俯瞰図socio-economic macro-data on → 新人類(1960年代前半生まれ)世代

    ・生息状況:出生(出生数/出生地)、生存と死亡(人口/全人口に対する構成比/死亡率/自殺率)、結婚出産

    ・仕事の状況:就業/失業/非労働、業界、職種 

    ・家庭環境:母親の世代父親の世代兄姉家電製品普及率、  

    ・教育環境:進学率、   

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1960年代前半生まれの出生数 ― どれくらい生まれた?

1960年代前半生まれの出生数

出生数の最新速報→平成15(2003)年人口動態統計年間推計
上図のデータソース最新版→『人口動態統計上巻』『人口動態統計中巻』『人口動態統計下巻
資料所蔵機関検索→ここから

減少していた出生数が、
増加傾向に
転じ始めたころに
産まれたのが、
1960年代前半生まれ。
 

 

 

 

 

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1960年代前半生まれ世代の出生地 ― どこ生まれが多い?

 大都市圏生まれが増加傾向。

 「1960年の全国出生数」に対する「1960年の都道府県別出生数」のシェアを示したのが左のグラフ、「1965年の全国出生数」に対する「1965年の都道府県別出生数」のシェアを示したのが右のグラフ。

 東京・大阪・愛知とその周辺生まれが増えてゆく一方、北海道、新潟などのその他地域生まれが減少傾向にある。

 

1960年生まれの県別出生地分布

1965年生まれの県別出生地分布

 

 行政単位としては別でも、我々の実際の活動・感覚からすると、東京・神奈川・千葉・埼玉、京都・大阪・兵庫は、不可分である。したがって、この二つの都市圏をまとめて、シェアを見るほうが、実態に即しているといえるだろう。東京・神奈川・千葉・埼玉を首都圏として、京都・大阪・兵庫を京阪神として、それぞれ一つにまとめたのが右図である。

 やはり、大都市圏生まれが急増していることが目に付く。首都圏生まれは5人に1人から4人に1人にまで増加。京阪神生まれも愛知生まれも、数ポイントずつ増やしている。合計すると、三大都市圏生まれは、36%から45%までに増えたことになる。

1960年生まれの県別出生地分布
1965年生まれの県別出生地分布

 大都市圏生まれの膨張期に生まれたのが、
  60年代前半生まれ。

 以上見てきた1960年代前半生まれ世代の出生地分布は、長期的趨勢のなかで、どのように位置づけられるのだろうか。

   

 下の帯グラフは、1935年生まれから2000年生まれまでの出生地分布を示したものである。戦争の被害のためもあってか、終戦後、大都市圏生まれのシェアは、戦前の水準から低下していた。流れが変わったのは、昭和30(1955)年。首都圏・京阪神・愛知の三大都市圏生まれのシェアが急速に膨張。そして、その絶頂が昭和45年(1970)年。これ以降、90年代まで、三大都市圏生まれのシェアは、再び、停滞ないし収縮に向かう。

 この三大都市圏生まれの急速な膨張期にあたるのが、1960年代前半生まれ世代だった。
1980年代に上の世代と一線を画したアーバンなライフ・スタイルを確立して「新人類」などと呼ばれた彼ら。
上の世代と比べ、彼らに大都市生まれが多いという事実を考えれば、都会的なライフスタイルを迷わず選ぶのは当然のことかもしれない。

出生地分布 時系列

出生地分布 時系列

上図のデータソース最新版→『平成14年度人口動態統計上巻』『平成14年度人口動態統計中巻』『平成14年度人口動態統計下巻
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    ・生息状況:出生(出生数/出生地)、生存と死亡(人口/全人口に対する構成比/死亡率/自殺率)、結婚出産

    ・仕事の状況:就業/失業/非労働、業界、職種 

    ・家庭環境:母親の世代父親の世代兄姉家電製品普及率、    

    ・教育環境:進学率、   

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