花粉症 (アレルギー性鼻炎)の原因
毎年花粉シーズンになると悩まされる花粉症(アレルギー性鼻炎)。
花粉症改善には腸内環境改善が今や常識
漢方では、肺大腸経のトラブルとしてとらえており、漢方の考え方からしても腸内環境は重要なポイント。
【日経メディカルからの引用】
日本気象協会は2025年1月16日、今春のスギ花粉は、2月上旬に九州から関東の一部で飛散開始となる見込みで、多くの地域でほぼ平年並みの花粉シーズン開始になると発表した(第3報)。スギ花粉の飛散ピークは、福岡、高松、東京で2月下旬から、3月上旬から中旬には、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークになると予測。花粉飛散量は例年(過去10年の平均)に比べ、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国や近畿は例年の約2倍と見込まれている。
■食生活の変化
現代は、ファーストフードをはじめ欧米型の食生活になり油、肉などを多く摂るようになってきました。そして、伝統ある和食、発酵食品、旬の食べ物を食べなくなってきました。更にコンビニ食が状況を悪くしています。
インスタント食品、添加物、精白食品、偽物の塩、ジャンクフードなど体にとって悪い要素ばかりが増えています。
■住まいの変化
マンションなど機密性の高い住宅が増えハウスダストが出来、ダニは年中棲家に困ることなく人間に接しています。また、シックハウスなど化学物質の中で暮らすことが当たり前のようになってきました。
■心の変化(ストレス)
キレル子や、やる気のない会社員、パニック障害、うつ、自律神経失調症、慢性疲労症候群などストレスに起因する症状も多く見られるようになりました。自律神経の乱れは免疫力低下や免疫のアンバランスを助長させているとも言えます。
■体質の変化
花粉症になりやすい人は、体が冷えていたり(低体温も含む)、胃腸虚弱だったり水毒症であったりします。先ず、ここから改善する必要があります。
■環境因子
花粉の飛散、大気汚染、PM2.5など。
花粉症のアレルゲンはスギ花粉が中心で、近年スギの成木が増えてきた事実があるものの昔スギ林の近隣で暮らしていた人が花粉症になったかというと、そうでもなく昭和40年代からぽつりぽつりと出はじめました。主たる原因は私たち人間側にあるのではないでしょうか。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の症状
花粉症の症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「眼のかゆみ」「なみだ目」「咽喉、耳掻痒感」などです。風邪との違いは、発熱や悪寒がないことです。
最近の特徴として、発症年齢が低年齢化していることです。6歳くらいからの発症が目立っているようです。遺伝的要素も否めないもがあり、生活習慣、食習慣も親と同じですから同じような体質になってきます。また、アトピー性皮膚炎を併発しているケースもあり、身体の全体的な免疫力の建て直しやアレルギー体質の根本的な改善が更に必要となってきています。
漢方から見た花粉症
漢方的な見方をすれば、アレルギーとしてみるのではなく、主症状である、頻発するくしゃみ、多量で薄い鼻水などから水毒(水分代謝の異常)の一症状と見ます。花粉はあくまでもきっかけで、発症している人の証(状態、体質)に着目します。
その証拠に、アレルギー性鼻炎に人は、埃や、空気の寒暖の差にも反応して、くしゃみ、鼻水を発症します。また、様々な要因で体を冷やしてしまっていることも原因の一つです。
花粉症の漢方薬
花粉症の漢方薬
漢方薬は、同じような症状が出ていてもその人の証(症状・体質)によって漢方処方が異なり「同病異治」といいます。同じ花粉症といってもAさんに効いてもBさんに効くとは限りません。漢方的にとらえても陰証の人と陽症に人とはおのずと用いる漢方薬は違います。その人の証に合った漢方薬で症状の改善を図ります。漢方薬は即効性もあり口の渇きや眠気もなく症状を改善しQOLを高めます。また、漢方薬とアレルギー体質改善に役立つFK-23フェカリス乳酸菌とで花粉症を発症しなくなくなるように体質改善もできます。
詳しくは、是非ご相談ください。その上で、あたなに合った漢方薬を処方致します。また、花粉症の改善に漢方薬を飲む場合その効力を効率的に引き出す養生、食養生のご提案も致します。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の養生・花粉症対策
■食生活
- 水分を控える(自分にとって適切な量を知る)
- リノール酸(サラダオイルなど)を控え、リノレン酸を摂る、オリーブオイルもお勧め
- 肉類(特に脂の多い物)、白砂糖、添加物を控える
- 化学塩(食塩・アジシオ)、合成の塩を避け伝統海塩にする
- 和食中心の献立にする(旬の食材、玄米食、五味の調和)
- 体を冷やす食べ物は避ける(冬にトマト、キュウリ、ナスなど夏野菜を食べない)
- 伝統的発酵食品を毎日食べる(味噌、醤油、本みりん、納豆、糠漬けなど)
- 乳酸菌などを積極的に摂り腸内環境を整える
■生活
- 規則正しい生活をする
- 体を冷やさない(薄着をしない)
- 帽子、メガネ、マスクを着用する
- ツルツルした服を着る
- 家の中はまめに掃除する
- 布団、洗濯物は外には干さない
- 夕方の外出は控える(夕方のほうが飛散量が多い)
花粉症対策はお早めに!
花粉症シーズンに入る前からの濃縮乳酸菌による体調管理をお勧めいたします。
鼻過敏症
アレルギー性鼻炎でなく神経過敏による鼻炎があります。アレルギーテストをしてもアレルゲンが特定できない鼻炎です。症状はアレルギー性鼻炎と同じようにくしゃみ・鼻水・鼻づまり。その原因としてストレスや自律神経のアンバランスが考えられます。これらにも漢方薬が有効です。特にストレスや自律神経の緩和からアプローチする漢方薬も大変有効です。最近ではPM2.5の飛散も気になるところです。
花粉症の漢方薬・養生法のご相談は上郡町の漢方芍薬堂へお気軽にどうぞ。
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花粉症と乳酸菌に関するサイトへのリンク
- 花粉症にフェカリス菌という乳酸気の効果 ( AllAbout 健康・医療)
- LFK (FK-23菌抽出物) を配合する顆粒食品のスギ花粉症に対する臨床効果 耳鼻咽喉科展望
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