アメリカGGG(あめりか・すりーじー)

   国連直属の地球防衛組織GGGのアメリカ支部。支部といってもヒューストン郊外に広大な敷地と最先端技術の結晶とも言える施設を有しており、その規模はGGG本部であるオービットベースとほぼ同程度である。中でも宇宙センターはアメリカ航空宇宙局(NASA)で培われた技術が、Gストーンとそれに伴うオーバーテクノロジーと融合し、独自の高度な科学技術を生み出している。
   機界新種殲滅後は、「地球圏における独自の防衛戦力の整備開発計画」により、失われたマイクサウンダース部隊に替わる北アメリカ防衛戦力の開発を中心に行っており、2007年には発見されたQパーツの一部を研究分析していた。施設の性格上、バイオネットをはじめとした犯罪組織やテログループの標的にされることも考慮されており、施設の護衛にはマイクサウンダース13世が当てられている。
   施設の所在地はアメリカ国内であるが、その扱いは国連の管理下にあり、アメリカ政府といえども内部干渉は認められていない。もちろん内部で行われている研究開発の成果も一部を除いては非公開で、アメリカに対し譲渡ないしは売却することは認められない。これは他の支部でも同様である。