リブレット20をSSD化(CFカードで)してみた
最近SSD(ソリッドステートドライブ)が手に届く値段になってきた。それでもまだ普通のハードディスクに比べたら高い。
SSDの使い心地を確かめたくて、今回はアホ企画として昔のLibretto20のハードディスクをコンパクトフラッシュでSSD化してみる実験を試みた。
結論からいえば、めちゃくちゃ静かというより音がしないw そして速度が速い。(一般的にはハードディスクより書き込みのパフォーマンスが悪くなるらしい。相手がリブレットだからかもしれないが)電池の持ちは倍以上持った。モータの定格を見ると5V0.7Aなので、かなりの改善と思う。もしかしたら、今更ながらリブレット20を使い始めてもいいと思ってしまったw(リブレットは意外にも重く、ハードディスクを外しても電池込みで922gもあったのでレッツノートW5を所有しているから、モバイルとしては今更使わないけど・・・・)
リブレット20で実感した感想は、とにかく、モータの音がしないのが感動する。少なくとも今までパソコンを使用する=ハードディスクの音が当たり前という環境に慣れていた私にとっては、衝撃的なことである。
体感速度は若干よくなった程度だが、それよりも扱い方がもっとアグレッシブにできるメリットが非常に大きい。ハードディスクが無いということは、起動しながら振り回そうが車のダッシュボードに載せようがその安心感が非常に大きい。車中で使う人や、出張が多い人にとっては絶対SSDをお勧めしたい。電池の持ち方も重要だ。
もしかしたらレッツノートW5にSSDを入れるかもしれない一大事件であった。
性能評価
※この内容は、個人的に調べたものですので値の保障はありません。
ベンチマークは昔から有名なHD BENCHにて計測
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read |
write |
file copy |
電源オフ(ハイバネーション) |
電源オン |
バッテリー時間 |
HDD |
1157 |
1135 |
678 |
27.59sec |
41.46sec |
約1時間30分で5%以下 |
CF card |
1188 |
1164 |
890 |
29.16sec |
35.91sec |
約2時間で53% |
参考
Core2Duo
2.13G |
86122 |
50393 |
1831 |
- |
- |
- |
※Librett20は100MHz、ライトバックの改造をしたものを使用。電源オフは、電源ボタンを押してから、パワーLEDが消えるまでのストップウォッチ計測。電源オンは、電源ボタンを押してから、画面が一旦フラッシュされ、アイコンが出揃うまでの時間。
HDBENCHはスコアが大きいほうが性能が高い。HDBENCHはバージョン3.30を使用。バッテリーは大容量バッテリーを100%充電後、フロッピーディスクを装着して計測。CPU負荷制御なし、バックライト100%で使用、ハードディスクモーター常時オン。
ハードディスクの結果

コンパクトフラッシュディスクの結果

メモリーは20MHz

SSDは一度実感したら、もう戻れないかもしれない。もう一台もっているLet's Note W5をSSD化してみたくなってみた。
以下、換装の手順
購入したのは1996年11月なので、12年以上前になる。これは当時国内や海外の出張で活躍した。アメリカの時はコンプサーブ経由でニフティを繋ぎ、メールのやり取りも行った思い出深いものである。どんだけ物持ちがいいのやら。
バッテリも大容量バッテリが3本使える状態である。
まだこいつは動く。ただ、中のバックアップ電池は、市販のリチウム電池を半田付けして入れ替えて動かしている。

中を分解すると、当時一世風靡した改造が施してあった。本人も忘れている。クロックアップとライトバック処理の改造、そして10円玉放熱。当たり前だが10円の加工は法に触れるので行っていない。ぺろっと取れば普通の10円玉として使える。

オリジナルの271MBから2167MBに換装していたのだが、いかんせん古くて機械が温まらないとモータが回らない、音が相当に大きい。

私はよく秋葉原ブレスでハードディスクやストレージを買うのだが、今回はこちら。
4GBのCFカードだ。アクセス速度が速いのを選んだ。3500円程度で買える。大容量のは、認識しない恐れもあるので、手に入る最小の容量を購入した。

こいつをエアリア社のドラゴンというCFカードをIDEに変換するアダプターで変換する。

金属のフレームは干渉するのではずして裏ブタを外して取り付ける。外側をジャンパーでショートさせている。

これでもOK! その代わり、ジャンパーピンが出っ張っているのでニッパーとヤスリで平らにする必要がある。


バックアップはHD革命を使いUSBハードディスクアダプタでバックアップしたものをCFカードに単純に復元してみた。

あっさり起動。

よく見ると2GBまでしか認識されていない。

懐かしいFDISKとか使って、全部を使えるようにしてみた。リブレットは最後の空きをハイバーネーションに利用するので32MB以上はあけておく必要がある。

ちなみに、初代レッツノート(AL-N4)では、フロッピー起動では認識するものの、ブートは無理でしたorz
2009/3/1 初版作成
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