第 回 | 年月日 | 講 師 | テーマ | 会 場 |
前期 第1回 | 98/2/21 | 松崎早苗さん (通産省) | 化学物質の安全管理への アプローチ | 早稲田奉仕園 セミナーハウス |
第2回 | 98/3/28 | 小島正美さん (毎日新聞) | 環境ホルモン −しのびよる人体汚染 | 池袋 エポック10 |
第3回 | 98/4/11 | 田坂興亜さん (国際基督教大学) | 終わらないPCB汚染 | 労働スクエアー 東京 |
第4回 | 98/5/23 | 黒田洋一郎さん (東京都神経科学総合研究所) | アルミとアルツハイマー病 | 早稲田奉仕園 セミナーハウス |
第5回 | 98/6/20 | 宮田幹夫さん (北里大学) | 化学物質過敏症 | 池袋 エポック10 |
第6回 | 98/7/18 | 塩沢豊志さん (埼玉大学) | 地球を覆う有機塩素化合物汚染 | 労働スクエアー 東京 |
後期 第1回 | 98/9/19 | 岸川浩一郎さん (バルティーズ研究会) | 化学物質を減らすための方法 −PRTR− (環境汚染物質排出・移動登録) | 目白 カルチャービル |
第2回 | 98/10/24 | 中西準子さん (横浜国立大学) | 環境リスク論を考える | 家庭クラブ |
第3回 | 98/11/21 | 梶山正三さん (東京弁護士会) | 化学物質と人間の未来 −法的コントロールとその限界 | 家庭クラブ |
第4回 | 98/12/19 | 大島輝夫さん (化学品安全管理研究所) | 海外の化学物質規制法制度 | 家庭クラブ |
第5回 | 99/1/30 | 立川 涼さん (高知大学) 浦野紘平さん (横浜国立大学) 大歳幸男さん (日本化学工業協会) 角田季美枝さん (バルディーズ研究会) | シンポジウム どうする!日本の化学物質法制度 | 千駄ヶ谷 区民会館 |
第6回 | 99/2/27 | 村田徳治さん (循環資源研究所) | 化学物質汚染の解決策 −ダイオキシンや環境ホルモン、 廃棄物処理をめぐって− | 家庭クラブ |
前期・第1回 1998年2月21日(土) 13時30分〜16時30分 早稲田奉仕園セミナーハウス(小ホール)
「化学物質の安全管理へのアプローチ」
松崎早苗さん(通産省物質工学工業技術研究所)
環境ホルモン問題の発端となったウィングスプレッド会議や、「奪われし未来」が出された背景、予防原則の必要性、アジェンダ21を始めとする国際的な化学物質管理の動き、リスクアセスメントの在り方についてなど、わかりやすく説明。
前期・第2回 1998年3月28日(土) 13時30分〜16時30分 池袋エポック10(多目的ホール)
「環境ホルモン−しのびよる人体汚染」
小島正美さん(毎日新聞編集委員)
環境ホルモンについての連載記事を執筆。専門的な最先端の話から私たちの身近な生活の面まで、多くの最新情報を交えて説明。
前期・第3回 1998年4月11日(土) 13時30分〜16時30分 労働スクエアー東京(6F会議室)
「終わらないPCB汚染」
田坂興亜さん(国際基督教大学)
PCBというと、過去の話という印象が持たれがちだが、劣悪な状態のまま保管されていて一部が行方不明となっており、決して解決済みの問題ではない。分解処理の動きがあるが、それも新たな汚染問題を引き起こしかねない。水俣と並ぶ、化学物質被害のカネミ油症事件の被害者のことが忘れられがちなことも強調。
前期・第4回 1998年5月23日(土) 13時30分〜16時30分 早稲田奉仕園セミナーハウス(小ホール)
「アルミとアルツハイマー病」
黒田洋一郎さん(東京都神経科学総合研究所)
アルミとアルツハイマー病の関係はもはや疑いない。いまだ議論となっているのは、両者ともに専門家がいないせいである。アルミを鍋や缶など、口から取りこむ危険なところに使うこと自体が、リスクの検討もしないで行われた誤った選択だった。
前期・第5回 1998年6月20日(土) 13時30分〜16時30分 池袋エポック10(多目的ホール)
「化学物質過敏症」
宮田幹夫さん(北里大学)
化学物質過敏症というのは特殊な症例ではなく、むしろ化学物質に汚染されている現状に対するまともな反応である。過敏症の症例と診察現場、それをもたらす汚染の実情と歴史的背景、困難な治療の取り組みなどについて詳しく説明。
前期・第6回 1998年7月18日(土) 13時30分〜16時30分 労働スクエアー東京(6F会議室)
「地球を覆う有機塩素化合物汚染」
塩沢豊志さん(埼玉大学)
現在化学物質問題の中心をなしている有機塩素化合物の地域レベルから地球レベルまでの汚染を検証。国際的なPOPs(残留性有機汚染物質)規制条約の動きや、それと比べた日本の行政の立ち遅れ、化学物質の総量規制や、環境ホルモンと優生思想など、幅広く展開。
後期・第1回 1998年9月19日(土) 13時30分〜16時30分 目白カルチャービル4F
「化学物質を減らすための方法」−PRTR(環境汚染物質排出・移動登録)
岸川浩一郎さん(バルティーズ研究会)
後期・第2回 1998年10月24日(土) 13時30分〜16時30分 家庭クラブ(新宿)
「環境リスク論を考える」
中西準子さん(横浜国立大学環境科学センター)
講演内容の概要についてはピコ通信第3号(98/11)にとりまとめました。
後期・第3回 1998年11月21日(土) 13時30分〜16時30分 家庭クラブ(新宿)
「化学物質と人間の未来−法的コントロールとその限界」
梶山正三さん(東京弁護士会)
講演内容の概要についてはピコ通信第4号(98/12)にとりまとめました。
後期・第4回 1998年12月19日(土) 13時30分〜16時30分 家庭クラブ(新宿)
「海外の化学物質規制法制度」
大島輝夫さん(化学品安全管理研究所所長)
講演内容の概要についてはピコ通信第5号(99/1)にとりまとめました。
後期・第5回 1999年1月30日(土) 13時30分〜16時30分 千駄ヶ谷区民会館
シンポジウム「どうする!日本の化学物質法制度」
こうした化学物質汚染をめぐる問題は、日本だけでなく欧米先進国や開発途上国に共通した問題であり,1992年にブラジルで開催された地球サミットをはじめ各種の国際会議において、有害化学物質に対する取り組みを強化することが重要課題とされています。とりわけ地球サミットで採択された「アジェンダ21」の中に盛り込まれた有害物質の環境上適正な管理に関する行動計画や、1996年2月に開催された環境大臣会合で、OECDから加盟各国に対して勧告されたPRTR(環境汚染物質排出・移動登録)の導入のための取り組み、さらには昨年5月に米国のマイアミで開催された環境大臣会合で採択された「子供の環境保健に関する8か国の環境指導者の宣言書」などは、日本政府としても率先してその実現を図ることが求められています。
日本においては、非意図的生成化学物質であるダイオキシン問題に引き続いて、昨年頃から環境ホルモン問題への国民の関心がマスコミの報道等を通じて急速に高まり、その対策に向けての調査研究等の取り組みが開始されました。また、OECDの理事会勧告によるPRTRの導入に向けて、環境庁や通産省内でそれぞれ法制化の取り組みが開始されています。私たちは、これらの取り組みは、今、私たちが直面している化学物質による汚染問題を解決する上で、極めて重要なことであり、この取り組みにNGOの立場から積極的に関わっていく必要があると捉えています。
そこで、私たちが現在取り組んでいる「化学物質問題市民連続講座」の締め括りとして、表記タイトルのシンポジウムの開催を企画しました。
後期・第6回 1999年2月27日(土) 13時30分〜16時30分 家庭クラブ(新宿)
「化学物質汚染の解決策」−ダイオキシンや環境ホルモン、廃棄物処理をめぐって−
村田徳治さん(循環資源研究所)
講演内容の概要についてはピコ通信第8号(99/4)にとりまとめました。