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帯の仕立て専門 カクマ

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帯の仕立て専門カクマ

アドバイス

帯幅、帯丈について

九寸名古屋帯の場合、帯幅はお客様のウエスト寸法によって決めます。
背が高い方は前幅だけを広くする事も出来ます。
生地によっては胴の長さを充分取る事も出来ますのでご自分の結び易い
長さを覚えておいて仕立てされる時にお店と相談されたら良いと思います。

最近太鼓を小さく結ばれる方が多い為ポイント柄などは特に垂れ先も長く
結びづらかったりします。
帯によっては垂れ先も短くする事が出来ますのでご相談して見て下さい。

アンティークの帯を買われる時の注意

昔の帯は結び方が違ったのか、小さい人が多かったのか最近の帯の長さに
比べて短い帯が多いようです。太鼓から前帯の柄までの長さも短くポイント柄
の場合は結びづらいと思います。
二部式自由結び帯や文化帯にされる場合は大丈夫ですが、
普通に結ばれる場合は手先の結んで見えない所で少し生地を足された方が
手先がしっかりと出て結び易いと思います。

色々な素材から帯を作る場合の注意点

藍染めや草木染めなどの素材を使って帯を作る場合、
自然染料で気になるのが色落ちです。帯の場合汗や摩擦によって
色落ちする事も考えられますので木綿の素材などは一度水に通さ
れて色落ちがしないか確かめる事も大事です。

特にアジアの布は色の濃度にもよりますが色落ちがきついです。
染色の専門の人達にもお聞きしましたが、色止めは不可能だそうです。

私共では何度も水洗いを繰り返し、最後に摩擦による色落ちを
防止する後処理剤をコーティングをしましたが、やはり止める事は
無理でした。

夏場の汗をかく時期は着用を避けてください。
万一の場合に備えて胴一周分は色落ちの心配のない別生地を
使う事をお薦めします。

着物の匂い取り
伝言板で貴重なアドバイスを頂きましたのでその全文を載せさせて頂きました

私どもでは、祖母のころぐらいからだと思うのですが、
匂いのついてしまいました古いお着物等は、
前に書かれておりましたように、干しましてから
畳みます時に、薄荷油を染みこました半紙を数枚挟み込んでしばらく
行李の中に寝かせております。(短くて2週間ぐらいでしょうか)
樟脳と、薄荷は割となじみがよく、また経験上、シミにもなりにくいかと
思います。(保証は出来かねます。)
その後、もう一度干しましたら、
ある程度は匂いも気にならなくなるかと思います。

薄荷油は、大抵の薬局で「日本薬局方」で定めておりますものが、
20mlが1000円以内でお求めになれるかと思います。
お好みもあるかと思いますが、
我が家では、普通にお求めになる事の出来ます、半紙500枚ぐらいに、
この20ml入り1瓶分を染みこませ、密封出来ますものに、
(大きなタッパーか、ジップロックのようなファスナーのついたビニール袋等)
しまっておき、短くとも半紙と薄荷油がなじむまでひと月ほど置きました後
使用いたします。念の為、金気を多く用いましたお着物は
お避けになった方がよろしいかと思います。

余計な事となりますが、着物の樟脳の代わりの他に、お洋服の引出しや
食器棚、お台所の流しの下の防虫にも重宝しております。
(食用油ですので無害です。)

 子供の頃より、我が家では衣替えの季節は家中が薄荷の匂いで
いっぱいとなります。つい先日の衣替えの時も(^^)
 充満すると言う表現のほうが正しいのかもしれません。

 もしご参考になりましたら。



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