラントの基盤へと一瞬で変貌させる。ゾンダー胞子によって誕生する大量のゾンダーはマスタープログラムにより違いの成長を促進すべく活動し、完全体に成長すると再びゾンダー胞子を放出する。この繰り返しによりゾンダー胞子が放出された星域、惑星では機界文明の版図は爆発的に拡大する。Zマスター戦の際の例であるが、腕原種素体であった一人の男性を苗床として発生したゾンダー胞子が地球に散布されたとき、GGGオービットベースセカンドオーダールームスタッフの計算によればおよそ4時間弱で地球生物のすべてがゾンダー化され機界昇華が完了すると報告されている。