日記その7

過去の日記(6月18日〜7月31日)

過去の日記(8月1日〜8月31日)

過去の日記(9月1日〜9月31日)

過去の日記(10月1日〜10月31日)

過去の日記(11月1日〜11月30日)

過去の日記(’02/12月1日〜31日)

1月31日の夜

結局のところ今日のリハーサルは11時間となり申した。
拙者は非常に疲労を覚えてござる。子猿。

国道6号線の松戸に入ったところに五叉路があり、
なぜかひらがなで「ごさろ」って書いてあり、
車で通過するときに
いつも「こざる」がどうしたんだろう、って思ふ。
仕事で疲れた帰りにそれを見るとニタッとしてしまっていた。

以前、柏市に住んでいました。それも柏の軽井沢と呼ばれる
鬱蒼と木の生い茂った所だった。
ばかでかいケヤキや樫の木が家の前に数本あり、
樹液に悩まされる日々だった。
ドングリなんてあっという間にバケツ一杯たまってしまう。
空気もきれいだし環境は素晴らしかった。

だが、しかし、東京から35キロ。
そこまで離れれば空気がきれいのは当たり前田のクラッカー。

26才で上京してきたときは先ず中野区の野方、次が隣の都立家政、
その次が練馬区の氷川台、で東京を通り越えて柏市。
10年住んで今は駒沢大学。
便利だけれど空気が悪い。ほこりが多い。
一番駅前が良かったのは野方だ。下町で商店街が充実している。
八百屋さん魚屋さん天ぷらやさん、みんな顔見知りになって
楽しかった。

話は思いっきり飛ぶけれど、
うり二つって本当にあるんだなって今日思った。
ララの親犬の飼い主はピアニストなんだけれど
彼の奥さんの若い頃にクリソツ(そっくりの業界語)の
かわいい女の子が仕事のスタッフにいた。
何度もじ〜っと見てしまった。
話をしたらなんと声まで似ている。
顔の骨格が似ると、やはり声も似るんだな。
でもさすがに名前は違っていた。あたり前か。
ひょっとして携帯の番号も同じだったりして、なんちゃって。
メールアドレスも同じだったりして、なんちゃって。
ちゃんと確かめておこっと。
あれっ?



1月30日の夜

今日は休みだったはずがたまっていた雑用で見事に
働きづめの一日に相成りにけり。

新しいとある制作の仕事の音資料が届いた。
がび〜〜ん。
スケジュールと照らし合わせてまた
がび〜〜ん。
いつ遊べばいいのか。
僕は遊ばないと仕事が出来ない性格なのに。
えぇっ?なにをやって遊ぶのかって。
言いません、そんなこと。

さておき、明日は仕事のリハーサルの日です。
なななんと10時間だよ。
たぶん半分は雑談だと思うけれどね。

今日ちょっと残念なことがあったのだった。
友達から連絡があり、明日のシカゴのコンサートの
チケットが余ったから行きませんか?だってよ。
それも、ただでいいですだって!
シカゴだよ。「長い夜」のシカゴだよ。
でもギターのテリーカスは死んじゃったんだよなー。
「長い夜」のギターソロは最高だよ。
ワウワウってこうやって踏むんだよ、って。
BST ブラッド スエット&ティアーズと
シカゴがブラスロックの草分けだもんね。
その後チェイスなんかが出てきて、これも素晴らしかったけれど、
チェイスは全員が飛行機事故で死んじゃったんだった。

あっ、いま午前3時32分だけれど
「長い夜」のタイトルは「25or 6 to 4」なんだよな。
4時まであと25,6分。
ちょうどいまだ!。
なんか嬉しい!
そうだよな、この時間って長い夜って感じがするもんね。
あ〜夜は長いよなって。
とは言うものの明日は「長いリハ」
そろそろいい加減にして寝ないといかんぞよ。


1月29日の夜

そういうわけで仕事は今日一段落した。アレンジの仕事が無事終了。
めでたしめでたし。
寝不足は今夜で解消される見通しなり。

しかし今日は寒かった。
道が凍っていて、まるで北国のようだった。
あんまり寒いのでお風呂に入って長湯をしてみた。
こんな寒さになんか負けるもんか、と思って
ためしに湯上がりに水を浴びてみたら、
いやもうびっくりしたのなんのって。
心臓が口から飛び出しそうになった。

だれだ!いま、年寄りに冷や水なんてこと思った奴は!
え〜い、こらしめてやるー。

でも、縮こまりました。どこがって?わっはっは!


しかし、話は変わるけれど万華鏡。
変わりすぎ?
万華鏡って面白いねえ。
あれはずーっと見てても飽きないなあ。
今日覗いてみたんだけれど暫く、はまってしまった。
あでやかと言うか、ファンタスティック、異次元空間のような
独特の世界を持っているね。

今自分の覗いている世界はずーっと以前から存在していて、
でも普通の人間には入り込むことの出来ない特別の世界。
それも感覚の一部が特化して奥深く広がってしまったような、
何か禁断の世界に踏み込んだような感覚。

それに音も聞こえてきそうだ。
ガラス細工よりもっといろんな音色があるような、
でもきらきらと澄んだ音が響いている。
不思議な世界って探せばいろいろとあるんだろうな。

「万華鏡」
言葉もきれいだ。



1月28日の夜

ララが少し復活。
ごはんを一生懸命食べているのを見るとホッとする。
幅の広い包帯を買ってきて首の床ずれに巻いたら
結構似合うのが可笑しい。

寝不足なのでもう寝ます。
ZZZ・・・


 1月27日の夜

雨が降ると寒い。冬の雨は寒いなぁ。
なんか寂しい気分。

ララの調子があまり良くない。
今朝から目がうつろだ。
さすがにもうダメかもしれない。
首に新しい床ずれを見つけた。
気をつけていたんだけれど見落としていたようだ。
毛に覆われているから見つけにくいし、まさか首に出来るとは
思わなかった。そのせいで元気がないのかもしれない。
ララの元気がなくなると僕の元気もなくなる。

アレンジもなんとか間に合ったし、
こんな夜は酒でも飲んで寝ようかなあって、
僕は飲めない人なんだったなぁ。
しかたないから自家製ヨーグルトでも食べて寝ることにしよう。
そう、ブルーベリーソースを入れて
スーパーヘルシー スプレンディッド エンド スペシャル テイスティー
ヨーグルト!
カタカナで英語を書くのって結構難しいなあ。
何回も間違えた。

こういう日ってフレットレスでそういう気分の曲を弾くと
なかなかぐっと来るねえ。
今夜の気分は
Cm add9  B♭add9 Am7-5  D7♭13
ってなところかな。


1月26日の夜

アレンジの仕事、明日1日しかない〜。
大変大変!大急ぎだ。
でも、椅子に座り続けて背中が痛いぞう。
最近、年が明けてからレッスンの希望者が多いのはどうしてだろうか?
今日も昨日も7、8時間のレッスンをやっている。

そもそも教室をはじめたのはボーヤをお願いしている弟子のような若者が
いて、ちょっと自宅で教えていたりしたんだけれど
その友達なんかが習いに来てとかで結局教室にしちゃったわけ。
古くからの友人に教室をずーっとやっている人がいて
レッスン形式なんかを教えてもらったりして始めた。
6〜7年まえのことかな。
その頃に比べたらいろんな教えるための知識が増えたなって思う。
反対に始めた頃来ていたレッスン生にはもっと上手く教えることが出来たのに
なんて思う。

おかげでいろ〜んな人がうちを訪ねて来てくれるのが
とても楽しい。
一番若い人で中学生、
最年長は55才くらいだったかな。
ベンチャーズをやっていた。
一番遠くからは甲府市から、
近くは徒歩50歩にすんでいる人。
スープの冷めない距離じゃなくて
弦の鳴りやまない距離の人。
不良高校生から
お医者さん。
いろんな人がいて本当に楽しい。
今年は飲み会をやります。
一昨年はたこ揚げ大会が出来なかったのが残念。
あっ、そうだ。知り合いのいい店があるのを思い出した。
あそこでやればいい。よし、決めた。


1月25日の夜

先日買ったDVD「ベーシストの演奏能力開発エクササイズ」
ビデオにダビングしようと思ったら出来ない。
アナログコピーだったら出来ると思っていたのにだめだった。
電気店に問い合わせをしたら、コピーガードがかかっているから
コピーは出来ないとのことだった。
厳しいなあ、世の中。でも権利を守るためには仕方ないか。

コピーはコピーでも耳コピの方法。
これには現実にはいくつかのテクニックがある。
物理的なテクニックとして、
イヤホンとヘッドホンを使う方法。
先ずイヤホンをしてその上からヘッドホンをする。
イヤホンにはCDやMDの音を流しながら
ヘッドホンには自分で弾くベースの音を出す。
これで細かいニュアンスまでを聞き分けることが出来る。
より職業的にコピーをしなければいけない場合は
ハードディスクレコーダーでロケーターを使うのが
効率がいい。
CUEやRWが瞬時に出来る。
PCに音声ファイルを取り込んでPCのCUEやRWの機能を使う
のも効率がいい。

音楽的なテクニックとしてはコードをコピーしてから
ベースをコピーする。
そうすれば弾いていない音や弾こうとしたが弾けなかった音なんかが
コピーできて面白い。
演奏者はコード進行を考えながらプレーしていて、
このコード進行の時にはこういうベースのフレーズと言うものが
必ずあり、それを弾こうとしたけれど何かの理由で
弾けなかったりしたときに演奏者が弾こうとしていた意図が
見えてくる場合が良くある。
「あっ、失敗している」って見つけたときは可笑しい。
もちろん音楽的には全く問題ない場合が多いけれど、
「こんな上手い人でもこんな風に失敗することがあるんだ」って
見つけると楽しかったり、安心したり、可笑しい。

トムブラウン(ペット)のアルバムでマーカスが
スラップのプルで大ちょんぼやってるのが録音されているのがあって
すごく可笑しい。
もちろん音楽的には素晴らしい演奏なんだけれど
一瞬のミスが録音されたまま発売されちゃったようだ。
僕自身はそんな人間っぽい演奏の方が
機械的な無機質な演奏よりずっと好きだ。
考えてみれば、そのマーカスの演奏を聞いてから
マーカスが好きになったのかも知れない。

ミスを恐れてのまとまった演奏は大嫌いだ。
間違えるときは大胆に、聞いている人も
一緒に演奏している人も「ぷー」って吹き出すような
ミスがいい。
その代わり思いっきり大胆な演奏、フレーズを弾けばいい。
「どうじゃ、これでもかっ」ってのがいい。

とは言うものの実際に大胆に間違えた時の恥ずかしいこと。
いっぱいある。何度もある。自慢できるくらいだ、って自慢しちゃいかんよな。

速水清司さんに教わったことだろうな、これも。
小さなライブハウスで演奏するときも
何万人のお客さんの前で演奏するときも全く同じ!
これだね、究極のパワーは。


1月24日の夜

このパソコンどうなってんの?
「聞かれたら」って書くといきなりなんの前触れもなく
アプリケーションが終了してしまう。
せっかく書いた今日の日記をまた書き始めないといけない。
まあ、どうせ大したことは書いてないのだけれど、
う〜ん、むかつく。

同じ内容の事は2度とは書けない性格なので
書く度に変わってしまう。

今朝、起きて目を見てみたら目やにがついてた。
こりゃいかん。澄んだ目にはほど遠い。
顔を洗ってもう一度見てみたら
目の周りがはれている。
「思慮深い澄んだ目」はそのうちってことにしよう。

Stand back! There's a Hurricane comin' through!
今日明日はWWEの日だな。
Eye of Hurricane 見てみたいもんだ。

 


1月23日の夜


目は楽しい。
目はいろんな事を伝える。
嬉しい、哀しい、好き、嫌い、楽しい、辛い。
くるくる廻る目、
じっと見つめる目。
澄んだ目、濁った目。
口はうそをついても目はうそをつけない。

目は心の鏡だ。
良からぬ事ばかり考えている目は濁っている。
明るくきれいな心を持っている人の目は澄んでいる。

「澄んだ目」、「澄んだ目」
なんて気持ちがいい言葉なんだろう。

思慮深い澄んだ目を持つ人になりたい。


1月22日の夜

中古楽器の選び方注意点はいくつかあります。
・フレットがねじれていないか。
これはネックの端っこから見ます。ねじれがあると光っているフレットが
凸凹しているのが分かります。一弦側と4弦側の歪みが同じ場合は
ロットの調節で直ることがありますが、やってみないと分かりません。

・フレットがどれくらい減っているか。
フレットが減っているとネックがねじれていなくても
びびります。
これはフレットを見れば一目瞭然で弦の当たるところが
へこんでいます。
フレット交換だけで2万〜3万以上します。

・アンプに繋いで音を出してみてガリがあるかどうか
を調べます。

・新品でも同じですがストラップをつけて肩に掛けてみて
楽器のバランスがどうかみます。

・すごく大切なことなのですがネックがオイル仕上げの場合
鼻を付けて匂いを嗅いでみます。
手の油分がしっかり染みこんでいて匂うのが
時たまあります。
特に輸入品の場合は要注意です。
意外とこれは辛いものです。

・あと、ヒビや割れがある場合は分かりますが
最近の修復技術はすごく良くなっていて
素人には分からないくらいに修復されています。
僕にも分かりません。
音にも現れない場合がほとんどなので
特に高額の楽器でない限り気にしても仕方ないかと思います。

以上の事を必ずチェックしますがいろんな楽器を見てきた人で
ないと判断が出来ない場合がほとんどでしょう。
だから分かる人に選んでもらうの意外に方法はないと思います。

 楽器選びの方法に関しての要望がありましたので
書いてみました。
色や形にとらわれすぎて肝心の音や弾き心地が良くないのを
選んでしまわないように気をつけましょう。

 


1月21日の夜

さて、何を書こうかとパソコンの前に座ってもう10分経過。熊本の桂花ラーメン。
ラーメンか。
上馬近辺はラーメン銀座と言われている。
2年前、交差点から徒歩5分以内になんと21軒あった。
それから2年、つぶれた店もあるけれど明らかに
また増えている。
みんなそんなにラーメンを食べるのかなあ。
そりゃおいしいけれどちょっと多すぎるような気がする。

豚骨ぎとぎとの天下一ラーメンはもともと京都出身だ。
修学院で屋台を引いていたのが始まり。
そのうちに話題となって修学院に店を出した。
丁度、僕の京都時代だ。
あれよあれよという間にあっちこっちに店を出して、
でも味がぐーんと落ちた。
僕が東京に来た頃、天下一ラーメンも東京に進出した。
高円寺店が最初だったかな。
でも全然ぎとぎとには興味なかったから知らないけれど、
一緒に東京に出てきたんだと思うと感慨深い。
って、そんなことはない。

で、結局上馬の交差点から測道を高円寺方面に100メートルくらいの
ところにある「屋台や」ってところがこのあたりでは一番かな。
あっさりしていて、こってりしていてる。
どっちやねん、さてどっちでしょう?
その隣の「そば蔵」がまたおいしい。
天ぷらも刺身もごっきげん。

上馬から246を渋谷方面に歩いて数分のところにある
「とりからもんも」。ここの手羽先はおいしい。
「じゃこめし」ってのがあって薄味で微妙な味わいがある。

話は全然とぶけれど貴の花が遂に引退しちゃったねえ。
最近は全く見ないけれど貴花田の頃はよく見ていたなあ。

で、話は戻ってラーメン。
寝る前になると食べたくなるのはどうしてだろう。
でも、食べると翌朝、胃がもたれている。
今夜中の2時、
ラーメンが食べたくなってきた。
でも我慢して寝ます。
好きなのは、いりこだしのあっさりしょう油味です。
おやすみなさい。


1月20日の夜

DVDプレーヤーを買った。
一緒にハリーポッターも買ってみた。
ちらっと最初だけ見た。やはり画質がきれいだ。

DVDにはちょっとややこしい規約がある。
リージョン1とか2とかがあるらしい。
権利を守るためのものらしい。
しかし、何故かリージョンフリーなるプレーヤーも
売られていたりして、よく意味が分からない。
リージョンフリーのプレーヤーを売ることは法律違反ではないらしい。
ちょこっと調整するだけでアメリカのDVDも見られるようになることも
出来る機種があるらしい。
面倒だから日本製しか見れない物を買ったけれど、
AMAZONEなんかでは日本では見れません、なんて注の入った
輸入盤がたくさん売られている。

凝り性の人がいるもので
例えば、SAMSUNGのプレーヤーにAIWAのリモコンを使って
リージョンフリーにする方法などを見つけだしたり、
プレーヤーの中を開けてちょっといじるだけでリージョンフリーに
なったりとかがあるらしい。

楽器店でベーシストの演奏能力開発エクササイズってのも買ってみた。
ちょこっと見たところ、バークレーの教授がきれいな指使いでベースを弾いていた。
でも、このおっさん頭半分ハゲている。
目もちょっとイッテる。
このおっさん、あぶなそう。
こういう真面目そうなふりしてるおっさんが一番あぶない。
ってゆーかー
音楽やってる人はみんなあぶないかも。
なにがって?
う〜ん、なんとなく。

 


1月19日の夜

え〜もう19日なんだ。
ってことは明日は20日
ってことは明日はお休みだ。

秋葉原に買い物です。
とは言うものの秋葉原は好きじゃあありません。
あそこにたむろしている人たちはすごく不思議に見える。
家電製品を買っている人たちはいい。
パソコンを買っている人たちもいい。
ゴミのような残骸のパソコンの部品に群がっている人々は
一体何を見ているのか?
って、本当は知っているんだけれど
なんかきれいじゃない。格好悪い。
いえいえ、自分がきれいだとか格好いいとか
思っているんじゃなくて、その、何というか、
なんとなくね。
気持ち悪いのがアニメのビデオ屋に群がっている連中だ。
ありゃぁ一体全体なんだ。
みんなちょっと太り気味で白いくたびれたワイシャツに
よれよれのトレーナーなんか着ていて、
ビニールのショルダーバッグなんか肩に掛けて、
パソコンのバーツとアニメのビデオ以外にはお金は
全くかけれませんって感じで。
で話をしたらやたら理屈っぽかったりして、
冗談なんかまるで通じなくてサイテー!

この間なんて秋葉原にちょっと部品がいるようになって
パーツを一生懸命さがしていたら横にいる
よれよれのトレーナー着たやつのビニールのショルダーバッグが
僕の顔に当たって痛かったのに気づきもしないでいる。
もうムカついたから、たまたま持っていたバッグで
ぎゅーって押し返してやった。

えっ、その時の僕の格好はって。
うん、もちろんよれよれのシャツにトレーナーだよ。


1月18日の夜

果てしなく遠い記憶がある。
5才か6才の頃、あれは何だったんだろうとじっと考えたことがある。
物心がつきだす、ずっと前の記憶だ。
まるでオーロラを逆さまにしたような宇宙に広がる階段を
降りて来た記憶。
どこから降りてきたのかは判らないけれど、
すごく遠い世界からだった事は覚えている。
たった一人で淡い虹色のオーロラの上に作られた階段を
ゆっくりと降りてきた。

もし生前の記憶が残っているとしたら、
それがこの世に生まれて来る瞬間の記憶かも知れない。
それを考える時、果てしない安心感を覚える。
生きることも死ぬことも怖くない安心感。

僕が生きているのはその安心感に支えられているのかも知れない。
楽しいこと、哀しいこと、感じること。
それが生きている証し。
その深い安心感があることで
僕は生きている。

 


1月17日の夜

久々の日記となりにけり。

九州の旅の報告です。

結局、屋台は行きませんでした。
その代わり地元のおいしい店に詳しい人の紹介で
親不孝通りの「福福」と言う店に行きました。

すみませんです、申し訳ないです。ごめんなさい。
いえいえ、別に細かく報告する気は全くないのですが。
「小さなふぐの塩焼き、明太子のクリームオムレツ、ごま鯖、」
いや、その、ごめんなさい。
「椎茸・エリンギの炭焼き、タケノコ焼きの刺身、」
ホントにすみません。
「オリジナルの厚揚げのはいった
ゴーヤチャンプルー」
めっちゃウマでした。
死にそうなくらいおいしかったです。
あれっ、ちょっとイヤミだったかな。
そんなつもりはないだけど。
がっはっはっ!


今日はレッスン生がベースを買いに行きました。
先日からいくつかの楽器店を回って目星をつけていた物。
MOONのジャズベースタイプの中古品で、
これが素晴らしい音質だった。
色がまた楽しい!
シースルーのクリーム色でバームクーヘンの周りの
砂糖とクリームが混ざって固まった色をしている。

ネックはメイプル、ボディーはライトアッシュ。
ハイからローまでまんべんなく腰のある音で鳴る。
数年経った物のようなので安定している。
ネックの状態も問題なし。
はっきり言って僕が欲しい物だ。
いと悔し!
いや、いと恨めし!

楽器って一台一台音が違う。
だから同じ製品でも弾いてみるまでは分からない。
以前、今メインの気に入っている5弦ベースと同じ物を、
フレットレスにしようと思い、
メーカーにお願いしてわざわざ地方の楽器店から引き揚げて
もらったことがある。
見た目はまるで同じだけれど音を出してガックリだった。
音の立ち上がりがまるで違う。
それだけで全く違った楽器になってしまっていた。

今日買った楽器は中古でよかったと思う。
ネックも安定しているし、よく鳴っている状態が
これからずーっと続くわけだもんね。
めでたしめでたし。
お願いして録音の時に貸してもらうことにします。
ちゃんと報告するからレンタル料取らないでね。

 


1月13日の夜

新しいpowerbookの2種類、出たねえ。
これは魅力的だ。
なんと言ってもかわいい!
それでいてハイスペックと来ている。
12インチはすごく小さいし軽い。
大きい方はななんと17インチのディスプレーだよ。
値段も格安だし。もうこれは買うしかないでしょう。

ちいさい、やすい、かっこいい。
と、こう来ると当然思い出すのは
「力王たび」!
この広告見たことある人?
ホントにたのしいよねぇ。
「はきよい、やすい、かっこいい」
これがキャッチコピーなのです。

吉野屋より古くからあるんだもんね。
必要な要素だけを織り込めばいいわけだよね。

明日からは旅で日記を3日ほどお休みします。
 あっ、そうだ、大急ぎで弦張り替えなくては。
すっかり忘れていました。

おいしい長崎チャンポンなんて食べたりしませんよ〜。
ましてや皿うどんなんかも食べたりしないからね。
博多に行って屋台でおでんとラーメンなんか食べたりしませんよ〜。
一番おいしい公衆トイレの向かいの屋台のラーメンなんか
食べてきたりしませんからね〜。
ヒッヒッヒッ!


1月12日の夜

ケータイエディというマック用のソフトを年末に買ったんだけれど
そこのメーカーのHPに今年に入ってすぐに告知が出ていて
マック用はもう開発を中止すると出ていた。

ムカッ!これはサギだ!なめられてるぞ。
だって、買うときに、もしかしてこのソフトはなくなる可能性があります、
とかなんとか書いておいてくれないとね。
せっかく携帯を新しいのに変えたのに対応しなくなるわけだ。

ちょっといじけてるマック使いの悲しみでした。
明日の昼飯はマックにしよう。


1月11日の夜

長崎にはどうして猫が多いのだろうか?
坂道を住宅街の方に上っていくと必ずたくさんの猫に出会う。
居心地がいいのか、食料が豊富なのか、猫好きが多いのか。
それとも、お上から、猫哀れみの令が出ているのか?不思議だ。

今日も真夜中の散歩に出掛けた。昨日とは打って変わって寒かった。
昨日は暖かさに誘われて猫があっちこっちで走り回っていたのに、
今夜は猫の子一匹見かけなかった。って、昨日も猫の子は見かけなかったけれどね。

どうして長崎の話かというと来週長崎にちょこっと行って来るのですよ。
チャンポンと皿うどんを食べにね。あっ、ついでにちょこっと仕事もやってくるんだけど。

長崎と言えばカステラ、美味しさ一番、電話は2番。
これ、思いっきりふるぅ〜。
「電話は2番」ってそれだけで繋がるの〜。
「3時のおやつは文明堂」
これはいいけど、
熊のぬいぐるみがなんでラインダンス踊っとるねん!

その長年続いているCMのお陰で僕はたぶん文明堂のカステラを
買う羽目になります。
やっぱ、カステラと言えば文明堂だよね。わっはっはっ!
なんか楽しい気分!!


1月10日の夜

真夜中の散歩を思いっきりした。
今夜は、ちょっと寒さが和らいでいてすごく気持ちがよかった。
約1時間、早足で歩くと少し汗ばむのが爽快だ。

腕立て伏せと腹筋を少しずつ始めている。
何か道具がいるかも知れない。

あっ、そうそう、野球選手がストレッチでよく使っている大きなカラフルなボール、
あれ、面白そうだ。
あれで遊んでいるだけで結構ストレッチが出来そうだ。
でもあんなのが部屋にあったらさぞかし邪魔だろうなあ。
でも1つくらい欲しいなあ。
ボール好きのララ、反応するかな?

うちの近所の大きな楽器店のオリジナルベース、以前から
あまり好きじゃない。
探しているのがあって今日寄ってみた。
白いジャズベタイプ。
たぶん好きじゃないだろうと思いつつ試奏してみたら、
あれっ、これ結構いいじゃん!
って、若者言葉に急になってしまってさふらう。
H・C・、結構頑張ってるってゆーかぁ、近所だからうれしー。
でもネックの形が駄目でした。チャンチャン。(ソ・ドです)
音感レッスン、皆さんやりましょう。
結構楽しいよ。深刻に考えないで気軽にね、楽しく。

ベースの上達方法で手っ取り早いのは、
初心者を過ぎたあたりから、歌を唄うことだ。
歌うようなベースラインを弾ければいいし、
歌えれば指も自ずとついてくるってわけだ。
って、レッスン生はうちに来てまで歌わなくてもいいです。
自分で近所に迷惑がかからない程度に勝手に歌ってください。はい。
ってなわけで、LOVE ME TENDERを白いギター弾きながら
だれに歌ってあげようかな。
そっそっそんな、聞きたくないって!

 


1月9日の夜

お茶の水の楽器店街の広告に可笑しいのを発見。
「88才の方も習っています。新堀ギター音学院」
かれこれ10年くらいは経つと思われる広告だから
そろそろ98才くらいか。
今も弾いていたらうれしいなあ。
いくつになっても弾けるから楽器はたのしい。
うちの親父、85才になってもハーモニカを吹いている。
それも二つのハーモニカをくわえて伴奏しながら吹いている。

以前うちの教室に脳血栓で手が動きにくくなった人が
リハビリに、ってレッスンに来ていたこともあった。
50代の人だ。
本来の教室の方向ではないけれど、とても嬉しかった。

それに指を使うこと自体、老人のボケ防止に有効らしいし、
なんといっても右脳を活性化させることが老人のボケ防止に卓効があることが
証明されている。うちの母親で証明済み!

ボケが心配なあなた、早速ベースを始めましょう!
88才でも弾けます。
無料体験レッスン受付中。
キムラ デイケアー ベース スクール!!

何十年後かには現実になるかも知れないぞっ!

 


1月8日の夜

携帯を新しいのに変えた。
まあ、機能の充実している事よ。
小型のパソコンだ。ネットに繋がるからいろんな情報が
入手できる。
カメラが付いているから撮ってみたものの全然きれいじゃない。
自分の顔を写したけれど汚い。ってカメラのせいじゃないか。
写真はどんな時に使うのかなあ?
若者が二人で撮ったりするのは分かる。
きれいな花を見つけたら気軽に撮る。
可愛い猫や犬を見つけたら捕る。
ってことは、きれいなおねえさんを見つけても撮る。
あっ、そうか、名刺だけだと顔が思い出せないことが多いから
ちょこっと撮っちゃえばいいわけだ。
名刺代わりだ。
でも名刺交換の時に
「初めまして、私、○○の××と申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。バチッ」
「こちらこそ、よろしく、お願いします。バチッ」
これは異様な光景だな。
その点、僕らの仕事は全然大丈夫だな。
いつバチッって撮ってもおかしくないな。

ようし、明日からはデジカメじゃない携帯だからこそ
気軽に撮れる場面を探してみる事にしよう。


1月7日の夜

またララの写真を増やした。
ベース サイトなのにワン公がメインになりつつあるような。

椅子を求めて家具店や大型事務用品店を回ったけれど
ない。
座り心地がいいのがない。
今使っているのがもう崩壊寸前。
もうあきらめないといけないか。
コマの付いていなくて、安定していて、楽器が弾きやすくて
あっ、そういえば江戸川乱歩に「人間椅子」ってのがあったな。
椅子の中に人が入っている。ずーっと入りっぱなし。
あれっ?どんな筋だったかな?
そこにいつも座る女主人に恋するんだったかな。
どうやってあんな気持ちの悪い事を想像出来るんだろうか。

筒井康隆もよく読んだ。いちばんぶっ飛んでた。
筒井順慶とかアフリカの爆弾、日本列島七曲がり、古い方が面白い。
とはいうもののほとんどどたばたで終わってしまうから、読んだ後は
何も残らないのがちょっと寂しいかな。

好きな作家は田辺聖子、この人の書物は関西弁がすごく面白い。
「こうつと」なんて言葉は今の大阪人でも知らないんじゃないかなあ。

椎名誠も楽しい。特にうまいもの紀行のようなのがすごく楽しく読める。
ちゃんと後にも楽しさが残るし好きだ。
広島?から松山に渡る船の中の、生醤油で食べる讃岐うどんが最高においしいらしい。
こう言うことをさりげなく本当に上手く表現している。
一度見かけた事があるけれどすごく、なかなかかっこいいおっさんだった。

いろいろと読みたい本があるのに時間がない。あ〜あ。
あっ、忘れてた!ハリーポッターの原書買ったんだった。
全然読んでない。これは頑張って読んでみなくてはいけない。
勉強、勉強!人生いくつになっても勉強しないとね。
えっ、ボケ防止になるって!?

 


1月6日の夜

今日は富士山を見てきた。

朝からの抜けるような青空に、
これでもかって感じで裾野を広げていた。
でも昔から馴染んではいるものの、
改めて見るとやはり感動的な姿だ。

写真を撮ろうとしたけれど送電線が邪魔なのである。
あっちこっちに、こんなにもよく張り巡らせたもんだ。
まるで蜘蛛の巣のようだ。
電線が写らないところを探すのが結構大変だったりした。
フランスなんかは電線が地下に埋めてあるから、こんな事はない。
ああ、フランスに住んでいた頃が懐かしい。ウソ。行ったこともない。

ララの写真も載せてみた。
怒っているみたいな顔は生まれつきです。
小さい子供がララを見て、
「おかあさーん、あのワンちゃん、怒ってるよ!」
って何度も言われたことがある。
顔に似合わず、僕に似てとても思いやりがあって優しくて男前!?
今も薄目を開けて足下で幸せそうに寝ている。
なんか平和な落ち着いた気持ちになれて嬉しい。
明日も幸せが来るような安らぎだ。
あっ、そうだオシッコに連れて行かないといけないんだった。
忘れてた!大急ぎ!


1月5日の夜

今日はひとこと
寒いねえ〜
明日は早起きだ。
もう寝ます。
おやすみなさい。


1月4日の夜

また今日も日がなベース弾いとります。
よくも飽きもせずに延々弾き続けられるもんだ。
でも昨日不可だったベースパターンがなんとかモノになって来た。
わっはっはっ!
何が嬉しいって、これが一番うれしい。
できないことが出来るようになる。
自分が犬レベルじゃないことを確認して満足する。
あっ、ごめんララ。

うちに来ているレッスン生は今のところ大体35人〜40人だ。
どうして幅があるのかは、2年とか3年以上来ている人もいて、
一番長くてもう4年経つ人もいるんだけれど、永くなってくると、
たまにしか来ない人もいるわけだ。

男が20名くらい女が十数名くらいだ。
男も女もみんなとても真面目で性格がいい。
でも、どう考えてもこれはおかしい。
女の子なんて、どの子と結婚してもいいくらい可愛い。
男どももすごく真面目で丁寧だ。

これは変だ。
そこで僕は考えた。一生懸命考えた。
で、分かった。
みんな、猫かぶってる。(笑)

ぼくが20代30代の頃ってもっと生意気だったんだけれどなぁ。
そう、だから、3年も通っている人はもう完全に本性を現している。
でも、本当に真面目そうな人もいるなぁ。
ってな事を考えているとすごく楽しい。
一人一人個性が違って、弾くベースも違う。
教えるときは本当に一生懸命、こっちもやっているから、
だんだん情が移ってくる。
だから急に転勤や結婚、お産で辞めちゃっうとすごく寂しい。

今日からレッスンが始まったんだけれど、さて、今年はどんな楽しい
レッスンとなるのだろうか。
たのしみだ。

 

 


1月3日の夜

は、雨だった。
せっかく白銀の世界を期待していたのに、
雨だもんな。
今日は1日中ベースを弾いていた。
とあるベースパターンが弾けなくて意地になっていた。
背中が痛いし指の皮もゆるんできている。

ゆっくりのテンポから早くしていく。
大体のことはこれで出来るんだけれど、
根本的に筋肉を付けないといけないような
パターンは、何日か繰り返していかないと充分には
弾けるようにならない。
もろ筋トレだ。
気が付いたら汗びっしょり。
冬にこの汗は気持ちがいい、爽快だ。

夜はビデオで Miles Davisを見た。
ベースはマーカスだ。
今は亡きGod Father。
やっぱり、すごいわ、このおっさん。
美学だ、芸術だ。
昔、「アガルタの凱歌」のライブは見に行った。
20代前半だったかな。
そう、その頃マイルスバンドのベースは
大好きなマイケル ヘンダーソンだった。

考えて見れば、あれからだな、この音楽の深みにはまっていったのは。
不思議な音楽の世界を体験したいと思ったら
聞いてみよう。
「 Miles Davis」
この人はSPECIALです。

 


1月2日の夜

今日は野沢稲荷に初詣に行って参りました。
最近はここが一番好きだ。
小さな境内に大きな木が数本、環七に近いのに静かな佇まいが
ふと現実を忘れさせる。
大きな神社はそれなりに良いのかも知れないけれど
多くの人の欲が渦巻いている感じがして好きではない。
野沢稲荷にお参りを始めて4年経った。
行く度にここには神様がいるなって思うようになり、
他には行かなくなった。

でも行ってみたい神社がある。三浦半島の小桜神社だ。
詳しくはないけれど水没しそうになった村の人々を
助けた小桜姫がまつられている。歴史的ロマンを想う。
今年は寒い間にひとりそっと小桜神社に行って来ようと思う。

こういうところは一人じゃないといけません。
アベックでいったりしてはいけません。
精神を統一することが出来ません。邪念が入ります。
一人がいいです。どんなにきれいな人が、「一緒にいってもい〜い?」
なんて言ってきても僕は断じてお断りします。
でも、○×ちゃんなんかに「わたしも、いきた〜い」
なんて言われたら、
「あっ、そう、そうなの、じゃぁじゃぁじゃぁ、いつにしようか」
声がうわずってたりして、
そんで、すぐに手帳なんか出してきたりしてね。
こりゃ、鉛筆の芯、なめるんじゃないよっ!

いやーほんと、かるい男はカッチョ悪いよねホント。
体重ふやさないと。



1月1日 元旦の夜

2003年になりました。
思いも新たに居住まいを正し、新しい明日に向かって
邁進して行こうと、
今日は思っています。

ラディッキー行進曲はやはり楽しい!
これを聞かないと年が明けた気がしない。

世界中で一番チケットの入手が困難と言われている
ウィーンフィル ニューイヤーコンサート。
去年は小沢征爾さんだっけれど今年の指揮者もよかった。
名前はもう忘れました。ごめんなさい。
すごい目だったけれど斬新な力強さが気持ちよかった。
頭の頂上がまるーくなっていたのも愛嬌があってよかった。
元旦から満月だ〜。あっ、失礼!

小沢征爾さんの指揮を見たいと思ってる。
確か今年に一度オペラの指揮で来日するんじゃなかったかな。
同じ音楽をやっている人間として小沢征爾さんと
ローリングストーンズは絶対に見ておかないと行けないと思います。
いえいえ、小沢さんとストーンズを同時に見たいわけではないですよ。
ってか、ストーンズの指揮を小沢さんがやってたら可笑しいだろうなぁ。

そういうわけで今日元旦はクラシックを聴いて高貴な気持ちに
なっているので自然、日記も品がよくまとまっています。
でもないか。
いや、本来ぼくは品がいいのです。でも音楽家が周りに多い
この環境。郷に入っては郷に従えってなわけで、
環境に染まって品位がやや落ちているのです。
ほんの少しですけれどね。
今年は上品な人格を目指そうかとも今日は思っています。
明日は明日の風が吹くっと。

ところで今日携帯がずーっと圏外になっているのは容量がオーバー
しているからなのか。
繋がりにくくて困ったぞ。
くりゃ、ドコモ、しっかりせんかい!
おっ、いかんいかん、下品になりつつある。

まあ、そんなわけでのどかな日本の元旦がゆるりゆるりと
過ぎていきました。
幸せな2003年の幕開けと相成りました。
めでたし、めでたし。