(1)航空黎明期 〜挑戦者の時代〜

 人間は、この地球上に登場し鳥を見た瞬間から、羨望の眼差しで空を飛べたら・・と思っていたのではないだろうか。ただ、全くの諦めの境地で眺めていたに違いない。 
 そして18世紀には翼ではないが気球で空に舞い上がり、なお一層、鳥のように自由に飛びたいという憧れ・夢を描いた。
 19世紀になって、そういった人々は鳥人間を目指してグライダーに挑戦し多くの犠牲を払ってきた。また模型を製作しての科学的な解析もされるようになり、徐々に飛行の基本原理を理解していった。
 
 そして20世紀の初頭、ライト兄弟が初めて動力飛行に成功すると、堰を切ったように世界の技術者たちが自分自身の飛行機を製作し、大空を自由に飛ぶことを実践したが、まだまだ飛ぶことだけが目的の挑戦者たちの時代であった。

 このページは小池さんの作品紹介を主題にしているが、この期間の絵は、下の欧米の航空博物館の訪問写真や当時の資料で紹介したい。(右上は米国スミソニアンのフライヤー号のレプリカ)

    ライト兄弟の功績とグレン・カーチス(米国空軍博物館 訪問記)

    シャトルワース・コレクション(英国民間航空博物館 訪問記)

    日本・民間航空界の曙 1910年から1920年代の民間のパイオニア達の物語

    036 中島式5型 複葉機/練習機 と中島飛行機 誕生 (イラスト解説)   日本 1920

中島式5型
  
 
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