舞台という虚構の中に。 本文へジャンプ
HP開設2000.7.24 カウンタ設置2001.9.24 リニュ@2003.7.17 リニュA2007.1.20

文字日記音声週記リンク記録/森の会映画芝居観劇考察中掲示板フォトグラフィ管理人

映画。

『Harry Potter AND PHILOSOPHER'S STONE』

「ハリー・ポッターと賢者の石」です。
Harry Potterを演ずるDaniel Radcliffe。
深遠なる蒼い瞳、怒りや悲しみを表現する表情、すごいです、すごいです。
そのままでDanielがHarryなんです、スクリーンで。
もちろん、本人のことは良く知らないのですが、すごい役者がいるんだなぁ・・・って、思いました。
役者のDanielではなく、ではなく本当のHarry?
そう、感じました。そう、思いました。
Ron Weasley役のRupert Grintはもどかしさと勇気を、
Hermione Granger役のEmma Watsonは聡明で少しませた少女を、
そのものとしてスクリーンに登場させていました。
それにホグワーツ魔法魔術学校の先生たち。
名優揃いでした。本当の魔法使いでした。
好奇心旺盛で真っ直ぐな心、時に無謀とも言える行動をはらはらしながら観劇しました。
こんなファンタジーではなく、こんな現実もあるのかも、と思ってしまった自分もいました。
今回は、吹き替えではなく字幕で見ました。
字幕のほうが臨場感にあふれ、想像力をかきたててくれたと思います。
吹き替えは・・・見ないでおこうっと。
世界でも原作は有名とのこと。
僕は知りませんでした。
機会をとらえて呼んでみたいと思います。
多分そこには、
Harryが蒼い瞳でDanielそのままで登場するのかもしれません。
感動と興奮を胸に。

2001/12/03 (月) 1:46:29



『冷静と情熱のあいだ』new!

フィレンツェ、ミラノ、日本を巡る二人の10年のラヴ・ストーリー。
離れ離れとなった二人は、再会・別離を繰り返す。
僕の印象は、美しいフィレンツェと男と女の交錯する出会いと別れと再会、ってとこでしょうか。
竹野内豊さん演ずる順正、朴訥な男の情熱を派手さのない演技と彼独特のジェントルマンが伝わってきました。
どこかにある男の、ともすればうじうじした女々しさをそう感じさせないような芝居に気持ちが動くって感じかな。
ケリー・チャンさん演じるあおい、強く生きようとする女に、時に氷を想わせる凛凛しさを感じました。
なんだかぱっとしないサラリーマン・崇はユースケ・サンタマリアさんのはまり役と言うかなんというか・・・
不思議なかんじだな〜って。
マイケル・ウォン、椎名桔平、大和田伸也、松村達雄、ヴァレリア・カヴァッリらのシーンでの存在感は、よかったな〜。
意外だったのは篠原涼子さん。これもいいとこついてるって感じですね。
全体に流れるゆったりとした時間、もどかしいまでの男と女の感情、振り返ると自分自身にも思うところがあるように感じさせるステキな映画でした。
恋愛のカタチはいろいろあるだろうと思う。
こんなカタチに、あこがれてしまいそうになる自分に、はっとしました。

2001/12/02 (日) 19:52:43



『GO』

『コリアン・ジャパニーズ』の現実を描いた作品。
面白かった。僕の感想はこれに尽きるかな。
窪塚さんが窪塚さんで窪塚さんではないんです。う〜む。
山崎努さん、いいっ!言い表せません。とにかくすごい役者さんなのだ〜って感じました。
大竹しのぶさん、やっぱりいいっ!これも言いようがありません。
・・・これではここで書いてもしょうがないのでは・・・
地下鉄に追いつかれまいと線路をひた走る杉原。
現実にやっちゃったらも〜大変だ!ってことになるんだけど、
このシーンはどきどきもんです。
スーパー・グレート・チキンレースだとか。
山本太郎さん演じる「タワケ」の台詞で「権力に追いつかれないように必死で走りつづけなりゃ」っていうようなのがあります。
必死で走りつづける象徴のように感じたのでした。
この作品のお気に入りは、細山田隆人さん。「正一(ジョンイル)」を演じました。
「僕たちは国なんかもったことありません!」
う〜。やられました・・・。
『コリアン・ジャパニーズ』、つまり日本に生まれながらに生きる韓国・北朝鮮の人たちの
くるおしいまでの現実を一言で言い表したのではないのでしょうか。
彼らはどこに生まれどこに生きどこに死すのか。
日本、はなにができ、なにをし、一体なんなのか?
日本、という国の名はなんなのか。
人々がその意思のもとに創り上げた他の国とは大きく違うんです。
気がついたらそこにあったんです。「自然国家」とも言えるのかもしれません。
僕たちは、自分の生まれ育ち生きる国についてもっともっと知り、もっともっと考えなければならないのだと感じました。
原作を読みたくなりました。
脚本は宮藤官九郎さん。原作を読んでみて、彼の描いた世界を咀嚼してみたいと思います。

『陰陽師』

安倍晴明と道尊の対決をもっと見たかったな〜。
呪を用いた道尊と晴明の距離が遠かったのがちょっと期待はずれでした。
『泰山府君祭』を執り行うシーン、晴明の秘儀的なのを期待してました。その意味では物足りないな〜。
でも、エンドロールのバックに流れる野村萬斎さんの舞で満足かな。
青音が皇子の呪を引き受けて、かけた人物を探るシーン。
青音は晴明の問いに「わからない」と答える。
そして、呪をかけた道尊が親王の御霊を引き受ける。
・・・親王の御霊を静め、共に旅立つところにつながるとは思いもしませんでした。
最初に出てきたシーンが人魚の肉を食らうシーンだったとは、意表を衝かれた感じです。
晴明が博雅を呼び捨てにするシーンとそのあとの展開はちょっと強引かな。
さて、役者の皆さんですが・・・
陰陽師『安倍晴明』を演ずる野村萬斎さん。
陰陽師の実際は今のところ知る由も無いけど、こ〜いう感じなのかなぁって感じました。
年齢不肖を狙ったと思いつつ、それにやられました。
伊藤英明さん演ずる『源博雅』。純真無垢で疑うことさえ知らないところが良く出てました。
ちょっととぼけた感じがいいな〜なんて思いました。
なんと言っても、真田広之さんの『道尊』は迫力満点です!やっぱイイ役者さんですね〜!
小泉今日子さんの『青音』は、不可思議なところがgood!
岸部一徳さんの『帝』の「朕を差し出せ」は、お気に入りってやつです。
鬼はやっぱり宝生舞さん、最高です!
映画全体は物足りないけど、
役者の皆さんのそれぞれの力量が問われるんだなって、つくづく感じさせる『陰陽師』でした。
役者を見るにはイイかもね。
人によっては野村満斎さんの演技が気になるかも。
いろんな意味でね。

『ファイナルファンタジー』

 スクウェアが作ったフルCGの映画だからFFってタイトルなだけで内容はイベントの1つって感じ。剣と魔法モノを期待するとハズす。シド博士位かなゲームと共通するのは、チョコボも出ないし。ゲームしてないと判らないっていう伏線もナシ。CGもここ迄出来る様になったのねって感心どまりかな。(あほ仲間@の談)
⇒このコメントは僕の友人(通称「あほ仲間」の一人)からの提供です。
 僕はまだ見てないんだよね〜。
 ちなみにこのお方は『A.I.』を『ピノキオを想像させた』とのたまってました。
 みんな、『A.I.』見た?僕は見てないんだよね、結局。

『バトルロワイヤル』

殺人だらけの中に友情とか愛情とかいろんなものが交錯してました。
藤原竜也くん、意外といい役者だったんだな〜って思いました。
北野武さん、独特の雰囲気がさすがです。この役(先生役)はこの人だけって感じです。
とても言葉で言い表せることなんて・・・やってみたいけどやめときます。ぼろが出るので。
安藤政信くん、も〜最高!芝居してるっていう感じがひとつもない!
当たり前に転校生、当たり前に殺人者ってのがすごくてすごくて!
掛け値ナシにいい役者さんですよ、ほんと。
そして相馬光子役の柴咲コウさん。この人もいいな〜。ホントに人殺してそう(怖)
見終わって「ふぅ〜」ってほど息をつかせない豪奢な作品でした。
見ちゃだめ、とかとか言ってる人もいるけど、
隠す必要なんてないと思うな〜。
なお、1回見たらもうお腹いっぱいって感じですけど。

『千と千尋の神隠し』

日本に住まう「八百万神(やおよろずのかみ)」が風呂好きだったとは!(笑)
やっぱり「日本神」だねぇ〜。
「神隠し」の実際をこう表現してしまったことに、まず驚きました。
例えば「風の谷のナウシカ」のように「生死を賭けた愛と感動」的なものを、
宮崎駿さんの作品に求めていた人は物足りなかったと思います。
僕自身は、結構好きですよ。
神隠しや八百万神を表現したダイナミズム、
廃墟と化したテーマパークをして見せた皮肉屋、
川の神をして環境問題を衝いた批評家、
いろいろ考えさせられる作品でした。
幼い頃の千尋と川の神だったハクを結びつけた展開は、
意外と見え見えでしたけど。
もう一度、見たいなぁ〜

『ウォーターボーイズ』

結構面白かったですよ。
男のシンクロを決意しつつも彼女に知られたくない主人公を演じた妻夫木聡くん。
シンクロの場面ではいいカンジに弾けてました〜。
弾けてるんだけどかっこい〜っちゅうのは・・・ずるい(泣)・・・
竹中直人さん、相変わらずステキです。
見ててこっちが恥ずかしくなるところなんか、パワーアップ中の印象「大」!
全体はコミカルタッチで、強引な展開もまあいいかってやつです。
『見て食べて飲んで笑って感心して』だな〜。
欲を言えば、もっともっと豪快で大胆なシンクロシーンでもいいかなって。
さぁて・・・僕もちゃんとトレーニングして鍛えなきゃ。
それはそれとして、今の高校生ってあんな風に熱くなれるのかって思ってる人もいるかも。
とりあえず僕の知ってる高校生の中には、います。
そんな純粋だったり素直だったりするココロ、
忘れずにいよ〜、なんて改めて思った作品でした。
これも、もう一度見てみたいような気がしてる・・・。




ほんのちょっとだけ、
映画鑑賞。
2003年
『青の炎』
『13階段』

2002年
『Harry Potter AND CHAMBER OF SECRETS』
『猫の恩返し』
『ギブリーズ episode2』
『タイムマシン』
『ハッシュ!』

2001年の作品より。