あのヤンチャ小僧が1番にゴールを駆け抜けてくれました・・・
勝ってほしいとは願っていたけれど、本当に勝ってくれるなんて夢のようです。
頑張ったドリームはもちろん偉いけれど、ドリームを勝たせてくださった厩舎の皆様には心から感謝しています。
さすがに福島まで遠征してくれば馬体重はマイナスだろうと予想していたけれど、
マイナス10キロの馬体重、396キロでの出走でした。
それでも馬は相変わらずピカピカだし、小さいということを感じさせないし、
いい加減慣れてきたのか馬体重に関しては何の不安もありませんでした。
レースは相変わらずテンのスピードがないから後方からの競馬、
そして直線で伸びてくるといういつものパターンです。
届くのか、と心配していたけれど、グングン伸びてきてゴール板手前で隣の子をかわしてゴール。
ゴールした瞬間はかわしたのかどうかわからなくてドキドキしたけれど、
モニターがドリームの姿をとらえていたので、勝ったんだぁ、としばし放心状態になってしまいました。
想像していたよりあまりにも小さくて心配したデビュー戦、
2桁着順が続いて、やっぱりダメなのかなぁ、と思っていた2戦目・3戦目、
ホマレノヘイローと一緒に走った荒尾での2着に嬉しくて涙した4戦目、
中央のレースで初めて掲示板にのってひょっとしたら勝てる日がくるかも、とちょっぴり期待した小倉での5戦目、
12頭立てなら掲示板にのるけれど15頭立てではしんどいのかなぁ、と思った6戦目、
2度目の掲示板にとにかく頑張れと願った7戦目、
相手関係が手薄で勝てるんじゃないかと思ったのに勝てなくてちょっぴり落ち込んだ8戦目、
そして、迎えた9戦目での勝利でした。
パパの見つめる前で友達と走り回っていた鹿児島での日々はもう2度と戻ってこないけれど、
競走馬として一生懸命頑張っているんだよね。
競馬場で会うたびに何度このまま鹿児島へ連れて帰りたいと思ったことか・・・
頑張って走る姿を見るのは嬉しいと同時に切なくてたまらないときもありました。
1つ勝ったからといって終わったわけじゃなく、これからもっともっと頑張らなきゃいけないけれど、
今は1つ勝ってくれたことが本当に嬉しいです。
橋本騎手のコメント「初めて乗ったので、前走との比較はつかないが、終いはしっかりしていると聞いていた。
テンにはついて行けなかったが、直線はビックリするほど伸びてくれました。」 |