ファイティングメカノイド

   ガオファイガーの特徴は(動力源は別として)純地球製のスーパーメカノイドであると同時に、「戦闘用」であるという点にある。ガオガイガーは、ディバイディングドライバーの存在に象徴されるように、あくまでも「災害救助」を目的とした”Gusty Geoid Guard”という組織に所属するため、「地球外知性体との戦闘」よりもむしろ「地球外知性体に対する防御、防衛」を主目的としたメカノイドであった。だがゾンダリアン機界31原種の活動が次第に強力に、かつ大規模化するにつれ、GGGは「戦闘組織」としての性格を強めていき、ガオガイガーもまた主「戦力」として運用されていくことになる。
   ガオファイガーは、こういった矛盾を解消する意味もこめて、純粋に戦闘用として設計、開発された史上初の「ファイティングメカノイド」なのである。ガオファイガーは、単純に戦闘力の面から言えばウルテクエンジン搭載のガオガイガーを格段に上回っており、GGGが「地球圏の秩序維持」を目的とした「国連軍」の一組織として再編されたことにより、主にバイオネットなどによる国際的な大規模破壊活動に対する抑止力として運用される。