隅田川の橋
永代橋
永代橋は隅田川に架かる橋の中で最も優しい姿をしている。
その美しさは昼から夜へ移る曖昧なたそがれ時にライトアップされ最高となる。
隅田川を愛した永井荷風や芥川龍之介も見たことのなかった
水の街の美しさを見せてくれる。
1698年、隅田川に架けられた4番めの木橋。
現在の鉄製のアーチ橋になったのは関東大震災の復興事業で1924年に完成している。
IBMビル前のテラスから見る永代橋
目には見えない風景
両国にあった吉良家で討ち入りの後、赤穂浪士は芝の泉岳寺に亡君浅野匠頭の眠る碑がある
高輪に向かってこの永代橋を渡った。
その時深川方の橋の袂にあった乳熊屋で甘酒の振る舞いを受けたそうだ。
そんな風景は跡形もなくなってしまって、今目に見える風景はビルや車だけだけれど、
47士がかって歩いた道であった隅田川を心に浮かべるのではないだろうか。
不思議なことだが、今でも中央区と江東区の橋の袂にある3カ所サクラは
東京のサクラの開花宣言の前に満開になる。
永代橋の景 英泉
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